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新幹線にベビーカーを持ち込む際のポイント!座席・置き場を紹介

赤ちゃん

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2023/4/21

特に予約をしなくても、新幹線にはベビーカーを持ち込むことができます。持ち込む際には、「特大荷物スペースつき座席」「最後・最前部の通路側」がおすすめです。赤ちゃんとの新幹線利用を控えているママ・パパは、ぜひ参考にしてください。

「新幹線にベビーカーは持ち込める?」「ベビーカーがあるときはどこの座席を取ればいいの?」…遠出に便利な新幹線ですが、ベビーカーで新幹線に乗るとなると、さまざまなことが気になりますよね。
今回はベビーカーで新幹線に乗るときのポイントや、おすすめの座席などについて詳しく紹介します。赤ちゃんをベビーカーに乗せて新幹線を利用するママ・パパは、ぜひご覧ください。

新幹線にベビーカーの持ち込みは可能?

赤ちゃんを連れて帰省や旅行をする際に、ベビーカーはとても便利です。しかし、新幹線にベビーカーを持ち込めるのか、折りたたんだ際の置き場所はあるのかなどが気になりますよね。

結論から言うと、新幹線にはベビーカーを持ち込めます。年齢制限もないため、生まれたばかりの赤ちゃんでも乗車して問題ありません。また、ベビーカーの持ち込みには、予約がいらない場合がほとんどです。ただし、ベビーカーやキャリーケースなどを置ける荷物置きスペースの付いた座席を利用する場合は、運営会社によっては予約が必要になるため、事前に確認しておいた方が確実に利用できます。

なお、飛行機の場合は生後8か月からしか搭乗できず、ベビーカーの持ち込みはできません。赤ちゃんを連れて飛行機を利用する機会がある方は、「赤ちゃんを連れて飛行機に乗っても大丈夫?注意点や持ち物も紹介」の記事をご覧ください。

自由席ではなく指定席の予約がおすすめ

ベビーカー用の席を確保するために、料金の安い自由席を選ぼうと考える方もいるかもしれませんが、自由席だと混雑時に座れないことがあります。また、よほど車内が空いていない限り、空席にベビーカーを置くのはマナー違反です。

赤ちゃん連れの利用では、座席に確実に座れた方が安心なので、できる限り事前に指定席を予約しておくことをおすすめします。

新幹線の自由席と指定席の差額はさほど高額ではなく、基本は530円です。しかし、繁忙期は200円割増の730円になり、閑散期には200円割引の330円になるなど、時期や区間により差額が変わってきます。また、のぞみ号やみずほ号など、停車液が少ない新幹線などは割増料金が加算される場合があります。

ベビーカーを新幹線に持ち込む際の置き場・料金は?

ベビーカーを新幹線に持ち込む前に、荷物置きスペースの広さや、かかる料金を確認しておきましょう。

ベビーカーの置き場はベビーカーのサイズによって変わる!

ベビーカーを新幹線に持ち込む際には、まずベビーカーのサイズを確認しましょう。

新幹線の荷物棚は、一般的に奥行きが40~45cm、高さが30~35cm程度です。ベビーカーを畳んだときのサイズがこの範囲に収まるようであれば、頭上収納スペースに収納できます。ただし、車輪がほかのお客さんの荷物に当たらないように配慮しましょう。

それよりも大きい場合や、すでにほかの乗客の荷物などがありスペースが取れない場合には、車両の最後部や最前部の座席などに設けられた荷物スペースを使用するか、折り畳んで足元などに収納します。

最前部座席はそのほかの座席よりも荷物スペースが広いため、ベビーカーを収納しても邪魔になりにくいのです。また、最後部や最前部の座席は多目的室やデッキから近いため、赤ちゃんがぐずったりおむつ替えをしたりするときもスムーズに移動できます。

通路やデッキなどの共用スペースにベビーカーを置くことはマナー違反ですので、控えましょう。

赤ちゃんの座席料金…自由席は無料・指定席は有料

新幹線の子ども料金は原則として、小学生が半額、未就学児(幼児・乳児)は無料です。つまり、赤ちゃんが新幹線に乗車する際の料金はかかりません。ただし、指定席の場合など、条件によっては料金がかかる場合もあるので注意しましょう。

以下に、いくつかの料金パターンを示しますので参考にしてください。

自由席の場合

乳幼児が自由席に乗車する場合、料金はかかりません。膝の上に乗せるのではなく、1席を乳幼児1人で利用したとしても無料です。しかし、人数には制限があり、大人・子どもに関係なく、料金を払って乗車する人1名につき、未就学児(幼児・乳児)は2名までが無料です。3人目からは、子ども料金がかかります(大人料金の半額)。

