ドライブレコーダーの代表的な日本製メーカー
ドライブレコーダーを製造・販売しているメーカーは、国内・海外を問わず多数あります。とくに海外メーカーには手頃な価格のモデルが多い傾向にありますが、信頼性の観点から日本製メーカーを選びたい方もいるでしょう。
そこで今回は、ドライブレコーダーを製造・販売している代表的な日本製メーカーを、以下の表にまとめました。
メーカー | 特徴 |
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COMTEC(コムテック) | 駐車監視機能搭載モデル、360°カメラ、前後2カメラ対応モデルなど、種類が豊富で保証が手厚い |
Yupiteru(ユピテル) | 前後左右はもちろん車内の様子や、720°の広範囲を高画質に記録するなど多彩な機能を搭載 |
KENWOOD(ケンウッド) | カーオーディオでも有名なメーカーで、ハンドルから手を離さずに音声コマンドで録画を開始できるドライブレコーダーも提供 |
Pioneer(パイオニア) | 録画のクオリティが高く、画質・明るさ・感度の技術にこだわっているため、昼夜を問わず鮮明な映像を記録できる |
CELLSTAR(セルスター) | 製造から販売まですべて日本国内で行っており、アフターサービスも充実している |
各メーカーの特徴と、これからご紹介するドライブレコーダーの選び方を参考に、ご自身に合うモデルをみつけていきましょう。
なお、ドライブレコーダーのメーカーについては、次の記事でも詳しく解説しています。
日本のドライブレコーダーのメーカー5選!各社のおすすめモデルもご紹介
ドライブレコーダーの選び方
ドライブレコーダーを選ぶ際は、以下の5つのポイントをチェックしましょう。
- 形状
- 撮影範囲
- 画質
- 逆光補正機能(HDR/WDR)
- その他の機能
ここでは、それぞれの内容やチェックすべきポイントをご紹介します。
形状
ドライブレコーダーの形状は、「カメラ一体型」、「カメラ分離型」、「ルームミラー型(一体型)」、「ルームミラー型(分離型)」の4つに分類されます。
種類 | イメージ | 特徴 | メリット | デメリット |
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カメラ一体型 | カメラとレコーダーが一体になったタイプ |
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カメラ分離型 | カメラとモニターが別々になったタイプ |
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ルームミラー型 (一体型) |
・ルームミラーとドライブレコーダー、カメラが一体となったタイプ |
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・カメラの向きを変えると、ルームミラーの角度も変わる | |
ルームミラー型 (分離型) |
・ルームミラーとドライブレコーダー、カメラが別々になったタイプ | ・カメラとモニターが分かれていて、カメラの向きを変えやすい | ・配線が複雑 |
それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較し、ご自身にあう形状のドライブレコーダーを選びましょう。
撮影範囲
ドライブレコーダーの撮影範囲は、「前方のみ」「前方+後方」「360°」の3パターンがあります。
上の図のように、撮影範囲が「前方のみ」の場合は、死角が広くなります。
後ろからの事故や駐車中のトラブルが発生するケースに対応するには、「前方+後方」か「360°」の撮影範囲のドライブレコーダーがおすすめです。
また、車上荒らしが起きたときのことを想定して、車内も撮影できる機能が付いたドライブレコーダーを設置しておくと、証拠を残しやすくなります。
画質
ドライブレコーダーで映像を記録できたとしても、画質が悪ければ相手の顔や車のナンバーを確認できず証拠として機能しません。そのため、最低でも200万画素以上のドライブレコーダーを選びましょう。
200万画素以上あれば、相手の車両ナンバーをはっきり読み取れるので、当て逃げ対策にもつながります。しかし、高画質のものはデータサイズが大きくなり、SDカードなどの記録媒体の容量を超えやすいため注意が必要です。
逆光補正機能(HDR/WDR)
逆光補正機能とは、逆光時やトンネルの出口など、明暗差がある場所の明るさを補正し、鮮明な映像を撮影する機能のことです。逆光補正機能には、白飛びや黒つぶれを抑えてキレイに撮影できるメリットがあります。
また、逆光補正機能にはHDRとWDRの2種類があり、それぞれの補正する方法や特徴は、以下の通りです。
逆光補正機能 | 特徴 |
