ドライブレコーダーのリアカメラが必要な理由
ドライブレコーダーのリアカメラとは、車両の後方に設置するカメラのことです。
フロントに設置するドライブレコーダーは普及してきていますが、リアカメラはまだ装着していない方もいるのではないでしょうか。
リアカメラはあおり運転の防止や追突事故の証拠などで役に立つため、なるべく設置することをおすすめします。主なリアカメラの機能や効果については、以下を参考にしてみてください。
<リアカメラの機能>
- 録画機能…あおり運転や後方からの追突などのトラブルに巻き込まれた場合でも、映像として証拠を残せる
<リアカメラの効果>
- 後続車両からリアカメラの存在が見えるよう後方に設置することで、あおり運転の防止効果が期待できる
ドライブレコーダーのリアカメラを取り付ける位置
ドライブレコーダーのリアカメラを後付けする場合、車内に取り付けるタイプと車外に取り付けるタイプの2種類から選びます。
それぞれの特徴やメリット・デメリットについて、詳しくみていきましょう。
車内に取り付けるタイプ
車内に取り付けるタイプのリアカメラは、比較的設置がしやすく、初心者でも扱いやすいことが特徴です。天井が高いボックスカーなど、リアガラスの角度が垂直に近いタイプの車に向いています。
しかし、車内に取り付けると、リアガラスの色や濃さによって映像が記録しづらいこともあります。また、雨の日はワイパーを使用しなければクリアな映像を記録しづらいので、注意しましょう。
車外に取り付けるタイプ
車外に取り付けるタイプのリアカメラは、リアガラスの色や濃さに関係なく、クリアな画質で撮影できることが特徴です。
車外に設置することで、強風や強い衝撃で外れてしまう可能性があるので、リアガラスの角度が低く、寝ているタイプの車に向いています。
また、しっかり固定する必要があり、車内タイプと比べて設置が比較的難しいため、初心者の方が取り付けるには向いていません。車外タイプは、リアカメラの取り扱いに慣れていて、常にはっきりとした映像を残したい場合におすすめです。
ドライブレコーダーのリアカメラを選ぶ方法
ドライブレコーダーのリアカメラを選ぶときは、種類・機能・画質・逆光補正機能の4点に着目しましょう。
ここでは、リアカメラを選ぶ方法についてそれぞれ詳しく解説します。
種類
ドライブレコーダーのリアカメラの種類としては、大きく分けてカメラ一体型・カメラ分離型・ルームミラー型(分離型)があります。それぞれの特徴について、以下の表でみていきましょう。
種類 | イメージ | 概要 |
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カメラ一体型 |
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カメラ分離型 |
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ルームミラー型 (分離型) |
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リアカメラの種類は、上記の特徴を踏まえて選ぶことが大切です。
ただし、既にルームミラー型(一体型)のドライブレコーダー(フロントのみ)を使用している場合、ルームミラー型(分離型)のドライブレコーダーを後付けすることができません。
もし既存のドライブレコーダーにリアカメラを追加したい場合は、お使いのドライブレコーダーに取り付けられるかどうかを確認しましょう。
機能
ドライブレコーダーのリアカメラには、さまざまな機能が搭載されているのが特徴です。たとえば、スマートフォン連携機能では、無線LANでリアカメラと接続して専用アプリから映像を確認できます。
ほかにも、衝撃を検知すると撮影を始める機能やGPS機能などがあるので、ご自身にとって必要な機能が搭載されたリアカメラを選びましょう。
画質
ドライブレコーダーのリアカメラを使用して、後方車両のナンバーやドライバーの様子をしっかりと映したい場合は、200万画素以上の画質のものを選びましょう。
200万画素よりも画質が粗いリアカメラでは、あおり運転やいたずらなどのトラブルが起こったときに必要な証拠を鮮明に記録できない恐れがあります。
また、夜間や悪天候でもクリアに記録できるかチェックすることも重要です。
逆光補正機能(HDR/WDR)
逆光補正機能とは、逆光時やトンネルの出口など、明暗差がある場所の明るさを補正し、鮮明な映像を残せる機能のことです。逆光補正機能が備わっていると、白とびや黒つぶれを抑えてキレイに撮影できます。
また、逆光補正機能にはHDRとWDRの2種類があり、それぞれの補正する方法や特徴について以下の表をご覧ください。
逆光補正機能 | 特徴 |
