日常生活の中で、地球環境に関する言葉を耳にする機会が増えてきました。
家庭のエネルギー消費のうち冷房・暖房に占める割合は約27%※とされており、家の中の温度を調整するのに多くのエネルギーが使われています。
2022年に省エネ性能の目標基準も改正され、注目度の高いアイテムです。例えば2011年と2021年の商品※を比較してみると、期間消費電力量では1,336k/whh→970k/whh(約72%減)、年間電気代では36,072円→26,190円※(約1万円減)と大きな差が生します。
※出典:「省エネ型製品情報サイト」 省エネ性能カタログ(2011年冬版 / 2021年版)(経済産業省資源エネルギー庁)
(http://seihinjyoho.go.jp/)2023年3月9日に利用
※1年間の目安電気料金(円)は『期間消費電力量(kWh)× 27(円 / kWh)』で計算
※冷房能力4.0kW(11 〜 17畳) 省エネ基準達成率 ★5商品で比較
家庭のエネルギー消費のうち冷給湯に占める割合は約28%※とされ、冷暖房同様に多くのエネルギーが使われています。
エコキュートは一般的なガスや石油の給湯器とのお湯を沸かす仕組みに違いがあり、エコキュートを利用することで給湯の省エネ化に大きな効果が期待できます。
ガス/石油給湯器はバーナーで水を通す管を温めてお湯を作るのに対し、エコキュートはエアコンのように外気を取り込み、その外気をコンプレッサーで圧縮し高温化して水をお湯に変えることで、エネルギー消費を抑えています。
※出典:「省エネ型製品情報サイト」 省エネ性能カタログ(2021年版)
(経済産業省資源エネルギー庁)(http://seihinjyoho.go.jp/)2023年3月9日に利用
省エネ効果が高い給湯器として、潜熱回収型の給湯器が注目を集めています。ガス給湯器ではエコジョーズ、石油給湯器ではエコフィールと呼ばれ熱効率が高いだけではなくCO2排出量も少ない点も特徴です。
エコジョーズ/エコフィールは、お湯を作る際に通常の給湯器では排気中に捨てられる排熱を再利用したり効率化することで熱効率を高めまています。
温水洗浄便座には洗浄水を温める方法に「瞬間式」と「貯湯式」の2種類があり、消費電力量に大きな違いがあります。
貯湯式は電気ポットのように温水を内蔵されたタンクに貯めて、常時洗浄水を温めているので電気代がかかる一方で、瞬間式は温水を洗浄時に瞬間加熱するタイプで使用の度に水を瞬間的に温めるため、水を保温する電気代が不要です。
瞬間式は使う時だけお湯をつくるためランニングコストは抑えられ、貯水式の年間消費電力量が平均165kWh/年に対し、瞬間式は88kWh/年と約半分近くの差が発生します※
※出典:「省エネ型製品情報サイト」 省エネ性能カタログ(2021年版)
(経済産業省資源エネルギー庁)(http://seihinjyoho.go.jp/)
常時喚起モード
シックハウス症候群の対策として、2003年の建築基準法の改正により義務付けられた機能で、「弱」よりも弱い消費電力で稼働できるため電気代を抑えることができます
調理センサー
調理中の油の量に応じて、風量を自動でコントロールします。必要以上に風量を上げないので、消費電力も削減します
家の省エネ対策として、家の中で温めたり冷やした熱を外に逃がさない「断熱リフォーム」があります。この「断熱リフォーム」は、壁や天井、窓などに断熱処理をすることで、冷暖房の効きが良くなり光熱費の削減に繋がります。この中で最も熱の出入りが多いのが窓といわれています。
近年では経済産業省・環境省が実施する「先進的窓リノベ事業」のように、国や自治体が実施する窓の断熱を目的とした補助金制度も充実しています。
一見水を多く使いそうな食洗機ですが、実は庫内に貯めた少量のお湯や水を上手に循環させて洗うので使用水量は手洗いより少ない量で洗浄が可能です。 例えば約5人分の食器、40点を手洗いをした場合の使用水量は75L※1に対し、食洗機※2では約8Lで洗浄できます。
※1手洗いの場合10Lのお湯(約40 ℃)でつけ置き洗い後、1本395 mL入り215円(税込)〈総務省小売物価統計調査調べ〉の洗剤を約9.6 mL使用して洗い、食器1点あたり13.5秒、小物1点あたり5.5秒、毎分6 Lの流し湯ですすいだ時[日本電機工業会自主基準(2014年11月現在)]。
※2 Panasonic NP--45MS6の場合
12パターンの細かいセンシングで運転制御し、水の使用量を最大約16%※カット、電気の使用量を最大約12%※カット
※NP-45MD9Sでエコナビ運転した場合とエコナビ運転しない場合との比較
148,398円 (税込)
トイレは各社で節水性能の向上が行われています。例えばTOTOのトルネード洗浄では、渦を巻くような水流で少ない水で汚れをしっかり洗い流せますし、LIXILのW節水では少ない洗浄水量で協力に洗い流す優れた洗浄機能。年間約10,000円※2の水道料金がお得になります
※ LIXIL TSET-LC0-IVO-1の場合
※ 【試算条件】4人家族(男性2人、女性2人)が大1回/人・日、小3回/人・日使用した場合で算出・
【引用元】省エネ・防犯住宅推進アプローチブック
【単価】上下水道:265円/m(税込)
浴室の水栓で身近な節水機能として、サーモスタット混合栓やクリックシャワー/スイッチシャワーがあります。
サーモスタット式水栓とは、温度調整用のダイヤルがついた水栓です。ハンドルで温度を設定することで湯と水の量を調節して、温度を一定に保ちます。適温のために水とお湯の出す量を自身で調整する必要がないので、「捨て水」を抑えることができます。
一方、クリックシャワー/スイッチシャワーとは、シャワーヘッドの下にあるボタンを押す事で水を出したり止める事ができます。クリックシャワー/スイッチシャワーは手元のボタンで止水できるので、小まめに止水ができ節水に効果的です。
キッチンの水栓ではタッチスイッチタイプや、タッチレス水栓・ハンズフリー水栓と呼ばれるタイプが省エネに効果的です。
タッチスイッチタイプとは、蛇口の先端にスイッチが設置されているタイプで、通常のレバーに加え、このタッチスイッチでも水の出し止めが可能です。
タッチレス水栓・ハンズフリー水栓とは水栓に触れなくてもセンサーに手をかざすだけで水の出し止めができるタイプの水栓です。
どちらも水の出し止めが楽にできるため、こまめな止水ができしっかり節水できます。