里帰り出産の期間は平均どれくらい?産後は?準備は?ママの声を調査
2022/9/20
出産や育児の負担を減らすため、里帰り出産を選ぶ妊婦さんは多くいます。この記事では、里帰り出産のメリットやデメリット、平均的な里帰り期間やタイミング、里帰りにあたり準備するものや必要な手続きについてわかりやすく解説します。里帰り出産を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
里帰り出産とは?目的・平均の期間・時期をチェック!妊娠中ママたちの声も紹介
【楽天ママ割メンバー対象アンケート】
期間:2020-11-20
回答者全体(N=1,007)
里帰り出産とは、妊婦さんが実家(または義実家)に帰って出産の準備や出産後の生活をすることです。里帰り出産をすることで、家事や育児を両親などに協力してもらう目的があります。
現在妊娠中の楽天ママ割メンバーへのアンケートでは、約3人に1人が里帰り出産を希望していることがわかりました。
Q.あなたは、里帰り出産を希望していますか?実現性についても教えてください
・希望していない:50%
・希望している:33% ※
・出産後に帰省する:12%
・迷っている・未定:6%
※内訳:実現できそう:27%、実現できそうにない:5%、実現できるかわからない:1%
里帰り出産には、「出産前に帰省」するパターンと「出産後すぐに帰省」するパターンがあります。
出産前に帰省する場合は、母体の安全も考えて出産予定日の直前に帰省することは避け、遅くとも妊娠35週目までを目安に里帰りの準備をしておくと安心です。
出産直後の妊婦さんは体力的にかなり消耗しています。体力面や精神面のケアのためにも、出産後1カ月程度はゆっくり休めるとよいでしょう。
ちなみに、楽天ママ割メンバーへのアンケート結果でも、里帰り期間で一番多いのは1~2カ月でした。
Q.出産の際に、里帰りした(する予定)の方は、里帰りの期間を教えてください
1カ月未満:10%
1カ月~2カ月:44%
約3か月:24%
約4カ月:7%
約5カ月:2%
半年以上:10%
その他:3%
出産後の生活や実家への負担を考えると、里帰り期間は1カ月程度にする人が多いようです。ただし、里帰り先が遠方の場合や、帝王切開で傷の回復まで時間がかかる場合などは、少しながめに3カ月ほど里帰りする場合もあるようです。
里帰り出産のメリット・デメリットは?
里帰り出産を検討するとなると、やはりメリット・デメリットは気になるもの。
ここからは、里帰り出産経験者のママ割メンバーの感想も参考にしながら、里帰り出産のメリット・デメリットについて詳しく見ていきます。
■里帰り出産のメリットとは?産後も安心♪
里帰り出産にはさまざまなメリットがあります。
例えば、出産前であれば、親や家族が近くにいるため、臨月を迎えた状態でも安心して過ごせるでしょう。出産直後から、親や家族のサポートを受けることができ、身体が回復しきっていないママの身体をしっかり休められます。
そのほか、2020年に里帰り出産を経験した先輩ママからはさまざまな声が寄せられました。
・コロナ禍での出産。1人では不安だったので心強かった
・体も心も本当につらかったので助かった。
・子どものことで不安なときに、経験者にすぐ聞けるのは心強かった
・退院後3週間は母が上の子の面倒を見てくれたので2人目の育児に専念できた
・帝王切開だったので、とにかくゆっくり休ませてもらえた
・初孫なのでひたすら可愛がってもらえ、子育てに対してもいろいろ助言してもらえた
・久しぶりに長く実家にいて色々と両親と話ができた
やはり里帰り出産のメリットは、両親から家事や育児のサポートが受けられることや育児への不安の軽減などの体力・メンタル面での安定が大きいようです。はじめての出産・赤ちゃんのお世話でわからないことも、経験者が身近にいれば安心できますね。
■里帰り出産のデメリットとは?期間は長いとダメ?
