小学生のお小遣いはいつからいくら渡す?渡し方や注意点も解説
2025/3/19
小学生のお小遣いは、低学年のうちから500円~700円程度渡している家庭が多いです。楽天ママ割メンバーへのアンケート結果をもとに、お小遣いを渡し始めた時期や相場、親が気を付けることなどを解説します。

「一般的にお小遣いはいつから渡す?」「金額はいくら?」など、他の家庭のお小遣い事情が気になる方も多いのではないでしょうか。お小遣いは、お金の管理方法を学ぶ良い機会になる一方で、トラブルや不安が生じることがあります。そのため、親が注意点や一般的な相場などを把握し、事前に子どもと話し合うことが大切です。
本記事では、楽天ママ割会員を対象に、子どもへのお小遣いに関するアンケートを実施しました。本記事では、アンケート結果をもとに小学生のお小遣いの相場や渡し方、注意点などを解説します。
【楽天ママ割メンバー対象アンケート】
期間:2022 3/7~3/11
回答者全体(N=1,000)
目次
小学生へのお小遣いはいつ、いくら渡す?
金融広報中央委員会が2015年度に実施した「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)」によると、小学生の7割以上がお小遣いをもらっていることがわかりました。
頻度としては、低学年ほど「ときどきもらう」割合が多く、高学年ほど「月に1回もらう」割合が多い傾向にあります。金額の相場は、学年問わず500〜700円未満です。
なお、楽天ママ割メンバーを対象にしたアンケートでも、学年により差はあるものの6〜7割のご家庭がお小遣いを渡していました。ここからは、低学年、中学年、高学年に分けてアンケート結果を紹介します。
低学年(1~2年生):500~700円
楽天ママ割メンバーへのアンケートでは、小学1年生・小学2年生にお小遣いを渡している家庭は、58.9%という結果になりました。
お小遣いの渡し方としては「お手伝いをしたり頑張ったご褒美として」と回答した家庭が最も多く、「定期的に」との回答は18.5%にとどまっています。
低学年ではまだ計画性をもってお金を使うことは難しいため、お出かけや何かのご褒美として少しずつ渡すというケースが多いようです。

なお、金融広報中央委員会による「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)」によると、低学年のお小遣いの平均金額は、1,004円となっています。
ただし、最も多く回答された金額は500~700円未満(22.6%)であり、100円~200円ほどの少額の回答も多くみられました(16.5%)。
平均値が高めになっているのは、家庭によって金額のばらつきが多いためと考えられます。そのため、低学年のお小遣い相場(最頻値)は、500円ほどという結果になっています。
中学年(3~4年生):500~700円
小学3年生・小学4年生では、71.6%の家庭でお小遣いを渡しています。
お小遣いの渡し方としては「定期的に」と回答した割合が低学年と比べて増えており、中学年くらいになると「計画的にお金を使う練習をさせたい」と考えるママやパパが多くなることが伺えます。

中学年のお小遣いの平均金額は864円、お小遣い相場は500円ほどという結果でした。
低学年と同様、500~700円の金額を渡している家庭が最も多く(25.8%)、次に1,000~1,500円が多くなっています(18.9%)。
中学年ではある程度の計算能力が身に付いていることもあり、お金の計算ができるようになっていきます。そのため、低学年のころより少し多めの金額を渡す家庭も多くなる傾向です。
高学年(5~6年生):500~700円
小学5年生・小学6年生では、69.4%の家庭がお小遣いを渡しています。
渡し方としては「定期的に」と回答した割合がさらに増え、ママやパパが比較的安心してお金の管理を任せられると考えているようです。しかし、高学年でも、お小遣いを渡していない家庭は3割います。お小遣い以外にも、お金の使い方を学ぶ方法はあるため、各家庭に合った方法で金銭感覚を育てると良いでしょう。

