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赤ちゃんの性別はいつわかる?超音波検査での見分け方・注意点も解説

妊娠

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2022/9/6

この記事では、赤ちゃんの性別がいつわかるのか、性別はいつ決まるのかについて解説します。また、超音波検査において、どのように男女の判断をするのかについてもご紹介。赤ちゃんの性別を知るうえでの注意点や性別に関わるジンクスについても紹介します。

お腹の赤ちゃんが順調に育っていることがわかれば、次に気になるのが赤ちゃんの性別ではないでしょうか。

「どちらでもうれしい」と思うママやパパが多いと思いますが、男の子か女の子かわかれば名前を考えやすくなったり、服やベビー用品などが揃えやすくなったりしますよね。

そこでこの記事では、赤ちゃんの性別が決まる時期や判明するタイミングについて、助産師が詳しく解説します。

性別に関するさまざまなジンクスも紹介しているので、妊婦さんは占い感覚で楽しんでみてください。

この記事の監修者

コロンビア大学病院 一般産婦人科医

常盤真琴先生

山形大学医学部卒業、日本医師免許取得。ニューヨーク大学メディカルセンターにて産婦人科研修を修了。米国医師免許取得。現在コロンビア大学病院にて一般産婦人科医として勤務。

赤ちゃんの性別はいつわかる?

赤ちゃんの性別がわかる時期には個人差がありますが、妊娠中期頃に医師から伝えられることが多いです。

早ければ妊娠12〜13週ごろには超音波(エコー)検査でわかることもありますが、まだ医師でも判別が難しいため15週を過ぎてから教えられることがほとんどです。

また、性別が判明する時期は男女によっても少し差があり、男の子の方が早くわかることが多いです。なぜかというと、超音波検査で、男の子のシンボルの方が突起として見えやすいためです。

21週ごろには外性器が完成し、赤ちゃんの向き次第では超音波写真を見ればママやパパでも性別が判別できるかもしれません。

また、出生前スクリーニング検査のひとつである、「NIPT(新型出生前診断) 」を受けた場合も、赤ちゃんの性別を知ることができます。NIPTとは、母体の血液から、赤ちゃんに染色体異常の疑いがあるかどうかを調べる検査です。この検査は妊娠10週0日目から受けることができるため、超音波検査よりも早く性別がわかります。
日本では保険適用外で高額なこともあり、一般的ではありませんが、アメリカなどでは多くの人が利用しています。

赤ちゃんの性別は受精のタイミングで決まる!

胎児の性別は成長の過程で決まり、その後に生殖器が作られると思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、実は赤ちゃんの性別は、受精のタイミングで決まります。

性別は、卵子と精子が受精するときに、精子が持っている性染色体によって確定するのです。どういうことかというと、ママの卵子はX染色体しか持っていません。しかし、パパの精子には、Y染色体を持っている精子と、X染色体を持っている精子がいます。XとYのどちらの染色体を持っている精子が受精するかによって、受精卵が持つ染色体が変わるということです。

XXの組み合わせだと女の子、XYの組み合わせだと男の子になります。つまり、性別に影響を与えるのは、パパの精子の染色体なのです。そのため、受精後に何をしても赤ちゃんの性別が変わることはありません。

超音波検査(エコー検査)ではどのように性別を判断するの?

超音波検査とは、私達の耳には聞こえないほどの高い周波数の音で、超音波を対象物(臓器や赤ちゃんなど)に当てて、その反響を映像化して行う検査です。放射線の被爆がなく、検査を受ける方にも負担がほとんどありません。もちろんお腹の赤ちゃんにも安心して何度でも使用できる検査です。

妊娠に伴い実施する超音波検査には、妊娠初期に行う経膣超音波検査と、腹部から行う経腹超音波検査があります。妊娠初期〜12週頃までは、経膣超音波検査、それ以降は経腹超音波検査となることが多いですが、検査の目的や赤ちゃんの向きによって使い分けることもあります。

赤ちゃんの性別は、妊娠4か月頃(妊娠12〜15週頃)にはわかることもあります。性別を見分ける時に大きな手がかりになるのは、外性器の形です。

男の子は妊娠13週頃になると、外性器がモニターで確認できるようになります。股間の部分に、陰茎(いんけい)が小さな突起物として見えるのです。

この頃はまだ陰嚢(いんのう)が発達しておらず、見えないことも多いですが、妊娠20週をすぎる頃には、陰茎の根元の部分にふたつの楕円形の袋と、その中の精巣も確認できるようになります。