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HDR(High Dynamic Range) |
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WDR(Wide Dynamic Range) |
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HDRの方が白飛びや黒つぶれに強いですが、WDRはHDRと比べて録画データ量を半分にできる特徴があります。
見やすい画像を残したい場合には、逆光補正機能が搭載された機種を選びましょう。
その他の機能
ここでは、ドライブレコーダーのその他の便利な機能をご紹介します。
ドライブレコーダーの機能 | 機能の内容 |
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駐車監視機能 | エンジンをかけていない駐車時にも、車の周りや車内を撮影できる機能 |
Gセンサー機能 | 車の衝撃を検知したときにドライブレコーダーの撮影が始まる機能。バッテリーや容量を抑えられる |
GPS機能 | 撮影された日時や場所、速度などの情報を詳細に記録できる機能 |
安全運転支援機能 | 車の周りを監視し、車間や周辺状況の危険を知らせる機能 |
これらの機能は便利ですが、多機能型のモデルは使い切れなかったり、本体価格が高額になりやすかったりします。購入前に、必要な機能をしっかり選定しておきましょう。
なお、駐車監視機能について詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。
おすすめのドライブレコーダー9選
ここでは、おすすめのドライブレコーダーを、カメラ一体型、カメラ分離型、ルームミラー型(一体型・分離型)の形状別に、それぞれ3つずつご紹介します。
おすすめのカメラ一体型ドライブレコーダー3選
カメラ一体型は取り付けやすく、配線もスッキリと収まりやすい点が主なメリットです。
ここでは、おすすめのカメラ一体型ドライブレコーダー3選をご紹介します。
COMTEC(コムテック)|ZDR035
通常価格(税込) | 24,295円 ※2024年8月8日現在 |
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撮影範囲 | 前方+後方 |
画質 | 200万画素 |
HDR/WDR | HDR/WDR ※WDRはフロントカメラのみ |
その他の機能 | 駐車監視機能、後続車接近感知機能など |
COMTEC(コムテック)のZDR035は、夜間でも常に明るく鮮明な映像を広範囲で記録できる、前後2カメラタイプのドライブレコーダーです。
200万画素の画質に加え、フロントカメラにはHDRとWDRを、リアカメラにはHDRを備えています。
あらゆるシーンでの映像もしっかりと記録できるため、トラブルが起きたときでも証拠を残せるのが特徴です。また、後続車接近感知機能やオプションの駐車監視機能など、豊富な機能も搭載しています。
Point
- 夜間でも悪天候時でも常に鮮明かつ広範囲の映像を記録できる
- 200万画素の高画質に加えHDRやWDRも搭載
- 機能も豊富で安全かつ快適な運転をサポートしてくれる
Yupiteru(ユピテル)|Y-3100
通常価格(税込) | 38,500円 ※2024年8月8日時点 |
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撮影範囲 | 前方+後方+左右+車内(3カメラ) |
画質 | 200万画素 |
HDR/WDR | HDR |
その他の機能 | 駐車監視機能、安全運転サポート機能等 |
YupiteruのY-3100は、フロントカメラ、車内・車外リアカメラの3つのカメラから前方・後方・左右・車内の全方面を記録できるタイプのドライブレコーダーです。すべてのカメラが200万画素以上のHDR搭載であるため、常に鮮明な映像を約360°記録します。
また、オプション不要で駐車監視機能がついていることも、Y-3100の大きなメリットです。車外だけはなく車内も記録できるので、車上荒らしがあった際も証拠を残せます。
Point
- 3カメラで車外だけではなく、車内まで広範囲を記録できるドライブレコーダー
- 200万画素以上に加えすべてのカメラにHDRを搭載
- 駐車監視機能や安全運転サポート機能など機能も豊富
KENWOOD(ケンウッド)|DRV-350-B
通常価格(税込) | 14,080円 ※2024年8月30日時点 |
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撮影範囲 | 前方のみ(広角視野レンズ) |
