慣らし保育の目的や期間とは?詳しいスケジュールについても紹介!
2021/5/28
慣らし保育の目的やスケジュール、仕事復帰のタイミングなどについてご紹介します。慣らし保育は、親子共々保育園に慣れることを目的に行われます。保育園への慣れ具合によって期間も変化するため、子供に寄り添った慣らし保育をめざしましょう。
初めてお子さんを保育園に預ける場合、いきなり朝から晩まで預けるのではなく、多くの園では「慣らし保育」の期間を設けています。慣らし保育の目的や期間、ママの仕事復帰のタイミングなどをくわしくご紹介していきます。
目次
慣らし保育とは?どんな目的で行うの?
慣らし保育とは、本格的な保育の前に設ける慣らし期間のことです。慣らし保育の目的は、主に以下の3つからなります。
1.段階的に保育園に慣れる
2.お子さんの心理的な不安や緊張を減らす
3.生活リズムを作る
大人でも、新しい環境には大きなストレスを感じるもの。初めて親と離れるお子さんとなれば、その心理ストレスは計り知れません。
多くのお子さんは、親と離れることで「分離不安」を感じます。「もうママに会えなくなるのでは」と、不安で泣いてしまうお子さんも多いです。
慣らし保育では、お子さんが無理なく園や先生に慣れていけるよう、段階的な保育スケジュールが組まれ、徐々に親御さんと離れる時間を延ばしていきます。
保育園に通いだすと、生活リズムも大きく変化します。生活リズムを作る意味でも、慣らし保育の期間は大切です。
慣らし保育を実施することには、「親が子どもを保育園に預けることに慣れるため」「保育士との信頼関係を築くため」など、親御さんが保育園に慣れる目的もあります。
慣らし保育の期間とは?詳しいスケジュールも!
通常の場合、慣らし保育は、1~2時間の短時間保育からスタートし、1~3週間かけて、保育時間を徐々に延ばしていきます。一般的には1〜2週間で設定される場合が多く、最長で1か月ほどの期間になります。
慣らし保育のスケジュールは園によってさまざまです。なかには、慣らし保育を実施しない保育園も存在します。またお子さんの、先生や環境への慣れ方をみて、慣らし保育の期間を調整する場合もあります。慣らし保育の有無や、期間の目安は、入園予定の保育園に確認してくださいね。
慣らし保育で大切なのは、「ママと離れても必ず迎えに来てくれる」と、お子さんが理解することです。少し離れても、すぐに迎えに来てくれると分かれば、安心して保育園に通えるようになります。
親御さんにとっては、お迎え時間が早くて、忙しく感じるかもしれませんが、お子さんが安心して園に通えるサポートとして、しっかりスケジュール調整を行いましょう。
■慣らし保育のスケジュール
次に、慣らし保育期間の詳しいスケジュールをご紹介します。以下は、慣らし保育のスケジュールの一例です。
【9日のスケジュールの場合】
保育時間 | 期間 | 登園時間 | 活動内容 |
---|---|---|---|
1時間保育 | 1日間 | 8:30〜 9:30 |
|
2時間保育 | 2日間 | 8:30〜 10:30 |
午前のおやつまで |
3時間保育 | 2日間 | 8:30〜 11:30 |
給食まで |
5時間保育 | 2日間 | 8:30〜 13:30 |
お昼寝まで |
8時間保育 | 2日間 | 8:30〜 16:30 |
午後のおやつあり、夕方まで |
慣らし保育の日数は、園によって様々ですが、預ける時間は、段階的に調節されるのが一般的です。具体的には、「おやつ、給食、お昼寝」などを目安に、徐々に時間を延長していきます。
初めはお迎え時刻が早くて大変ですが、慣らし保育の終盤には、徐々に保育時間が長くなり、終日保育を行う期間もあります。
また、お子さんが新しい環境や先生に早く慣れた場合は、園によってはスケジュールが短くなる場合もあります。また親御さんの仕事の状況によって、お迎え時間やスケジュールを配慮してくれる場合もありますので、入園予定の園に確認してみてください。
慣らし保育のコツは準備にアリ!
初めての保育園に、お子さんがすぐに慣れられるか心配ですよね。慣らし保育の期間に新しい環境や先生にスムーズに溶け込むためのカギは、入園前の準備にあります。
どのような準備を行えばよいのか、見ていきましょう。
■入園前の準備が重要!
