おすすめのカーナビ7選!メーカーの特徴や選び方も解説

おすすめのカーナビ7選!メーカーの特徴や選び方も解説

カーナビは、現在地から目的地までの道のりを的確にナビゲートしてくれる、車の運転に欠かせないアイテムです。

カーナビを新しく購入しようと思っても、さまざまなメーカーから販売されているため、どれを選べばよいのか悩む方も多いでしょう。

この記事では、カーナビの選び方やおすすめのカーナビ7選についてご紹介します。スマートフォンやタブレットのナビアプリとの比較や、代表的なメーカーもお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

カーナビとは

カーナビとは

カーナビとは、衛星を利用したGPSによって車の位置を確認し、その結果をマップ画面上に表示するアイテムのことです。目的地を設定すると、現在地からのルートが表示されます。

カーナビを利用すると土地勘のない場所でも迷うことなく目的地に到着できるため、運転に慣れていない方から毎日のように長距離を運転する方まで、すべてのドライバーにとって便利なアイテムです。

カーナビには純正と純正以外の2種類がある

カーナビには、大きく分けて「純正」と「純正以外」の2種類があります。

種類 純正 純正以外
特徴
  • ・購入した車に取り付けられているカーナビ
  • ・新車の内装や性能との親和性が高い
  • ・購入した車のメーカーではない企業が販売しているカーナビ
  • ・純正よりも価格が安く、車を乗り換えた場合でも取り外して引き続き使える
保証期間 3年の場合が多い 約1年の場合が多い

純正のカーナビとは、新車を購入するときに、ディーラーや工場であらかじめ取り付けられたカーナビのことです。工場で取り付けられたカーナビは、新車の内装や性能との親和性が高く、多くの場合は3年の保証期間が設けられています。

一方、純正以外のカーナビとは、購入した車のメーカー以外で販売されているカーナビのことです。純正よりも価格が安く、車を乗り換えた場合でも取り外して引き続き使えます。

保証期間は純正に比べて短く、約1年間の場合が多いですが、ご自身にあったカーナビをできるだけ安く選びたい方におすすめです。

カーナビとスマートフォン・タブレットのナビアプリを比較

カーナビとスマートフォン・タブレットのナビアプリを比較

最近では、カーナビの代わりにスマートフォン(以下、スマホ)やタブレットを車に取り付け、ナビアプリを使用して目的地を目指す方法もあります。

では、カーナビとスマホまたはタブレットのナビアプリを利用した場合で、どのような違いがあるのでしょうか。以下の表で、それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。

種類 カーナビ スマホ・タブレットのナビアプリ
メリット
  • ・複数の情報を組み合わせているため位置情報が正確
  • ・画面サイズがスマホより大きく、位置がわかりやすい
  • ・渋滞情報をリアルタイムに反映するなど、多様な機能を利用できる
  • ・無料で利用できるアプリもある
  • ・複数のアプリからご自身の好みのものを選べる
  • ・スマホスタンドを使えばすぐに利用できる
  • ・地図データが頻繁に更新される
デメリット
  • ・本体価格が高い
  • ・地図更新に費用がかかる場合がある
  • ・ネット接続がないと使用不可
  • ・バッテリーの消費が早いので、電源が必要
  • ・最新の機種でなければ動作が不安定になる恐れがある

カーナビのメリットは、画面が大きいため見やすく、正確な位置情報を把握できることです。

一方、スマホで使うナビアプリは、無料で利用できる点はメリットですが、画面が小さいので運転中に確認しにくいというデメリットがあります。

それぞれ一長一短はありますが、安全性や位置情報の正確性を考えると、やはりカーナビを使うメリットは大きいでしょう。

カーナビの選び方

カーナビの選び方

カーナビを選ぶ際は、以下の項目をチェックすることが大切です。

  • 設置方法
  • ディスプレイサイズ
  • 記憶媒体
  • 地図の更新頻度・費用
  • 各種機能

ここでは、選び方のポイントとして、それぞれ詳しくご紹介します。

設置方法

カーナビの設置方法は主に、「インダッシュタイプ」と「ポータブルタイプ」の2種類です。ポータブルタイプは、オンダッシュタイプとも呼ばれることがあります。

それぞれの特徴やメリット・デメリットについて、以下の表にまとめました。

設置方法 インダッシュタイプ ポータブルタイプ
イメージ
特徴 車のダッシュボードにはめ込んで取り付けるタイプ 車のダッシュボードの上に設置するタイプ
メリット カーナビだけではなく、オーディオ機能やAI搭載の声認識機能を利用できるモデルもある 車種に関係なく手軽に設置可能で、価格もリーズナブルで求めやすい
デメリット 車種によっては設置できない カーナビの精度が落ちることがある