なお、高学年のお小遣いの平均金額は、1,085円でした。
高学年でも、500~700円の金額を渡している家庭が最も多く(37.9%)、次に1,000~1,500円が多くなっています(29.5%)。
相場としては高学年も500円ほどとなりますが、高学年の場合は、お金を計画的に使える年齢のため、多く渡す家庭も増えています。
なかには、2,000~3,000円程度と多めに渡し、必需品もそこから計画的に購入させるという家庭もありました。文房具などの必需品の購入費をお小遣いに含めるかどうかでも、金額には差が生まれそうですね。
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小学生にお小遣いを渡すメリット・デメリット
お小遣いは、子どもがお金の使い方を学ぶ貴重な機会になりますが、予想外の影響を与えることがあります。
ここからは、お小遣いを渡すメリットとデメリットを紹介します。
メリット:お金の管理能力・計画性が身につく
小学生のうちからお小遣いを渡す大きなメリットとしては、お金の管理能力・計画性が身に付くことがあげられます。
欲しいものを手に入れるためにはお金を計画的に管理していく必要があるため、自然と「自分でお金を管理する」力が身に付きます。
また、お小遣いを通して、お金の価値や仕組みを理解させられることも大きなメリットです。将来に備え、今のうちからお金について学んでおくことは重要といえるでしょう。
お小遣いの渡し方には月額制や報酬制がありますが、報酬制にすることで家事や勉強への意欲を育てることもできます。
デメリット:「お金は親がくれるもの」という意識が定着してしまう
小学生にお小遣いを渡すデメリットとして、「お金は親がくれるもの」という意識が定着してしまうことがあげられます。
特に、定額制でお小遣いを渡す場合には、無条件に毎月お金をもらうことになるため、そうした意識が定着しやすくなります。このような意識が定着してしまうと、お金を大切にする気持ちが育ちにくくなるため注意が必要です。
また、「お金は定期的に親からもらえるもの」という意識が身についてしまうと、気軽にお金の貸し借りをしてしまう、といったトラブルに発展する可能性も考えられます。
ただし、こうしたデメリットは、管理方法やルールをしっかり伝えることで解消できます。お小遣いを渡す前に、きちんと家庭のルールを決めることが大切です。

小学生へお小遣いを渡し始める時はどうすれば良いの?
小学生にお小遣いを渡す際には、頻度や渡し方、ルールなどを決めることが重要です。ここからは、それぞれの項目について詳しく解説します。
お小遣いを渡す頻度を決める
お小遣いを渡しはじめる際は、お小遣いを渡す頻度を決めます。
楽天ママ割メンバーに聞いたアンケートの結果では、低学年~高学年に共通して、お小遣いを渡す頻度は「1か月に1回」が最も多い回答でした。給料制のように1か月頑張ったご褒美としてあげるほか、月に1度と決めることで、家計の管理がしやすいというメリットもあるようです。
少数の回答では、「月に4回」と小分けにして渡す方や、「習い事のテストに合格したとき」「成績表をもらうとき」など、成果に応じて渡す方も見られました。
お小遣いの渡し方を決める
お小遣いを渡す頻度を決めたら、次はどのように渡すかを決めましょう。お小遣いの渡し方は、主に次の3つの方法があります。
1.定額制
毎月決まった金額を渡す「定額制」は、計画性や管理能力を育てたい方におすすめです。
定額制ではお小遣いの範囲でやりくりしなければならないため、計画性や管理能力が身に付きやすくなります。
定額制と報酬制を組み合わせるのも一つの方法です。たとえば、基本のお小遣いは500円とし、テストで100点を取ったら100円、家事の手伝いをしたら30円などといった報酬をプラスすると、計画的にお金を管理する能力と、学習や労働への意欲を向上させられます。
2.報酬制
労働の対価としてお金を渡す「報酬制」は、お金の大切さを教えたい方におすすめです。
報酬制では、お風呂洗い30円、机拭き10円などと金額を決め、お手伝いの内容に応じてお小遣いを渡します。この方法だと、自分が働くことでお小遣いを得ることができ、お金の大切さが理解しやすくなります。
お手伝いをしてくれたときは、お小遣いを渡すだけでなく感謝の気持ちを伝えることで、自尊心を育てやすくなるメリットもあります。
3.都度性(プレゼン性)
お小遣いが欲しいタイミングでその都度渡す「都度性(プレゼン性)」は、プレゼン力を鍛えたい方におすすめです。
都度制(プレゼン制)とは、「これが欲しい」という要求を親にプレゼンし、親を説得できればお小遣いをもらえるという方法です。この方法では、理由や根拠を言葉にして伝える力(プレゼン力)を鍛えられます。
また、お小遣いは現金で渡すのが主流ですが、電子マネーという選択肢もあります。現金は、お金を直接扱うことで重みや大切さを実感しやすい一方で、紛失のリスクがあることや、親が現金を準備しなければならないことが懸念点です。
電子マネーの大きなメリットは、利用履歴が確認でき、お金の流れを把握しやすいことです。近年はキャッシュレス化が急速に進んでおり、子どものうちから電子マネーに慣れておけるのも魅力です。
ただし、スマートフォンや交通ICカードが必要になるため、家庭の方針や、子どもの性格に合った方法を取り入れてみてください。
お小遣いのルールを決める
お小遣いを渡しはじめる前には、必ずルールを決めておきます。ルールがあいまいだと、お金のトラブルが発生したり、管理能力を育てられなくなったりするリスクがあるからです。
たとえば、以下のようにルールを設定してみてはいかがでしょうか。
<お小遣いのルール例>
- 友達とお金の貸し借りはしない
- 前借りはできない
- 文房具は親が買うが、キャラものはお小遣いから買う
- 買う前に欲しい「理由」を話す
家庭ごとに金額や状況は違うため、どうすればトラブルなく必要な力を育てられるかを考えてルールを決めていきます。
ポイントは、親もルールを守ることです。子どもに泣きつかれたからといって、ルールを変更してしまっては、「管理ができなくても親が助けてくれる」「泣けばお金をもらえる」など、マイナスの学習をしてしまうかもしれません。
小学生にお小遣いを渡すときに親が注意すること
楽天ママ割メンバーが小学生にお小遣いを渡す時の注意点をアンケートしたところ、最も多かったのは「お金の使い方のルールを決めておく」という回答でした。
たとえば、「買い物をする前に何に使うかを親に報告する」「使った当日にお小遣い帳に記録する」など、具体的なルールを設けると子どもは迷わずにお小遣いを管理できます。

