BRAND BEAUTY MEN|美容記事|【スキンケア】美肌を育む毎日のルーティンおすすめアイテムをご紹介!

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お悩み別メンズコスメと使いこなしハウツーがわかる!

スキンケア ひと通りやってはいるけれどこれでいいの?手応えがよくわからない・・・そう思っている男性は意外と多いのでは?スキンケアの基本の役割は、「洗う」「うるおす」「守る」。清潔感ある健やか美肌を目指すには、これらを適切に実践し日々継続することが大事。まずは基本知識と正しい方法をマスターしましょう。

洗顔
美肌のための正しい洗顔

洗顔 美肌のための正しい洗顔

洗顔の役目は、肌に付着したホコリなどの汚れ、余分な皮脂や古い角質を落とし肌を清潔にすること。スキンケアの大事なファーストステップです。それらが肌に溜まったままだと、肌がごわついてきたり、くすんで見えたりします。一方でキレイさっぱり洗おうとして、特にメンズは肌をゴシゴシとこすりがち。すると今度は肌にダメージになり、肌荒れや乾燥などのトラブルを招くことも。ではどんな洗顔が正解?健やかで清潔感ある肌を目指すなら、まず正しく丁寧な洗顔から始めましょう。

自分に合った洗顔剤を選ぶ

洗浄力や配合成分、テクスチャーも様々、種類豊富な洗顔剤。一般的に洗浄力が高いとその分肌への刺激も強めとされますが、最近は洗浄力はそのまま、肌への負担を軽減する処方へと進化しています。自分の肌タイプやコンディションに合ったもの、心地よく感じる使い心地にもこだわって選ぶと良いでしょう。朝の洗顔なら、固形石鹸や泡タイプの洗顔料でOKですが、男性も日焼け止めやBBクリームなどを塗っている時は、メイク落とし機能のある「クレンジング剤」を使うのがオススメです。

  • 固形石鹸

    固形石鹸

    石鹸は一般的に弱アルカリ性で肌は弱酸性。この性質を利用して汗やほこり、老廃物などもしっかり落としすっきり洗い上がる。十分に泡立て優しく洗うのが大事。

  • 泡洗顔(洗顔フォーム)

    泡洗顔(洗顔フォーム)

    最初から泡で出てくるタイプ、水分を加えて泡立てて使うクリームタイプもある。性質は石鹸なので高い洗浄力と同時により肌への負担の少ない処方になっているものが多い。

  • ジェル・ミルク(洗顔剤・クレンジング)

    ジェル・ミルク(洗顔剤・クレンジング)

    水分の多いテクスチャーで肌への刺激が少ない分、洗浄力も比較的穏やか。乾燥肌や敏感肌の人にも使いやすい。泡立てて使う洗顔剤と、肌になじませてメイクを落とすクレンジング剤がある。

  • クレンジング剤(オイル・バーム)

    クレンジング剤(オイル・バーム)

    洗浄力が高く、メイクだけではなく毛穴の古い皮脂や角栓汚れとオイルがなじんで、こすらなくても落としやすい。バームはオイルを固形状にしたもので肌にのせると体温で溶け使いやすさとテクスチャーの心地よさも人気。

ゴシゴシ洗い厳禁!
正しい洗顔のやり方

洗顔の際、最も留意すべきは摩擦や刺激をなるべく減らすこと。肌を守っている必要な皮脂や角質まで落としてしまうと、肌が自らを守るために皮脂分泌が逆に盛んになり、テカリの原因が実は洗顔のし過ぎということも。洗顔後につっぱりやカサつきを感じるのも洗い過ぎのサイン。不要なものを落とし必要なものは残す。さらに次のスキンケアがより働きやすくなる肌に整える、基本の洗顔を紹介します。