インダッシュタイプは「2DIN」と呼ばれるサイズが主流で、各サイズの縦横幅の詳細は以下の通りです。

  • 1DIN…縦50mm・横180mm
  • 2DIN…縦100mm・横180mm

なお「DIN」とは、ドイツにおける工業規格のことを指します。インダッシュタイプのカーナビを選ぶときは、車のダッシュボードサイズをチェックしておきましょう。

また、ダッシュボードにはめ込まず浮かせる仕組みのフローティングタイプのカーナビも、インダッシュタイプに含まれています。

ディスプレイサイズ

カーナビのディスプレイサイズは、7インチ、8インチ、9インチ、それ以上の大型サイズなど、幅広く展開されているのが特徴です。

車の大きさにあったディスプレイサイズを選ぶことも、カーナビ選びには大切です。以下で、車種ごとの目安となるディスプレイサイズを確認してみてください。

  • 軽自動車…7インチ~8インチ
  • 中型SUVなど…8インチ~9インチ
  • 大型SUVなど…9インチ~10インチ

記憶媒体

記憶媒体とは、カーナビで使用する地図情報や交通情報などを記録する媒体のことです。カーナビの記憶媒体には、SDカード、HDD、SSDの3種類があります。

以前はHDDが広く使われていましたが、現在は読み込み速度が速くリーズナブルなSDカードが主流です。

車種によっては読み書きが速いSSDが使われている場合もあるので、カーナビを選ぶ際はどの記憶媒体が用いられているかを確認しましょう。

地図の更新頻度・費用

カーナビは、常に地図データが最新の状態でなければ正確な道案内ができません。そのため、地図を更新する頻度や費用を確認しておきましょう。

どのメーカーのカーナビを選ぶかによって頻度や費用は異なるので、あらかじめチェックが必要です。

また、更新を行わなければ古い地図データを使うことになり、誤った走行ルートが案内される場合があるため注意しましょう。

各種機能

カーナビには、道案内以外にも、次のようなさまざまな機能が搭載されています。

カーナビの機能 特徴
VICS WIDE 安全で快適な運転のため、渋滞や事故などの交通状況をリアルタイムで伝える機能
Bluetooth スマホなどの端末とカーナビを接続し、音楽を聴いたり電話をつないだりできる機能
ワンセグ/フルセグ カーナビの画面を活用してテレビを視聴できる機能
ドライブレコーダー連携 ドライブレコーダーで記録している映像をカーナビに映し出せる機能

上の表にある機能も参考に、目的にあわせて必要な機能が搭載されているカーナビを購入しましょう。

カーナビの代表的なメーカー

カーナビの代表的なメーカー

カーナビは、さまざまなメーカーが製造・販売しています。ここでは、次の代表的なメーカー5つの特徴をご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

  • Panasonic(パナソニック)
  • Pioneer(パイオニア)
  • KENWOOD(ケンウッド)
  • ALPINE(アルパイン)
  • DENSO TEN(デンソーテン)

Panasonic(パナソニック)

Panasonicは、「Strada(ストラーダ)」と「Gorilla(ゴリラ)」をカーナビシリーズとして展開しています。

Stradaは、豊富な機能と有機EL液晶が搭載された高品質なモデルであるのに対し、Gorillaはシンプルなモデルのカーナビです。

予算やカーナビに必要な機能にあわせて、購入するモデルを決めましょう。

>>>Panaonicでおすすめのカーナビをチェックする

Pioneer(パイオニア)

Pioneerは、「carrozzeria(カロッツェリア)」というカーナビを展開しています。

carrozzeriaは、1990年に誕生したロングセラーモデルで、年を重ねるごとに性能を高めて新しいカーナビを提供しているのが特徴です。

また、carrozzeriaには音響が楽しめる「CYBER NAVI」と、オンライン機能が充実した「楽NAVI」の2シリーズがあり、使用用途やシーンにあったカーナビを選べます。

>>>Pioneerでおすすめのカーナビをチェックする

KENWOOD(ケンウッド)

KENWOODは、「彩速ナビ」というカーナビを展開しています。

彩速ナビは、音声で操作できるのが大きな特徴で、運転中でも目線や手を外すことなくカーナビの操作が可能です。

また、画質の品質にもこだわっており、カーナビディスプレイでテレビを視聴する際は鮮やかな映像を楽しめます。

>>>KENWOODでおすすめのカーナビをチェックする

ALPINE(アルパイン)

