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絵本の読み聞かせの効果・コツは?楽天ママ割メンバー1,000人に調査

子どもに行う「絵本の読み聞かせ」。実際教育面の効果はあるのか、どのように他の家庭では読み聞かせをしているのか気になる方もいるでしょう。この記事では、楽天ママ割メンバー1,000人を対象に聞いた「絵本の読み聞かせ」に関するアンケートの結果を紹介します。気になる方はぜひ参考にしてください。

ご家庭や保育園・幼稚園などでよく行われる「絵本の読み聞かせ」。楽天ママ割メンバーに「お子さまへの読み聞かせについてのアンケート」を実施したところ、大多数のご家庭で子どもが絵本に触れる機会を作っていることが分かりました。

しかし、「読み聞かせって本当に効果があるの?」「みんなどのくらいの頻度でやっているの?」「物語に興味を持たせるコツは?」など、気になる点もあるのではないでしょうか。そこでこの記事では、アンケートの結果のご紹介から、読み聞かせのメリットや楽しませるためのコツまでを詳しく紹介します。

【楽天ママ割メンバー対象アンケート】
期間:2023/2/6-2023/2/12
回答者全体(N=):1,001人

子どもに絵本の読み聞かせをしている(していた)人は8割以上!

「子どもに本の読み聞かせはしていますか?」という質問に対しての回答は、「している」が55.7%、「過去はしていたが現在はしていない」が27.6%と、8割以上のご家庭で絵本の読み聞かせが行われていたことがわかりました。

また、妊娠中の方に向けて聞いた「出産後に子どもに本の読み聞かせをしたいと思いますか?」という質問に対して、「はい」と答えたのはなんと全体の88.7%!プレママ・パパも、多数の人が子どもに読み聞かせを行いたいと思っていることがわかりました。


産後に自治体や産院から絵本が配られたり、出産祝いでもらったりと、意外と自分で購入しなくても手元に届くことから、自然と子どもに読み聞かせをはじめる方も多いかもしれませんね。

絵本の読み聞かせのねらいは?子どもへの効果を解説

読み聞かせをすることで、どのような効果を得られるのでしょうか。

まず、読み聞かせをすると「想像力や言語能力が高まる」と言われています。子どもはお話を聞いている時、主人公になりきり「楽しい」「悲しい」といった気持ちに共感したり、この先にどんなことが起こるのか予想したりすることで、想像力や集中力を養っているのです。

また、さまざまな絵本に触れることでたくさんの言葉を吸収し、語彙力も高まるでしょう。

親子のコミュニケーションが取れることも大きなメリットです。子どもはママやパパの温もりを感じながら優しい声を聞くことで安心し幸せを感じます。

このように、子どもに絵本を読み聞かせてあげることには、さまざまなメリットがあることが分かっています。読み聞かせを習慣化し、心や言語の発達を促してあげましょう。

参考:文部科学省「絵本で子育てを楽しく」を読んでみよう 6.読み聞かせの大切さ

いつから子どもに絵本の読み聞かせを始める?

読み聞かせを始める時期に決まりはありません。赤ちゃんが絵本に興味を示したときやママやパパの気が向いたタイミングで大丈夫。

しかし、月齢が低いうちは読み聞かせをしても興味を示さない、途中で絵本を閉じてしまうということも多いです。その場合も赤ちゃんと向き合う時間、子どもの興味を探る時間と考えて、無理のない範囲で気軽に行うとよいでしょう。

また、読み聞かせで一番大切なのは、子どもの月齢に合った絵本をチョイスすることです。例えば、0〜1歳児は「ブーブー」「パッパッ」など赤ちゃんが聞き取りやすく発語の練習になるような絵本を、2歳児は食べ物や生活習慣など身近なものがテーマの絵本を、3〜4歳児はストーリー性のある絵本を、など発達に合わせたボリュームや内容の絵本を選びます。
子どもが自然に集中できる絵本を使うことで、読み聞かせの効果が最大限発揮されるのです。

