行動制限の緩和や、生活必需品の値上げなどがあった2022年。
多様な日常の過ごし方、レジャーの楽しみ方を反映したトレンドが多数誕生しました!
行動制限緩和によりイベント、外出関連の消費が復活!
昨今の行動制限の緩和により、楽天市場ではイベントや外出に関連した商品の需要が回復傾向に!外出の機会が増えたことで、マスクを外してコミュニケーションを取る人が増加したことから、「口腔洗浄機」が約1.7倍(注1)、「口紅・リップスティック」が約1.3倍(注2)、「ファンデーション」が約1.2倍(注2)とそれぞれ流通額が拡大しています。
また、結婚式やパーティーなどのイベントや七五三といった行事を実施する人も増加しており、「ウェディングドレス」が約1.5倍(注1)、「パーティードレス」が約1.3倍(注1)、「和装」が約1.3倍(注1)と流通額が伸びています。また身だしなみやイベント関連だけではなく外出機運が高まったことの表れから、楽天ブックスでは「ガイドブック」の売り上げが約2.5倍(注3)と非常に好調で、中でも国内向けのガイドブックがランキング上位に挙がりました。
小さなバッグ、ポーチの人気が急上昇
スマホポーチの流通額は昨年の約4倍
キャッシュレス決済の普及やファッショントレンドなどにより、バッグのサイズや中身がどんどんコンパクトに!楽天市場では、両手が空いて便利!と子育て中のママ世代にも人気の「スマホショルダー」や「スマホポーチ」が約4倍(注1)、アクセサリー感覚でも楽しめる「マイクロミニバッグ」 が約2.8倍(注1)とそれぞれ流通額が大きく拡大しました。
また、ビューティー・コスメ関連商品でも、ミニサイズの口紅・リップスティックや、ファンデーション、アイシャドウなどがトレンドに!
ホテルステイやプライベート空間で
バカンス気分や非日常感を楽しむ旅行の過ごし方
3年ぶりに行動制限のない夏休みを迎えた事などから、国内旅行が大きく回復しました。 その中でも、高級感や非日常を感じながら、宿の滞在やサービスを満喫できる宿泊プランやお部屋が人気に! ホテルとバカンスを組み合わせた造語で、ホテルの滞在やアクティビティを楽しむ宿泊スタイル「ホカンス」も、Instagram でのハッシュタグ投稿件数が13万件を超える(注4)など、注目が高まりました。
「楽天トラベル」の高級宿の予約実績は、コロナ前の2019年同期比で約1.3倍に伸長し、お部屋でゆっくりとお風呂に浸かることができる「露天風呂付客室」を含む宿泊プランや客室の宿泊数も、コロナ前の2019年同期比約1.3倍 (注5)となりました。また、一棟丸ごと利用でき、仲間や家族とプライベート空間を楽しめる「ヴィラ」のキーワードを含んだ客室や宿泊プランの宿泊予約も、2019年同期比約1.8倍 (注6)と大きく伸長しました。
VTuberのNFTが連日完売し
オンライン上での推し活が徐々に浸透!
アイドルやミュージシャンなどのライブイベントにまだ、様々な制限がある中、デジタルトレカなどのNFTを購入して応援する新しい「推し活」がトレンドに!Rakuten NFTではVTuber「安全だいいち!」のデジタルトレカ「安全だいいち!はじめてのNFT!」限定100個が発売から30分後に完売という大盛況となりました。
NFTは、 購入したNFTを他のユーザーに販売する2次流通でも、アーティストや著作者へ利益が還元される仕組みのため、NFTを売買することが「推し」を応援することにもつながります。
同アーティストが販売した第2弾のNFTについても20個が 即日完売となり、NFTを通してVTuberを応援する動きが加速しました。
生活必需品の値上げが続く中
レシート画像でのポイント獲得「レシ活」が人気
円安などで生活必需品の値上げが続く中、レシートの画像をスマートフォンから送付し、ポイントを獲得する「レシ活」が人気を集めました。毎日の街でのお買い物で「楽天ポイント」を獲得できるサービスRakuten Pashaでは、ユーザーから送付されたレシート件数が約1.6倍(注7)に増加しました。
対象商品を購入することでポイントを獲得できるクーポン「トクダネ」も掲載数が前年同期比約2.4倍(注8)となっており、ポイントを獲得できる機会も増えています!キャッシュレス決済やポイントカードを導入していないお店でもレシート画像の送付を通してポイントが獲得できる「レシ活」は、今後も注目を集めることが予想されます。
2023年にヒットを期待するサービスを選出。
デジタル関連の新たなキーワードや旅行分野の変化に注目です!
旅行においてもサステナビリティを意識する傾向に
世界的にサステナビリティへの意識が高まる中で、近年ではサステナビリティに対応した宿泊施設の新規開業も多く見られます。また、コロナ禍で地域経済の持続可能性が課題となる中、寄付と旅行を通じて地域を応援できるふるさと納税の返礼品「楽天トラベルクーポン」の注目も高まっています。楽天トラベルが旅行者を対象に行った意識調査では、7割以上が旅行先や宿泊施設においてサステナビリティに関する何らかの問題意識を感じていると回答しました(注9)。
楽天トラベルでは、旅行者が宿を選ぶ際の参考としてもらうために、宿泊施設のサステナビリティへの取り組み内容を予約ページ上で紹介する「サステナビリティアイコン」の掲載を、2022年11月より開始しました。あわせて、旅行とサステナビリティについて考えるコンテンツや、サステナブルがコンセプトの宿情報などを、特設ページ上で発信しています。
処方箋をデジタル化!
