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ベビー服に水通しする理由や方法や注意点を解説!収納・保管方法も

出産・産後

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2023/3/6

ベビー服の水通しとは、ベビー服を、赤ちゃんに着せる前に水で洗うことです。水通しを行うと、赤ちゃんの肌にとって刺激になりうる有害物質を除去できるなどのメリットがあります。水通しのやり方・注意点や、水通し後のベビー服の保管方法、いつ行うべきかなどをご紹介します。

ベビー服の水通しは、敏感な赤ちゃんの肌を守るための大切な準備です。こちらでは、水通しの方法や注意点、期間などについて解説します。また、水通し後の衣類を収納・保管するコツなどもご紹介しているので、ぜひご覧ください。

ベビー服に水通しする理由は?洗濯洗剤は使っていい?

そもそも「水通し」とは、服作り前の生地を整える下準備作業を指します。おろし立ての生地が後から縮んだり、色移りや色落ちしてしまったりすることを防ぐのが目的です。

一方、ベビー服の水通しとは、赤ちゃんが着る服を事前に水で洗い、有害物質などを取り除いておくことです。大人の肌と比べると赤ちゃんの肌の厚みは半分くらいしかないため、気温の変化やダニ、雑菌といった外部刺激に非常に敏感です。だからこそ、肌着やカバーオール、パジャマなど赤ちゃんに初めて着せるベビー服は、どれも事前に水通しが必要だと言われています。

赤ちゃんのお肌を守るためにも、水通しをしよう

水通しの必要性を考える際、「買ったばかりの新品なら、雑菌やダニなんて付いていないのでは?」と疑問に思われる方もいらっしゃいます。確かに、新品のベビー服に雑菌やダニが繁殖している可能性は極めて低いでしょう。しかし、実は衣類を良い状態で保つために使用されている物質が、赤ちゃんにとって有害になり得るということもあります。その代表が、「糊(のり)」と「ホルムアルデヒド」です。

糊(のり)

一般的に、新品の服は見た目を優先し、糊がついたパリっとした状態で販売されています。糊がついたままの服は汗の吸収が悪かったり、ゴワゴワしていて不快に感じたりするデメリットがあります。赤ちゃんの敏感な肌にとっては、糊自体が刺激になることも。そのため、水通しで糊を洗い流す必要があります。

ホルムアルデヒド

ホルムアルデヒドは、衣服のシワ予防や防虫対策として使用されています。綺麗な状態で衣服を販売するためには必要な物質ですが、赤ちゃんの肌には刺激が強く、ひどい場合は発疹などの皮膚障害やアレルギー症状を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

日本国内においては「生後24か月以内の乳幼児繊維製品へのホルムアルデヒドの含有許容値は、検出してはならない」という規定が設けられています。そのため、一般に販売されているベビー服にはホルムアルデヒドは含まれません。しかし、ホルムアルデヒドは他の衣類から移る(移染)という特性があります。どこでベビー服に移染するかは分かりませんので、水通しで取り除くことが求められます。

出典:
葛飾区「繊維製品のホルムアルデヒドについて」
内閣府「市場開放問題苦情処理推進会議第7回報告書」

水通しで安心のベビー服を赤ちゃんにプレゼント

糊とホルムアルデヒドは、どちらも水に溶けやすいという性質を持っています。神経質にゴシゴシ洗い落とす必要はなく、地を傷めないように優しく水に通して洗い流せば十分に取り除けます。大切な赤ちゃんを守るためにも、念には念を入れて事前に水通しをしておきましょう。

洗濯洗剤は使用してOK!ベビー用洗剤を使えばさらに安心

水通しでは基本的に洗剤は不要です。しかし、汚れ等が気になる方もいらっしゃるでしょう。この場合は、ベビー用洗剤の利用がおすすめです。洗濯機、手洗い、どちらでも利用できます。なお、洗濯機の場合は弱洗いやソフト洗いなどのコースを選んでおくと安心です。ただし、洗剤が衣類に残るのは避けたいため、しっかりとすすぎを行いましょう。

柔軟剤を使って、おくるみやタオルを柔らかく仕上げたいと思うかもしれませんが、生まれたての赤ちゃんの肌に負担をかける可能性があるので、おすすめしません。柔軟剤なしでも、洗濯機の乾燥コースを使ったり、干す前にしっかりと上下に振ってから干したりするとふんわり仕上がるので、気になる場合は試してみてください。

ベビー服の水通し方法【洗濯機/手洗い】

赤ちゃんの肌を守るために大切な水通し。その名の通り、衣類を水に通すことを指しますが、初めてのママにとっては、手順や、洗剤の種類、洗濯機を使用していいかなど疑問がいっぱいですよね。そこで、ここでは具体的な水通しの方法や洗剤の選び方などについて、分かりやすく説明します。

1.洗濯機を使う場合

「洗濯機を使うと、型崩れなどベビー服を痛めてしまうのではないか?」と心配になるかもしれません。しかしよく考えると、ベビー服以外にもシーツやお布団など水通しが必要な衣類は数多くあります。まとめて大量に水通しをするなら、洗濯機がおすすめです。

ただし、洗濯機で水通しをする場合にはいくつか注意点があるので事前にチェックしておきましょう。

(1)洗濯機の汚れを確認&洗濯ネットやベビーハンガー等を用意
まずは洗濯機が清潔かを確認します。汚れているなら洗濯槽クリーナーなどで洗います。この際には、酸素系の洗濯槽クリーナーを選ぶのがおすすめ。塩素系に比べると低刺激でありながら、しつこいカビや汚れ、臭いをしっかり落としてくれます。
また、水通しで使用する洗濯ネットやベビー服を干すためのベビーハンガー、ピンチハンガーなどが揃っているかも、あわせて確認してください。

