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【ママの学校】産後ママのSOSを解決!医師・助産師によるオンライン両親学級を開催

2021/7/14

コロナ禍で、次々と中止になるイベントや講演。妊娠中や子育て中の方は「もしも子どもがコロナウイルスを罹ってしまったら…」と考えるだけで心配になり、友達に会うこともままならない方もいらっしゃるでしょう。 そんな子育てママ・パパを笑顔にできればという想いから、オンラインで安全な両親学級「楽天ママ割 ママの学校 オンライン両親学級」が開校されました。オンラインですので、お子さんと一緒に気軽に参加することができ、当日、画面上には沢山のママ・パパ、そして赤ちゃん達の顔でいっぱいに。小児科医の先生や助産師の先生たちに直接お話を伺うことで、オンタイムな現場の情報を聞くことができました。 今回は、そんな「楽天ママ割 ママの学校 オンライン両親学級プログラム」のイベントレポートです。

1時間目『医師・助産師が教える「産後ママのSOS解決」講座』

1時間目は、医師や助産師などが教える「産後ママのSOS解決」講座。
ママ・パパに知ってほしい知識とともに、産後のママが陥りやすい悩みについて、その解決法を3人の講師が教えてくださいます!

■「【コロナ禍でも知識があれば安心】産前から知っておきたい赤ちゃんのこと」

最初にお話してくださるのは、子どもの脳と心の発達を専門にしている小児科医/出口小児科医院 院長(長崎県大村市)の出口貴美子先生です。

コロナ禍で不安を感じているママたちに向けて、母子手帳の活用方法や、産後のホルモンの変化、新型コロナウイルスによる赤ちゃんや妊婦さんへの影響などについて解説してくださいました。

まずは、母子手帳の使い方。みなさん母子手帳は隅から隅までご覧になっていますか?
実は、この母子手帳を十分に活用していない方が多いのでは…とおっしゃる出口先生。母子手帳は胎児から子ども時代の大事なカルテなのだそうです。確かに言われてみれば、妊娠時の母体の体重増加から、赤ちゃんの生まれたときの状態、予防接種の状況などあらゆるデータが記載されています。

母子手帳には、赤ちゃんやお母さんにとって大事な情報が詰まっています。
余白のスペースでも構わないので、いつ何があったかという出来事などを書き込んでおくと、かかりつけ医ではない医療機関にかかったとしても、お医者様に正確な情報を伝えられ、良い治療へと結びつく情報源となるそうです。
そのため、ぜひお子さんが生まれたら、お財布と一緒にいつでも持ち歩いてほしいとのことでした。


また、産後のママとパパの行動や、精神状態とホルモンの関係性についてのお話もありました。
産後のママは、母乳の中に含まれるオキシトシンというホルモンによって、「子どもを守らなければ」という本能が研ぎ澄まされるそう。その影響で、時々パパ(夫)に攻撃してしまうということがあるのだそうです。パパには、父性を育てるホルモン(バゾプレシン)があり、生まれた赤ちゃんに関わることでホルモンは増えていくそう。

出口先生は「ぜひともお父さんもお母さんも赤ちゃんをいっぱい触って、育児を楽しんでください」とおっしゃっていました。


最後にみなさんが今一番知りたい情報である、新型コロナウイルスが赤ちゃんに与える影響についてもお話いただきました。

赤ちゃんとコロナについて、現時点での日本小児科学会の見解は以下の通り。
・ 赤ちゃんは感染のリスクは低く、罹ってもほとんど無症状
・ 東京や大阪では変異株の感染者が増えているが、変異株が子どもに感染した場合、既存株と異なる経過を示すことはない(大人は重症化しやすいと言われています)
・ 既存株も変異株も、これまでも1歳未満の重症化数はゼロ
・ 妊娠中に感染しても、胎児には大きな影響はなし
・ 家族内感染が多く、外に行くお父さん・お母さんからの感染が多い状況

これらを踏まえて「子どものためにできることとして、三密(密集、密閉、密接)を避けて、手洗い、マスクの着用をしてしっかり対策をしていただくのが大事だと思います。」とお話しくださいました。

これらの正しい知識を持って、コロナ禍だからと萎縮しすぎずに気をつけながら赤ちゃんとの育児を楽しみましょう。

「育児中に心が辛くなったら訪ねてほしい近くの助産院」

次にお話してくださるのは、群馬県高崎市の佐藤病院で助産師として勤務されている今村禎子さん。
産後のママの身体や生活の変化、慣れない育児に悩んだときの助産院の活用方法について解説してくださいました。

産後のママの身体や生活には、さまざまな変化が起きます。その変化をまとめると以下のようになります。

身体や生活にこれだけ大きな変化が起きることで、さまざまな悩みが生まれます。中でも、お産後のママの8割が悩んでしまうのが、母乳に関すること。
母乳の悩みは、出産するまで想像ができないので、ここまで大変だと思わなかったと言うママが多いそうです。