約3割の人が生後0~3か月で読み聞かせを始めている

「子どもに本の読み聞かせはいつから始めましたか?」という質問に対して、「0か月〜3か月」と回答した方が33.3%と最も多い結果となりました。

次いで「4か月〜7か月」が31.6%、「8か月〜11か月」が11.6%と、全体の8割近くの方が、子どもが0歳のうちから読み聞かせを始めています。

生後間もないねんね期の赤ちゃんは、まだあまり遊びのバリエーションがありませんよね。多くのママやパパは、まだ意思疎通が難しい赤ちゃんとコミュニケーションを取るツールとして絵本を活用しているのでしょう。

中には、「赤ちゃんに話しかけるのが苦手」というママやパパもいるかもしれませんが、読み聞かせなら違和感なく語りかけることができますよ。

みんなが子どもに読み聞かせをする頻度やタイミングは?

「お子さまに本の読み聞かせをする頻度はどのくらいですか?」という質問に対する回答は、以下のとおりです。

「毎日読み聞かせをしている」という方が31.9%、「週に3~4回」という方が28.3%と、約6割の方が少なくとも2日に1回以上読み聞かせの時間を取っていました。

読み聞かせを行うタイミングとして最も多かったのは「寝室で寝かしつけをするとき(36.5%)」でした。

寝かしつけのための絵本も多くあり、「読み聞かせ=就寝前」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。寝る前の読み聞かせをルーティンにすることで、スムーズに入眠できるようになって欲しいと考えるママ・パパも多いようです。

また、共働きやワンオペのご家庭は、朝や日中にまとまった時間を確保するのはなかなか難しいもの。1日のバタバタが落ち着き、一息つける子どもの就寝前なら穏やかな気持ちで読み聞かせができそうですね。

読み聞かせにかける時間は不十分と感じている人が約半数

「子どもへの本の読み聞かせにかける時間はどのくらいですか?」という質問に対して最も多かった回答は、「5〜15分(60%)」、次いで「15分〜30分未満(19.9%)」という結果になりました。

内容にもよりますが、対象年齢が3歳くらいの絵本なら、1冊読むのにかかる時間は5〜7分くらいでしょう。15分あれば2〜3冊は読めそうですが、それでも49.0%の方が「読み聞かせにかける時間が不十分」だと感じています。
ママやパパは、もっと多くの絵本に触れさせたいと考えているのです。

いかに時間を確保するかが読み聞かせにおいて重要!

「読み聞かせをしていない理由」と「読み聞かせをしていて大変だと感じること」という質問において共通して多かった回答が、「時間が確保できない」というものでした。
子育て中のママやパパは、ご飯やお弁当の準備、掃除や洗濯、通勤などで一日中大忙し!
絵本を読んでほしいという声にどうしても応えられない時もあるでしょう。そんな時は、読み聞かせのアプリを使うのもひとつの方法です。

また、「絵本に興味を持ってくれない」「ページの順番どおり読めない」など、思うように集中してくれないという声も挙がりました。
特に月齢が低いうちは反応が薄かったり、途中で飽きてしまったりすることも多いでしょう。しかし、繰り返し読み聞かせをすれば興味のある絵本が見つかるかもしれません。

子どもに集中してもらうために、参加型絵本(絵本に触ったり話しかけたりすることでストーリーが進む絵本)を活用する、物語を自分で創作する、子どもにページをめくらせる、などいろいろな工夫をしてみてください。

一度にたくさん読ませようとしなくてもいいので、短い時間でも少しずつ読み聞かせ、子どもが好きなジャンルを見つけていけるとよいでしょう。

子どもに読み聞かせをする理由に「スキンシップのため」と回答した人が約6割!