女の子は、妊娠17〜18週頃になると、外性器をはっきり確認できることが多いです。女の子の場合は、股の部分の割れ目と膣の周りを覆う大陰唇(だいいんしん)が見えます。見え方には個人差がありますが、木の葉や3本線、コーヒー豆のような形に映るのが一般的です。

男の子でも女の子でも、外性器が発達する妊娠中期(妊娠17〜18週以降)を過ぎる頃には、超音波検査で赤ちゃんの性別がわかることがほとんどです。しかし、赤ちゃんの姿勢によっては生殖器が見えないこともあります。

また、医師が性別を間違える可能性もゼロではありません。例えば、足の間に男の子のシンボルが隠れていたり、臍帯や赤ちゃんの指をシンボルと見間違えたりするケースがあるからです。超音波検査の精度にもばらつきがあるため、必ずしも正しい性別がわかるわけではないことを知っておきましょう。

赤ちゃんの性別が判明する妊娠中期頃には、多くの人が胎動を感じ始めるようになります。胎動について知りたい方は「胎動はいつからどんな感じで始まるの?胎動の感じ方をママたちに調査!」にて紹介していますので、あわせてご覧ください。

事前に性別を知りたくない場合は、あらかじめ医師に伝えておこう!

赤ちゃんの性別は、「生まれるまで楽しみにしておきたい」と思う方、「色々と準備するためにも、早く知りたい」と思う方などさまざまです。近年では、超音波検査の性能が良くなり、妊娠中期頃から超音波検査で赤ちゃんの性別を判断しやすくなっています。

そのため、医師が赤ちゃんの超音波検査を行っているときに、ママやパパが見ても赤ちゃんの性別がなんとなくわかってしまうことがあります。「性別をまだ知りたくない」という方は、事前に医師に伝えておいたほうがよいでしょう。

思ったよりも早く性別がわかることもあるので、妊娠初期のうちに知りたく無い旨を伝えるのがベターです。お産についての希望を記入したバースプランを提出する病院なら、そこに記入しておくのもいいでしょう。バースプランについて詳しく知りたい方は、「バースプランに書いてよかったことはなに?書き方のコツも紹介!」をご覧ください。

超音波検査をする医師が当日までわからない場合は、念のため毎検診の直前に「事前にお伝えしているのですが、性別は生まれてからの楽しみにとっています。わかっても内緒にしてください。」などと一声かけると安心です。

赤ちゃんの性別を事前に知っておくメリットとは?

赤ちゃんの性別が事前にわかると、次のような3つのメリットがあります。

1つ目は、洋服やベビー用品を、赤ちゃんの性別に応じて準備できることです。

性別を問わず使えるベビー用品も多いですが、女の子ならフリルがついた可愛らしいものを、男の子ならシンプルなものをというように、性別に合わせて洋服やベビー用品を準備したい場合は、赤ちゃんの性別があらかじめわかっている方が準備しやすいでしょう。

2つ目は赤ちゃんの名前を考えられることです。

赤ちゃんの名付けは、名字との兼ね合いや音の響きのほか、漢字や画数も気になりますよね。名付けの本などを参考にしながら赤ちゃんの名前をじっくりと考えたい場合は、性別がわかっていると名前の候補が出しやすいのではないでしょうか。

子どもの名付けについては、「【子どもの名前の決め方】基本的なルールや、名付け方法のアイデアを紹介!」でもご紹介しています。

3つ目は、性別がわかると出産や育児に向けて具体的なイメージがしやすくなり、気持ちの準備がしやすいことです。

出産に向けた呼吸法の練習や、出産のイメージトレーニングなども、赤ちゃんのことを思い浮かべながら行えます。

赤ちゃんの性別を事前に聞かないでおくメリットとは?