画質 | 200万画素以上 |
HDR/WDR | HDR |
その他の機能 | Gセンサー機能、駐車監視機能等 |
KENWOODのDRV-350-Bは、コストパフォーマンスがよく1カメラのみで取り付けがしやすいドライブレコーダーです。
1カメラで前方を映し出す構造ながら、「水平122°・垂直63°・対角150°」が記録できる広角視野レンズを採用し、200万画素以上でHDRも搭載されているため、広く鮮明な画像を記録できます。
またGセンサー機能や、車のエンジン停止時にバックアップ電源を供給するスーパーキャパシター機能など、さまざまな機能が搭載されていることも魅力です。
Point
- 200万画素以上かつHDR搭載の広角視野レンズが特徴
- コンパクトで多機能ながらコストパフォーマンス抜群
- Gセンサー機能やスーパーキャパシター機能もついている
おすすめのカメラ分離型ドライブレコーダー3選
カメラ分離型のドライブレコーダーは、カメラとモニターが別々になっているため設置しやすく、一体型よりもカメラ部分がコンパクトな傾向にあるので、視界を遮りにくい点がメリットです。
ここでは、おすすめのカメラ分離型ドライブレコーダー3選をご紹介します。
Pioneer(パイオニア)| VREC-DS810DC
通常価格(税込) | 35,980円 ※2024年8月8日時点 |
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撮影範囲 | 前方+後方 |
画質 | 200万画素以上 |
HDR/WDR | WDR |
その他の機能 | バックカメラ機能、駐車監視機能等 |
PioneerのVREC-DS810DCは、コンパクトサイズながら広範囲を撮影できる前後2カメラタイプのドライブレコーダーです。写真の明るさを調整する露出補正機能や、逆光補正機能なども搭載されており、街灯の少ない道路や暗い駐車場での映像もはっきりと記録できます。
リアカメラを利用したバックカメラ機能が搭載されており、シフトレバーをRに入れると自動的に後方映像がカーナビに映し出されます。これにより駐車時の見づらさをサポートすることが可能です。また、衝撃を検知するGセンサーがフロントカメラと本体に搭載されているので、事故や車上荒らしなど万が一の出来事にも対応しています。
Point
- コンパクトサイズで取り付けやすい広範囲レンズを搭載した前後2カメラタイプ
- 露出補正機能や逆光補正機能によって、常に鮮明な映像を記録できる
- Gセンサー機能やバックカメラ機能など、安全運転をサポートする機能も豊富
COMTEC(コムテック)|ZDR036
通常価格(税込) | 26,475円 ※2024年8月8日時点 |
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撮影範囲 | 前方+後方(自由に取り付け可能) |
画質 | 約370万画素 |
HDR/WDR | HDR |
その他の機能 | 安全運転支援機能、駐車監視機能等 |
COMTECのZDR036は、フルHDの1.8倍にも及ぶ約370万画素のドライブレコーダーです。前方と後方にある2種類のカメラは自由に取り付けできるため、前方の中心や後方の中心に限らず、好きな位置にカスタマイズして設置できます。
また、夜間映像を鮮明に記録する技術であるSTARVIS(スターヴィス)、昼間の白飛びを防止するHDRを搭載しています。常に鮮明な映像をより高画質で記録できるのが、ZDR036の大きな特徴です。
Point
- 約370万画素とほかにはない画質の高さが特徴
- 2種類のカメラは自由に取り付けができカスタマイズして設置できる
- 安全運転支援機能や複数の録画機能、バックアップ機能など機能が豊富
Panasonic(パナソニック)|CA-DR03HTD
通常価格(税込) | 36,900円 ※2024年8月8日時点 |
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撮影範囲 | 前方+後方 |
画質 | 200万画素以上 |
HDR/WDR | HDR |
その他の機能 | 駐車監視機能、リバース後方ビュー機能等 |
国内メーカーであるPanasonicもドライブレコーダーを展開しており、CA-DR03HTDは、カーナビと連携して使用できる2カメラタイプのドライブレコーダーです。レンズの特性を表すF値が1.4の明るいレンズを採用していることが特徴で、夜間でも鮮明な映像を記録できます。
また、駐車監視機能や後方が映し出せるリバース後方ビュー機能などの付帯機能も搭載しています。Panasonicの人気カーナビモデル「ストラーダ」と連携することで、より便利に使用できるドライブレコーダーなので、カーナビの導入も検討している方はあわせて取り入れてみましょう。