子どもに読み聞かせをしている理由を聞いたところ、59.0%の方が「スキンシップのため」と答えました。読み聞かせは、互いに集中して向き合う必要があります。子どもがママ・パパの愛情を一身に感じられるのはもちろん、ママ・パパも子どものコロコロ変わる表情を観察したり、肌の温もりを感じたりすることで幸福感を味わっているのではないでしょうか。

また、「語彙力を増やすため(43.4%)」「情操教育のため(27.0%)」など、教育的な目的から読み聞かせをしているご家庭も多いようです。絵本は、身近にはないものの名前や昔の言葉など、日常生活ではあまり触れない言葉に出会うきっかけにもなります。
いろいろなジャンルの絵本を用いて、子どもの興味や情緒を刺激しましょう。

子どもが一人で本を読むようになるとやめる人は多い

絵本の読み聞かせは、子どもが何歳になるまでするべきなのでしょうか?アンケートによると、約4割の方が4〜6歳まで読み聞かせを行っているようです。

年長さんや小学校に入学するころになると、親が読み聞かせをしなくても一人で絵本を楽しむことができるため、自然と読み聞かせを卒業することになるのかもしれません。

しかし、ひらがなを覚えたての子どもが文字を読みながらストーリーを理解するのは難しいもの。読み聞かせなら挿絵や物語に集中できるため、より絵本の世界に没頭できます。
子どもが「読み聞かせをしてほしい」と言ってくる間は、ひとり読みができる年齢であってもぜひ付き合ってあげてください。

ママ割メンバーが絵本を読むときに工夫していたことは?

せっかく読み聞かせをするなら、集中して楽しんでもらいたいですよね。楽天ママ割メンバーは、どのような工夫をして読み聞かせをしているのでしょうか。

特に多かったのは、「抑揚をつける」「登場人物によってトーンや声を変える」など、子どもにストーリー展開や登場人物の情緒が分かりやすいように読むことでした。しかし、物語に集中させたい場合は、読み手がオーバーなジェスチャーをするのは避けるのがベター。ママやパパが大きな動きをするとそちらに注意がそれて、絵本の世界に集中できなくなってしまうからです。

そのほかにも、「ゆっくり・はっきり読む」「子どものペースに合わせて読む」という意見も多くありました。子どもが正しく言葉を聞き取れるように丁寧に読むことは大切です。また、挿絵を落ち着いて見られるように、子どもの様子を観察しながらページをめくるタイミングも見計らいましょう。

ただし、月齢が上がり長い絵本を読むようになると、ある程度のスピード感も大切です。子どもの集中が続く時間は、一般的に年齢プラス1分程度と言われています。2歳なら3分以内、3歳なら4分以内で読み終わるようにするといいでしょう。

人気の絵本は?「子どもが喜ぶ」と回答が多かった絵本5選

楽天ママ割メンバーが「子どもが喜んでくれた読み聞かせの本」として紹介してくれたもののなかで、特に人気が高かった作品を5つ紹介します。


  • だるまさんが

    かがくいひろし/ブロンズ新社

    ●全3巻シリーズです●
    とびきりゆかいなだるまさんのファーストブックが新登場。だ・る・ま・さ・ん・が…。どうなるのかな?ページをめくって、あらら、びっくり、大笑い。声に出して読んで楽しい、見て楽しい。色々なだるまさんのキュートな姿に、何度でも楽しめる1冊。


  • いないないばあ

    松谷みよ子, 瀬川康男 / 童心社

    いない、いない、ばあ。にゃあにゃが、くまちゃんが、ほらね、いない、いない……。
    赤ちゃんはみると、ついつい「いないいないばあ」としたくなるのはなぜでしょう?きっと、いないいないと顔を隠して、ばあと手を広げた瞬間に見せるあの笑顔のせいでしょう。あの喜ぶ顔がみたいから「いないないばあ」思わずしてしまう。

