【人気商品のそこが知りたい!】雑誌『小学一年生』の編集長に聞きました!これからの小学生に必要な能力とは??
2018/12/25
ママ世代でもその名前を知っている雑誌『小学一年生』。長い時間をかけて小学生を見て、いつの時代もフィットする誌面を世の中に送り届けています。 今回は来春の入学を控えたママと『小学一年生』編集長の対談です!
【座談会参加者】
左から
小学館・長竹さん:小学館に入社後は『プチセブン』『CanCam』といった女性誌や子ども向け雑誌の編集を経たのち、クリエイティブ休暇を活用して2年間国内外へ旅に出る。1年前に復帰し、この11月に『小学一年生』の編集長に就任
Hさん:編成チーム。この4月から小学校1年生になる男の子のママ
Wさん:店舗開発部で営業をサポート。この4月に小学校1年生になる男の子のママ
Nさん:地域活性化のふるさと納税チーム。この4月から小学1年生になる男の子のママ
小学館・村上さん:小学館で10年弱ファッション誌『CanCam』『Oggi』の編集を務めたのち、クリエイティブ休暇を取得して夫の赴任先のロンドンで出産と子育てを経験。復帰後は保育士向け雑誌を1年編集したあと、ウェブメディアHugKum(https://hugkum.sho.jp/)を立ち上げる。小1の女の子と3歳の男の子のママ
撮影:Photographer Daniel
新一年生にママは心配が尽きません・・・
mama’s life編集部:今日は、来年1年生になる子どもを持つママにお集まりいただきました。まず質問ですが、お子さんが小学校に入学するにあたって心配なことはありますか?
Wさん:うち男の子なんですけど、ひらがなが書けなくて……。お風呂場に一応ひらがなのポスターは貼ってあって、そこには“あ”だったら、あひるの絵とかが描いてあるので読めるんですけど、単発で見せるとわからないみたいで、ギリギリ自分の名前は書けるんですけど、小学校入る前にひらがなが書けるようになるのか、心配ですね。自分が時間を捻出してひらがなを教えればいいんですけどそれができてないので。
Nさん:私が心配なことは、自分の子は0歳からずっと同じ保育園に行っていて。そういう環境だと大丈夫なんですけど、極度の人見知りなので、小学校で初めてその他大勢のなかに放り込まれたらどうなるのか、未知数なので心配しています。
Hさん:心配ばかりですよね。うちもひらがながあまり書けないので、小学生になるまでにある程度は書けるようにって言われてたから……。見本を見ながら書くことはできるんですけど、周りの小1になるお子さんたちがどのぐらいのレベルなのかっていうところも気になりますね。
mama’s life編集部:そういった心配ごとに対して実際に準備はしていますか?
Hさん:準備しなきゃと思いつつも、時間が過ぎていくっていう感じで(笑)。夜寝るまでの間にちょっとひらがなを書かせたりするんだけど、集中力が続かなくてすぐ飽きちゃうんですよ。だから小学生になれるのかなぁって(笑)。
Nさん:自分の子がどういう環境だとうまくいくのかわからないから、とりあえず可能性のある学童の説明会に行ったりして、放課後どうやって過ごすのがいいのか情報収集をしています。
Wさん:私は優しいひらがなのドリルを買ってやらせているんですけど、続かないんです。飽きないように何種類か買ってきても、どれも途中で終わってしまって。集中力が切れちゃうんですよね。準備しつつはあるんですけど、まだ全然整ってないです。
mama’s life編集部:うちも小学校1年生の娘がいるんですけど、入学前って本当バタバタするんですよね。物品の準備や学童の下調べ、やることがたくさんあって。そういった情報ってどこで仕入れていますか?
Wさん:保育園で配られるチラシとか、近くの学童の案内、あとはウェブサイトとか…。学童の情報となるとウェブサイトがあまり更新されていないので、それよりは上にお兄ちゃんお姉ちゃんがいて下の子が同級生のママ友に「実際どう?」って聞くのが一番リアルな情報ですね。
Nさん:同じマンションに住むママ友とか。
mama’s life編集部:本日は、これまでたくさんの小学一年生を見て、研究して誌面を作られてきた株式会社小学館の『小学一年生』の編集長:長竹さんと、育児情報のWEBメディア『HugKum』の編集長:村上さんにお越しいただいています。
長竹さん、村上さん、皆さんのお悩みを聞いて何かアドバイスいただけますか?