ALPINE(アルパイン)は、「BIG(ビッグ)」というカーナビを展開しています。

曲がり道までの信号の数を音声案内するカウントダウンガイダンス機能や、最短時間の到着ルートを計算するアクティブルートサーチ機能など、独自のナビ機能を搭載しているのが特徴です。

BIGには車種専用カーナビ「BIG X」と、スマホ連携ディスプレイオーディオ「BIG DA」の2つのシリーズがあり、後者ではスマホ連携でナビアプリをディスプレイに表示できます。

>>>ALPINEでおすすめのカーナビをチェックする

DENSO TEN(デンソーテン)

DENSO TENは、「ECLIPSE(エクリプス)」というカーナビを展開しています。

ECLIPSEには、フローティングモデルのHSシリーズと、機能性とデザイン性が優れたLSシリーズの2種類があります。HSシリーズは大画面で高画質な表示、LSシリーズは使いやすさが特徴です。

>>>DENSO TENでおすすめのカーナビをチェックする

【メーカー別】おすすめのカーナビ7選

ここからは、おすすめのカーナビ7選を各メーカー別にご紹介していきます。

Panasonic(パナソニック)|CN-HE02WD

Panasonic(パナソニック)|CN-HE02WD

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通常価格(税込) 61,268円 ※2024年8月8日時点
設置方法 インダッシュタイプ
ディスプレイサイズ 7V型ワイド
記憶媒体 SDメモリーカード
地図の更新頻度・費用 1年・22,000円 ※2024年5月7日時点
各種機能 VICS WIDE、Bluetooth、ドライブレコーダー連携機能等

PanasonicのCN-HE02WDは、HD液晶やVICS WIDEなど、豊富な機能が搭載されたStrada(ストラーダ)シリーズのカーナビです。

ドライブレコーダーと連携ができるのが特徴で、ナビで記録した映像を確認できるため、目的地まで安心して運転できます。

また、液晶は7V型で200万画素を超えるため、画面が見やすい点も魅力です。

Point

  • HD液晶、VICS WIDE、ドライブレコーダー連携など機能が豊富
  • 7V型のワイド液晶で見やすく操作がしやすい
  • 地図データの性能も高い

Panasonic(パナソニック)|CN-G1500VD

Panasonic(パナソニック)|CN-G1500VD

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通常価格(税込) 69,800円 ※2024年8月8日時点
設置方法 ポータブルタイプ
ディスプレイサイズ 7V型
記憶媒体 SSD
地図の更新頻度・費用 約1年・2026年7月まで更新無料
各種機能 VICS WIDE、ワンセグ機能等

PanasonicのCN-G1500VDは、シンプルながら高性能でわかりやすいナビが特徴のGorilla(ゴリラ)シリーズのカーナビです。

グロナス・みちびき・GPSの3種類から衛星受信ができ、VICS WIDE機能もついているため、渋滞を回避したスムーズな道案内をしてくれます。

地図更新も無料でできるため、追加で費用を支払う必要がなく、最新のデータを取り込めます。

Point

  • 全国の最新の市街地データを収録している
  • VICS WIDEや高精度Gロケーションにより、安定してスムーズな運転を実現
  • 地図更新も無料でできるから追加費用の心配が不要

Pioneer(パイオニア)|AVIC-CQ912III-DC

Pioneer(パイオニア)|AVIC-CQ912III-DC

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通常価格(税込) 170,000円 ※2024年8月8日時点
設置方法 インダッシュタイプ
ディスプレイサイズ 9V型
記憶媒体 SDメモリーカード
地図の更新頻度・費用 自動更新・無料〜7,700円/年
※最大4年分無料
各種機能 アクセスポイントモード、音声検索機能など

PioneerのAVIC-CQ912III-DCは、ネットワークスティックを差し込むことで車内をWi-Fiスポットにして大画面で動画を視聴できる、高品質かつ多機能なカーナビです。

目的地を音声で伝えると案内をしてくれ、高音質設計で理想の音響空間を作り出してくれます。不要なノイズ流入を防ぎ、唯一無二の高音質を車内で楽しめます。

Point

  • 音声で操作ができナビ画面もわかりやすく使いやすい
  • 地図更新は自動的にでき最大4年間費用がかからない
  • Wi-Fiやスクリーン、スピーカーとしても使用できる汎用性の高いカーナビ

KENWOOD(ケンウッド)|MDV-S710W

KENWOOD(ケンウッド)|MDV-S710W

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通常価格(税込) 52,200円 ※2024年8月8日時点
設置方法 インダッシュタイプ
ディスプレイサイズ 7V型
記憶媒体 SDメモリーカード
地図の更新頻度・費用 年2回・3,960円/年(ダウンロード版・会員の場合)
※最初の1年間は無料
各種機能 Bluetooth、ワンセグ、音声入力等

