Mama's Life 楽天のママパパ向け子育てお役立ち情報メディア

【助産師監修】フットボール抱きのコツとは?おすすめ授乳クッションも紹介

赤ちゃん

赤ちゃん

2022/7/7

フットボール抱きとは、赤ちゃんを脇で挟むような授乳姿勢です。帝王切開の傷に当たらない姿勢で、母乳の飲み残しも解消しやすくなります 。この記事では、フットボール抱きのやり方やコツ、メリットについて解説していますので、参考にしてください。

授乳姿勢にはさまざまなものがありますが、中でも「フットボール抱き」は慣れると楽な授乳姿勢であり、メリットもたくさんあります。この記事では、フットボール抱きのやり方やコツについて、詳しくご紹介します。

この記事の監修者

助産師・看護師・保育士

河井恵美先生

25年以上、病院、行政、教育関係、海外での医療活動に従事。親御さんへのアドバイスを充実させるため保育士・公認心理師の資格を取り役立てている。現在は、エミリオット助産院を運営。

フットボール抱き(脇抱き)とはどんな授乳姿勢?

フットボール抱きとは、赤ちゃんに母乳をあげるときの授乳姿勢のひとつです。赤ちゃんを小脇に抱えるように支える体勢 から、フットボールを抱えるポーズになぞらえ、「フットボール抱き」と呼ばれるようになりました。

フットボール抱きでは、ママの横側にクッションなどを置き、そこに赤ちゃんを寝かせます。手のひらで頭と首を、腕全体で赤ちゃんの体を支えながら、授乳します。このとき、赤ちゃんはクッションに寝ている状態で、身体を持ち上げる必要はありません。飲みやすいように、赤ちゃんの頭を支えます。

帝王切開で出産したママは、お腹の傷に赤ちゃんが当たって痛むことがありますが、フットボール抱きなら傷に当たることなく授乳できます。また、赤ちゃんの頭をしっかり支えられるため、バランスがとりづらい新生児の授乳にも向いています。

ちなみに、授乳姿勢には通常の「横抱き」のほか、赤ちゃんの頭を反対の手で支える「交差横抱き」、ももの上に座らせるようにして授乳する「縦抱き」、寝たまま授乳する「添い乳」などの方法があります。

これらを組み合わせて授乳することで、飲み残しを減らしたり乳首にかかる負担を軽くしたりすることができます。

フットボール抱きで授乳するメリット

フットボール抱きには、以下のメリットがあります。

・赤ちゃんの頭を支えやすい
・赤ちゃんの顔が見える
・乳腺炎予防&飲み残し解消
・乳首に負担がかかりにくい
・双子の同時授乳も可能

フットボール抱きでは、ママの腕をクッションなどにもたれさせながら赤ちゃんの体と頭を支えられるため、慣れると腕も疲れにくく、楽に授乳できます。頭がグラグラする心配が少なく、支えやすいのがメリットです。

また、横抱きばかりだと 、乳房の脇側下方に飲み残しが生じやすくなります。飲み残しを放っておくと、母乳詰まりから“しこり”になったり、乳腺炎につながったりすることがあります。フットボール抱きなら、そうした飲み残しを少なくできる可能性があります。

赤ちゃんの顔がよく見え、ラッチオン(吸いつき)の際も乳首を深くくわえやすいため、乳首の負担も少なくなります。
ラッチオンについて詳しく知りたい方は、「ラッチオンのコツを知って母乳育児をスムーズにしよう【助産師監修】」の記事をご覧ください。

さらに、双子の場合フットボール抱きを用いれば、両脇に赤ちゃんを抱えて同時に授乳することも可能です。

フットボール抱きのやり方

次に、フットボール抱きの具体的な抱き方の手順をご紹介します。

※フットボール抱きをする際は、コの字型の授乳クッションを用意するとやりやすいです。 ない場合は普通のクッションや重ねたタオルなどを代用しますが、十分な厚みと硬さが必要になります。

1. クッションを体の横に置く

まず、ママはソファーなどにゆったり座り、ママの授乳する側の脇からももの上にかけて、ズレないようにクッションを置きましょう。

2. 赤ちゃんを乗せ、高さと位置を調整する

次に、クッションの上に赤ちゃんを置き、赤ちゃんの体がねじれないように調整します。赤ちゃんを置いたときに沈み込んでしまうようであれば、タオルなどを追加し、高さを調節してください。

ママの脇腹に赤ちゃんのおなかがくっつくようにします。 赤ちゃんの体が外側に逃げていかないように、腕全体でしっかり支えてくださいね。

3. 体をまっすぐにした状態で授乳する

授乳の際は、ママは赤ちゃん側に倒れていかないよう、まっすぐな状態を保ちます。

片手で赤ちゃんの頭を支え、乳首の真下に赤ちゃんの口がくるようにしたら、反対の手で乳首をくわえやすいよう、乳房を挟むように 持ちます。乳首を軽く唇に当ててやり、赤ちゃんが大きく口を開けたタイミングで、乳輪の境目あたりまで大きくくわえさせましょう。