村上さん:小学校って地域が違うと全然情報が違うから、今情報収集にご苦労されてる時期だと思います。
そうですね、親からすると子どもにいろいろ覚えてほしいし、成果をすごく求めてしまうと思うんですけど、一方的に教え込まれたことよりは、子どもが遊びながら覚えて行くことのほうが大事だなっていうのは私も子育てをしながら感じています。
長竹さん:『小学一年生』では、2019年の4月号から「まなびwith」という弊社の通信教育と連動した国語と算数のドリルが掲載されます。テレビなどで人気の東京大学謎解き制作集団「アナザービジョン」が登場し、ひらがな、カタカナや足し算、引き算といった小学校の授業に沿った内容をナゾトキ問題で学習できるようになっています。さらに、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」が流行語になったNHKの大人気番組『チコちゃんに叱られる!』のチコちゃんのマンガ連載も始まります。小学一年生読者から寄せられた疑問、質問にチコちゃんが答えてくれる、子どもたちが楽しみながら学べるページです。子ども達は遊んでいるという感覚で学びが得られる作りになっています。
『小学一年生』のコンセプトは’学習’ではなく’楽習’
mama’s life編集部:経験上ですけど、学校に入ってから付いていくほうがすごい大事だと思うんですよ。ただでさえ不安なのにいろいろ就学前に詰め込んじゃうと、さらに焦っちゃうみたいなんです。小学館の『小学一年生』は、子どもたちが小学生になってから授業に楽しみながら付いていけるような工夫がされているところがいいなって思いました。これが何十年もの間『小学一年生』を作り続けてきた経験からの叡智ですよね。
村上さん:勉強ができるとか計算が早いとか、漢字がきれいに書けることよりも、すごく集中できるもの、それが昆虫でも恐竜でも、何でもいいんですけど、親がそういう何かを見つける手助けをしてあげるほうが重要なんじゃないかなって思ったりするので、そういった種と出合うきっかけとしては『小学一年生』はすごくオススメです(笑)。
mama’s life編集部:雑誌作りのコンセプトとして、「学習」を第一に置いていないと先程おっしゃっていましたが。
村上さん:学ぶの学習じゃなくて、楽しく学ぶの“楽習”をコンセプトにしています。
mama’s life編集部:実際にお子さんに人気があるのは本誌のなかのどんな企画なんですか?
長竹さん:2018年度、遊びながらプログラミング的な論理的思考が学べる「アベベのぼうけん」という企画が大変好評を博したのですが、2019年度は、90万部超えの大ヒット絵本「コんガらガっち」の新シリーズを掲載します。こちらも楽しみながら、論理的思考が身につく充実した内容になっています。
村上さん:自分の子どもの反応を見て改めて発見したのですが、このページって二色刷りで他のページに比べてすごく地味なんですけど、娘も最初4月号でこれに食いついて、次の号からまっ先にそのページを広げて「これやろう!」って言って一緒にやるんですけど、完全にこのなかに入り込んじゃうんですよね。だから子どもを夢中にさせるものって派手さとかじゃないんだなって思います。
Nさん:プログラミングとかは自分が子ども時代にはなかったものだから、どう教えたらいいのかと不安に思っていたんですが、これなら子どもと一緒に親も楽しみながらできるので、授業が始まっても大丈夫そうですね。
mama’s life編集部:親のほうが学べそうですよね。すごろくっていう昔ながらの部分と、プログラミングという今っぽい部分とを織り交ぜているのがいいですね。ところで、人気がある付録ってどれですか?
長竹さん:やはり4月号のめざまし時計ですね。時計の見方を覚えるのは学習要素として欠かせないものですし、自分で朝起きて学校に行くという生活習慣を身に付けるためにも、とても役立つと親御さんからも好評です。
Hさん:この時計、学習タイマーも付いているんですね!ドラえもんの声が朝起こしてくれるだけじゃなく、タイマーの中で応援もしてくれるなんて、子どもが喜んで使ってくれそう。勉強もがんばってもらいます!