    この作品は、松谷みよ子さんの代表作品ともいえる、1967年初版の大ロングセラーです。ファーストブックとよばれるものは、色や言葉のリズムが大切です。お母さんが、赤ちゃんに繰り返し、「にゃあにゃあが、くまちゃんが、ほらね、いないないばあ」と何度も言葉がけができるのも魅力の一つだと思います。お母さんになった方へ、そして、お母さんになる方へおすすめの一冊です。


  • ぐりとぐら

    中川李枝子, 大村百合子 /株式会社 福音館書店

    野ねずみのぐりとぐらは森で大きな卵を見つけました。大きな卵からは、大きなカステラができました。子どもたちに圧倒的な人気の絵本です。


  • おべんとうバス

    真珠まりこ / ひさかたチャイルド

    お弁当の食べ物が返事をしながら次々に乗り込んでくるバス。食べ物大好き、乗り物大好き、お返事大好きな子どもたちにぴったりです。


  • はらぺこあおむし

    征矢清 /株式会社 福音館書店

    月曜日、りんごをひとつ見つけて食べました。火曜日、梨をふたつ食べました…。おなじみのはらぺこあおむしの本がボードブックになりました。小さい読者にもページがめくりやすい、頑丈な造本。再刊。


    ●はらぺこあおむし8つの魅力●

    ・生まれたばかりのあおむしが、おなかがいたくなったり、さなぎになったりする変化に富んだ物語に、ハラハラドキドキ。さいごに美しい蝶になることで子どもたちは、ほっと安心し、大きくなることを、希望と期待をもって受けいれるようになります。

    ・あおむしといっしょに試練を乗り越えることで、耐えて待つことや、困難を克服することの大切さを学びます。(たべすぎはからだによくないこともね!)

    ・あおむしが食べるのは、りんごやなし、ケーキやキャンディなど、どれも子どもたちが大すきなものばかり。絵本の中で夢がかなえられ、いろいろなたべもののなまえもおぼえます。

    ・1このりんご、2このなし、3このプラム…。読みながら自然に数をおぼえます。

    ・緑色のグラデーション、カラフルな水玉。カールのコラージュが生み出す色彩が、心をイキイキさせます。

    ・なかがいたくて泣いている、ちいさなあおむし。まるまるふとっちょになったあおむし。最後には、羽を広げた見ごとな蝶!ダイナミックに変化する形に、子どもたちは大喜び。

    ・青白い月が照らす土曜日の夜から始まった物語は、日曜日のすばらしい日の出を迎え、あおむしのげんきな活動が始まります。 1週間の曜日や1日の日のめぐりなど、社会のしくみを知ることができます。

    ・ページにあいている小さな穴のしかけ。まだお話をよく理解できないごく幼い子どもたちも、この穴に指を入れて遊べます。「さわれる本、読めるおもちゃ」を作りたいという、カールの願いから生まれたアイディアです。


Mama's Lifeでは、月齢別のおすすめ絵本や選び方も詳しく紹介しています。0〜4歳のお子さんがいるママやパパは、下記のページも参考にしてくださいね。

◆1歳児向けのおすすめ絵本23選!絵本の選び方も解説
◆2歳児向けのおすすめ絵本22選!絵本の選び方も解説
◆3歳児向けのおすすめ絵本23選!絵本の選び方も解説
◆4歳児向けのおすすめ絵本20選!絵本の選び方も解説

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絵本の読み聞かせは、想像力や言語能力を育む効果が期待できます。より楽しんでもらうためには、「抑揚をつける」「子どものペースに合わせて読む」などの工夫が有効のようです。
「絵本に興味を持ってくれない」という悩みがあるママやパパは、ぜひ最後の章で紹介した絵本を試してみてください。どれも多くのママやパパが「反応がよかった」と感じている絵本なので、楽しんでくれるはずです。
忙しいママ・パパもぜひ読み聞かせの時間を定期的に確保して、親子のコミュニケーションを深めてみてはいかがでしょうか。

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