親側の注意点としては、以下の3つのポイントを意識することがおすすめです。
- お金の大切さを伝える
- 事前に管理方法を話し合い、使い方を把握しておく
- 使い方に口出しをしすぎない
それぞれ詳しくご紹介します。
お金の大切さを伝える
お小遣いをただ渡すのではなく、お金の大切さ、貯金の大切さをしっかり伝えることが大切です。お小遣いは、親が一生懸命働いて得たお金であることや、お金を稼ぐのはとても大変なことを親子で話し合うことで、無駄遣いを防ぐことができます。
お金はこの社会で生きるうえで必要なものです。お金が手に入る背景や、お金がないとどうなるのかなど、日々の生活のなかで大切なことを伝えていってくださいね。
事前に管理方法を話し合い、使い方を把握しておく
お小遣いは渡しっぱなしにせず、どう使っているかを把握しておくことが大切です。
子どもにお金を渡したまま放置してしまうと、知らないうちに友達とお金の貸し借りをしてトラブルになっていた、などという事態にもなりかねません。
お小遣いを使うときは親に申告させる、お小遣い手帳を忘れず記入させる、などとルールを決めて使い道を把握すると安心です。
使い方に口出しをしすぎない
親が、お小遣いの使い道について口出しをしないよう注意します。
お小遣いは子どもが自由に使えるお金であり、使い道も自由です。たとえ失敗したとしても、そうした失敗から学び、計画性を身につけていくもの。親が口出しをしすぎては、管理能力が育たなくなってしまいます。
また、「お小遣いが足りない」と言われた際に、ルールを無視して追加で渡すことはおすすめできません。まずは、計画を立てずにお金を使うとどうなるかを改めて説明し、次からどうするべきかを親子で話し合います。
状況に応じて追加を許す場合も、次回からは自分で対処できるように「足りないときのために、来月から1割は貯金をしよう」と貯蓄の習慣を促すのも良いでしょう。
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アンケート結果から小学生の約7割が、お小遣いをもらっていることが分かりました。子どもにお金を持たせることにはリスクもありますが、金銭感覚を養い、計画性を身につける良い機会になります。
トラブルや無駄遣いを予防するためには、事前に渡し方や管理方法などをしっかり決めることが大切です。家庭に合った金額やルールを決め、お小遣い制度を導入するかを検討してみてください。
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