Wさん:うちの子はドラえもん大好きなので、時計の学習もこれがあればやってくれそうです。雑誌と時計が付いてこの価格だったらすごく安いですよね!
村上さん:ありがとうございます。経験上、小学生になったら生活習慣がますます大事なんですよね。小学生になると朝の時間がより戦争状態になりがちです。 ただ起こしてごはんを食べさせるだけじゃなく、「支度したの?」と確認が必要だったりと、学校の配布物ももちゃんと把握していないと、これが要るんだ……と急に焦ったり。
Nさん:この前行った就学前検診でもさっそく紙がたくさん配られて、その雰囲気は感じました(笑)。「こんなところに持ち物が書いてある」ってびっくりしました!
村上さん:先生から直接親に連絡が来ない分、親子のコミュニケーションが本当に重要だと感じるようになりました。
これからの学習に必要なチカラを『小学一年生』で学んで欲しい
mama’s life編集部: そうですよね!1年生っていろいろ大変なところもあるんですけど、楽しいこともたくさんですよね。この『小学一年生』って親と子どもがコミュニケーションを取れるような内容になっているそうなんです。さっきの「アベベのぼうけん」にしても、難しいプログラミングを親子でコミュニケーションを取りながらやるっていう。
村上さん:そうなんです。付録も小1のお子さんだと組み立てるのはまだ難しいので、親が作ってあげて一緒に遊べるようになっています。虫眼鏡の付録のときはちょうど夏休みの時期だったので、親子で見て楽しんだり。まだまだ1人で遊びに行ったりできないので、一緒についてあげて一緒に楽しんでいただきたいですね。
mama’s life編集部:今日いろいろお話を聞いてきたなかで、『小学一年生』という雑誌に対して今まで抱いていたイメージは実際にお話を聞いて変わりましたか?
Wさん:最初に本を見たときに、ドリルもいっぱいついているので勉強勉強のイメージがあって、表紙だけ見せられてもうちの子は開かないのかなぁと思っていたんですけど、子どもの遊び心をくすぐるような楽しみながら学べるコンテンツがいっぱい入っていることがわかったので、実際に子どもに見せたら興味を持つのかなって思いました。
Nさん:そうですね。私が子どものころと変わらず『小学一年生』が今も時代に合ったカタチでしっかり作られていることがわかりました。目覚まし時計を使って、わが子も生活習慣を身につけられるようにしたいです。(笑)
Hさん:私もコンテンツがこんなにいろいろあるのは知らなかったので、見ていて面白いなと思いました。親が読んで役に立つ「Hugkum」という親向け別冊付録も魅力的です。こういった内容を、書店で中身や付録がちら見できるといいですよね。
長竹さん:付録が入っているから閉じられちゃうんですよね。WEBでそういう展開ができればいいですね。
mama’s life編集部:付録が本当に魅力的ですよね。毎月毎年変わると以前聞いたことがあって、とても努力されているなと感じました。
長竹さん: 2020年に、大きな教育改革が行われる予定とのことで、“非認知能力”と言われるIQとか学力テストのような数値だけでは表せない「困難を乗り越える力」や「多様性を受け入れる能力」、「自発的に考え行動する力」など“生きる本質的な能力”を育む教育方針にシフトしていくと言われています。グローバル化が進み、AIなどの革新的テクノロジーが発展を遂げ、正解がわかりづらい時代と言われる現代、自分で問いを見いだし、あきらめずに、答えを導き出していく能動的な能力が問われるようになっていくと思います。
一同:へー、そうなんですね。(驚き)
長竹さん:そんな状況に対応できる、友達をたくさん作ることができる子どもたちの手助けを、『小学一年生』ができるようになるといいなと思い作っています。
【座談会を終えて……】
ママ世代にも親しみのある『小学一年生』。これまで小学一年生の子どもたちと一緒に歩んできたノウハウだけでなく、時代の変化を捕らえてしっかり誌面に生かし続けていることに一同驚きを隠せませんでした。
座談会を通じ、入学準備に不安がいっぱいだったママたちも、編集長のお話によって目の前の入学をとてもポジティブに受け入れられる変化が芽生えたようでした。
※画像はイメージです。
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