母乳に関してよくある悩みとしては「お産後で体調が回復していない状態なのに、母乳をあげるために寝られなくてつらい」「赤ちゃんに乳首を噛まれて傷が痛い」「おっぱいが張って痛い」など。また「眠っていて母乳を飲んでくれない」「母乳をたくさん飲む」など、人によって悩みの幅が広いのも、おっぱいの悩みの特長となっています。

こうした、母乳の悩み以外にも、初めての育児への戸惑いや、ホルモンバランスの乱れ、さらには産後の疲れが取れない状況でも、育児で眠れない日々を過ごすなど、ママの心は、どんどん追い込まれてしまい、産後うつになる方も少なくないそうです。

今村さんはそんな心が追い込まれてしまったときの相談先として、病院や産院、助産所の利用をおすすめしています。

産後の時期別に、
・産後1か月くらいなら、1か月検診の際に出産した病院へ行く
・産後1か月後以降なら、お産した病院が近ければそのまま出産した病院へ相談。もし病院が遠い場合は、近くの助産院に相談
するとよいそうです。

出産でお世話になっていないのに、産後育児について不安になったときだけ連絡するのは気が引けると思うかもしれませんが、今村先生のお話によると、助産院ではそうしたお母さん達に相談へ来てほしいそう。
「女性は話を聞いてもらったり共有してもらったりすることで気持ちが楽になるということを助産師はよくわかっていますので、ぜひそういう時に頼ってほしい」と今村先生はおっしゃっていました。

このコロナ禍でなかなかお友達と会ったり、実家を頼ったりできない方も少なくありません。相談する人がいないお母さんは、近くの助産院を地図アプリなどで検索して、事前に連絡をしてから助産院に行ってみましょう。マタニティブルーや産後うつなどは、ホルモンバランスの崩れによって、誰にでも起こりうるもの。もっと気軽に相談をしてほしいそうです。

ただし、
・食べられない
・眠くて疲れているのに全く寝付けない
・自分を傷つけたくなってしまう、この世から消えたくなる
などの状態になったら、すぐに産婦人科の先生に相談をすることが必要とおっしゃっていました。
医療機関や助産院をもっと柔軟に利用して、不安を少しでも取り除くことが、産後のママ・パパにとって何よりも大切なことなのです。

「ヘルシーママボディを目指して 産後に正しい知識で体重を戻すには」

最後は、慶應義塾大学SFC研究所健康情報コンソーシアム上席所員であり、株式会社タニタ元研究員で妊婦さんとママの体脂肪計を開発されていた本田由佳先生。

多くのママたちが気になっているであろう、産後の体型の戻し方をテーマに、お話ししてくださいました。

2021年3月に、日本産婦人科学会が、妊娠期の体重増加に関する新しい基準を発表し、妊娠前のBMI値に対して望ましい体重が引き上げられました。

妊娠中の体重増加量の目安が引き上げられたことに伴い、妊婦さんの体重や体脂肪量の許容範囲も増加しています。「やはり、妊娠中の体重増加が多ければ多いほど、産後に体重が戻りににくくなるということは、知っていてほしいです」と本田先生はおっしゃっていました。

また、産後に体型を戻そうとして、食べないダイエットをするママの話も聞きますが、それについて本田先生は警鐘を鳴らします。

というのも、出産後に完全母乳で1日10回~12回の授乳をすると、消費されるカロリーは700キロカロリー。これは10キロのマラソンをすることに相当します。
完全母乳が1か月間ともなると、310キロマラソン相当の計算になり、月に3回、ウルトラマラソンに出場することに匹敵します。1か月に3回もウルトラマラソンに出る…そんな超人的なこと普通はできません。これだけエネルギーを消費しているからこそ、しっかりと食べて体を休めることがとても大切なのです。

「完全母乳の場合、1か月授乳した場合2キロくらい体脂肪が落ちます。1か月に落としていい体重が2キロですので、徐々に落としていってほしいなと思います」と本田先生。
母乳をあげているときはしっかりと食べ、授乳をやめたら食事をコントロールするということを心がけるとよいそうです。

また、本田先生は、産後の体重管理に悩むママたちの健康のために『ママボディ判定表』を作りました。

健康的な体型として「BMIは18.5~24.9、体脂肪は22.0~27.9を目指してください」とおっしゃる本田先生。

体脂肪率が低ければ安心と思うママもいるかもしれませんが、体脂肪が20%を切ると、無月経や骨粗しょう症、糖尿病などになりやすいため注意が必要だそうです。また、過度なダイエットや肥満は、不妊の原因になるというデータもあります。そのため、体重と体脂肪のバランス見ることが何よりも大事とのことでした。

産後ママSOSボディ判定表を参考にしながら無理せず産後の体を労り、正しい医学知識を持って体型を戻していってくださいね。

4時間目「楽天の先輩ママ・パパが教える、便利な育児アイテム&楽天サービス」

4時間目は、オンライン両親学級に参加してくれた、楽天社員のママ・パパたちによる座談会です。
座談会では、ママ割メンバーから多く寄せられた「便利な育児グッズ」について、楽天社員のママ・パパたちが回答しました。

■【先輩ママ・パパが回答】便利な育児アイテムは?

