はじめての方も買い替えの方も簡単にわかる!ゲーミングモニター選び方ガイド

シューティングやアクションなど動きの激しいゲームをプレイする方は、通常モニターではなく、より動きが滑らかで比較的遅延の少ないゲーミングモニターの使用がおすすめです。

ゲームプレイ以外に実況配信もしたい場合は、マルチディスプレイ(ゲーミングモニターを複数台揃えた)環境を視野にサイズ違いやスペック違いで一度に揃える手もあります。

しかし、どういったスペックのゲーミングモニターが必要か、イメージを掴めていない方も多いのではないでしょうか。本記事では、ゲーミングモニターを選ぶ時にチェックしたいポイントを解説します。

こだわりたい条件を選んでいくと、おすすめのゲーミングモニターが探し出せるので、ぜひご自身にぴったりの商品を見つけてください。

条件を選択したら欲しいものが見つかる
諸山 泰三

家電ライター、編集者

諸山 泰三

※外部リンクに遷移します。PCからの遷移では、事前にログインが必要な場合があります。

PC雑誌や家電流通専門誌の編集者を経て、家電のフリーペーパー「カデンプラス」の編集長を務める。2017年にフリーランスとなり、「ライトアンドノート」の屋号でパソコンや家電などの記事執筆・編集に幅広く携わる。

ゲーミングモニターとは

ゲーミングモニターとは

ゲーミングモニターは、素早い動きのある映像をなめらかに再生でき、表示遅延が少ないのが特徴です。シューティングやアクションなど一瞬の判断が勝敗を左右するものを中心に、様々なゲームに適しています。

なお、通常のモニターとゲーミングモニターは、性能などによる厳密な切り分けは定義されていません。よって、製品名にゲーミングモニターと付いていなくてもゲームが快適にプレイできるハイスペックのモニターもあります。

このページでは通常のモニター、ゲーミングモニターを区分せず、ゲームに向いているスペックで絞り込み検索ができます。

あなたにぴったりのゲーミングモニターを選ぼう

ゲーミングモニターを選ぶ際、プレイするゲームやプレイ環境に合わせてこだわりたいサイズや機能は異なります。

メーカーによってもデザインや得意とする機能などの特徴が異なるので、ぜひご自身に合うものを見つけてください。

STEP 8

画面サイズを選ぶ

  • サイズの読み方はテレビと同じ
  • 画面サイズが大きいほど迫力が増す
  • FPSをプレイするなら24インチ〜27インチがおすすめ

ゲーミングモニターの画面サイズは、対角線の長さをインチ表記しています。テレビの画面サイズと同じルールで、1インチは2.54センチ(24インチは約70cm)です。画面サイズが大きいほど迫力が増し、没入感を楽しめます。

しかし、モニターが大きすぎると画面全体を把握しにくくなり、ゲームの種類によっては不利になるかもしれません。

画面の隅々まで気を配る必要のあるFPSのようなゲームで遊ぶなら、24インチ〜27インチ程度がおすすめです。

画面サイズは…

STEP 8

画面解像度を選ぶ

  • 安さ重視ならフルHD
  • 画質にこだわるなら4Kを

画面解像度とは画面に並ぶピクセル(px:点のこと)の数で、数値が大きいほど多くの点の集合体で映像を映し出すため、繊細な表現が叶います。

なお、画像解像度は画面サイズに関係なく、モニターのサイズが違っても同じ画面解像度の製品が存在します。

画面解像度の種類と特徴を以下にまとめているので、参考にしてみてください。

画面解像度 特徴
フルHD
  • 1920px × 1080px
  • 4K、WQHDより解像度は低く安価
WQHD
  • 2560px × 1440px
  • フルHDに比べ映像がなめらか
4K
  • 3840px × 2160px
  • 近くでもキレイに見える
  • 画質にこだわる人におすすめ
諸山 泰三

