小さなお子様がいる方、妊娠中の方、共働きでなかなか買い物をする時間がない方などの強い味方である食材宅配。しかしその一方で、一週間分の食材を注文するため、食材の管理が上手くいかず、気がついたら野菜が冷蔵庫の中でしなびていたり、賞味期限を切らしてしまっていたりして、がっかりすることってありますよね。しかしそんな悩みも、ちょっとしたひと工夫で解決することが出来るかもしれません。
余らせないためには、全て使い切ることを前提で食材を選ぶ必要があります。肉類や魚類など食卓のメインになるものに比べて、野菜類は余ってしまいがちですので、ある程度計画的に購入しましょう。食材を購入する上で意識するポイントは、
を分けて食材を選ぶことです。
日もちのするものとして選んでおきたいものは、大型のキャベツや、常温保存可能な玉ねぎやじゃがいもなどの根菜類です。日もちがする大型の野菜はカサがあるので週の後半まで使うことが出来るのでとても便利です。また常温保存可能な食材は、冷蔵庫の詰め込みすぎと、詰め込みすぎによる他の食材が傷むのを予防します。
献立も日もちのしないものから利用します。週の前半では新鮮なサラダとして。週の中盤ではサラダなどで余った野菜と、葉ものやキノコなどを使った各種野菜いため、温野菜、煮びたしなど。週の後半では、冷蔵庫に余った食材を使って、カレーやシチューにしたり、食材を細かく切って、ハンバーグに入れたり、チャーハンの具などにすることで、余らすことなく使い切ることが出来ます。
3~4日は使わない食材を冷凍することも、余らせないためのコツの1つです。生のまま冷蔵庫に保存しておくよりも鮮度が保たれますし、用途別に茹でておくもの、切っておくもの、摩り下ろしておくもの、それぞれ下処理して密封し、1回分に小分けしておくと、調理する時に大変便利です。肉類も味付けして、1回分に分けて保存しておけば、あとは焼くだけで出来上がりです。ですが、中にはこんにゃくのように冷凍出来ないものもありますので、気をつける必要があります。
また食材宅配業者では冷凍食材も多く扱っているところもあります。細かくカットされた野菜はもちろん、ひき肉や豚バラ、コマ肉など、自分で冷凍するとまとまってカチカチになり味が落ちますが、1粒1粒、1枚1枚がバラバラに冷凍されていれば、おいしさもそのまま。使いたい分だけ取り出せて大変便利なので活用しましょう。
熟しすぎてしまった果物やパンも、無駄なく美味しく活用できます。果物は牛乳などと一緒にミキサーにかけてジュースに。パンは凍らせてパン粉にしたり、1㎝角くらいの大きさに切ってオリーブオイル、お好みの味に合わせて塩などをかけて、フライパンかオーブンで焼くと簡単にクルトンになります。これをスープに浮かべるだけで、おしゃれなスープに早変わりします。
1週間の食材を余らすことなく予定通り使い切ることはなかなか難しいことです。食材が余ると、もったいない気がするし、やりくりが下手なんじゃないかと思う方もいらっしゃると思いますが、余った食材も上手に使うことで、立派な一品になります。「食材を余らせちゃうから、食材宅配はうちには合わないわ」という理由でお困りでしたら、余らせないコツを試してみてはいかがでしょうか。
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