(2)洗濯ネットに衣類を入れる
準備が整ったら、実際に水通しをはじめましょう。洗濯機の場合は、型崩れ防止のために洗濯用のネットを利用してください。

(3)洗濯が完了したら、衣類を乾かす
洗濯が終わったらすぐに洗濯槽から衣類を取り出します。シワを伸ばしてから干せば、水通しは終了です。

2.手洗いの場合

手洗いで水通しをする場合は、清潔な桶や洗面器、ベビーバスなどを使います。

(1)桶などの汚れを確認&ベビーハンガー等を用意する
使う桶に汚れがある場合は洗い流しておきましょう。また、ベビーハンガーやピンチハンガーなど、必要なものを忘れずに用意してください。

(2)桶に水又はぬるま湯を入れて、衣類をもみ洗いする
水かぬるま湯を桶に注ぎます。その後、ベビー服を浸して、優しくもみ洗いをしてください。ゴシゴシ洗って衣類を傷めないように注意しましょう。

(3)洗い終わったら衣類を絞り水気を取る
洗い終えたら、衣類を絞り水気を取ります。手で絞る時にシワになるのが気になる場合は、洗濯機の脱水機能もおすすめです。ただし、必ず洗濯ネットを使いましょう。

(4)衣類を乾かす
水気が取れたら、ハンガーなどにかけてよく乾かして水通しは終了です。

水通しの際に気を付けたい2つのポイント

水通しには、特に注意したい2つのポイントがあります。洗濯機・手洗いどちらにも共通するので、ぜひ事前にチェックしてください。

1.ベビー服は大人用の服と分けて洗う

前述の通り、一般的な衣服にはシワ予防や防虫対策を目的として、ホルムアルデヒドが用いられています。大人の服と一緒にベビー服を洗うと、ホルムアルデヒドが移る可能性があります。水通しの意味がなくなってしまうため、必ず分けて洗いましょう。

2.ベビー服を洗ったらすぐに乾かす

濡れたまま衣類を放置したり、生乾きの状態にしたりすると、雑菌がどんどん繁殖してしまいます。洗濯後のベビー服はすぐに乾かしてください。

乾燥の際は天日干しがおすすめです。しかし、花粉やPM2.5が気になる季節もあります。そんな時は、日光の当たる室内で干しても大丈夫です。部屋干しする場合は、衣類同士の間隔を十分開ける、扇風機を使って風を当てるなど、生乾きを防ぐ工夫をしましょう。

また、ベビー服の中には乾燥機が使用できないものもあります。無理に使うと、服の縮みやごわつきの原因になることも。ママの体調が悪い時や、急いで水通しをしたい時など以外は、使用を避けた方がよいかもしれません。

水通し後のベビー服の収納・保管方法

無事にベビー服の水通しが終わった後は、実際に赤ちゃんが着るまで清潔な状態で保管しておく必要があります。他の衣類のホルムアルデヒドが移るおそれもあるため、水通し後のベビー服は他の大人用の服と分けて保管しましょう。赤ちゃん専用の棚やタンスなどにしまっておくと安心です。

また、ほこりやホルムアルデヒド、大人用の洗剤成分の付着を防ぐために、ジッパー付きの保存用袋などに入れるのもおすすめです。しっかり乾燥させた後で密閉すれば衛生的ですし、空気を抜けば省スペースにもなります。

なお、保存用袋を使う際には、肌着やガーゼなど、種類で袋を分けると便利です。透明のものであれば中身が分かりやすくなり、すぐに取り出せます。また、油性ペンなどで自由に書き込める点も保存袋のメリット。たとえば、衣類のサイズを記入しておくと大きさを確認する手間が減らせます。

妊娠中、水通しをする時期は?水通しをやめるタイミングは?

「水通しの必要性ややり方については分かったけれど、いつまでに行う必要があるの?」こうした疑問をお持ちのママ・パパも多いでしょう。水通しを行う期間にとくに決まりはありませんが、目安となる期間はありますので、見ていきましょう。

産休に入ったら水通しを行おう

水通しは、一般的に臨月に入る前の妊娠8~9か月頃に行うママが多いようです。出産直前の時期になると、予定日よりも早く赤ちゃんが生まれてくる可能性があります。また「お腹が大きくなって思うように家事ができない」というママも少なくありません。いつ出産になってもよいように、余裕を持って水通しをしておきましょう。

水通しをする期間の目安は、新生児~2歳頃まで

前提として、国内のベビー服にはホルムアルデヒドに関わる基準が設けられています。それを基にすると、ベビー服と呼べるのは「生後24か月以内」。つまり、2歳までです。これだけで判断するのであれば、水通しも同じ時期まで続けるべきと考えられます。

しかし、実際には家庭ごとに水通しをやめる時期は異なります。出産準備期間だけの方や、大人になってからも続けている方までさまざま。これは、肌の調子は人によって違うから、というのが理由です。2歳までというのはあくまでも目安。それぞれのご家庭で、赤ちゃんの様子を伺いながら判断をしましょう。

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ベビー服の水通しの方法や、水通しを行う目安期間などについてご紹介しました。生まれてきた赤ちゃんに安心して袖を通してもらうためにも、ぜひご紹介した方法で水通しを行ってみてください。

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