七五三はいつ祝う?年齢の数え方や参拝・写真撮影を行う時期を解説
2024/8/7
七五三は人生で2回お祝いします。1回目は3歳、2回目は男の子が5歳、女の子が7歳と性別で異なります。七五三を祝う年齢の数え方をはじめ、参拝や写真撮影をいつ行うのかなどを説明します。
目次
七五三の参拝のタイミングは、男女で異なります。また、年齢の数え方が複数存在するため、結局いつ七五三を祝うべきか悩むママやパパは多いでしょう。
本記事では、七五三の参拝や撮影の時期、注意点などを解説します。
七五三はいつ?
七五三は、日本に古くからある伝統行事の一つです。女の子は3歳と7歳、男の子は3歳と5歳に神社や寺院に参拝し、子どもの成長を祝います。
年齢の数え方は、「数え年」と「満年齢」の二通りあります。数え年とは生まれたその日を1歳として、お正月(1月1日)を迎えると1つ年を取る数え方です。
たとえば、2023年1月に生まれた子も、2023年12月に生まれた子も、2024年の1月1日で2歳になります。
日本では、お正月は歳神様(としがみさま)をお迎えする日であり、歳神様から1年分の生きる力を得て、1つ年を取ると考えられてきました。しかし、現在では生まれた日から1年が経つと1歳とする「満年齢」で数えることが一般的です。
数え年と満年齢どちらでも問題ない
七五三の年齢の数え方に明確なルールは無いので、数え年と満年齢どちらで数えても問題ありません。
数え年で七五三をすると、誕生月によっては生まれてから1〜2年(満年齢で数えると1~2歳)でお祝いすることになるので、早生まれの子どもは、参拝のタイミングに悩むかもしれません。
七五三では、いつもと違う服装や雰囲気で長時間過ごすことになるので、子どもの成長に合わせてタイミングを決めると良いでしょう。
3歳の次は男の子と女の子で異なる
七五三のお祝いをする年齢は、男女で異なります。男女ともに1回目は3歳ですが、2回目は、男の子が5歳、女の子が7歳です。
お祝いを3回行う理由は、髪置き(かみおき)の儀、袴着(はかまぎ/ちゃっこ)の儀、帯解(おびとき)の儀という、平安時代~江戸時代に行われた子どもの成長を祝う3つの儀式に由来します。
- 髪置きの儀 3歳になったら子どもの髪を伸ばし始めるという儀式です。平安時代はかぶれや湿疹を予防するため、3歳になるまでは男の子も女の子も坊主にするという習慣がありました。
- 袴着の儀 3歳~7歳になった子どもに初めて袴を履かせる儀式です。平安時代は男の子も女の子も行っていましたが、江戸時代以降に5歳の男の子の儀式として定着しました。
- 帯解の儀 それまでは紐で着付けていた着物を、大人と同じように帯で着付けるようにする儀式です。室町時代は男の子も女の子も9歳で行っていましたが、江戸時代末期以降になると男の子は5歳で、女の子は7歳で行う儀式になりました。
これらの儀式に由来して、現在でも男の子は3歳と5歳の年に、女の子は3歳と7歳の年に七五三を行うのが一般的です。
ただし、七五三を行う年齢は地域により異なります。また、七五三を行う時期は絶対に、男の子なら3歳と5歳、女の子なら3歳と7歳というわけではありません。参拝予定の神社や参加者と相談し、子どもの成長に合わせて決めると良いでしょう。
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七五三の参拝はいつ?
