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ソフロロジー式分娩法とは?出産時の陣痛を和らげる呼吸法を解説

出産・産後

出産・産後

2022/3/7

ソフロロジー式分娩法とはイメージトレーニングや呼吸法で精神を安定させ、出産時の陣痛や不安を和らげる方法のことです。この記事では、ソフロロジー式分娩法のメリットやり方について解説しています。出産の不安を解消したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

「腰をハンマーで殴られているような痛み」
「生理痛の100倍くらいの痛み」

陣痛を経験した先輩ママの話を聞くと、陣痛に対して恐怖心を抱いてしまうこともあるでしょう。でも安心してください。麻酔を使わなくてもお産のときの痛みをやわらげることができる、ソフロロジー式分娩法というものがあるのです。

今回はソフロロジー式分娩法の方法やメリット、練習方法などを詳しく解説します。

ソフロロジー式分娩法とは?出産に良いの?

ソフロロジー式分娩法とは、出産に対する恐怖心を取り除き、リラックスした状態でお産できることを目的とした分娩方法です。妊娠中からイメージトレーニングなどをとおして練習をしておくことで、出産当日に慌てることなく精神を落ち着かせた状態でお産に挑めます。

リラックスした状態で挑めるだけでなく、赤ちゃんに十分な酸素を送れることや、陣痛の痛みをやわらげられることもメリットです。よく見かける「ヒッヒッフー」という呼吸法を行うラマーズ法とはまた違い、ソフロロジー式分娩法ではゆっくりと息を吐いたり吸ったりするのをくり返していきます。

このラマーズ法と比べるとまだ歴史は浅いですが、日本では30年前ほどからソフロロジー式分娩法が普及し始めました。発祥の地であるヨーロッパでは、すでに50年以上の歴史があります。

なお、ラマーズ法については「分娩時の呼吸法「ラマーズ法」とは?効果・やり方を助産師監修で解説!」で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

ソフロロジー式分娩法の効能・メリット

ソフロロジー式分娩法は、妊婦さんにとっても赤ちゃんにとっても嬉しいメリットが多くあります。「陣痛を少しでもやわらげたい」「安心してお産に挑みたい」という方は、ぜひソフロロジー式分娩法を取り入れたお産を検討してみてください。

出産時の陣痛を緩和できる

妊娠中からソフロロジー式分娩法のトレーニングを行っておくことで、陣痛を緩和できます。うまくソフロロジー式分娩法を行えれば、本来なら叫んでしまうほどの痛みが襲う陣痛でも、冷静に落ち着いた状態を保てるでしょう。

これは、ソフロロジー式分娩法で体がリラックスした状態になることで、過度な緊張がほぐれるためです。体に余計な力が入らないため、会陰の伸びもよくなります。

落ち着いて出産に臨める

あらかじめ陣痛についての理解を深め、正しい呼吸法のトレーニングをしておくことで落ち着いた状態で出産に臨めるでしょう。

「陣痛が怖い」「痛みに耐えられるか不安」といったネガティブなイメージが少なくなり、むしろ「もうすぐ赤ちゃんに会える」という喜びの気持ちを感じられるようになります。ソフロロジー式分娩法のトレーニングをすることで無意識に母性が目覚めるためです。

また、赤ちゃんと自分の体に意識を集中させることでリラックスした状態を作れることも関係しています。

赤ちゃんへの圧迫感が少なくなる

ソフロロジー式分娩法では、リラックスした状態で出産に臨めるため、体に余計な力が入りません。そのため、子宮の筋肉の緊張がゆるやかになり、赤ちゃんに酸素が行き渡りやすくなります。産道の圧迫感も少なくなることから、赤ちゃんが酸素不足に陥るのを防ぐことにもつながります。

出産後の疲労感を軽減

体に余計な力を入れることなくリラックスした状態で出産に臨めるため、産後の回復も早くなります。会陰の伸びがよくなることから、会陰裂傷を起こすリスクが少なくなることもメリットです。陣痛や出産の痛みがやわらぎ、体力の消耗も抑えられます。

ソフロロジー式分娩法のやり方・練習方法

ソフロロジー式分娩法を実践するためには、妊娠中から練習しておくことが大切です。かかりつけの産院で行われている教室に参加してもよいですし、自分で練習しておいてもよいでしょう。ここでは、正しい呼吸やイメージトレーニングの方法などを解説します。

妊娠時の呼吸法

ソフロロジー式分娩法でとくに大切なのが呼吸です。私たちが通常行っている呼吸ではなく、腹式呼吸を行います。楽な体勢になり、鼻からゆっくりと息を吸ってお腹を膨らませてください。その後、お腹をへこませながら口からゆっくりと息を吐いていきます。

とくにいつから練習を始めるべきという基準はありませんので、ママの体調が安定しているときに始めてみてください。

イメージトレーニング

リラックスした状態で出産に臨むためにも、イメージトレーニングがとても大切です。産まれてくる赤ちゃんをイメージしながら、リラックスした状態を保てるように気持ちをコントロールしていきましょう。

陣痛に苦しんでいる自分の姿が浮かび上がってきたら、穏やかな出産をしている姿に置き換えます。イメージトレーニングをサポートするCDもあるため、うまく活用してみてください。産院によってはCDの貸し出しをしているところもあります。

出産に向けた準備としてヨガもおすすめ

ヨガを取り入れたエクササイズを行い、自分の体がどのような状態にあるのか意識を集中させてみましょう。ヨガを行うことで体や心の不調を取り除き、出産に向けた体作りが行えます。陣痛の逃し方やいきみ方が上手になることもメリットです。

例えば、猫のポーズなどは、マタニティヨガのポーズとして有名です。

<猫のポーズのやり方>
手を肩幅に開き、四つん這いになります。息を軽く吸ったら、おへそをのぞき込むように背中を丸めていってください。

次に、息を吐きながら背中を反らせて顔を正面に向けます。この動作を何回かくり返しましょう。

なお、マタニティヨガは、安定期を過ぎ、体調が落ち着いているときに取り組んでみてください。ポーズによってはお腹が大きいとやりづらいこともあるので、無理をしない程度に行いましょう。

分娩時のソフロロジー式呼吸法

お産のときは、妊娠中に練習していた呼吸法とは少し違う呼吸を行っていきます。陣痛が始まったら、まず無駄な力を体にかけないために楽な体勢を取ってください。体勢を整えたら、ゆっくりと深呼吸をします。「ヒッヒッフー」でお馴染みのラマーズ法とは呼吸法が違うので注意しましょう。

赤ちゃんに酸素がしっかり行き渡る様子をイメージしながら行ってください。息を自然に吸い込み、口からゆっくりと吐いていきます。体の力を抜いた状態で深呼吸することで、陣痛や分娩時の痛みをやわらげることが可能です。うまく呼吸ができないこともあるかもしれませんが、慌てる必要はありません。

ソフロロジー式分娩法の講習会で学ぶ方法も!

ソフロロジー式分娩法は自分で練習することもできますが、病院や母親学級で講習会が開かれていることも少なくありません。ソフロロジー式分娩法を学ぶことで、妊娠中から母性を育めます。この母性が出産時の恐怖や不安をやわらげてくれるので、自分や赤ちゃんを守るためにも、興味がある方は講習会を受けてみてはいかがでしょうか。

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ソフロロジー式分娩法は、麻酔を使うことなく陣痛やお産の痛みをやわらげることができる方法です。出産に対して抱いている恐怖心を取り除き、心身ともにリラックスした状態を作ります。ソフロロジー式分娩法が気になる方は、自宅で練習を始めたり産院の講習会に参加したりしてみるとよいでしょう。

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