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ベビーナブで性別は見分けられる?いつから判定できる?当たる確率は?【医師監修】

妊娠

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2023/1/6

ベビーナブとは、SNSを中心に広まっている性別判定方法の1つです。一般的に性別が判明する時期よりも早期に性別がわかるため話題になっています。この記事では、ベビーナブでの性別の精度や見分け方、判定しやすい時期などについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

妊娠判明後、「少しでも早く赤ちゃんの性別が知りたい」と考えている妊婦さんも多いでしょう。妊娠初期に性別を推測できるとしてSNSを中心に話題になっているのが「ベビーナブ」です。この記事ではベビーナブとはどのようなものなのか、どれくらいの確率で当たるのかなどについて詳しく紹介します。

この記事の監修者

コロンビア大学病院 一般産婦人科医

常盤真琴先生

山形大学医学部卒業、日本医師免許取得。ニューヨーク大学メディカルセンターにて産婦人科研修を修了。米国医師免許取得。現在コロンビア大学病院にて一般産婦人科医として勤務。

早期に性別を推測できる「ベビーナブ」とは?

ベビーナブは欧米で広まった性別判定方法で、通常妊娠中期頃に判明することが多い赤ちゃんの性別を、妊娠初期の時期に推測できます
英語で「baby nub」と書き、赤ちゃんの脚の付け根にある小突起=生殖結節(せいしょくけっせつ)を意味しています。超音波検査画像に写った赤ちゃんの小突起の角度を見ることで、性別を推測できるのです。

注意したいのは、ベビーナブは学会などで正式に認められた性別判定方法ではないという点です。そのため、産婦人科でベビーナブを使って性別判定が行われることはまずないでしょう。あくまでも、本来なら妊娠中期ごろから分かり始めることが多い性別を早めに推測できる方法で、1つの楽しみとして考えておくとよいかと思います。

なお、日本では赤ちゃんの性別判明方法は、超音波検査を用いて外性器を確認し判定する方法が主流です。その他、妊娠10~16週頃に希望者向けのオプション検査であるNIPT(新型出生前診断)などを受けた際にも、赤ちゃんの性別を知ることができます。

ベビーナブで性別が推測できるのはいつから?

ベビーナブで性別が推測できるようになる時期は、早くて妊娠10週から11週ごろといわれています。この時期になると、赤ちゃんの脚の付け根あたりに性器のもととなる小突起ができ始め、その角度により性別を推測できるようになります。

ちなみに赤ちゃんの性別が決まるのは受精のタイミングです。その後、妊娠8週ごろになると性別によって体の発達(内性器の発達)に違いが出てきます。そして、妊娠12週ごろになると外性器の発達が始まり、小突起が確認できるようになるのです。

超音波画像(エコー写真)で性別を見分ける方法や、性別ジンクスなどについて詳しく知りたい方は「赤ちゃんの性別はいつわかる?超音波検査での見分け方・注意点も解説」の記事をご覧ください。

ベビーナブなら12週中期以降に判定しやすい

ベビーナブで性別を推測するのに適しているのは、妊娠12週中期以降です。この時期になると、外性器の元となる小突起ができ始めているため推測しやすくなるのです。

ちなみに、妊婦健診の超音波検査で性別がわかるのは、妊娠中期に入ってからのことがほとんどです。といっても妊娠中期に入ったばかりの16週でわかることはそう多くはありません。赤ちゃんの角度や姿勢など条件がよければ妊娠20週ごろくらいから判定されるでしょう。

そう考えると、ベビーナブはかなり早い時期に性別が判明することがわかります。通常の妊娠検診よりも1~2か月ほど早く性別がわかる可能性があることから、ベビーナブは性別を早く知りたいママとパパの間でとても話題です。

ベビーナブによる性別判定の精度

妊娠初期の早い時期に性別が推測できるベビーナブ。気になる精度について見ていきましょう。
妊娠10週以前だと突起がまだ成長していないため判定が外れることもありますが、妊娠12週中期以降になると、ほぼ100%の確率で性別が当たるという説があります。

2012年にチェコで1,222人の単胎妊娠の妊婦を対象に行われた研究※では、ベビーナブの精度について次のような結果が出ました 。

時期 男の子を見分ける精度 女の子を見分ける精度
妊娠11週前期(頭殿長が50㎜以下) 約41% 約24%
妊娠11週後期(頭殿長が50~54.9mm) 約89% 約67%
妊娠12週早期(頭殿長が55~59.9mm) 約99% 約94%
妊娠12週中期以降(頭殿長が60mm以上) 約100% 約100%

参照:Ultrasound Evaluetion of FETAL gender at 12-14 weeks” Biomedical papers, 2012 (vol. 156), issue 4

早い時期だと、性別を当てる精度は男の子で約40%、女の子で約24%とそう高くありません。しかし妊娠12週中期以降になり赤ちゃんの大きさが6cm以上に成長すると、どちらの性別の場合でもこの実験ではほぼ100%の確率で当たっていました。


しかし、ベビーナブはあくまでも超音波検査の写真から性別判定するものです。先述の通り、学会で認められている方法ではないため、性別を知る1つの手がかりとして利用するのをおすすめします。最終的な性別の判定は医師が行いますので、ベビーナブは参考程度にしておくのがよいでしょう。

出典:Ultrasound Evaluetion of FETAL gender at 12-14 weeks” Biomedical papers, 2012 (vol. 156), issue 4

ベビーナブでの性別の見分け方

ベビーナブで赤ちゃんの性別を見分けるためには、「赤ちゃんが横向きで写っている」かつ「突起がよく見える」という条件をクリアした超音波画像が必要です。超音波画像をもとに、赤ちゃんの背骨に対して小突起がどれくらいの角度で写っているのかを見て推測していきます。

〈男の子の場合〉
背骨に対して突起が30度以上の角度になっている場合は、男の子の可能性が高いでしょう。

〈女の子の見分け方〉
背骨に対して突起の角度が10度以下、もしくはほぼ平行になっている場合は女の子の可能性が高いと考えられます。

このように、ベビーナブでは背骨と小突起の角度を見ていくことが大切です。角度が30度以上でもなく10度以下でもない約11度から29度の場合は、性別の判定が難しくなります。

自分でベビーナブによる性別判定をするのは難しい ?

残念ながら、ご自身でベビーナブによる性別判定をするのは難しいでしょう。
何故なら、医師がベビーナブにより判定する場合であっても、どの程度トレーニングを受けているか、使用する機械の精度、妊婦さんの体型や赤ちゃんの向き・動きなどにより、精度は変わるためです。超音波画像を見ることによほど慣れてない限り、小突起を探し、妊婦さん自身で正しく性別判定することは難しいと言えます。どうしても気になる場合は医師に相談してみるのがよいでしょう。ただし、病院や医師により、対応していないこともあるためご注意ください。

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妊娠12週中期以降からベビーナブを使って性別が推測しやすくなると言われています。ただし、ベビーナブは学会等で正式に認められた性別判明方法ではないため、あまり期待しすぎず、当たったらいいなという程度に捉えておくといいでしょう。
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