先輩ママ直伝!背中スイッチの対策方法や便利グッズを紹介!
2022/12/16
背中スイッチの対策方法や便利グッズをご紹介します。赤ちゃんをベッドに寝かせようとすると起きてしまう「背中スイッチ」の原因や、先輩ママ直伝の対策方法、寝かしつけに役立つ便利グッズを解説します。赤ちゃんの背中スイッチに悩んでいるママ、パパの方は必見です。
赤ちゃんの寝かしつけをしていると、一度は経験する「背中スイッチ」。本当に赤ちゃんの背中にスイッチがあるのではないかと思うくらい、ベッドに寝かせると敏感に反応する赤ちゃんがいます。そんな赤ちゃんを前に戸惑う方も多いことでしょう。実際に、楽天ママ割メンバーを対象にしたアンケートでは、以下のように「背中スイッチに困ったことがある」「時々困ったことがある」と答えた人が80%以上でした。
【楽天ママ割メンバー対象アンケート】
期間:2022/11/7-2022/11/21
回答者全体(N=1,952)
今回は、この背中スイッチの原因や、たくさんの先輩ママやパパが試した対策や役立ったアイテムを紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
目次
背中スイッチが起こる原因は?
「背中スイッチ」とは、子育て中のママやパパが使っている言葉で、抱っこで寝かしつけた赤ちゃんをベッドに置いた途端、背中のスイッチが入ったかのように赤ちゃんが目覚めてしまうことをいいます。ここでは、背中スイッチが起こると考えられる原因について解説します。
寝る体勢の変化
赤ちゃんを抱っこしたときの背中の姿勢は、お尻まで滑らかなCカーブとなっています。これは赤ちゃんにとって自然で、心地よく過ごせる姿勢です。しかし、ベッドに寝かせるとCカーブになっていた背中が伸びてしまいます。この姿勢の変化が背中スイッチを引き起こすと考えられます。
眠りが浅い状態でベッドに寝かせている
眠りには、浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)があります。赤ちゃんが眠ってからすぐに布団に置くと、まだ深い眠りに入っていないために、姿勢やベッドの温度など少しの変化でも目が覚めてしまうのです。また、寝かしつけてある程度の時間を空けてベッドに置いても、浅い眠りの場合は体勢が変わるとその刺激で起きてしまいます。
まだ自力で眠る力が備わっていない
赤ちゃんは、眠いと思ったときに自分で眠れないことがあります。赤ちゃんは、自分で眠る力がまだ備わっていないため、眠気があると不快に感じ、自分の姿勢や周りの環境の刺激に敏感になって入眠できないのです。そのため、赤ちゃんが寝る前に授乳したり抱っこしたりするなど、リラックスできる環境の準備が必要となります。
背中スイッチはいつまで続く?
背中スイッチを体験したことがある方は、「いつまでこれが続くのだろう」と不安になることでしょう。しかし、「背中スイッチがいつまで続くか」ははっきりと決まっているわけではありません。実際に、楽天ママ割メンバーの方に「子どもの背中スイッチがいつまで続いたか」を聞いたアンケートでは、以下のように回答にばらつきが見られました。
生後4か月までに終わる方が10%程度いる一方、1歳4か月以降まで続いた方も11%います。赤ちゃんは、成長するにつれて環境にも慣れていくので、ずっと背中スイッチが続くことはありません。背中スイッチが長引いて悩んでいる方も、いつかは終わるので、安心してくださいね。
先輩ママが実践!背中スイッチの対策で効果があった方法は?