Point
- 広範囲かつ高画質が記録できる前後2カメラタイプのドライブレコーダー
- F値1.4のレンズを採用しており、夜間など暗い場所の映像もはっきり
- カーナビモデルのストラーダと連携すればより便利に使用可能
おすすめのルームミラー型ドライブレコーダー3選
ルームミラー型のドライブレコーダー(一体型・分離型)は、モニターが大画面で見やすいメリットがあります。
以下では、おすすめのルームミラー型(一体型・分離型)ドライブレコーダー3選をご紹介します。
KENWOOD(ケンウッド)|DRV-EM4800
通常価格(税込) | 54,100円 ※2024年8月8日時点 |
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撮影範囲 | 前方+後方 |
画質 | 207万画素 |
HDR/WDR | HDR |
その他の機能 | 明るさ調整機能、駐車監視機能等 |
KENWOODのDRV-EM4800は、リアルタイムの映像を鮮明に確認・記録できる前後2カメラのドライブレコーダーです。ルームミラーに固定用バンドで装着するタイプで、幅広い車種に対応しています。
モニターはタッチパネルで操作でき、フロントやリアカメラの表示エリアや明るさの調整が可能です。また、ハンドルから手を離さずに録画開始や写真撮影などの操作ができる「音声コマンド機能」も搭載しています。
さらに、HDR搭載で輝度調整機能もついているため、日差しが強い昼間でも暗い夜間でも鮮明な画像の記録が可能です。駐車監視機能やGセンサー機能など、便利な機能もついています。
Point
- 前後に2カメラを自由に設置できるルームミラー型(分離型)のドライブレコーダー
- 画角調整機能や輝度調整機能、Gセンサー機能など機能が豊富
- 長年培ってきた映像技術と車載技術で映像が鮮明
CELLSTAR(セルスター)|CS-1000SM
通常価格(税込) | 54,880円 ※2024年8月8日時点 |
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撮影範囲 | 前方+後方(フロントカメラはオプション) |
画質 | 200万画素以上 |
HDR/WDR | HDR |
その他の機能 | 駐車監視機能、安全運転支援機能等 |
CELLSTARのCS-1000SMは、ドライブレコーダー機能がついたデジタルインナーミラー(ルームミラー)です。荷物などで後方の視界が狭い場合でもクリアな映像をミラーに映し出すだけではなく、HDR搭載の高画質カメラによりいつでも鮮明な映像を記録できます。
また、オプションとしてフロントカメラを取り付けることで、前方と後方をしっかりと記録可能。完全日本製なので、国産のルームミラー型(分離型)のドライブレコーダーを探している方におすすめです。
Point
- 明るく鮮明な映像が映し出せるドライブレコーダー機能がついたルームミラー
- HDR搭載で白飛びが防止でき、200万画素以上の高画質で夜間の映像もはっきり
- 駐車監視機能や安全運転支援機能など付帯機能も豊富
higashi(ヒガシ)|HM-061L
通常価格(税込) | 16,980円 ※2024年8月8日時点 |
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撮影範囲 | 前方+後方 |
画質 | 200万画素 |
HDR/WDR | WDR |
その他の機能 | ズーム機能、駐車監視機能等 |
higashiのHM-061Lは、ルームミラー型(一体型)の前後2カメラを搭載したドライブレコーダーです。
フロントカメラがルームミラーと一体になっており、ゴムバンドで取り付けできるため、初心者の方でも設置しやすいでしょう。
200万画素の高画質に加え、higashi独自技術である「SuperNightVision(※)」を搭載し、常に鮮明な映像を記録します。
Point
- 前後200万画素に加えWDRを搭載した高品質なルームミラー型(一体型)
- リアカメラの映像を拡大縮小できるズーム機能がついており見やすい
- 純正のミラーよりも大きなサイズなのでより後方を確認しやすい
(※)暗い場所でも明るく撮影できる機能
ドライブレコーダーの機能を比較して自分に合うモデルを見つけよう!
ドライブレコーダーには、カメラ一体型や分離型に加え、ルームミラー型(一体型・分離型)など、さまざまな種類があります。
撮影範囲も前方のみから360°まで記録できるものまで、非常に幅広いです。
また、ドライブレコーダーには車周辺の状況を撮影するだけではなく、安全運転支援機能や駐車監視機能などさまざまな付帯機能もついています。そのため、ご自身に必要な機能やタイプのドライブレコーダーを見つけてみてください。