諸山 泰三

画面解像度が高すぎると、アイコンや文字が小さくて操作しづらいという意見もありますが、これは誤りです。

この場合、高解像度のままでアイコンや文字の表示を大きくすれば良いのです。操作性を損なうことなく、文字がはっきり読めて、アイコンなどもより見やすくなります。

画面解像度は…

STEP 8

リフレッシュレートを選ぶ

  • Nintendo SwitchやPS4なら60Hz
  • FPSやPS5なら120Hz〜165Hz
  • 勝ちにこだわるなら240Hz以上

リフレッシュレートとは、映像表示のなめらかさを表す指標で、1秒間にモニターが画面を書き換える回数を表す数字です。数値が高いほど短い時間で画面が書き換えられるため、動きがなめらかになります。

プレイするゲーム内容ごとに、必要なリフレッシュレートの目安を示しました。

リフレッシュ
レート
向いているゲーム
60Hz Nintendo Switch、PS4
120Hz PS5
144Hz〜165Hz FPS、格闘ゲーム
240Hz以上 本格的なFPSなど勝ちにこだわる対戦ゲーム
諸山 泰三

諸山 泰三

リフレッシュレートと似た用語にフレームレートがあります。フレームレートはPCや家庭用ゲーム機が1秒間に映し出す画面数で、映像信号を送り出す能力を指します。

両者のレートが異なる場合は、自動的に低い方の数値になるため、古いゲームをプレイすると、映像表示のなめらかさが変わらないこともあります。とはいえ、新しいゲームを始める時のことを考えると、高いリフレッシュレートのほうが有利です。

リフレッシュレートは…

STEP 8

応答速度を選ぶ

  • FPSを本格的にプレイするなら5ms以下
  • 1ms以下がベストだが高価格

応答速度とは色の切り替わりに要する時間を指し、数値が小さいほど残像感が少ないです。FPSのような動きの激しいゲームを本格的にプレイする場合は、最低でも5ms以下、可能であれば1ms以下のモデルがおすすめです。

しかし、応答速度が短いモデルは高価格です。FPSゲームなどでストイックに勝利を目指すわけでなければ性能の違いを体感しづらいため、必要以上に高いスペックを求めないように注意しましょう。

諸山 泰三

諸山 泰三

FPSやレーシングゲームなど、動きの速いゲームに相当慣れた人でないと、3ms以下の応答速度は認識できないとされています。お手持ちのモニターの応答速度が20ms以上であれば、いきなり1msを選択しても違いが分からないかもしれません。

応答速度は…

STEP 8

パネルの種類を選ぶ

  • IPSパネルは視野角が広い
  • VAパネルは映画鑑賞にもおすすめ
  • TNパネルは長時間の利用向き

ゲーミングモニターに採用されるパネルは主に3つあります。各特徴を表にまとめました。

種類 特徴
IPSパネル
  • 視野角は広いが応答速度は遅め
VAパネル
  • コントラストが高く、映画や動画鑑賞にもおすすめ
TNパネル
  • 応答速度が高いため、FPSや格闘ゲームにおすすめ
  • IPSやVAより疲れにくく、仕事で長時間使う場合にもおすすめ

パネルの種類は…

STEP 8

入力端子を選ぶ

  • DVIは音声ケーブルが別途必要
  • HDMIかDisplayPortがベター

入力端子とは、ゲーム機やテレビなどの電気機器において映像や音声などの電気信号の入り口になるパーツを指します。各特徴を以下にまとめました。

種類 特徴
DVI DVI
  • HDMIやDisplayPortよりも古い規格
  • 映像の転送のみしかできず、音声ケーブルが別途必要
HDMI HDMI
  • FPSゲームのような高い動作性が求められるゲームでなければ問題なく使える性能
  • 映像と音声の両出力が可能
DisplayPort DisplayPort
  • 高解像度かつ高リフレッシュレートに対応している
  • HDMIより性能は上で、映像と音声の両出力が可能
Type-C DisplayPort
  • 高速データ転送が可能
  • 映像と音声の両出力が可能
諸山 泰三

諸山 泰三

入力端子にUSB Type-Cを用意しているモデルでは、ノートPCの画面を映し出したい時に変換アダプタなしで接続できます。この場合、65W給電に対応するノートPCであれば、映像入力を受け取るのと同時にノートPCへの給電ができるものもあります。