例えば、料金を支払って乗車する人が2名の場合、未就学児は4人まで無料です。
このように、赤ちゃんを連れて行くのなら、無料で席が利用できる自由席はお得と言えるでしょう。

しかし、自由席は必ずしも空いているとは限りません。「のぞみ」などの目的地までの所要時間が短い列車は、満席のことがあります。一方で、「こだま」や「やまびこ」などの各駅に停車する新幹線は自由席も多く、席も空いていることが多いのでおすすめです。

とはいえ、比較的空いている列車を選んだとしても、繁忙期には自由席が満席になるケースもあります。混雑時は、料金を払っていても座れない立ち客がいたりするので、無料の子どもが自由席で座っているのはマナーに反すると思われることもあるかもしれません。

ルール上問題ないとはいえ、自由席が混雑している場合は、幼児を膝の上に載せたり、幼児2名を1席に座らせたりするなど、できるだけ配慮しましょう。

指定席の場合

赤ちゃんが指定席を利用する場合、子ども料金がかかります。つまり指定席の場合は、たとえ赤ちゃんであっても有料です。

ここで注意しておきたいのは、赤ちゃんが席を利用する場合、「指定席券」だけが必要なのではなく、「乗車券」も必要になるということです。つまり、新幹線の指定席で赤ちゃんに1席を利用させるには、「子どもの乗車券」+「子どもの指定席特急券」が必要になります。

なお、赤ちゃんを膝の上に乗せるなど、座席を利用しない場合は、料金はかかりません。

グリーン車の場合

グリーン車・グランクラスには子ども料金の設定がありません。そのため席を利用する場合は大人扱いとなります。つまり、赤ちゃんがグリーン車で席を利用する場合には、「子どもの乗車券」+「子どもの指定席特急券」+「大人のグリーン料金」が必要です。

ただし、グリーン車を利用する際でも、赤ちゃんを膝の上に乗せて座席を利用しないのであれば、乗車券・特急券・グリーン料金共に無料となります。

ではここで、グリーン車を利用する場合の例をいくつか挙げてみましょう。


●大人1人+赤ちゃん:赤ちゃんを膝の上に乗せてグリーン車を利用する場合
→「大人の乗車券」+「大人の指定席特急券」+「大人のグリーン料金」
赤ちゃんが席を利用しない場合は、グリーン車であっても料金はかかりません。大人1人分のグリーン車料金だけがかかります。

●大人1人+赤ちゃん:赤ちゃんも席を利用する場合
→「大人の乗車券」+「大人の指定席特急料金」+「大人のグリーン料金」と「子どもの乗車券」+「子どもの指定席特急料金」+「大人グリーン料金」
赤ちゃんがグリーン席を指定で乗車する場合、赤ちゃんの座席料金も必要となります。

指定席やグリーン車を利用する場合、事前予約が必要です。繁忙期はすぐに座席が埋まってしまうこともあるので、発売日を確認しておきましょう。

ベビーカー持ち込みの場合「特大荷物スペースつき座席」「最後・最前部の通路側」がおすすめ

新幹線にベビーカーを持ち込む場合、特大荷物用のスペースを利用するのがおすすめです。ここでは、スペースを確実に利用したい人向けにおすすめの「特大荷物スペースつき座席」についてもご紹介します。

特大荷物スペースつき座席とは?

新幹線では、大きな荷物を持ち込む旅行客などに向けて、一部の車両の最後部席に、特大荷物スペースつき座席を設けています。この特大荷物スペースつきの座席の後ろには、荷物を置くスペースがあるので、赤ちゃん連れでも荷物の置き場に困らずゆったりと座れます。

特大荷物に含まれるのは、荷物の3辺の合計が160cm超250cm以内の荷物です(例:30cm×50cm×80cmなど)。ベビーカーや車いすなど一部の荷物は、160cm超でも予約なしでこのスペースを利用可能ですが、座席を事前に予約しておけば、通常の指定席やグリーン車の指定席と同じ値段で確実に利用することができます。

前述の通り、ベビーカーは特大荷物の対象外となっていて、予約は必須ではありませんが、ベビーカーを置くスペースを確保したい場合は予約しておくと安心です。やはりこちらも、繁忙期にはすぐに埋まってしまうので、旅行や帰省の前には事前に調べておきましょう。

特大荷物スペースつき座席でのベビーカーの置き場所はどこ?

特大荷物スペースつきの座席を予約すれば、最後部の座席の後ろにある所定のスペースにベビーカーや荷物を置くことができます。ただし、ほかにも特大荷物スペースつき座席を予約した人がいる場合、スペースを譲り合って利用することになるので注意しましょう。

特大荷物スペースつき座席が予約できなかったら?

