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医師監修|妊娠中に紅茶を飲んでも大丈夫?飲み方や注意点を解説

妊娠

妊娠

2024/2/13

妊娠中に紅茶を飲む場合は、1日に1~2杯までにしましょう。紅茶に含まれるカフェインの多量摂取は、胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。本記事では、医師監修のもと妊娠中の方に向けた紅茶の飲み方や選ぶ際の注意点について解説していきます。

紅茶と茶菓子

妊娠中は控えるべき食べ物や飲み物があります。よく「カフェインを含む飲み物は、妊娠中は控えるべき」と聞きますが、紅茶は飲んでもいいのでしょうか。この記事では妊娠中に妊婦が飲める紅茶の量と、1日のカフェインの上限量、カフェインを控えるべき理由などを紹介します。

この記事の監修者

コロンビア大学病院 一般産婦人科医

常盤真琴先生

山形大学医学部卒業、日本医師免許取得。ニューヨーク大学メディカルセンターにて産婦人科研修を修了。米国医師免許取得。現在コロンビア大学病院にて一般産婦人科医として勤務。

妊娠中に紅茶は飲める?何杯飲んでいい?

妊娠中に紅茶を飲みたい場合、1~2杯であれば問題ありません。
妊娠中の飲み物で気を付けたいのがカフェインです。コーヒーや緑茶などはカフェインが多く、妊婦は控えるべきだと言われていますが、紅茶の場合の許容量や胎児がカフェインによる影響を受けない量はどれくらいなのか、見ていきましょう。

紅茶は1日に1~2杯ならOK

妊婦が飲める紅茶の量は1日1~2杯までなら可能とされています。紅茶に含まれるカフェインは100mlあたり30mgほどで、妊娠中の1日のカフェイン摂取上限量は200mgとされているからです。
「1日分の上限量以下だからもっと飲んでもいいのでは?」と思うかもしれませんが、紅茶を入れるカップの大きさや紅茶の濃度によってカフェインの摂取量が異なります。そのため、胎児への影響を考えると1~2杯にとどめておくのが良いでしょう。
紅茶以外にも、コーヒーや緑茶などカフェインを多く含む物を飲む際は、それらのカフェイン量も考慮して量を調整しましょう。

紅茶

紅茶以外でカフェインが含まれる飲み物と摂取量目安

日本では妊娠中の明確なカフェイン摂取量は定められていませんが、英国食品基準庁(FSA)では1日あたりの上限量を200mgまでに制限するよう呼び掛けています。飲み物に置き換えるとコーヒーマグカップ2杯程度となります。
紅茶以外にカフェインを含む飲み物は以下のとおりです。

カフェイン摂取量の目安表

胎児への影響を考え、妊婦は上限量を超えないよう飲み物の種類には気を付けましょう。
カフェインを含む飲み物について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

▶妊娠中はカフェインを摂り過ぎはNG!妊婦さんに及ぼす影響と対策【管理栄養士監修】
▶【助産師監修】妊婦はココアを飲んでいい?カフェインの量や影響を解説
▶医師監修|妊婦は栄養ドリンクを飲んでも良い?選び方を解説!

妊娠中にカフェインを控えるべき理由

紅茶に限らず妊娠中にカフェインを含む飲み物を控えるよう言われますが、そもそもなぜ妊娠中はカフェイン摂取を制限されるのでしょうか。妊婦や胎児に与える影響を解説していきます。

体内滞在時間が長い

ひとつ目の理由として、カフェインが母子双方の体内に長く留まる点が挙げられます。
妊娠中は健康な成人と比較して、カフェインが6~16時間ほど体内に長く留まると言われています。そして紅茶などの飲み物に含まれるカフェインは胎盤を通過し、胎児にも影響を与えるのです。
胎児内のカフェインを分解する酵素は未熟なので、胎児の中でもカフェインの滞在時間が長くなってしまいます。

多量摂取によって流産や胎児発育不全のリスクが高まる

2つ目はカフェインの作用で流産や胎児の発育不全などの影響が及ぶ可能性がある点です。
紅茶などの飲み物に含まれるカフェインには血管収縮作用があります。多量摂取することで作用が強まり、妊娠中は胎盤への血流が悪化したり心拍数が増加したりする可能性が高まります。すると胎児へ十分な栄養が行き届かず、流産や低体重児など発達不全のリスクが高くなるのです。

鉄分不足による貧血などのリスクが高まる

3つ目は妊婦自身への影響が挙げられます。
紅茶などの飲み物に含まれるカフェインには利尿作用があり、鉄の吸収を助けるビタミンCを排出しやすくします。そのため、貧血になるリスクが高まります。
そもそもカフェイン摂取の有無にかかわらず、妊娠中は血液量が増加するため、貧血になりやすい状態です。貧血が重度になると胎児へ十分な酸素が行き渡らず、発達や発育不全、切迫早産の可能性が高くなるため、たかが貧血と侮ってはいけません。

貧血症状を発症している女性

妊娠中におすすめの紅茶の飲み方

妊娠中はカフェイン入りの飲み物を大量に飲むのは避けるべきだと説明してきました。しかし、リラックスタイムには飲み物は欠かせません。では、どんな飲み物だと妊婦や胎児に影響を与えないのでしょうか。

カフェインレスの紅茶を飲む

胎児への影響を考えると、妊娠中の飲み物はカフェインレスの紅茶がおすすめです。最近ではカフェインレスの紅茶が数多く展開されており、フレーバーティーなどさまざまな種類から選べます。スーパーなど実店舗だけでなくネットショップなどでも販売されているため、お気に入りが見つかるでしょう。紅茶の味や香りはほぼ変わらず、紅茶好きの妊婦でも十分満足できるはずです。
ただし、カフェインレス紅茶やデカフェ紅茶は、製造工程にもよりますが、必ずしもカフェインゼロというわけではなく、カフェインをほぼゼロにした(取り除いた)紅茶を指しています。もし、飲むことに抵抗がある場合は、あらかじめ医師や店頭で確認してみてください。

ハーブティーを飲む

紅茶以外の飲み物としてハーブティーが選択肢にあがるかもしれません。ハーブティーにはカフェインが含まれておらず、妊娠中に適した飲み物です。

購入時には専門家に相談するのがおすすめ

カフェインは含まれていなくても、妊娠中は胎児に影響を与える飲み物があります。「紅茶じゃないから大丈夫」と過信せず、妊婦は購入前に産婦人科医や紅茶の専門家に相談しましょう。ネットショップで購入する場合はチャットやメールで問い合わせ、安全だと判断してから購入してください。

医師の診察をうける妊婦

カフェインが含まれないお茶を楽しむのもおすすめ

妊娠中のティータイムには、紅茶以外のカフェインが含まれていない飲み物もおすすめです。

カフェインが含まれていないお茶の例
・麦茶
・黒豆茶
・ルイボスティー
・そば茶
・コーン茶 など

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妊娠中に妊婦が飲んでいい紅茶の量は、1日あたり1~2杯とされています。コーヒーや緑茶などカフェインを含む飲み物を併用する場合は、さらに量を調整する必要があります。
カフェインを過剰摂取すると胎児の発育不全や早産、妊婦の貧血悪化の原因になりかねません。どうしても妊娠中に紅茶が飲みたい場合は、カフェインレスの紅茶やハーブティーなどを活用してみましょう。
妊娠中のティータイムにはリラックス効果があるため、上手に付き合っていきたいですね。

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