一方で里帰り出産にはデメリットもあります。
里帰り出産のデメリットでよくあるのは、出産する病院が違うことや両親と生活を共にするストレスです。里帰りの際の移動や、荷物を運搬するための費用や労力がかかる点もデメリットでしょう。そのほか、家事や育児の方針が親と違い、せっかくの里帰り出産なのにかえって疲れて負担になることも。
また、遠方への里帰りの場合、夫が出産や育児に携わる経験が少なくなることで、もとの生活に戻ったときに不安を感じるママもいるようです。
里帰り出産をする場合にはパパとの連絡を密にしたり、育児の様子をこまめに報告したりするなどの夫婦のコミュニケーションが大切かもしれません。
実際に里帰り出産を経験した先輩ママへのアンケートでは次のような声が寄せられました。
・ プライベートがあまりなく、実母が育児に口を出してくるのが少しストレスだった
・ 夜泣きでみんな寝不足で申し訳なくなった
・ 旦那と離れ離れで過ごす寂しさ、毎日旦那に赤ちゃんを抱かせてあげられない辛さがあった
・ 里帰り中はのんびり快適に過ごせたが、夫は片づけが苦手で、家に帰ってきたら部屋が悲惨なことに。掃除が大変で苦労した
デメリットも認識したうえで里帰り出産を検討してみましょう。
里帰り出産の期間の準備・持ち物・手続きを解説!
里帰り出産をする場合、里帰り先の病院との連携や移動手段の検討など、妊娠初期の段階からしっかりとした事前準備が必要です。特に普段通っている病院と実際に出産する病院が異なる場合には、できるだけ早めに予約することをおすすめします。
ここからは、里帰り出産をすることを決めた場合にするべき事前準備や持ち物、手続きなどを確認していきます。
■妊娠判明、里帰り出産するなら早めに行う準備
里帰り出産をおこなう際は、事前の準備が肝心です。里帰り出産を決めたら、以下の準備を早めに行ってください。
1 両親へ相談
<目安時期:妊娠初期(里帰り出産検討時)>
里帰り出産をおこなう場合、受け入れる両親の側も準備があります。
妊娠が分かった段階で早めに両親に報告し、里帰りの時期や期間、準備が必要なものなどを相談しておきましょう。
2 里帰り先の病院や産院に分娩の予約をする
<目安時期:妊娠初期~遅くとも妊娠中期>
出産する病院を探し、なるべく早い段階で分娩予約をしましょう。出産直前になると予約が取れないケースもあるため注意が必要です。
3 里帰り出産をする意向を現在通院する病院に連絡する
<目安時期:妊娠初期~遅くとも妊娠中期>
里帰り出産をするためには、現在通院中の病院から里帰り先の病院(分娩する病院)へ紹介状を書いてもらう必要があります。里帰り出産を決めたら、通院中の病院に早めに相談してください。かかりつけの病院からの紹介状がないと里帰り先の病院に入院できないケースもあるため、注意が必要です。
4 里帰りの日程を決め、スケジュールを立てる
<目安時期:妊娠初期~遅くとも妊娠中期>
里帰りの日程を決めてスケジュールを立てます。働いている場合は産休の取得時期なども考慮しましょう。交通機関の予約なども早めに済ませてもよいでしょう。
5 里帰り出産の準備をする
<目安時期:妊娠中期~妊娠後期>
里帰り期間に必要な荷物や出産前後に必要な書類の準備をしましょう。妊娠後期になると予期せぬ体調不良等が起こる可能性もあります。早めに準備をすませましょう。また、里帰り先で使用する荷物はあらかじめ送っておくのが◎。移動の際の負担をできるだけ軽減できます。
紹介した時期はあくまで目安です。特に里帰り先の病院との連携は早ければ早いほどよいでしょう。
里帰り出産をすることを決めたらなるべく早く準備をおこなうようにしてください。
■里帰り出産で準備する書類等
里帰り出産の際に用意しておく書類には以下のものがあります。忘れないよう早めに準備しておきましょう。
用意するもの | 理由 |
---|---|
