木村 沙織 ／ 狩野 舞子
自分のご機嫌スイッチを入れるメイクのパワー。
狩野舞子さん×木村沙織さんインタビュー
「LUXURY BEAUTY」とはさまざまなカテゴリの店舗が名を連ねる「楽天市場」の中で、ラグジュアリーなビューティーブランドの公式ショップを集約したバーチャルモールです。
現役時代はほとんど化粧をしていなかったという狩野舞子さんと木村沙織さん。
現役引退後にはふたりで韓国にコスメを爆買いしにいくこともあったそうですが、おふたりはメイクに対してどのような想いを抱いているのか。
今回は、そんな普段の姿から、「いつもと違う、LUXURYな変身」のコンセプトに沿って変身してみた感想を聞いてみました。
顔立ちがはっきりとしている狩野さん。骨格を引き立たせ、眉毛はキリッと描いて、アイメイクは抜くなど、マニッシュな雰囲気に。全体的な色の方向性は、ブラウンでまとめつつ、パールやラメを取り入れて立体的に。
ポイントは下瞼に入れた変色ラメ。光の当たり方によって、ゴールドやピンクにキラキラと輝きます。中性的でありながらも、華やかに仕上げました。
対する木村さんは曲線的なやさしい顔立ち。そこに、下に描き足すことでストレートに見せた眉毛や、長さのあるアイラインで直線をプラスして印象をチェンジしました。
ポイントは下瞼に引いた濃いアイライン。あえて濃く、長さを出すことで下に重心を持ってきています。一方で上瞼のアイラインは目尻のみでバランスを。全体的の色味を抑え、スタイリッシュにまとめました。
狩野さん: ものすごく新鮮でした。こんなに顔に陰影がつくんだ！って。普段はここまでアイシャドウを全体に塗らないし、キラキラした大きな粒のラメをのせることもないので。
こういうモード系のメイクは絶対自分ではやらないんですよ。苦手だと思っていたし…。でも、できあがった写真を見て「あっ、イケるじゃん！」と思えたのは新しい発見でした。
木村さん: 「舞子、似合うなぁ〜」と思ったよ！ 化粧映えするっていうか、もともと一つひとつのパーツがくっきりしているからすごくかっこいい。
私もいつもは目元は軽めにして、そのぶんチークやリップで色味をのせたメイクをするので、こんなにカラーレスなのは初めてです。今回は瞼全体にアイシャドウがのっているし、チークもリップもヌーディーなのでいつもと真逆ですね。
全体のパーツが小さいので、下瞼にラインを引くと、より小粒感が強調されるんじゃないかと心配してたけど…。
狩野さん: 全体的にカラーレスで目線がきゅっとそこにいくからか、透明度が増しているように見えたよ。下瞼ってそこまで気にしたことがなかったパーツだけど、色を入れる場所を変えるだけで、顔の印象どころか、顔の形まで変わってるように見えるよね。
木村さん: 上瞼だけメイクを落とした瞬間、目の位置下がったよね!?
狩野さん: 下がった！誰、誰、誰!?って（笑）。福笑いかと思いました。どこを強調してどこを抜くかのバランスがすごく大事なんだなぁと思いましたね。
狩野さん: プロのメイクさんっていろんな色を混ぜるじゃないですか。ファンデーションも複数色混ぜるし、アイシャドウのカラーも混ぜる。それによってグラデーションができて、引き締まって見えるんですよね。
その技術を目の当たりにして、自分はすでに出来上がった色を順番に塗りたくっているだけなんだと改めて実感しました（笑）。そういう色の調合もできたら楽しいんだろうなぁ。
木村さん: 私は担当してくださったメイクさんがブルーのマスカラをしているのを見て、すぐにメモしました。瞬きをするとすごく可愛いんですよ。
今日は、そういう普段使わないような色やブランドのコスメがいっぱいあったので、たくさん写真を撮っちゃいました（笑）。ポイントカラーって可愛いですよね。秋はボルドーやカーキも取り入れてみたいな。
狩野さん: メイクは好きだけど、必要なときにしかしないですね。
特に最近はベースメイクしかしてないです。下地を塗って、パウダーを叩いておしまい！ラインすら引いてないです（笑）。…というのも、自分のなかでリップメイクがすごく特別なものだからなんです。
自分のなかでリップは女性の象徴のようなイメージなので、気合いを入れたいときははりきってリップを選びますね。唇に色がのっていると、スイッチが入るような気がして。だから、マスクを前提としたメイクだとやる気が起きないんですよね〜。
木村さん: スイッチが入る感じ、わかるなぁ。
私の場合、メイクをする日としない日で自分自身のご機嫌が変わりますね。メイクをしないで過ごすと誰にも会いたくなくなるし、何もしなくなっちゃう。
マスクの有無に関わらず、チークからリップから全部ひと通りやらないと外に出られないです。自分のスイッチを入れるために、忙しくても毎日メイクをするようにしていますね。
昔からコスメが大好きで、SNSを見漁ったり、自分に合ったものを探すのがすごく楽しいんですよ。いろいろ試すのが好きなので、いろんな種類のコスメを持ってます！
狩野さん: 特にメイクが禁止されているわけじゃなかったけど、暗黙の了解でやっている人は少なかったなぁ。とにかくすごい汗をかくので…（笑）。
でも、海外の選手は決勝に進むほど、見られることが多くなればなるほどバチバチにメイクしていましたね。
「やってみなよ！」と言われたけど一度もやらなかったな。せいぜい眉毛を足すとか、休みの日にするぐらい（笑）。
木村さん: マスカラと塗るチークだけはしていましたね。最初だけ血色が良ければとりあえずOKで、あとはアップするうちに本当に血色が良くなってくるので…（笑）。
自分にとってのひとつの気合いを入れるための儀式でした。やっぱりメイクは私にとって、大事なスイッチ！
狩野さん: うーん…何もしなくても、好きですね！
木村さん: それ、最高だね（笑）。
狩野さん: …まぁでも、強いて言えば「ご褒美」をあげるとかかなぁ。おいしいごはんを食べたり、パックをしたり、自分の機嫌を取ってあげるのはすごく大事だと思いますね。
木村さん: 自分のご機嫌は自分でしか上げられないからね。
狩野さん: 深いぃ〜！
木村さん: でも、何だろうな。私たちみたいな昭和世代は「私なんか」と自分を出せなかったり、遠慮がちになってしまうのが普通だったけど、今の時代は、自分で自分のことを素直に認められるのがすごく羨ましいですね。
そんな若い子たちにパワーをもらっています。認め合う社会っていいですよね。そんなふうに、みんなに自分の好きなメイクを楽しんでほしいな、と思います！
【衣裳クレジット】
木村沙織さん
ニットカーディガン・ネックレス（トーガ プルラ）
シャツ・パンツ・シューズ（トーガ ビリリース）／TOGA 原宿店
狩野舞子さん
シャツ／リトルビッグ
ネイルリング／ザ・ウォール ショールーム（ラッツェル アンド ウォルフ）
【お問い合わせ先】
TOGA 原宿店 03-6419-8136
ザ・ウォール ショールーム 03-5774-4001
リトルビッグ 03-6427-6875
木村沙織さん 使用アイテム
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