SUSTAINABLE STORY

「日常にサステナブルなストーリーのあるアイテムを取り入れると、なんだか気分が良くなる」。
愛着を持って長く使いたいものの裏側には「環境を守りたい」「伝統文化を広げたい」など、その土地ならではの想いがこもったストーリーがありました。国産で作られたものを選ぶことは、地域貢献や資源活用などサステナブルな消費につながります。
今回は「滋賀」をテーマに、日常に取り入れたいメイドイン滋賀のサステナブルな逸品をEARTH MALL編集部が紹介します。

EARTH MALL 編集部ピックアップ商品

手仕事のぬくもりを感じる、米ぬか100%の自然派ろうそく

米ぬかろうそく まめ 米ぬかろうそく まめ 米ぬかろうそく まめ

米ぬかろうそく まめ / 大與

1914年創業の老舗が作る手のひらサイズの和ろうそくは、家でほっとひと息つきたい時にぴったりのアイテム。
ゆらゆらと揺れる炎は、ぼんやりと見ているだけでも心を落ち着かせてくれます。燃焼時間が15分なので、寝る前のリラックスタイムにも丁度いい。
お米のぬかから蝋分のみを抽出し、手掛けとよばれる製造技法により職人さんが1本1本丁寧に塗り重ねて作られています。石油由来のろうそくと異なり、ススが出にくく、オレンジ色のやわらかい炎で自然素材の魅力を実感できます。
パッケージのネコは守り神の象徴。原材料の蝋は植物性なのでネズミの餌になりやすく、天然原料を使用しているろうそく屋は昔からネコを飼っているのだそう。

1,210円~

※2021年3月15日時点の価格のため、現在と情報が異なる場合があります。

伝統技術を現代にアップデートした、信楽焼

SHIGARAKI SHIGARAKI SHIGARAKI

SHIGARAKI ╱ THE HARVEST

毎日使う食器は、気持ちを明るくさせてくれる色彩で食卓を豊かに。
信楽焼は1200年以上の歴史を持ち、「日本六古窯」の中でも日本最古と言われる陶器です。信楽焼と言えば、お蕎麦屋さんの前などでよく見かけるタヌキの置物が有名ですが、2015年にスタートした「SHIGARAKI」は、よりデザイン性の高い製品を作ることで職人さんの活躍の場を増やし、地域活性の貢献を目指しています。
素朴なあたたかみがある信楽焼の特徴を活かし、普段使いしやすいデザインでバリエーションも豊富なので、選ぶのが楽しくなります。ライスポットは信楽焼の吸水性を利用し、レンジであたためればふっくらごはんが蘇るという使い方もできる、機能性も兼ね備えたラインナップ。

1,100円~

※2021年3月15日時点の価格のため、現在と情報が異なる場合があります。

洗うたびに柔らかく変化。使うのが楽しみになるキッチンタオル

麻布十四番 麻布十四番 麻布十四番

麻布十四番 ╱ 東屋

質のいいキッチンタオルがあるだけで、台所仕事もぐんと楽しくなってくる。
東屋の「麻布十四番」は麻織物の老舗「林与」で織られています。十四番の由来は使っている糸の太さ。太めの亜麻の単糸を高密度に織っているので、吸水性も高い上に適度な目の粗さで乾きがよく使いやすい。食器を拭くのにぴったりなんです。生機(きばた。洗い加工を施していない)なので、最初に手にした時は麻のパリっとした感触がありますので、使用前にぬるま湯で洗うのをお忘れなく。
琵琶湖周辺は織物では特に古いと言われる「近江麻」の産地。麻はコットンと比べて栽培に必要な水量が少なく、丈夫で長持ちすることから、サステナビリティの面でも高く評価される素材です。使えば使うほど柔らかくなり愛着が湧いてくる、手放せない1枚になること間違いなし。

1,980円~

※2021年3月15日時点の価格のため、現在と情報が異なる場合があります。

絶滅危惧種を守りながら、肌も潤う。滋賀発コスメ

MURASAKI no ORGANIC MURASAKI no ORGANIC MURASAKI no ORGANIC

MURASAKI no ORGANIC ╱ みんなの奥永源寺

使い心地はさっぱりしながらも肌に潤いを感じる、安心感のある使い心地。「あえて効果効能をうたう化粧品ではなく、人や環境に配慮したライフスタイルを提案するオーガニックコスメを開発しよう」というのがこのコスメのはじまり。
滋賀県東近江市の花、紫草(ムラサキ)は万葉の時代から火傷や湿疹などの特効薬として親しまれていましたが、温暖化など環境の変化により絶滅危惧種に。紫草を蘇らせる為、奥永源寺地域の標高4百メートル以上という涼しい気候を利用し、栽培を続けています。
「みんなの奥永源寺」は、実は地域おこし協力隊の活動の集大成として設立された会社。耕作放棄地の再生と地域活性化を目指す姿勢は、まさに近江商人の「売り手よし、買い手よし、世間よし(三方よし)」。

2,970円~

※2021年3月15日時点の価格のため、現在と情報が異なる場合があります。
Photo by:Satoshi Yamaguchi

築100年以上、宿場町の町家に泊まる

大津市は東海道五十三次で最大の宿場町。多くの旅人が行き交った町の、昔から息づく文化や風土を体感しながら滞在できるホテルがあります。
HOTEL 講 大津百町は「街に泊まって、食べて、飲んで、買って」をコンセプトに、7棟の古い町家をリノベーションして商店街の中に誕生しました。

地域に活気が生まれる“商店街ホテル”

HOTEL 講 大津百町 HOTEL 講 大津百町 HOTEL 講 大津百町

HOTEL 講 大津百町

商店街との繋がりは場所だけではありません。宿泊者は入湯税と同じように1泊1人あたり150円が宿泊代に含まれていて、集まったお金は町に寄付される『ステイファンディング』という仕組みや、『商店街ガイドツアー』では、街をより楽しめるように、コンシェルジュが街の歴史や文化を案内してくれます。
ディープな大津の魅力に触れながら、商店街で過ごせば過ごすほど、町全体が元気になるホテルです。

自然を大事にする風土が根付く場所