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【FP監修】「貯蓄スタート」は気づいた今こそはじめどき

子育てに限らず、教育費や車・家の購入費など、長い人生の中では、まとまったお金が必要なタイミングがいくつかあります。「お金が必要なのはわかるけど、いつから貯蓄を始めればいいのかわからない」というママパパも多いのではないでしょうか。子育てにおいて、貯蓄をスタートするべきタイミングや、無理のないマネープランの立て方について、ファイナンシャルプランナーの西山美紀さん監修で解説します。

貯蓄スタートは気づいた今こそはじめどき

結論からお伝えすると、貯蓄のスタートは気づいたときがはじめどきです。しかし、スタートが早ければ早いほど貯蓄効果は大きくなります。
子育てにかかる費用を聞くと、「早くたくさん貯蓄しなきゃ!」と焦る方もいますが、少しずつでもいいので、積み立てを「継続」することがポイントです。一度積み立てをはじめれば、あとは貯まる一方。ライフプランに合わせて、無理のない貯蓄のペースを続けていきましょう。

お金をためやすい時期はいつ?

・出産準備中〜出産後
出産準備中は時間があるタイミングなので、子どものために貯蓄をはじめることを考えてみましょう。
お金がかかるイメージのある出産費用ですが、全国平均が約30~50万円に対して、出産育児一時金として42万円がもらえるため、意外と出費が抑えられる場合もあります。
ただし、妊婦健診や出産方法などによってかかる費用は異なりますし、費用の高い病院・産院での出産や、ヘルパーさんを頼む場合などは、多めに出産費用の準備が必要となりますので、ご自身にあった貯蓄計画を立ててみてください。

妊婦 貯金箱

・幼児期
幼稚園に行くのか保育園に行くのか、保育園でも認可・無認可かどうかで金額は変わります。幼児教育・保育の無償化によって、3歳から5歳児クラスは園の費用が基本的にほぼ無料で、幼児期は食費や生活費もあまりかからないため、比較的貯めやすい時期といえます。

母親と子ども

・小学校入学以降
小学校時代は教育費が少ない時期です。将来の学費も見据えると、ここが貯蓄の頑張り時です。
「習い事を何個やるか」についても迷う方が多いと思います。全体の家計の中で学習費を優先する場合は、住居費・食費など他の支出を抑えるなど、ご家庭の中で調整するのが望ましいでしょう。新しい習い事を1つ始めるなら1つは減らすなど、都度調整することが大切です。
小学校中学年から中学受験準備をする場合は、今後の塾の費用やその後の学費が捻出できるかを検討したうえではじめましょう。

・高校〜大学
高校生までの学費は、無理なく家計の範囲で出せる金額を基本として考えることが大切です。収入に合わせて学校や習い事は選択しましょう。
大学以降の費用については、300~500万円程度はかかるので、まずは高額だということを理解しておくことが重要です。進路選択の直前になって「お金が足りない…!」と気がつく方も。すぐに貯められる金額ではないので、お子さんが産まれてからすぐに、大学での学費を見据えた貯蓄をスタートしましょう。

高校生

子育て後〜

子どもの手が離れてからは、今度は「老後資金」が必要となってきます。少なくても、これまでの教育費分は貯蓄にまわしましょう。出産時期が遅かった場合は、子育て終了前に定年を迎えるケースもあるため、教育費と老後資金を同時に貯めておく必要があります。

このような形で、子育てのライフイベントに合わせて、お金を貯めるきっかけはたくさんあります。
「そろそろ貯蓄をしなきゃいけないかも…」と思い立ったその日がスタートです。
いま子育てをされている方、今後出産予定の方は、ぜひ一度考えてみてはいかがでしょうか。

マネープランを考えてみましょう!

教育費も老後資金も…とさまざまなお金が気になるものですが、優先順位を考えて、できるだけ早い時期から「先取り貯蓄」で準備することが大切です。
まずはご家庭の収入に合わせて、無理のないマネープランを立ててみましょう。

マネープランとは?

子育てに限らず、長い人生におけるライフイベントでは、教育費や車・家の購入費など、まとまったお金が必要なタイミングがいくつかあります。
「マネープラン」を立て資産形成をしておくことで、いざという時に「お金が足りない…!」ということにならないように、今から将来のお金の見通しをもつことができます。

クエスチョンマーク

子育てに関するマネープランは何が必要?

あくまで目安ではありますが、子育てや老後資金に関わるマネープランを考える時には、
①生活防衛費、②教育費、③老後資金、④その他の出費に向けた貯蓄
の4つを考えながら計画を立てることをオススメしています。
貯蓄を優先する順番は、①生活防衛費 ②教育費の順に。金額は、教育費を気持ち多めに貯めることを意識しましょう。
それぞれの項目が、一体どのような内容なのかご紹介します。


①生活防衛費
生活防衛費とは、万が一に備えて貯めておくお金のことです。ケガや病気での入院、災害の発生など、長い人生の中では予測できないことが起こる可能性があります。生活費の半年〜1年分を目安に貯蓄ができると万が一への備えができて安心です。

②教育費
教育費は、公立校か私立校かによっても金額が大きく異なります。
大学の進学費用が一番大きいので、小さいうちからコツコツと大学費用を準備することで、お子さんの将来の選択肢を増やすことができます。
必要になる時期が10年先などで、金額の大きい教育費は、預貯金だけでなくつみたてNISAなどの運用と併用して貯めるとよいでしょう。

貯金通帳

③老後資金
老後資金は、定年退職後にかかる費用を全て含めた資金のことです。日々の生活費や医療費、介護費だけでなく、趣味のための娯楽費なども含まれます。会社の退職金や年金の上乗せの有無などによって準備しておくべき貯蓄金額は変わりますので、余裕を持って今のうちから計画を立てましょう。

④その他の出費に向けた貯蓄
①〜③に加えて、住宅・車・子どもの学習塾や習い事など、ライフプランに応じてさらに貯蓄が必要なケースも多いでしょう。収入やライフプランに応じて、④の費用についても無理のない範囲で貯蓄を進めましょう。


それぞれのご家庭によって、これから必要になる教育費・老後資金、住宅・車購入費などの金額が大きく異なるため、まずはお子さんの将来について、そしてご家族・ご自身の人生設計について考えてみることをおすすめします。いつまでにいくら準備したら良いのか、目標値が見えてくるでしょう。

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<この記事の監修者>

ファイナンシャルプランナー
西山美紀さん

出版社で編集、マーケティングに従事後、2005年にライターとして独立。FP資格を取得。お金、生き方、仕事、人間関係、子育てなどをテーマに取材を重ね、単に貯蓄額を増やすのではなく、日々にうるおいをもたらしてくれるお金の貯め方、使い方について、Oggi、LEE、エクラ、オールアバウト、マネープラス、日経DUAL等で発信中。記事執筆の他、講演も行う。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)、『お金の増やし方』(主婦の友社)等。

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