楽天ママ割メンバーが実践した背中スイッチの対策方法の中で、特に効果を感じた方法を聞いてみました。
上のグラフのとおり、「眠りが深くなってから布団に寝かせる」が効果を感じた対策方法の中でダントツの1位!次いで、「抱っこ紐・おんぶ紐ごと布団に寝かせる」「お尻から順にゆっくり布団におろす」という回答が続きました。ここからは、それぞれの対策方法について解説していきます。
1位:眠りが深くなってから布団に寝かせる
赤ちゃんの眠りが深くなってから布団に寝かせる方法に効果を感じたママ割メンバーが最多でした。寝入ったばかりだと浅い眠りであるため、そのときにベッドに置くと背中スイッチが作動してしまいます。そのため、赤ちゃんが眠り始めてからもしばらくそのままだっこして、20分ほど待ってからベッドに置いてみましょう。
2位:抱っこ紐・おんぶ紐ごと布団に寝かせる
抱っこ紐やおんぶ紐を使用して寝かしつけ、そのまま寝かせる方法も効果を実感した方が多い方法でした。寝た後に抱っこ紐などを外すと、その刺激や温度差で起きてしまうこともありますが、つけたままであればそれを避けることができます。
しかし、抱っこ紐などをつけたまま寝かせると寝返りしづらくなるため、こまめに様子を見てあげる必要があります。また、ベルトなどが顔や首にかかることも考えられますので、注意が必要です。
効果を実感した方は多い方法ですが、抱っこ紐・おんぶ紐の装着によるリスクもあることをしっかりと認識しておきましょう。
3位:お尻から順にゆっくり布団におろす
お尻から順にゆっくり布団におろす方法は、頭から順におろす方法よりも効果を感じた方が多かったです。赤ちゃんの姿勢をできるだけ崩さずに、ゆっくりと赤ちゃんをお尻からおろしてみてください。赤ちゃんをベッドに置いた後も、しばらくは自分の身体を赤ちゃんから離さないようにしておくと、刺激が少なく目を覚ましにくいでしょう。
4位:赤ちゃんと腕の間に布を挟む
赤ちゃんと自分の腕の間に、抱っこ布団やタオルケットなどを挟む方法が4位でした。赤ちゃんは抱っこされていると温かくなりますが、ベッドに置くと温度差が体に伝わって、目覚めてしまうことがあります。そのため、布で赤ちゃんをくるんだり赤ちゃんと自分の手の間に布を挟んだりして、ベッドに赤ちゃんを置いたときの温度差や刺激を少なくするとよいでしょう。
ちなみに、抱っこしながら使ってそのまま寝かせることができる抱っこ布団を使う場合は、あまり厚みがなくふわふわしていない素材(おくるみやブランケットのようなタイプ)のものがおすすめです。
厚みがあり柔らかい素材の抱っこ布団で赤ちゃんを寝かせるのは、窒息のリスクがあるので避けましょう。
5位:頭から順にゆっくり布団におろす
頭から順にゆっくり布団におろす方法は、多数派ではないものの、効果を実感した方もいるようです。お尻から順におろしてもうまくいかない場合は、頭からゆっくりおろす方法を試してみてください。
赤ちゃんの頭をゆっくりと布団におろしたら、抱えていた腕をやさしく足の方向にずらし、抜いていくようにしましょう。
6位:横向きに寝かせる
寝入った赤ちゃんを横向きに寝かせるという方もいます。赤ちゃんの背中のCカーブが崩れないように横向きに寝かせると、体勢の変化が少なく目が覚めにくくなります。
赤ちゃんの月齢にもよりますが、特に首が座っていない、寝返りができない時期の場合は、横向きに寝かせるとそのままうつ伏せになって動けなくなる可能性も否定できません。そのため、横向きに寝かせるときには、必ず赤ちゃんのそばで様子を見てあげましょう。
7位:布団を温めておく
抱っこされて温かく気持ちがよい状態から、冷たいベッドに置かれると、その刺激で背中スイッチが入ってしまうことがあります。赤ちゃんへの温度差の刺激を少なくするために、冷たさを感じない程度にベッドを温めておくこともよい対策です。ほかの対策とあわせて行うとより効果的かもしれません。特に寒い季節は、赤ちゃんの布団は温かい素材のものを選ぶとよいでしょう。
ほかにもある!ママ割メンバーが効果を感じた対策
その他の対策としては、「しばらく身体を密着させる」「トントンする」「一緒に寝る」などがありました。
どの方法も、ママやパパが赤ちゃんのそばにいることがわかります。赤ちゃんは、ママやパパの身体が自分から離れることに敏感なようです。寝入ってもしばらく身体をくっつけたりトントンとしてみたりして、赤ちゃんが大好きなママやパパがそばにいることを感じられるようにすると効果的なのではないでしょうか。
背中スイッチに効果的なアイテム5選!