もし特大荷物スペースつき座席が予約できなかった場合、ベビーカーは折りたたんで足元にしまうか、頭上の荷物棚に収納することになります。頭上の荷物棚はベビーカーのサイズによっては入らないこともあるため、事前にサイズの確認が必要です。

ベビーカーを足元に収納することを見込んで、最後部座席や最前部座席を取りましょう。最前部座席なら前の席の方がいないため、リクライニングにより足元が狭くなることがありません。また、デッキから近いため、赤ちゃんが泣き出したときでも抱っこしてすぐにあやしに行くことができます。多目的室に近い車両であれば、おむつ替えや授乳などもしやすいでしょう。

また、3席並んだ席のうち通路側の1席がない座席は、車いすの方の専用席です。以前は当日席が空いていれば一般の乗客も予約ができましたが、現在は、ベビーカーの場合原則特大荷物スペース付き座席を予約する必要がありますので、注意しましょう。

赤ちゃん連れでベビーカーの折り畳みや収納をするのはとても大変です。できれば事前に、特大荷物スペース付き座席を予約しておいたほうが安心ですね。

東海道新幹線では7・11号車がおすすめ! 理由は?ほかの新幹線は?

赤ちゃん連れのママたちに人気なのが、新幹線の7号車や11号車です。人気の理由をみていきましょう。

着替えや授乳が可能な「多目的室」がある

東海道新幹線をはじめ、多くの新幹線で、7号車か11号車に多目的室が設置されています。多目的室の利用は体が不自由な方が優先ですが、利用者がいないときは赤ちゃんの授乳や着替えなどにも利用できるようになっています。利用したい際は、乗務員に声をかけましょう。

以下に各新幹線の多目的室設置号車一覧を掲載しますので、参考にしてください。

※列車の編成は変更になる可能性もあります。
 

広いデッキ・トイレがある

東海道新幹線の7号車や11号車には、広いデッキがある場合も多いです。デッキとは、車両と車両の間で、座席のないスペースのことを言います。
赤ちゃんがぐずったときなど、抱っこで歩けるスペースがあると助かりますよね。デッキからは、外を眺めることもできます。

また、東海道新幹線の7号車、11号車をはじめ、多目的室がある号車のトイレは、多機能トイレのことが多いです。多機能トイレは、車いすの方や子ども連れの方も利用しやすいように大きめに作られていて、ベビーカーのまま入れます。また、おむつ替え用のベッドやおむつ用のゴミ箱が設けられている場合も多く、ベビーチェアや手洗い器などの機能も備わっているので、赤ちゃん連れには便利です。

おむつ交換台・ベビーベッドがある新幹線も

7号車・11号車に限りませんが、奇数号車に「おむつ交換台」や「ベビーベッド」が設置されている新幹線もあります。おむつ交換台やベビーベッドがあれば、おむつを替えたいときに焦ることもありませんよね。

おむつ交換台は、山陽新幹線の洋式タイプのお手洗いに設置してあります。お手洗いは奇数号車の東京よりに1両おきに設けてあるので、そちらをご利用ください。
また、北陸新幹線の洋式タイプのお手洗いには、ベビーベッドがあります。お手洗いの設置場所は、奇数号車の金沢より、および12号車の東京よりです。

赤ちゃんと新幹線で旅行するときに便利な持ち物・注意点

赤ちゃんとの初めての旅行に、何をもっていけばよいか迷う人もいるでしょう。
ここでは、「赤ちゃんと新幹線で旅行するときにあると便利な持ち物」の持ち物リストをご紹介します。乗車時の注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

赤ちゃんとの新幹線であると便利な持ち物

赤ちゃんと新幹線で移動する際は、以下の持ち物を用意しておくと安心です。

<新幹線に乗るときの持ち物リスト>
・ 着替え1セット
・ オムツ2、3枚
・ おしりふき
・ ウェットティッシュ
・ 飲み物やミルク、マグ
・ 授乳ケープ(母乳の方)
・ ごみ袋
・ 抱っこ紐
・ おもちゃ
・ おしゃぶり

乗車時の注意点

新幹線には多目的室やおむつ交換台があるので、赤ちゃんを連れてのお出かけでも安心です。多目的室を利用すれば、授乳もできます。しかし、多目的室は具合が悪い方も休憩スペースとしても使う場所です。ほかに利用者がいる場合は使用できないこともあるので、注意しましょう。長時間にわたって乗車する場合もあるかとは思いますが、授乳やおむつ替えはできるだけ乗車前に済ませておくのがベストです。

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初めて新幹線を利用する場合や、長時間利用する場合などは、なるべく座席を予約しておくのが安心です。特大荷物スペースつきの座席や、多目的室や広いトイレ、デッキがある7号車・11号車がおすすめですよ。

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