「電子処方箋」の運用が2023年1月より本格導入
コロナ禍をきっかけに、必要なときにいつでも検査や治療を受けられる仕組みや、迅速に医療データを収集・解析・利用することの重要性が認識され、デジタル技術を活用した新しい医療・ヘルスケアサービスの需要が急拡大しました。
楽天では、今年10月に、ポイントを貯めながらおトクに健康管理ができるスマートフォンアプリ楽天ヘルスケアのiOS版を提供開始しました。2023年以降、同アプリは、処方せん医薬品受取のネット予約やオンライン服薬指導サービスとの連携も予定しています。
厚生労働省は2023年1月より電子処方箋の運用を開始することを発表。電子化することで、病院や薬局が患者の過去の処方・調剤データを閲覧できるようになるため、医療機関や薬局が患者の処方歴を把握して不適切な飲み合わせなどを未然に防げるメリットがあり、海外では普及が進んでいます。今後医療・ヘルスケア領域におけるデジタル化はますます進んでいくと予測されます。
縦スクロールでさくさく読める
スマホに最適な形式のデジタル漫画
縦読みデジタルコミックは、スマートフォン画面全体を使ったインパクトのある描写に加え、多様な色使いや音響にエフェクトをかけることなど、様々な演出が可能です。見開きの紙面を想定した従来の漫画では複雑に並べられたコマ割りを読むのに対し、縦読みデジタルコミックでは、コマを縦に並べることで画面をスクロールして読むことができ、世界共通で読みやすいフォーマットであることから、国内外で人気が高まっています。
楽天は今後、トゥーンクラッカー社と共同で、縦スクロール型・フルカラーのオリジナル作品を企画・制作し、国内外への配信や海外作品の調達およびローカライズを行う予定です。
「そろそろ…」と近場や馴染みのある国から
海外旅行の再開が増加すると予測
各国の水際対策が緩和され、海外旅行に行きやすくなったことをきっかけに、楽天トラベルでの海外ホテルと海外ツアーの1日当たりの平均の検索数は、約3倍以上に増加しました(注10)。 行き先の傾向では、以前から日本人旅行者が多く安心して異国感を楽しめるハワイや、短い時間と距離で移動でき、食やエンタメ文化などが日本人にも親しみやすい韓国・タイなどが人気を集めています。特に韓国は8月の水際対策緩和以降、1日あたりの「楽天トラベル」での海外ホテルと海外ツアー検索数の平均が約6倍に伸長しています(注11)。
ハワイ、韓国における海外ツアーの年始(2023年1月1日~1月5日)の宿泊動向は、コロナ前の2019年同期比で増加しており、更に2023年のゴールデンウィークも既に予約が入り始めています。水際対策の緩和を受けて、海外旅行について検索を始めたり、実際に予約する人が増えている傾向が伺えます。
2022年1月~9月の対象期間内に楽天グループのサービスで流通額や利用者数が特に伸びたものからキーワードを独自に選出しております。
(注1)「楽天市場」における流通額を2022年1月1日から9月30日と2021年1月1日から9月30日の間で比較
(注2)「楽天市場」における流通額を2022年6月1日から9月30日と2021年6月1日から9月30日の間で比較
(注3)「楽天ブックス」における流通額を2022年1月1日から10月31日と2021年1月1日から10月31日の間で比較
(注4)2022年11月9日時点。楽天調べ
(注5)「楽天トラベル」の定める高級宿の宿泊数の実績を、2022年1月1日~2022年10月31日と、2019年1月1日~2019年10月31日の間で比較
(注6)「楽天トラベル」の国内宿泊において、宿泊プラン名か部屋タイプ名に「露天風呂付客室」、もしくは「ヴィラ」のキーワードを含む宿泊数の実績を、2022年1月1日~2022年10月31日と、2019年1月1日~2019年10月31日の間で比較
(注7)「Rakuten Pasha」のユーザーから送付されたレシートの件数を2022年1月1日から9月30日と2021年1月1日から9月30日の間で比較
(注8)「Rakuten Pasha」における「トクダネ」の掲載数を2022年1月1日から9月30日と2021年1月1日から9月30日の間で比較
(注9)「楽天トラベル」:旅行先や宿泊施設のサステナビリティへの取り組みに関する意識調査
(注10)「楽天トラベル」の海外ホテル・海外ツアーにおける、海外ホテルや海外ツアーの商品検索の1日あたりの検索数の平均を、2022年1月1日~2022年8月23日、2022年8月24日~2022年10月23日の間で比較(2022年8月24日、日本入国時の水際対策の緩和について公式発表)
(注11)「楽天トラベル」の海外ホテル・海外ツアーにおける、韓国を行先とした海外ホテルや海外ツアーの商品検索の1日あたりの検索数の平均を、2022年1月1日~2022年8月30日、2022年8月31日~2022年10月23日の間で比較(2022年8月31日、韓国へビザなしで入国できる期間が10月まで延長されることが公式発表)
人々のライフスタイルやレジャーの楽しみ方が変わり始めた2022年。
今年も様々なトレンドやヒットアイテムが生まれました。
本企画では楽天の各種サービスのデータをもとにヒットワード、
ヒット予測ワードを独自に選出しご紹介します!