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HDR(High Dynamic Range) |
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WDR(Wide Dynamic Range) |
|
リアカメラによって、HDRとWDRの両方を採用している場合もあれば、どちらか片方だけを採用している場合もあります。
ただし、逆光補正機能がなければ常に鮮明な映像を記録できない可能性があるため、最低限HDRまたはWDRのどちらかが備わっているリアカメラを選びましょう。
おすすめのドライブレコーダーのリアカメラ3選
ドライブレコーダーのリアカメラには多くの種類があり、どれを選べばよいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、おすすめのドライブレコーダーのリアカメラ3選をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
YUPITERU(ユピテル)| SN-R11
通常価格(税込) | 14,300円 ※2024年8月6日時点 |
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種類 | カメラ一体型 |
画質 | 200万画素 |
逆光補正機能 (HDR/WDR) |
有(HDR) |
YUPITERUのSN-R11は、最大163°の範囲を昼夜問わず鮮明に記録できるリア専用のドライブレコーダーです。スマートフォン連携や車や衝撃を検知するセンサー、GPSなど多くの機能がついており、1台取り付けておくだけで安心して運転できます。
また、両面テープでリアガラスに貼ると取り付けができ、専用のコードでシガーポケットにつなげば使用できるので、比較的設置がしやすいです。
Point
- 撮影範囲が広く映像も鮮明に記録できる
- スマートフォン連携・検知センサー・GPSなど機能が豊富
- エンジンにあわせて電源のオンオフが自動連動される
Cellstar (セルスター)|CS-71FW
通常価格(税込) | 14,800円 ※2024年8月6日時点 |
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種類 | カメラ一体型 |
画質 | 200万画素 |
逆光補正機能 (HDR/WDR) |
有(HDR) |
CellstarのCS-71FWは、ナイトクリア・フルハイビジョン・HDRの搭載により鮮明な映像が記録できるリアカメラです。スマートフォンと連携してリアルタイムの映像を確認できる点が特徴で、録画映像をスマートフォンにダウンロードして持ち出せます。
また、安全運転支援機能やGPS機能、自動録画開始機能など豊富な機能がついており、初心者の方の運転にも役立つでしょう。
Point
- 200万画素で鮮明な映像を記録できる
- スマートフォン連携で本体の操作や映像の確認ができる
- 安全運転支援機能やGPS機能など、初心者ドライバーにも嬉しい機能が豊富
MAXWIN(マックスウィン)|MDR-C013B
通常価格(税込) | 16,280円 ※2024年8月6日時点 |
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種類 | ルームミラー型(分離型) |
画質 | 200万画素 |
逆光補正機能(HDR/WDR) | 有(HDR+WDR) |
MAXWINのMDR-C013Bは、10.88インチでズーム機能の付いたルームミラー型(分離型)のリアカメラです。車の純正ミラーに付属のゴムを挟み込むと取り付けでき、カメラも両面テープで貼り付けられます。
また、センサーやGPSなどの機能も豊富で、HDRとWDR搭載により記録した映像も鮮明です。
Point
- ズーム機能のついたルームミラー型(分離型)のリアカメラで後方の確認がしやすい
- ミラーもリアカメラも取り付けやすく、すぐに使用できる
- HDR+WDR搭載で昼夜問わず鮮明な映像の記録が可能
ドライブレコーダーのリアカメラを後付けして安全に運転しよう!
ドライブレコーダーのリアカメラは、後方の安全を確保し、万が一トラブルが起こったときに証拠を残せるアイテムです。リアカメラは一般的に後付けとなり、カメラ一体型・カメラ分離型・ルームミラー型の3種類があります。
また、リアカメラには車内付けと車外付けのタイプがありますが、車内付けの方が取り付けやすく、ドライブレコーダーを初めて買う方にもおすすめです。
機能や取り付け方法など使いやすいリアカメラかどうかを確認し、ご自身にあったものを選びましょう。