神社の年中行事として、七五三の参拝は11月15日とされています。近年は、混雑を避けるために時期をずらし、11月15日の前後1~2か月に神社への参拝や、記念撮影をする方が多いようです。
参拝の日程を決める際、日にち以外に六曜を重視するご家庭も多いです。そのため、縁起が良いとされる「大安日」も参拝客が増える傾向にあります。
ただし、六曜は仏教や神道には関係がない風習であり、七五三の参拝日を決める際に考慮する必要はありません。
次に、神社に参拝する時期の決め方について解説します。
参拝する時期の決め方
一般的には、11月15日に近い休日にお祝いします。15日にこだわらない場合は、比較的天候が安定していてあまり寒くない10月〜11月後半がおすすめです。
また、前述した通り、六曜と神社・神道は無関係ですが、日程を決める目安として参考にするのも一つの方法です。
その場合、一日中ずっと縁起が良いとされる大安や、昼以外は吉とされる友引、午前中が吉の先勝、午後からが吉の先負などの縁起が良い日・時間帯を選ぶと良いでしょう。
なお、日曜日と吉日が重なる日は混雑が予想されるので、混雑を避けるのか吉日を取るのかなど、優先順位を決めるとスムーズに日取りを決められます。
2024~2026年10月11月の大安日は以下です。
七五三の写真撮影はいつ行う?
七五三当日に、参拝と記念撮影をまとめて行う予定のご家庭は多いと思います。しかし、まだ体力が少ない2~3歳の子どもは、飽きたり疲れたりして、素敵な笑顔の写真が撮りにくいという懸念があります。
参拝当日ではなく、前撮りもしくは後撮りを行うのもおすすめです。せっかくの記念ですので、なるべく良いコンディションで撮影を迎えられるといいですね。
次に、参拝当日に撮影をする場合と、前撮り・後撮りをする場合のメリットやデメリットをそれぞれ解説します。
参拝当日
参拝当日の写真撮影には、次のようなメリットがあります。
- 撮影から参拝まで1日で済ませられる
- 参拝時とは別に、着付けやヘアセットの予約が不要
七五三のイベントを1日で終わらせられるのは、うれしいポイントです。何度もスケジュールを調整したり予約したりする必要がなく、スムーズに終えられます。
しかし、1日にいろいろなイベントを詰め込むとスケジュールが過密になり、子どもが疲れてしまうかもしれません。子どもの体力やお昼寝時間などを考慮して、当日撮影できるかどうか慎重に検討することをおすすめします。
前撮り・後撮り
参拝と別の日に写真撮影をするメリットは、次の通りです。
- 子どもの笑顔を引き出しやすい
- 撮影費用を抑えられる場合が多い
- 前撮りの場合、着物に慣れることができる
- 撮影の待ち時間が少ない
- 衣装をゆっくり選べる
- 前撮り・後撮りのキャンペーンや特典が利用できる場合がある
多くの写真スタジオや写真館が、前撮りの期間を4月頃から七五三シーズン直前の9月頃までと設定しています。中でも春夏は料金が抑えられていることが多く、予約も取りやすいため狙い目です。
6月~9月にかけては、プールや野外遊びなどで、お子さんが日焼けをする可能性が高いです。そのため、日焼けする前に撮影するのか、後に撮影するのかも判断基準の一つです。
ただし、日焼けした肌に似合う色の着物もありますし、日焼け肌を補正してくれる写真スタジオなどもあります。健康的な肌色も思い出の一つであるため、あまり気にする必要はありません。
当日に近い姿で撮影できることから、9月は前撮り時期としてとても人気があります。当然、予約も殺到するので、この時期を狙う方は早めの予約がおすすめです。
後撮りの場合、11月15日以降は写真スタジオの予約が取りやすく、仕事が忙しい方でもスケジュールを調節しやすいでしょう。さらに、12月以降は、七五三のピーク料金よりも安くなるため、11月中に予定が合わない場合におすすめです。
しかし、七五三の写真を年賀状に使用したい方は注意が必要です。写真スタジオ等を利用する場合、写真の仕上がりに2週間程度時間を要する可能性があり、撮影時期によっては間に合わない可能性があります。
七五三のスケジュールの立て方
思い出に残る七五三にするためには、事前に入念なスケジュールを立てることが重要です。七五三のスケジュールの立て方について詳しく解説します。
参拝日を決める
七五三の参拝に同席する人が確定したら、全員のスケジュールを調整し、参拝日を決定します。当日子どもの体調不良や荒天になる可能性を考慮して、候補日を押さえておくことも大切です。
