増税、老後に向けて「貯める、使う、運用する」今どきママの「ポイ活」講座
2020/3/18
消費税率アップや “老後2,000万円問題”など、子育て世代が不安を感じるニュースが気になる今日この頃。貯蓄に励むだけでは将来が心配だけど資産運用は難しそうで一歩踏み出せない……。でも、ポイントを賢く貯めて使う「ポイ活」を入り口に資産運用ができるなら、俄然興味が湧いてきませんか? 先日、楽天ママ割主催の「ママの学校」で、楽天スーパーポイントを賢く貯めるポイ活“ラク活”をテーマにした講座が開かれました。受講したのは小さな子供を持つママさんたち。同じママでもある株式会社マネネCOO久富有里加さんの「講座が終わったあとどんな自分になっていたいか、考えながら聞いてほしい」という言葉で、講義はスタートしました。
目次
1時間目「これからのお金について考えよう」
講師:ファイナンシャルプランナー 久富有里加さん
ポイント1:2,000万円を貯めるにはどうすればいいか考えてみる
「年金だけでは足りないので老後2,000万が必要」という金融庁の発表に将来を悲観した人も多いはず。でもそこで焦ってはいけません。まずは2,000万円を貯めるにはどうすればいいか具体的な計算式を出してみましょう。例えば35年後を老後としてそれまでに貯めるなら、2,000万÷35年÷12ヶ月=47,619円。月々5万円足らずの貯金で2,000万円が作れるなら、そんなに焦る必要はないと感じていただけると思います。もちろん老後にどれだけのお金がかかるかは人それぞれですから、まずはこの2,000円問題をきっかけに自分がどんな老後を過ごして何を手にしたいのか考えてみてください。
ポイント2:増税前の買いだめは正解だった?
10月以降大きく家計を直撃したのが、10%に上がる消費税です。増税前に今だからこそ「買いだめしたほうが得ですか?」と聞かれたことも多かったのですが、私は推奨しませんでした。増税前だからと慌てて買うことよりも、本当に必要なものを家族で話し合って買うことのほうが大切です。それでも買いだめをしたい方には、食品ではすでに実質値上がりしているものもあるので注意してくださいとお伝えしていました。これまでを振り返っても消費税が上ったタイミングで買い控えを恐れた小売店が安売りセールをすることが多かったので。
目的に沿って賢くお買いものをしましょう。
2時間目「ポイ活って何?」
講師:ファイナンシャルプランナー 久富有里加さん
ポイント1:ポイント難民にならない
世の中にはいろんなポイントが溢れています。銀行に預金しても利息がほとんどない時代ですから、ポイントも重要な資産ですが、ポイント集めに必死な“ポイント難民”になっている方が多いのも事実。例えば、財布のなかがポイントカードだらけという人。ポイントカードは使うほどステイタスが上がって還元率が上がる場合が多いので、何枚も持つより集中投資がベストです。わずかなポイントを得るために労力を使っている人も損をしています。ポイント難民にならないためには、労力をなるべく減らしてポイ活をしていくことが重要です。忙しいママさんにとって時間は貴重ですから常にそのポイ活が労力に見合っているかを考え、食材はこのスーパー、日用品は楽天、というように集中して買う場所を選ぶなど、効果的にポイントを貯めるマイルールを決めましょう。
ポイント2:キャッシュレスの波に乗ろう
現金でお金を払うのは、荷物からお財布を出してお金を用意するという労力がかかりますが、こうしたストレスなくお金を払えるのがキャッシュレス。国がキャッシュレス化を進めていることもあり、キャッシュレス決済はポイント還元率がすごく良くなっているので、この機会にキャッシュレスを取り入れて、キャッシュレスの波に乗り遅れないようにしましょう。ただしお得だからと様々なキャッシュレス決済アプリを入れていてはスマホの容量を使うばかり。自分にぴったりのサービスを選んでそれを集中的に使うようにしましょう。
★2時間目の補講★ 「楽天のポイ活“ラク活“のすすめ」
講師:楽天ペイメント株式会社 黒田龍司
消費税が10%に上がる10月1日以降、キャッシュレス払いだと最大5%が消費者に返ってくる「キャッシュレス・消費者還元事業」が始まります。それでもキャッシュレス決済サービスを使うのが不安だという方に、そのメリットをお伝えします。まず一番の強みはお財布を出さずに、スマホ画面を見せたり、電子マネーカードをかざすだけで支払いができることです。スマホアプリ決済なら、スマホでいつでも利用状況の確認ができるので家計簿を付けるのも楽です。
楽天グループには「楽天カード」、「楽天Edy」、「楽天ペイ(アプリ決済)」、「楽天ポイントカード」といったキャッシュレスサービスがあります。楽天のサービスを上手に使って「楽天スーパーポイント」をお得に貯めて使うことを「ラク活」と呼ぶことにします。そして今回ご紹介するのが、スマホの画面を見せるだけでキャッスレス決済ができるアプリ「楽天ペイ」です。アプリで支払った金額は、クレジットカードから引き落すこともできるのですが、支払時のサインやPINナンバーの入力は一切不要です。
使うためにはまず「楽天ペイ」のアプリをダウンロードし、楽天IDでログインするか、持っている楽天カードを読み込ませるだけ。あとはご自身のQRコードやバーコードを見せるか、支払いをするお店のQRコードをアプリで読みこむかのいずれかで支払いができます。嬉しいことに「楽天ペイ」は200円のお支払いで1ポイントの「楽天スーパーポイント」が貯まる上に、「楽天カード」を紐付けでいただくと、200円のお支払いでプラス2ポイント、要は200円のお支払いで3ポイントも貯めることができるんです。対象店舗で10%のポイントが還元されるキャンペーンも月替わりで行っています(ただしエントリーが必要)。そもそも「楽天スーパーポイント」は還元率が高く、貯めやすいポイントですので、ぜひこれから推しポイントにしてください。ポイント収集にアンテナを張って、有意義な「ラク活」でお得感満載の日々を過ごしましょう!