赤ちゃんが生まれるまで、性別を聞かないでおく3つのメリットをご紹介します。

1つ目は、生まれるまで赤ちゃんのイメージが固定されず、自由に想像を膨らませることができることです。
例えば、性別がわからない分、「女の子だったら/男の子だったらこういう色」というような固定観念に縛られることなく、カラーバリエーションに富んだベビー服を用意しやすくなるでしょう。

2つ目は、性別が聞いていたのと違っていても慌てる心配がないことです。
超音波検査の精度は上がったものの、「医師から伝えられた性別が実際と違っていた」というケースも稀にあります。申告された性別と違った場合、名前を考え直したり、ベビー用品を買い直したりと、ゆっくりと感動の対面を楽しむ余裕がなくなることも。あえて性別を聞かないでおくとそういった心配はありません。

3つ目は、周りからの性別に関する話題でモヤモヤすることが少ないということです。
お腹が大きくなると、「性別はどっち?」と聞かれることが増えます。「男の子は大変だよ」や「上手に産み分けたね」などと言われ、モヤッとした経験がある妊婦さんは多いもの。

妊娠中は悪気のない些細な一言でも気になるので、性別に関する話題でストレスを感じたくない方にとって、性別がわからないというのはメリットとなるでしょう。

赤ちゃんの性別を知るうえでの注意点

赤ちゃんの性別が気になるあまり、何度も医師に聞いたり、わからないことに対してもやもやしたりすることもあるかもしれません。

しかし、妊婦健診はあくまで母体や赤ちゃんの健康状態を確認するためのものです。

マナー違反にならないためにも、赤ちゃんの性別を知る上での注意点をあらかじめ確認しましょう。

超音波検査が一通り終わってから性別の話題を出す

妊婦健診で行われる超音波検査の重要な目的は、赤ちゃんや妊婦さんの健康状態をチェックすることです。赤ちゃんの性別を判断することが一番の目的ではありません。はやる気持ちはわかりますが、医師が検査に集中している間は静かに待ちましょう。

ある程度診察が終わったら、「性別はわかりそうですか?」とサラッと聞きます。性別はデリケートな話題なので、先生も誤診しないように慎重になることを理解しておきましょう。また、赤ちゃんの性別について希望に応じて見てくれる医師もいれば、医学的には赤ちゃんの性別について知る必要はないと考えている医師もいます。そのため、医師によって対応が違うこともあるかもしれません。

「よくわかりません」と言われたら、あまりしつこく聞かず次の健診までの楽しみにとっておきましょう。

積極的に性別を申告しない産院もある

病院や施設、医師によっては、「性別がわかっていても教えない」という取り決めをしていることがあります。超音波検査による性別の判断では、性器がはっきりと見えにくいため、本来の性別とは違うように見えてしまう場合があるということも関係しているでしょう。どちらにしても、赤ちゃんの性別が正確にわかるのは、生まれた後ということになります。

性別を教えない方針の産科で健診を受けている方で、「どうしても性別が気になる」という場合は、4D超音波外来を行っているクリニックにいくのもひとつの方法です。

費用はクリニックによって大きな差がありますが、4,000〜9,000円ほどが相場です。多少お金がかかっても知りたいという方は、クリニックに電話して費用などを確認してみてください。

科学的根拠はなし!性別にまつわるジンクスを紹介

赤ちゃんの性別にまつわる色々なジンクスを、一度は周囲から言われたことがあるのではないでしょうか。

しかし、赤ちゃんの性別に関するジンクスには科学的根拠はありません。あくまで、占いのような感覚で楽しむに留めるようにしましょう。

ここでは、いくつかのジンクスについて紹介します。

お腹の膨らみ方
「お腹がとんがってるから男の子かな?」と声をかけられたことのあるママも多いと思います。

赤ちゃんが男の子の場合、お腹がツンと前に迫り出した形になるというジンクスがあります。一方女の子の場合、お腹の膨らみが横に広がり、全体的に丸みを帯びるんだとか。

しかしお腹の膨らみ方は、骨盤の形や筋肉、赤ちゃんの大きさなどに左右されると言われており、医学的な根拠はありません。

食べ物の好みの変化
この味覚に関するジンクスも有名で、男の子ならポテトチップスやお肉などしょっぱいものやジャンキーなものを好み、女の子だとチョコレートや果物などの甘いものを好むといわれているようです。