神社によっては、事前予約が必要な場合があるので、念のため公式サイトや電話で確認すると良いでしょう。その際に、初穂料についても調べておくと安心です。
七五三の初穂料の相場やマナーについて知りたい方は、「七五三の初穂料とは?初穂料の相場やのし袋の書き方・包み方について解説」の記事も併せてご覧ください。
衣装の手配・レンタル予約
参拝日が決まったら、衣装の手配が必要です。衣装の準備には時間がかかることが多いため、和装にするか洋装にするかは、早い段階で決めると良いでしょう。
また、衣装を購入するか、着物レンタルを利用するかも決める必要があります。衣装を購入する場合、急な日程変更に対応しやすい、七五三の記念として手元に残せるなどのメリットがあります。一方で、レンタルよりも費用がかかることがデメリットです。
レンタルは、購入するよりも費用が抑えられることが大きなメリットです。しかし、人気のデザインは早い時期に予約枠が埋まるので、遅くとも七五三の2〜3か月前には予約しましょう。
写真撮影の予約
写真撮影の主な方法は3つあります。
- スタジオ撮影
- プロのカメラマンによるロケーション撮影
- 家族や親族による撮影
スタジオ撮影やプロのカメラマンに撮影を依頼する場合は、前撮り・当日・後撮りのどのタイミングで写真撮影をするかを決めてから予約します。
当日に写真撮影をする場合は、参拝前か参拝後かも決めておきましょう。
家族や親族が撮影する場合は、撮りたいシーンやロケーションなどを事前に計画するとスムーズに撮影できます。
着付けやヘアメイクの予約
11月15日付近は、七五三の依頼が重なって美容院の予約が取れない可能性があります。日程が決まり次第早めにアポイントメントを取ることが大切です。希望する髪型ができるか心配な場合は、事前に打ち合わせをしておきましょう。
和装の場合は、着付けやヘアセットに時間がかかります。時間を多めに見積ってスケジュールを立てると安心です。
七五三の衣装は和装・洋装どちらでもOK
七五三の参拝や撮影の衣装は着物などの和装を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、洋装でも問題ありません。
和装の場合、3歳は一つ身または三つ身の着物の上に被布(ひふ)と呼ばれる袖のない着物を羽織ります。
5歳は袴や三つ身の着物、7歳は袴や四つ身の着物を着ることが一般的です。洋装の場合、男女ともにジャケットやワンピースなど、フォーマルな衣装を着用します。
大人も、和装・洋装どちらでも構いませんが、子どもを引き立てるような控えめの柄や色にすることを意識しましょう。特に、和装は華やかなイメージを与えやすいため、デザインだけでなく格や素材にも注意が必要です。
ママの七五三の服装については「【七五三】母親の服装にNGはある?選び方&スタイル別コーデをご紹介」でも解説していますので、併せてご覧ください。
七五三のお祝いや参拝時の注意点
七五三のお祝いや参拝の際は、次の事柄に注意しましょう。
- 子どもの体調を優先する
- 雨の日の備えを万全にする
- 参拝時に必要な持ち物を把握する
- 撮影時期によるメリットとデメリットを確認する
七五三は子どもが主役です。準備や参拝、写真撮影など頑張ってもらうことがたくさんあります。しかし、準備に時間がかかったり慣れない衣装を長時間着続けたりするため、疲れてしまい体調を崩すこともあるでしょう。
そんな時は無理をせず、休憩やお昼寝を挟んでみてください。衣装を緩めたり髪の毛をほどいたりするのもおすすめです。
当日雨が降ってしまったら、裾を短めに着せてもらう、草履ではなくブーツにするなど対策が必要です。事前に持ち物を確認する際、雨具もあると安心です。
写真撮影をする場合は、当日に済ませるか別日に撮影するかで、当日のスケジュールや準備が大きく変わります。撮影時期に応じたメリットやデメリットを把握しておけば、予定を決めるのに役立ちます。
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参拝はいつ頃行うか、前撮りはどうするかなど、早めに計画を立てることが素敵な七五三を行うポイントです。しっかり準備をして、思い出に残る七五三をしてくださいね。
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