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新生児の睡眠時間の目安は?睡眠の特徴や心地いい眠りを提供するために

赤ちゃん

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2022/2/16

新生児は寝るのが仕事と言われるほど睡眠が重要です。この記事では、新生児の睡眠時間の目安や睡眠の特徴を解説するとともに、ママ・パパが新生児の心地いい睡眠をサポートするための方法を紹介しています。また、寝かしつけに困った場合の対策方法も併せて紹介します。

この記事の監修者

日本小児科学会専門医・同指導医、米国小児科専門医、米国小児救急専門医

井上信明先生

日本の医学部を卒業後、日本、アメリカ、オーストラリアにて小児科および小児救急の研修を行う。

赤ちゃんの睡眠についてはいつ頃、何時間くらい寝るものか、昼寝の時間などが気になるものです。新生児の睡眠は個人差がありますが、新生児の睡眠の基本情報、心地よい眠りのためにできることついて解説します。

新生児の最適な睡眠時間の目安

生後28日頃までの新生児の赤ちゃんは、一般的に1日約16〜20時間は寝て過ごします。個人差がありますが、基本的に母乳かミルクを飲むと眠り、おなかが空いたら起きるという生活です。成長とともに睡眠時間は減っていき、生後3か月頃では1日約14〜15時間、6か月頃では1日約13〜14時間ほどになります。

新生児の赤ちゃんが成長し、発達するために睡眠は重要ですが、個人差があるため一般的な睡眠時間よりも長いことや短いことがあります。また、連続した睡眠時間も新生児の赤ちゃんによりさまざまです。

寝すぎ/寝なさすぎはどれくらい?

新生児の睡眠時間は個人差が大きいため、睡眠時間が長いことや短いことを過度に心配する必要はありません。
ただし、授乳間隔があきすぎると脱水や低血糖になってしまうことがありますので、長くても4〜5時間くらいで起こして、授乳を促しましょう。なかなか目を覚さない場合は、数十分待ってもう一度試してみてください。もしそれでも起きない場合、また眠っている赤ちゃんの顔色が悪い場合は、トラブルが生じている可能性があります。急いで医療機関を受診してみましょう。

新生児の赤ちゃんは、一回の授乳でたくさん飲むことができないこともあり、通常は1日で8~12回の授乳を必要とします。寝すぎていて授乳量が少なくなっている可能性がある場合は、出産した産院や小児科に相談しましょう。生後1か月頃までであれば、出産した産院でも相談にのってくれることが多いです。

新生児の睡眠の特徴とは?

先述した通り、新生児期の睡眠時間は、1日約16〜20時間です。昼夜問わず1〜2時間ほど起きて、1〜4時間ほど眠るというパターンを繰り返します。新生児の赤ちゃんは眠りが浅い(レム睡眠)ため、少しの刺激でも目を覚ましやすいと考えられています。レム睡眠は、新生児の睡眠の約半分を占めますが、年齢とともに成人レベルまで減少し、まとめて眠ることができるようになります。

なお新生児のうちは昼夜の区別がつかないため、睡眠のリズムは日によってバラバラなことが多いです。決まった時間に寝させたり、授乳させたりできなかったとしてもそれほど心配はいりません。

新生児の赤ちゃんが心地よい睡眠をとるためにできること

新生児の赤ちゃんが心地よく眠るために、ママ・パパができることをご紹介していきます。

体の不快がないか確認

心地よい眠りのためには、赤ちゃんが不快を感じることがないか、確認することが大切です。
特に新生児の赤ちゃんは、体温調節が上手にできませんので、暑くて汗をかいたり、逆に手足が冷えたりしていないか確認してあげてください。赤ちゃんが汗をかきやすい、首、脇の下、おむつの中、背中などを確認することがポイントです。また、手足がとても冷たい場合は、手を握ってあげるだけでも温まります。赤ちゃんの様子を見て対処しましょう。

寝る姿勢は水平になっているか、苦しそうな呼吸をしていないか、顔色が悪くなっていないか、などもチェックしてください。心地よく眠っている場合は、唇や顔色がよく、呼吸も規則的で静かです。

寝る環境を整える

新生児の赤ちゃんが気持ちよく眠れるように、室温、光、音、寝具などの環境を整えることも重要です。

室温
室温は、冬は20〜25℃前後、夏は外気温より4〜5度低いくらいが目安です。湿度は50%前後に保つとよいでしょう。エアコンを適温に設定していても、外気温によって室内温度が変化すると、エアコンの効き方が変わります。そのため、赤ちゃんの体を触って室温に合わせて適切な体温になっているか、確認してください。必要に応じて、汗を拭いて着替えさせたり、布団を掛けたり、エアコンの温度を調節したりしましょう。