入力端子は…

STEP 8

メーカーを選ぶ

  • eスポーツ大会に採用されている製品もある
  • 海外メーカーはコスパに優れている
  • カスタマイズ性能を備えるものにも注目

数多いゲーミングモニターを絞り込むには、好きなメーカーから選んでみるのも手です。ゲーミングモニターの主要なメーカーと、各特徴をまとめました。

メーカー 特徴
ASUS
  • ハイエンドモデルは「ROG」、ハイクラスやミドルは「TUF Gaming」のゲーミングシリーズを展開
  • 台湾のメーカーでコスパに優れた製品が多い
I-O DATA
  • ハイエンドモデルは「GigaCrysta」のゲーミングシリーズを展開
  • 別売で専用のモニターアームを用意する必要がある
Acer
  • 「Predator」はコアなゲーマー向け、「Nitro」はカジュアルゲーマーからコアゲーマーまで幅広いゲーマー向けに展開
  • 1万円台から購入できる製品もある
LGエレクトロニクス
  • ハイエンドモデルは「LG UltraGear」のゲーミングシリーズを展開
  • ビジネスにも使える快適性とコスパに優れた製品が多い
BENQ
  • ハイエンドモデルは「MOBIUZ」のゲーミングシリーズを展開
  • eスポーツ大会でも採用されるほど信頼性の高い製品を取り扱う
MSI
  • ゲーミング分野に強い台湾のPC/パーツメーカー
  • ハイエンドでは、最新のQD-OLEDパネルを採用し、マクロキーなどのナビゲーターを搭載するモデルもある
Dell
  • ハイエンドモデルは「Alianware」のゲーミングシリーズを展開
  • 没入感の高い画面が湾曲したウルトラワイドの製品もラインナップにある
JAPANNEXT
  • 近年急成長中のディスプレイ専業の国内メーカー
  • ハイスペックモデルを低価格で提供する
マウスコンピューター
  • ディスプレイブランド「Iiyama」が「G-MASTER」シリーズを展開
  • 製造からアフターまで国内対応
フィリップス
  • ハイエンドモデルは「Evnia」のゲーミングシリーズを展開
  • 34型のウルトラワイド湾曲モニターも販売
HP
  • ハイエンドモデルは「OMEN」のゲーミングシリーズを展開
  • ゲーム体験を向上するアプリ「OMEN Gaming Hub」でカスタマイズが可能

メーカーは…

STEP 8

予算を選ぶ

  • 3万円以下は物足りない場合も
  • 8万円以上は機能が充実

ゲーミングモニターは、価格によってリフレッシュレートや解像度のスペックが変わるため、求めるスペックに合わせた予算組みが必要です。

3万円以下の製品(もしくはモニター)は、リフレッシュレート75Hz程度のものが多く、激しいゲームには物足りない可能性があります。

8万円以上の高価格になると、モニターの角度を調節する機能(チルト、スイーベル、ピポットなど)が充実している、HDRや輝度が高いほか様々な使いやすい機能が盛り込まれています。

諸山 泰三

諸山 泰三

ゲーミングモニターの中には、照明の反射を防ぐスクリーンシールド、ヘッドホンフック付き、スマホ充電ができるUSB端子付き、LEDライティング機能付き、画面の操作パネルであるOSDメニューがリモコンで操作できるものなど、様々な製品があります。

性能の割に高額に感じる製品は、スペック表にない特徴を持っていることもあるので、ぜひ製品紹介ページをじっくり見て検討してください。

スピーカー内蔵か否かチェック

  • ゲーミングモニターにはスピーカーが内蔵されていないものがある
  • 音質にこだわりたい方は外付けスピーカーの購入を
スピーカー内蔵か否かチェック

ゲーミングモニター(一般的なモニター含む)は、テレビと違ってヘッドホンやイヤホンの使用を想定しているため、スピーカーが内蔵されているものとされていないものがあります。

スピーカーが内蔵されていなくてもゲーミングモニターでのゲーム操作は可能ですが、ヘッドホンやイヤホンを付けない状態でもゲームしたい方は、商品を検討する際にスピーカーが内蔵されているかどうかも確認してください。

なお、スピーカーを内蔵していても、価格次第では音が出るだけで音質に期待できない製品もあります。

音質にこだわってゲームしたい場合は、外付けのスピーカーを購入すると良いでしょう。

Final

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2024/04/10 更新

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