KENWOODのMDV-S710Wは、音声入力ができる彩速ナビシリーズの高画質かつ高性能なカーナビです。

豊富な機能を備えながら各種操作がしやすく、ナビ画面だけではなく、地デジなどのAV画面や走行情報の画面も表示できます。また、スマホと連携すると、天気予報やガソリンスタンドの情報表示などのさまざまなコンテンツが利用できるので、日々の運転がより快適になるでしょう。

Point

  • 音声入力ができる彩速ナビシリーズの人気モデル
  • Bluetoothやワンセグはもちろん、スマホとの連携機能付き
  • ドライブレコーダーとも連携して使えて便利

KENWOOD(ケンウッド)|EZ-950

KENWOOD(ケンウッド)|EZ-950

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通常価格(税込) 56,800円 ※2024年8月8日時点
設置方法 ポータブルタイプ
ディスプレイサイズ 9V型
記憶媒体 SDメモリーカード
地図の更新頻度・費用 地図更新予定なし(2020年データ搭載)
各種機能 ワンセグ、助手席モード、逆走注意告知機能等

KENWOODのEZ-950は、さまざまなナビ機能やAV機能を有したポータブルタイプのカーナビです。次に曲がるタイミングで残距離を知らせる「ここです案内」表示で、初めて行く土地でも安心して運転できます。

わかりやすい地図表示とナビ案内が特徴で、運転しやすい表示にカスタマイズが可能です。ポータブルタイプなので、比較的取り付けやすいメリットもあります。

Point

  • わかりやすく豊富な地図表示ができ、運転しやすいようにカスタムできる
  • ほかのカーナビに比べてリーズナブルなので手軽に導入できる
  • メリハリのあるくっきりとした地図が表示されるため見やすい

ALPINE(アルパイン)|XF11NX2

ALPINE(アルパイン)|XF11NX2

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通常価格(税込) 259,000円 ※2024年8月8日時点
設置方法 インダッシュタイプ(フローティング)
ディスプレイサイズ 11型
記憶媒体 SDメモリーカード
地図の更新頻度・費用 年1回・3年間無料(2024年〜2026年まで)
各種機能 VICS WIDE、音声操作、スマホ連携機能等

ALPINEのXF11NX2は、大きな11型画面のインダッシュタイプ(フローティング)のカーナビです。

車両重量や燃費を考慮した最適ルートの提案や、車両サイズをもとにした駐車場の検索など、さまざまな機能を利用できます。また、高解像度のハイレゾ音源も楽しめるなど、道案内以外の機能も便利です。

Point

  • 見やすい画面表示とわかりやすい音声案内によりスムーズな運転が可能
  • 音声入力やアプリ連携などあらゆる機能を有した高性能なカーナビ
  • 車種ごとに取り付けキットを選べて車に合わせやすい

DENSO TEN(デンソーテン)|ECLIPSE AVN-LS03W

DENSO TEN(デンソーテン)|ECLIPSE AVN-LS03W

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通常価格(税込) 55,000円 ※2024年8月8日時点
設置方法 インダッシュタイプ
ディスプレイサイズ 7型
記憶媒体 SDメモリーカード
地図の更新頻度・費用 約3年に1回・24,200円
各種機能 VICS WIDE、Bluetooth、多言語対応等

DENSO TENのECLIPSE AVN-LS03Wは、シンプルかつコンパクトな7型インダッシュタイプのカーナビです。操作速度が速く、スマホのように操作できるため、動きが遅くなりやすいカーナビを快適に使用できます。

また、3D表示の地図や多言語対応など、丁寧な案内でサポートするので、運転手が代わっても使いやすいアイテムです。

Point

  • VICS WIDEやBluetoothなど多機能ながらリーズナブルなカーナビ
  • シンプルで使いやすくわかりやすい表示なので運転しやすい
  • 動作速度が速く、スマホのように操作できるのでストレスが少ない

カーナビを選ぶときはメーカーや機能をチェックしよう!

カーナビは、スムーズかつ安全な車の運転のために欠かせないアイテムです。しかし、タイプや機能などが異なるさまざまなカーナビが展開されているため、どのモデルを選べばよいか悩んでしまうかもしれません。

まずは、各メーカーやモデルの特徴をおさえて、そこから必要な機能を備えたカーナビを選びましょう。今回ご紹介したおすすめのカーナビも参考に、ご自身が使いやすいモデルを探してみてください。