フットボール抱きのコツ・注意点

次に、フットボール抱きのコツと注意点をご紹介します。

フットボール抱きのコツ

上手にフットボール抱きをするコツは、まずクッションなどでしっかり高さを調整すること。はじめの高さ調節がうまくできていると、赤ちゃんもママも楽に授乳ができます。また、授乳していると、だんだんママの身体が赤ちゃんの方へ傾いてしまう可能性があるため、まっすぐな状態を保つように注意しましょう。

また、ママは力を入れすぎないように気をつけることもポイントです。体がまっすぐになるように注意しながら、少し胸を張るような姿勢を意識してください。うまく力が抜けていると、肩こりや腰痛が起こりにくくなります。

なお、乳房下部の飲み残しを解消したいときには、授乳中にしこりがある部分を軽く押し出すように押さえてやると、詰りが解消されやすくなります。

左右を入れ替える際は、赤ちゃんを肩のあたりに乗せて片手で支え、クッションの位置を入れ替えるといいでしょう。一旦、頭を高くしてやることで、吐き戻しにくくなります。

フットボール抱きの注意点

フットボール抱きでは、以下のような体勢になっていないか注意して授乳しましょう。

<赤ちゃん側のNG姿勢>
・赤ちゃんの頭の位置が低い
・赤ちゃんの頭と体がねじれている
・体より頭の位置が下がっている

<ママ側のNG姿勢>
・体が赤ちゃん側に傾いている
・体が前に倒れ込んでいるbr> ・肩に力が入っている

赤ちゃんの頭の位置が悪いと、赤ちゃんが飲みにくいだけでなく、ママにも負担がかかります。乳首が引っ張られている感覚があるときは、位置がうまく調節できていないためクッションの高さなどを見直しましょう。

なお、授乳後は、ゆっくり抱き起して胸や肩の上でゲップをさせてくださいね。

編集部おすすめ!フットボール抱きに使えるクッション3選

フットボール抱きの際は、クッションの形や厚み、硬さが重要です。赤ちゃんを乗せたときにへたりにくいものが理想で、さらに、ママの体からズレないような形状だと、安定して授乳できます。

そこで、以下に、フットボール抱きにおすすめの授乳クッションを3つご紹介します。

ダッコ 授乳用クッション

多くの産院で使用されているダッコの授乳クッション。1年使用してもへたりにくいと、先輩ママからの口コミでも人気です。

カバーは綿100%で、赤ちゃんにもやさしい肌ざわり。カバー・クッションともに洗濯も可能のため、吐き戻しにも安心です。

hoaka 授乳クッション

hoakaの授乳クッションは、綿を追加できるのが特徴。通常の授乳クッションはへたってしまうと処分するしかないのですが、こちらはクッション内部のファスナーから綿を追加できるため、長く使えます。

クッションの端と端はスナップで留められるようになっているため、フットボール抱きの際もクッションが外れていく心配がありません。左右の入れ替え時にも、クッションをウエストまわりでくるっとずらすだけでOKです。

MOGU モグ 「ママ マルチウエスト」

高さがあり、しっとりとした素材感が特徴の授乳クッションです。フットボール抱き授乳の際はクッションが逃げていかないよう少し注意が必要ですが、ビーズ素材でへたりにくく、長く使用できます。

使いやすい高さと素材感に、愛用者やリピーターも多い商品です。

【ママ・パパ必見】お得な特典が盛りだくさん!無料の楽天ママ割に登録を♪

フットボール抱きは、乳房下部の飲み残しを解消しやすい授乳姿勢です。母乳の出をよくし、詰りを解消するためにも、さまざまな授乳方法を試してみてくださいね。使いやすい授乳クッションでフットボール抱き授乳をすれば、横抱きよりも楽に授乳できるようになりますよ。

楽天ママ割では、楽天ママ割限定のポイントプログラムやクーポン配布、バースデー特典など、お得なコンテンツが盛りだくさん!登録は無料です。ぜひ登録を済ませてから楽天でのお買い物を楽しんでくださいね。

PICK UP

SPECIAL

楽天ママ割メンバーの特典_sp楽天ママ割メンバーの特典_pc

楽天会員ならパパ・ママどなたでも無料!
子供の成長にあわせてずっとお得がいっぱい!

  • 楽天ママ割だけのポイントキャンペーン
  • おトクな限定クーポン配信中
  • 抽選でサンプルボックスプレゼント
  • 家族で新規口座開設&入金で現金プレゼント
  • 6か月間無料で入れる!子育てあんしんミニ保険
  • 回答でポイントも!限定アンケート
  • お誕生日のお祝いにバースデー特典プレゼント
  • Rakutenbeauty 予約・施術完了でポイント5倍
  • ぐるなび ハーゲンダッツのギフト券が抽選で当たる

メンバー対象にポイントアップキャンペーンも随時実施中!

ママ割TOPへ 漫画で詳しく見る