光や音
睡眠が浅い新生児の赤ちゃんは、光や音などの刺激に対して敏感です。そのため、寝る場所には遮光カーテンを取り付けるなど、なるべく暗くしましょう。また、できるだけ静かな環境にすることも大切です。ただ落ち着いた音楽を小さな音で流し、リラックスを促すことは、赤ちゃんの睡眠の妨げにはならないでしょう。

寝かせ方
新生児の赤ちゃんは、専用の布団やベビーベッドで寝かせましょう。ママ・パパと同じ布団で寝ると、大人の体温により赤ちゃんの体が暑くなり、汗をかきやすくなってしまいます。また、ママ・パパが寝返りすると赤ちゃんの上に乗ってしまったり、大人用の掛布団が赤ちゃんの口や鼻を覆ってしまったりする危険性もあります。
赤ちゃんを別室で寝かせるという考え方もありますが、赤ちゃんの変化や危険などをすぐに察知するためにも、ママ・パパと同じ部屋で、別の布団(ベビーベッド)で寝るのがよいでしょう。

寝具
敷布団は、硬めの素材で吸湿性や放湿性に優れたものを選びましょう。新生児の赤ちゃんは、呼吸を楽にするためにも水平に寝かせることが基本ですが、柔らかい布団を使うと、体が沈み姿勢が崩れやすく、その影響を受けて窒息してしまう危険性があります。また、吸湿性や放湿性が低い寝具では、赤ちゃんが汗をかき、ムレて皮膚への刺激につながる可能性があります。

姿勢
赤ちゃんの寝るときの姿勢は、医師からの指示を受けた場合を除き、水平面上で仰向けにしましょう。うつ伏せや傾斜があるマットレス、枕は赤ちゃんの姿勢が崩れて危険なため、おすすめできません。また、ぬいぐるみやクッションも窒息の危険があります。赤ちゃんが寝ている布団やベッドには何も置かないようにしましょう。

やさしくさすってあげる

新生児の赤ちゃんがなかなか寝付かない場合は、背中や腕などを、優しくさすってあげると良いでしょう。その他、抱っこしてやさしくゆらゆらと揺らしたり、小声で歌ったりしてスキンシップを取ることで新生児は安心して眠ることができます。

全然寝てくれない!新生児の寝かしつけに困ったら

新生児の赤ちゃんがほとんど寝てくれず、睡眠不足気味というママ・パパもいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、眠りを促すための2つの方法をご紹介します。

朝に日光を浴びさせる
睡眠をつかさどるホルモンに、脳の松果体と呼ばれるところから分泌されるメラトニンがあります。これは明るい光を浴びると分泌が抑制されるホルモンで、暗くなると分泌量が増えます。まずは朝になったら、カーテンを開けて日光を浴びることが大切です。朝は起きる時間である、ということを赤ちゃんに教えてあげるといいですね。ちなみにメラトニンは母乳のなかにも含まれていますので、母乳栄養の赤ちゃんはより安定して眠ることが多いですし、母親のメラトニン分泌量に合わせて赤ちゃんもよく眠るようになると言われています。

寝るまでのルーティンを決める
なかなか赤ちゃんが寝ない場合は、寝る時間になったという合図を決めておくと良いでしょう。同じ音楽を聴かせたり歌ってあげたりして、ルーティンを作っていくといいですね。

この2つの方法は、昼夜の眠りや生活リズムが定まっていない新生児期からきっちり行うことは難しいかもしれません。しかし、もし新生児の赤ちゃんが寝なくて困っている場合は、できる範囲で試してみることをおすすめします。

なお新生児の赤ちゃんが眠らない場合は、眠るまで抱っこやお話をしてあげるといった方法で対処する方が多くおられます。新生児の赤ちゃんは、ママやパパの肌に触れ、声を聞いているとリラックスするものです。もし寝かしつけに困ったら、もう一度寝る環境を調整してみること、また寝かしつける役割をママ・パパで交代して、対応してみましょう。

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小児科医の井上先生に監修いただき、新生児の睡眠時間についてご紹介しました。この記事が、ママ・パパの参考になれば幸いです。

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【参考文献】
厚生労働省「未就学児の睡眠指針」
厚生労働省 e-ヘルスネット「眠りのメカニズム」

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