ママ割メンバーからたくさん寄せられた「便利な育児グッズや、おすすめのベビーグッズが知りたい!」というリクエスト。

楽天社員のママ・パパたちが、おすすめの育児グッズを紹介してくれました。ここでは、その一部を、感想とともにご紹介します。気になるものがあったら、ぜひ使ってみてくださいね。

■ベビーバス 
ベビーバスです。沐浴は、最初の1か月程度しかしないものなので、手軽に買える「空気で膨らませるタイプのベビーバス」がとても役立ちました。
使い終わったら空気を抜いて保管できて省スペースなのもポイントです。

ふかふかベビーバスR グリーン(1個)【リッチェル】

■抱っこ紐ケープ 
真夏の暑い時期によく使っていたのが、ケラッタの「UVケープ」です。
ベビーカーの背中部分や、抱っこ紐乗せ中部分に保冷剤をつけられるのでとても便利でした。

(ケラッタ)抱っこ紐ケープ

■ベビーカー 
このベビーカーは、シートの部分を取り外せば、車に積み込めるようになっています。
もし、子どもが寝てしまっても、シートを車から外して、そのままお家へ連れて帰れるのでとても便利でした。

トラベルシステム3ホイール ベビーカーLitetraxライトトラックス

■ミニブランケット
マイクロファイバーを使っていて、肌触りが優しい、ミニサイズのブランケットです。
お昼寝のお供や持ち運びに最適。おさるさんや、子犬の顔がついており、ぬいぐるみのようにも使えます。

ブランキーミニブランケット

■トレーニングシューズ
1歳前後に、ファーストシューズを購入すると思いますが、その少し前から使える、靴下と一体型になった「シリコンシューズ」がおすすめです。
靴底がラバーなので、室内でも滑りません。歩く練習がしやすいので、よく使っていました。洗濯用ネットに入れてお洗濯できるので、衛生的です。

ベビーフィートBabyfeet

■楽天のママ・パパ社員がリアルに使う、おすすめ楽天サービスを紹介!

楽天には、ママやパパにとって便利なサービスがたくさんあることをご存知でしょうか?
今回、集まってくれた、楽天のママ・パパ社員たちに、普段リアルに使っている一押しの楽天サービスをご紹介いただきました。その一部を厳選してお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

<楽天レンタル>
ベビーグッズは、必要だけど、少しの期間しか使用しないものや、あると便利だけど、購入するか迷う…というものも多いですよね。例えば、ベビーベッドやハイローチェアなどはその代表かもしれません。
そういったアイテムについては、「楽天レンタル」を使って、賢くレンタルするのがおすすめだそう。

また、購入するか迷っているものは、楽天レンタルで試したうえで購入するというテクニックも教えてくれました。

<楽天西友ネットスーパー>
座談会に参加した2名のママ・パパがおすすめしてくれたのが「楽天西友ネットスーパー」。ネットスーパーを毎週利用しているそうです。

ネットスーパーを利用する理由としては「他のネットスーパーも試したけど、一番コスパがいい」「最短なら、当日配送してくれる」とのこと。

子育てや家事、仕事などで忙しいママ・パパは、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。
西友ネットスーパーの配送エリアは「配送エリアについて」から確認してみてくださいね。

楽天スーパーセール/お買い物マラソン/楽天スーパーDEAL
赤ちゃんに欠かせない、おむつやおしりふきなど、必要なものは「楽天スーパーセール」「お買い物マラソン」「楽天スーパーDEAL」などで安くなったときに、まとめ買いするのがお得です。

貯まった楽天ポイントで、他のベビーグッズを購入したり、自分へのご褒美として使ったりしています。

孤立したママに届けたい「産後ママSOSプロジェクト」

『産後ママSOSプロジェクト』は、今回の講師のお一人である本田由佳先生が所属する、慶應義塾大学SFC研究所健康情報コンソーシアムが立ち上げたプロジェクトです。

コロナ禍ゆえに、誰にも会えず孤独な育児をしているママ達を笑顔にするため、インターネットを通して専門家による応援で、なにかできないかという思いからプロジェクトが立ち上がりました。

『産後ママプロジェクト』ではプラットフォーム内で、月に一度のオンラインによる音楽イベントや、ママ向けの料理講座などを行う予定です。塞いだ気持ちを発散するためにも、ぜひ気軽に参加してみてください。

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