アンケートをもとに、ママやパパが背中スイッチに効果があったと感じたアイテムをピックアップしました。
おくるみ・スワドル
赤ちゃんの体をすっぽりと覆ってくれるおくるみ・スワドルは、背中スイッチへの効果を感じた方も多かったです。
【ママ・パパたちの声】
「チャック式のスワドルが効果的だった」
「おくるみごとベッドに置いて寝た」
「スワドルは効果大でした。バランスボールに座って、子を抱っこしてる状態で跳ねてると入眠が早くて良かった」
スリング
袋状の布で赤ちゃんを包み、抱っこできるスリング。おくるみ・スワドルと同じように、すっぽりと覆われていることで赤ちゃんは安心できるようです。
【ママ・パパたちの声】
「おくるみやスリングで巻かれていると安心するのか割とグズっても寝かしつけできていたと思う」
「スリングで寝かしつけて、そのまま布団におろす」
おしゃぶり
日常的に使っている方も多いであろうおしゃぶりは、背中スイッチにも効果があるようです。
【ママ・パパたちの声】
「おしゃぶりを咥えさせながら横抱きで寝るまで抱っこして布団におろすと、割と早く寝るような気がします」
「おしゃぶりが大丈夫な子どもであれば、泣き始めたらすぐおしゃぶりくわえさせたらしばらくは大丈夫でした。しかし、3か月ほどするとおしゃぶりでも寝てくれなくなりました。成長に合わせて試行錯誤です」
抱っこ紐・おんぶ紐
ママ割メンバーが効果を感じた対策として「抱っこ紐・おんぶ紐ごと布団に寝かせる」が挙がったとおり、抱っこ紐・おんぶ紐も背中スイッチ対策に使えるアイテムです。「一旦つけたまま寝かせて、あとからそっと外す」という方もいました。
【ママ・パパたちの声】
「おんぶ紐の足を抜かず寝かせた」
「おんぶ紐で寝かせて、おんぶ紐ごと布団にそーっと寝かせた」
「抱っこ紐ごと寝かせて、すっと引き抜く」
ハイローチェア・バウンサー
ハイローチェアは寝かしつけ用の簡易ベッド、バウンサーは赤ちゃんをあやす際に使うベビーチェアです。ハイローチェアは、首が座っていない新生児でも使用できるのがポイント。バウンサーは軽量のため、持ち運びしやすいのが特徴です。
横揺れが心地よいと感じる赤ちゃんはハイローチェア、縦揺れが心地よいと感じる首のすわった赤ちゃんはバウンサーと、赤ちゃんの好みや月齢に合わせて使い分けてみてください。
【ママ・パパたちの声】
「ハイローチェアでひたすら揺らし続ける(その後布団に移動させると起きてしまっていましたが)」
「ハイローチェアで寝かせていました(寝返り前)」
「バウンサーを使ったら背中スイッチの悩みから解放された」
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まるで背中にスイッチがあるかのように、ベッドに置いた途端に目覚めてしまう赤ちゃん。親としては悩ましいですが、複数の対策方法が存在します。
この記事では、深い眠りになるまで待ったり、頭からそっとベッドに置いたりするなど、たくさんの先輩ママやパパが試し、効果を感じた方法を紹介しました。背中スイッチ対策に使えるアイテムもぜひ試してみてくださいね。
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