しかし、妊娠してから特定のものが食べたくなったり、普段は好きなものが食べられなくなったりと、味覚の変化を感じる妊婦さんは多いです。食べ物の好みは体調や気分などによっても変化しますし、妊娠初期・中期・後期と、時期によって食の好みが変化することもあります。そのため、食べ物の好みの変化が赤ちゃんの性別に関係しているとは言えないでしょう。

手首の脈拍の強さ
手首の脈拍の強さで性別を判断するというもので、右の脈が強いと女の子、左の脈が強いと男の子だといわれているようです。

しかし、どのように手首を抑えるかによって脈拍の強さが違って感じることはありますが、実際は血流に異常の無い状態で測った場合、脈拍の左右差はほとんどありません。

性別判断の計算式
ブラジル式や中国式など、性別を判断する計算式で男の子か女の子かを計算してくれる計算式があるようです。

ネットで“産み分けカレンダー”と検索すると、自動計算できるサイトが多数ヒットします。高確率で当たるという口コミもありますが、統計の信憑性はありません。

また、「ブラジル式と中国式どちらも試したら性別が違った」ということもあるようなので、あくまで占い感覚で楽しむに留めましょう。

赤ちゃんの身体の性別は、当たる・当たらないにかかわらず、2分の1の確率で決まるもの。どちらの性別であっても、大切な赤ちゃんには変わりありません。性別のジンクスは当たったらおもしろいなという程度で見て、ゆったりとした気持ちで赤ちゃんの誕生を楽しみに待てるといいですね。

赤ちゃんの性別を発表!「ジェンダーリビール」とは?

ジェンダーリビールとは、性別(gender)を明かす(reveal)ことを意味し、ママがパパや家族に赤ちゃんの性別をお披露目するマタニティイベントのことです。アメリカでは、ママ・パパのお友達や家族が主催になってパーティーを開くこともあります。ベビーシャワーにママ・パパも含めて、参加者全員がクイズに参加するという楽しみを加えたイベントになっています。

ジェンダーリビールを行うタイミングに決まりはないので、性別がわかったらママの体調がいい日や家族が揃って集まれる日に行うといいでしょう。

実際にケーキやアイテムを注文するのは性別がわかってからになりますが、その前にどんな方法で発表するかを考えておくとスムーズにサプライズができます。

具体的にどのように発表すると盛り上がるのでしょうか。ジェンダーリビールの案を3つ紹介します。

ケーキの中身で発表

もっとも一般的なのが、ケーキをカットして、その中身のクリームの色やフルーツの種類によって性別を発表するというものです。

例えば、「ピンクのクリームなら女の子」「ブルーなら男の子」というというように、カットしたら瞬時にわかる方が盛り上がります。

ケーキはインターネットでも買えますし、手作りしても思い出に残るでしょう。

夫婦とも甘いものが苦手な場合は、男の子なら昆布、女の子なら梅干しなど、おにぎりの中身で発表するのもおすすめです。

風船の中の紙吹雪の色で発表

“映え”を重視するなら、風船を割って紙吹雪の色で発表する方法がおすすめです。動画でも静止画でもとってもいい写真が撮れますよ。

また、大人数でも一目でわかるため、結婚式でジェンダーリビールをする方にも人気の方法です。

ジェンダーリビール用の風船は1,000円前後からあるので、「気軽に楽しみたい」という方にも向いています。

ボックスにベビーグッズを詰めて発表

実用性重視なら、ベビー用品を詰めたギフトボックスの蓋をあけて発表する方法がいいでしょう。

女の子ならフリル付きの洋服、男の子ならお食い初め用の袴など、開けた時すぐにわかるようなベビーグッズを入れるのがポイント。

準備も簡単なので、思い立ったらすぐにできる手軽さも魅力です。

ジェンダーリビールについては「赤ちゃんの性別をサプライズで発表!SNSで話題のジェンダーリビールをご紹介」でもご紹介しています。詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。

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赤ちゃんの性別については、妊娠中の超音波検査でわかる場合とよくわからない場合があります。医師から性別を知らされたとしても、本来の性別と違うというリスクもあります。また、性別にまつわるジンクスは科学的な根拠がないため、赤ちゃんの性別について楽しむ方法の一つとして捉えるといいですね。

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参考文献
メディックメディア病気が見える Vol.10 産科 第3版

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