3時間目「1ランク賢く 上手なポイ活のお話」
講師:ファイナンシャルプランナー 久富有里加さん
ポイント1:会員サービスやアプリを利用して上手にポイ活を
ここまでポイ活、ラク活について学んできましたが、ポイントも資産の一部と考えるなら上手な貯め方ができる「楽天スーパーポイント」を選ぶのが賢いママです。楽天市場ではポイントのアップデーが決まっています。その他にも高ポイント還元サービス「スーパーディール」や、無料会員になるだけでママやパパが特別な割引を受けられる「ママ割」などを活用してポイントを貯められるのでお得。あとは貯めたポイントの失効期日やセール情報を教えてくれる「楽天ポイントクラブ」というアプリをダウンロードするのもおすすめです。
ポイント2:2,000万円を貯める方程式
ここで冒頭の老後2,000万円問題に話を戻します。お金を増やす方法は働いて増やすか、投資で資産を増やすかの2種類。そして昔は貯めて使うだけだったポイントが、今では投資信託が買えて資産運用ができるようになりました。忙しいママにとっては、ポイントをほうっておくだけで資産運用できるのは嬉しいことですよね。最近はポイントを使って投資家デビューするママも増えています。40〜50年前は銀行や郵便局に貯金しているだけでお金が倍に増えました。でも今は100万円を10年運用しても利息はたった1000円。仮に35年間毎月5万円ずつ積み立てた場合、貯金だと2,100万円貯まる計算です。でもそれを0.1%で運用すれば2,136万円、3.5%で運用できれば4000万にもなるわけです。長い時間をかければお金はすごく差が付きます。この金額の差が老後の差です。お金と自分の時間を増やすために、一歩踏み出しましょう。
★ 3時間目の補講★ 「今どき“ポイ活”のすすめ〜ポイント投資・運用で資産をつくろう〜」
講師:楽天証券株式会社 広報 松崎裕美
その1:ポイント運用by 楽天ポイントクラブ
ここでは楽天でポイントを資産化して増やしていく方法をお伝えします。そのひとつめがポイントをポイントのまま増やすサービス「ポイント運用」です。通常は資産を増やすとなると証券会社の口座を開設する必要がありますが、ポイント運用ならそれは不要で、楽天IDを持っていれば3ステップですぐに運用が開始できます。自分のお金で投資するのが怖いという初心者でも、ポイントを使えばお財布も傷まないのは嬉しいところ。毎日ポイント変動があるので、利益の上下を見ることで投資をゲーム感覚で楽しんでもらえます。
その2:楽天証券でポイント投資
ポイントを増やすだけじゃなく実際のお金も増やしたいという方には、投資信託をご紹介します。こちらはお金をプロに預けるもので、ポイントで金融商品を買って自分の資産となるお金を増やすことができます。楽天証券では楽天スーパーポイントを使って投資信託の購入ができ、ポイントで足りないぶんは現金を足して100円から投資信託を購入できます。楽天証券で投資信託を始めた方の8割がポイントを使って始めています。
実際にポイント投資を始めるにあたっては口座開設が必要ですが、あとは商品を選んで投資するポイント数を決めるだけ。さらにNISA口座を作って投資すると、通常は値上がり益に対して約20%の税金がかかるところが非課税になるので、まるっと利益が得られます。さらに500円以上のポイント投資を行うと楽天スーパーポイントアッププログラムの対象になり、その月のお買い物が+1倍ポイントアップします。加えて楽天証券で口座を開設して楽天銀行と連携すると投資信託の残高10万円に対して毎月4ポイントがもらえるので何かとお得なんです。
その3:まとめ
“老後2,000万円”という金額は平均値なので万人に共通するわけではなく、ライフプランによって2,000万円以上必要になってくる場合もあります。例えば両親に介護が必要になったり自身が老人ホームに入ったりといった健康問題や、お子様の教育資金などは2,000万円のなかに含まれていません。ちなみに平成29年の試算だと国公立に4年間通うと約200万円、私立だと約400万必要で、みなさんのお子さんが大学生になる頃にはもっと上がることが予想されます。でも将来かかるお金がわかれば今から対策できます。また調査報告によると、実は女性のほうが投資脳を持っているのだそうです。女性は男性よりも0.4%多く貯蓄し、0.4%多く投資で稼いでいるというのです。男性はギャンブル気質があって取引が多いためコストがかさむ傾向にあるのですが、女性は相場の上下に動じず長期で資産運用ができるのだそうです。ですからぜひパパではなくママが主導して、手軽に始められる資産運用で賢く老後の自分とお子様のための貯蓄を始めましょう!
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