母子手帳 | 産院での検診や入院時の手続きに必要 |
産院の紹介状 | |
健康保険証 | |
妊婦健康診断受診票 | |
産院に提出する書類 | |
出産や育児に関する手当申請書(ある場合) | 産院や出産後に役所に提出する |
印鑑 | 書類の記入時に必要 |
■里帰り出産で持っていくもの
里帰り出産をする際に最低限用意しておきたい赤ちゃんとママ用のアイテムをご紹介します。
まず、赤ちゃん用品は以下のアイテムを持参すると安心です。もし里帰り先で買い足せる場合は最低限でOKです。
・ベビーウェア
・肌着
・ベビー用の布団やベッド
・沐浴用の衛生用品
・哺乳瓶
・消耗品(ミルク・おむつ・ガーゼ・おしりふき・綿棒・ベビーローションなど)
ママの日用品や、出産の前後に使うものとして、以下のアイテムを持参しましょう。もし
産後に自動車で移動する場合は、チャイルドシートの用意もお忘れなく。
・衣類(マタニティ服・マタニティパジャマ・授乳服など)
・下着や補正下着
・骨盤ベルト
・入院中に使うアイテム(洗面用品等)
入院前に準備したいアイテムは「これでOK♪出産準備に「最低限」必要なものリスト&おすすめアイテム」でも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
■里帰り出産の期間中に行う役所手続き
出産直後におこなう役所手続きは以下のとおりです。
手続き | 内容 | 期限 | 提出場所 |
---|---|---|---|
出生届 | 生まれた子どもが夫婦2人の子どもとして正式に認められ、日本人の国籍を得るために必要 | 生後14日まで | 子の出生地、本籍地または届出人(父または母)の所在地の市区町村役場 |
児童手当 | 中学3年生までの子どもがいる家庭に子ども一人につき月1万5千円を支給 | 出生日の翌日から15日以内 | 所在地の市区町村役場(公務員の方は勤務先で申請を) |
乳幼児医療費助成 | 乳幼児の医療費を助成するもの。各自治体によって独自に行っているため、詳細はホームページ等で要確認 | 1カ月検診まで ※出生後なるべく早い時期が望ましい | 所在地の市町村役場 |
里帰り出産の期間を楽しく過ごすコツ
せっかく里帰り出産をするならば、有意義な時間にしたいですよね。
里帰り出産期間を楽しく過ごすために気を付けたいポイントを3つご紹介します。
・パパとこまめに連絡をとる
里帰り出産となると、パパは出産・育児の様子も分からず夫婦のコミュニケーションも少なくなりがち。2人で協力して里帰り出産期間を乗り越えるためにも、子どもの様子を話したり写真を送ったりするなどしてコミュニケーションをとるとよいでしょう。可能ならば週末にはパパにも家に来てもらうようにするといいかもしれません。
・親に金銭的負担をかけないために生活費を渡す
里帰り期間中は、食費や光熱費などの金銭的な負担もあります。その他、家事・育児や精神面のサポートなど、親にはたくさんの面で協力をしてもらわなければなりません。里帰り出産に伴う生活費を夫婦で相談してあらかじめ渡しておけば、受け入れる親の負担を減らすことができます。
・里帰り出産が終わるときにお礼のプレゼントを渡す
里帰り出産は親側の負担も大きいもの。感謝を込めて、夫婦で相談してプレゼントを渡すとよいでしょう。プレゼントには現金、商品券、カタログギフト、食べ物などが考えられますが、親側の負担にならずに喜んでもらえるものを選べるといいですね。
里帰り出産にはメリット・デメリットがありますが、やはり出産前後の疲れたママの体を労り、家事や育児の負担を軽減できるという効果は大きいです。
里帰り出産を有意義なものにするためには、早めの準備や日程調整が大切。
夫婦や里帰り先の親とも相談しながら、計画的に準備を進めましょう。
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