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産後、生理はいつ再開する?授乳中の再開理由&母乳への影響を解説

赤ちゃん

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2022/7/16

産後の生理再開にはプロラクチンと呼ばれるホルモンが関係しており、その再開時期には個人差があります。ここでは、生理が再開する仕組みや時期の目安、再開後の生理の特徴、赤ちゃんへの影響などについて詳しく解説していますのでお役立てください。

現在、授乳中のママや次の妊活を考えているママにとって、「産後、いつ生理が再開するのか」は気になるトピックではないでしょうか。

この記事では、産後に生理が再開する仕組みや再開時期の目安、産後の生理の特徴について解説します。授乳中に生理がきた場合の赤ちゃんへの影響や対応方法などもご紹介しますので、参考にしてください。

この記事の監修者

コロンビア大学病院 一般産婦人科医

常盤真琴先生

山形大学医学部卒業、日本医師免許取得。ニューヨーク大学メディカルセンターにて産婦人科研修を修了。米国医師免許取得。現在コロンビア大学病院にて一般産婦人科医として勤務。

産後、生理の再開時期と再開する仕組み

生理の再開には母体の回復や授乳頻度、ホルモンの影響などが関係しており、いつから生理が再開するかには個人差があります。ここでは、生理が再開する時期の目安と、なぜ生理が再開するのか、その仕組みをご紹介します。

生理の再開時期

生理の再開時期は、早い方で産後1か月、遅い方だと産後1年以上など、個人差が大きい傾向にあります。

出産方法による影響はありませんが、授乳の方法によって生理の再開時期が変わることが多いです。

一般的に、母乳育児のほうが、生理の再開時期が遅くなります。これは、赤ちゃんにおっぱいを吸われることで、排卵をおさえるホルモン「プロラクチン」が分泌されるためです。

以下は、ミルク育児と母乳育児、それぞれの生理再開時期の目安です。

・ ミルク育児:産後2~4か月
・ 母乳育児:産後6~10か月

ただし、上記はあくまで目安です。再開のタイミングは、ママの体調などにより変わってきます。

生理が再開する仕組み

前述したように、母乳育児ではプロラクチンというホルモンが分泌されます。プロラクチンは排卵に関わる「卵胞ホルモン」の分泌を抑える効果があるため、排卵が抑制され、生理再開が遅れるのです。

授乳中はこのプロラクチンの分泌量が多いため、生理が始まりにくくなりますが、赤ちゃんの成長に伴い授乳頻度が落ち着いてくると、プロラクチンの分泌量は減少します。すると、徐々に卵巣機能が回復し、排卵が起こることで生理が再開するのです。

離乳食がはじまるなど、母乳の頻度や回数が減ると、プロラクチンの分泌量も減り、排卵が再開するので、生理も再開しやすくなります。特に、夜間の授乳が減ると生理が再開しやすくなると言われています。

またプロラクチンの影響の他にも二つ理由があり、授乳中はママのエネルギー消費が増えるので体への負担を減らそうとして排卵が抑えられる説と授乳中にエネルギーを赤ちゃんに取られることで痩せ、排卵が抑えられる説があります。ある程度の脂肪と体重の維持は排卵の開始、ひいては生理の開始に欠かせません。

産後の生理の特徴は?妊娠前の生理とどう違う?

産後に生理が再開した場合、生理周期や出血量に変化がみられることがあります。次のお子さんの妊活や、意図しない妊娠・病気に備えるためにも、産後の生理の特徴を理解しておきましょう。

生理周期

母乳で育児を行っている最中に生理が再開した場合は、排卵していない(無排卵)ことも多いです。無排卵の場合は、本来排卵によって分泌されるはずの黄体ホルモンが正常に分泌されず、生理が長引く、短期間で終わるなど、生理期間にバラつきが生じやすくなります。
排卵している場合でも、育児疲れや睡眠不足などによるストレスなどで、生理再開後半年くらいは生理不順な状態が続くことが一般的です。あまり心配せずに様子をみてください。

産後すぐは妊娠しにくい印象があるかもしれません。しかし、生理再開前に排卵が起こることもあります。いつ生理が始まるかは予測できないため、意図しない妊娠には注意が必要です。

<注意が必要なケース>
再開後の生理は不順になりやすいですが、以下のように生理期間が長すぎる・生理頻度が少ない場合には病気の可能性も考えられますので、婦人科に相談してください。

期間が長い:生理が2週間も続く場合、子宮筋腫や子宮腺筋症の可能性がある
頻度が少ない:生理が2~3か月に1回しか来ない場合、卵巣機能が低下している可能性がある

生理の量

先ほどご説明したとおり、出産後に初めて起こる生理は排卵していない場合もあり、量が少ない傾向です。
また、出血量が多い場合は子宮腺筋症や子宮筋腫 の可能性もあるため、心配な場合は、早めに受診することをおすすめします。

生理痛

生理再開後には、生理痛が軽くなる人も多くみられます。これは、出産によって子宮機能が活性化し、血液などを排出しやすくなることが影響しています。

ただし、人によっては生理がひどくなる場合もあります。生理痛がつらい場合には、無理をせず家族に育児や家事を手伝ってもらったり、赤ちゃんの預かりサービスなどを利用したりして、体を休めるようにしましょう。

授乳中のママは生理痛に鎮痛剤を使っていいのか気になるかもしれませんが、一般的な鎮痛剤であれば母乳には影響しないため、服用して問題ありません。また生理痛がひどい場合も出血量が多い場合と同じで子宮腺筋症や子宮筋腫の可能性もあるため、こちらも心配な場合は早めの受診をおすすめします。

なお、生理痛対策に低用量ピルの服用を考えている方もいるかもしれませんが、低用量ピルは母乳の分泌量が減るため、授乳中は服用できません。 低容量ピルにはエストロゲンとプロゲステロンが入っていて、エストロゲンが母乳の産生を抑えるためです。
プロゲステロン入りの子宮内避妊器具(ミレーナ)は母乳育児に影響を与えないので、生理の量が多い、生理痛がひどい場合には産婦人科医に相談してみましょう。日本ではまだ馴染みがないかもしれませんが、アメリカでは、出産時胎盤を娩出した直後に挿入することも一般的です。

授乳中に始まった生理は止められない?

完全母乳にすることで、70%の排卵は抑えられると言われています。しかし、一度始まってしまった排卵を、母乳をあげることで止めることはできません。
また、そもそも30%の人は完全母乳にしていても排卵が再開し、生理が始まってしまいます。

妊活を検討中だけど、まだ生理が再開しないときは?

次のお子さんの妊活を考えている場合、生理が再開しないことに悩む方もいるかもしれません。

生理を再開させるために有効な方法は、授乳回数を減らすことです。ただし、いきなりやめてしまうと赤ちゃんにストレスを与えることもあるため、少しずつミルクに移行していくようにしてください。

なお、赤ちゃんの健康・発育のためには、1歳ごろまでは母乳育児を続けることも推奨されています。あまり焦りすぎず、1歳を目安に卒乳をめざしていくことを検討してもよいでしょう。

産後1年を過ぎても生理が再開しない場合や、母乳育児をやめているのに3か月以上生理がこない場合は、一度、婦人科を受診してみてください。病気の可能性のほか、はじめの生理がくる前に排卵している場合は妊娠している可能性も考えられます。

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産後の生理再開の時期には個人差があります。一般的には授乳回数を増やせば生理が再開しにくくなり、授乳回数を減らすことで再開しやすくなります。

再開後しばらくは、ホルモンの影響で不順になりやすいため注意してくださいね。

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