慣らし保育に向けてやっておきたい準備についてご紹介します。
・子どもの特徴を書き留めておく
保育園はどんな環境なのか、担任の保育士はどんな性格なのかなど、初めは分からないことが多く、心配に思うママ・パパもいるでしょう。
しかし、それは、お子さんを受け入れる園側も同じです。入園後、スムーズに対応してもらうためにも、お子さんの性格、食事面や睡眠面に関する特徴などを細かく伝えておくと安心です。
入園が決まったら、日頃の様子を書き留めておき、準備に困らないようにしておくといいですね。
・親子ともにスケジュール調整を行う
慣らし保育の期間設定は、園によって異なります。ただ、お子さんが風邪など病気にかかることを想定して、最長、1か月程度を見込んでおきましょう。
お子さんの入園と同時に、仕事復帰を予定しているママは、早い時間にお迎えすることを加味して、スケジュールを調整できるといいですね。また、慣らし保育期間はなるべくお子さんの通院等の予定も入れないほうが、スムーズに進みます。
・必要な持ち物を準備する
入園の際には、園から必要な持ち物を伝えられる場合が多いです。準備品は、慣らし保育の期間から必要となりますので、しっかり準備しておきましょう。また、持ち物の全てに、記名する場合がほとんどです。手書きは大変なので、記名用スタンプやシールなどを用意するのもおすすめです。
■嫌がる子どもへの対処法
特に、入園当初は、嫌がって泣き出すお子さんも多いです。お子さんが登園を嫌がったときの対処法を知り、入園前から心構えをしておくと安心です。
登園時に、お子さんが泣いてしまう理由は、新しい環境への不安や緊張、親と離れることへの分離不安が考えられます。
最初はどんなお子さんでも、多少は不安な気持ちになるものです。しかし、慣らし保育を通して、園や保育士に徐々に慣れていき、「必ずママ・パパが迎えに来てくれる」と理解できると、泣かなくなる場合がほとんどです。
それでも、お子さんが登園を嫌がった場合は、次の対処法を試してみてください。
・預ける際、笑顔で送り出す
登園時にママ・パパが不安な顔をしていると、お子さんにも伝染してしまいます。お子さんが泣き続ける場合は、心を鬼にして、先生に預けて、さっとその場を離れましょう。
その後の様子が気になるかもしれませんが、親御さんの姿が見えなくなると諦めて泣き止むお子さんも意外と多いものです。
・保育園で楽しかったことを聞いてみる
家庭では、お子さんと「保育園の楽しかった話」をしてみてください。ママ・パパが「保育園、楽しかったね」と話してあげると、「保育園は楽しいところなんだ」と思うようになります。
お子さんと親御さんの不安を、徐々に解消していくことも、慣らし保育の目的です。分からないことや不安なことがあれば、園に問い合わせを行い、心の準備をしておきましょう。
慣らし保育中の仕事は?育休はいつまで取るべき?
慣らし保育は、通常の保育よりも、お迎えの時間が早くなります。そのため、慣らし保育中の復職は大変かもしれません。できるなら、育休の期間中に、慣らし保育を終わらせておいたほうがいいでしょう。
ママもお子さんも、新しい環境に慣れるためには、余裕のあるスケジュールを組むことが大切です。
ここでは、仕事復帰のタイミングや育児休業給付金についてお伝えします。
■仕事復帰はいつからがベスト?
慣らし保育中は「短時間保育」になるため、はじめのうちはお迎え時間がかなり早いです。そのため、慣らし保育の期間に復職することは、お迎え時間を考えると難しいでしょう。
お迎えを協力してくれる家族がいる場合は、仕事復帰がしやすくなります。実際に、慣らし期間中のお迎えを祖父母に頼んで仕事復帰される方も多いです。
ただし、慣れないうちは、お子さんの急な体調不良などでお迎えが必要になるケースもあるため、職場にも慣らし保育の期間中であることを伝えておいたほうが安心でしょう。
慣らし保育はお子さんの体調や、環境への慣れ具合によって延長される可能性もあります。仕事復帰までは余裕をもったスケジュールを組んでおきましょう。
もしも話を聞ける先輩ママがいるなら、仕事復帰のタイミングを相談できるといいですね。
■育児休業給付金はどうなるの?
現在、育休中で育児休業給付金を受給している場合、入園が決まると1歳以降の延長はできません。育児休業給付金の対象となる期間は、子どもが1歳になる前日まで。給付額は、給料の半額程度です。
1歳になる前、例えば、生後11か月から慣らし保育を行う場合には、慣らし保育の期間中にも給付金は受給できます。
しかし、子どもが1歳を超えてから慣らし保育を始める場合には、給付は行われません。
慣らし保育中も給付を受けたい場合は、1歳になる前に慣らし保育を開始しなければならず、入園時期を早める必要があります。自治体に保育園入園を申し込む際に、入園時期をあわせて伝えておきましょう。
また、慣らし保育中の給付対象期間や給付額などのルールも、自治体によってばらつきがあります。入園前に、お住まいの自治体に問い合わせを行い、確認してください。
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