基本の洗顔をおさらい

1

まず手を洗い顔も軽く予洗いして濡らしておく。適量を泡立てネットに取りぬるま湯を少しずつ加えながら泡立てる*。

* 泡立てが必要な洗顔剤の場合

2

ぬるま湯を少しずつ加えながら泡立て十分に泡を作ったら手の平に移す。

3

泡で頬を包み込むように肌にのせ広げたら、泡のクッションで洗うような優しいタッチで。

4

鼻の頭、小鼻脇、額など毛穴や皮脂汚れが気になる部分は、泡をそっと押し付けるように。数回くるくると滑らせるのはOKだけどやり過ぎに注意。

5

汚れを浮き上がらせて絡め取った洗顔料を、ぬるま湯で充分かつ素早く洗い流すのも重要なステップ。この時も顔をこすらないように。

6

柔らかなタオルで軽く押さえるようにして摩擦せずに水分を取る。洗顔後は直ちに保湿ケアへ!

※洗顔剤によって使用法、適量なども異なります。使用方法に従って洗いましょう。

基本の保湿
カサつきもテカリも保湿が必要

基本の保湿 カサつきもテカリも保湿が必要

洗顔後のスキンケア、目的は何より保湿です。健康な肌は表面の角質層に十分な水分を蓄えさらに皮脂膜でカバーされていることで、外的刺激から肌を自ら守っています。つまりバリア機能。これが正常に働いていることが美肌のカナメです。そのバリア機能を損なう元凶が乾燥。カサつくのはもちろん、皮脂分泌のバランスが崩れてテカったり、敏感で荒れやすくなったり、シミやたるみなども、全てうるおい不足のせいと言っても過言ではありません。だからこそ、足りないうるおいを補う、乾燥させないように守るスキンケアが必要なのです。

化粧水・乳液・クリーム・美容液それぞれの役割

たくさんのスキンケアコスメ、一体どれをどう使う?順番は?と迷ってしまいませんか。ざっくり言うと、まず化粧水で水分、次に乳液やクリームで油分を補うのが基本。美容液は、小ジワやシミなどの悩みや、目元専用といった目的に合わせて、美容成分が配合されたアイテム。美白やシワ対策用などに効果があるとする医薬部外品もあります。とはいえ、現在のスキンケアコスメには、どれにせよ様々な美容成分の組み合わせや独自の処方で配合され、オールインワンのようにひとつでスキンケアが完了するものもあります。全部重ねてたくさん使えば良いわけではありません。肌を触り過ぎて刺激になったり、ベタつくようだと逆効果になることも。自分の肌タイプやコンディション、朝と夜、季節によっても上手に使い分けるのがスマートです。

  • テキストテキスト

    化粧水

    角質層に水分を補って肌をキメ細かく柔らかくする。洗顔後すぐにたっぷりと使うのがポイント。

  • テキストテキスト

    乳液

    水分と油分を補いなめらかに整える。化粧水で与えた水分を逃さないようにする役目も。

  • テキストテキスト

    クリーム

    乳液より油分を多く含み、肌を保護しうるおいが蒸発するのを防ぐ蓋のような役割をする。特に乾燥が気になるときや部分に乳液にプラスして使うのもおすすめ。

  • テキストテキスト

    美容液

    水分・油分を補うだけでなく肌によいとされる美容成分を多く配合。美白、シワ予防と改善、毛穴対策、ニキビ予防など特定の目的を謳うのは化粧品ではなく薬用部外品と表示されている。基本の保湿ケアに加えてさらに美容効果を目指すアイテム。

基本の保湿 ハウツー

毎日のお手入れとしては、洗顔の直後に化粧水+乳液の順で使うのがおすすめ。女性に比べ男性は皮脂分泌が多いので、普通肌であればこのシンプルなケアを続けることで必要十分な保湿ができるでしょう。化粧水は惜しまずたっぷりと、乳液も肌全体にムラなくなじませますが、気になる部分には重ねづけしたり、皮脂が多い部分には薄くつけるなど適度に調整して。

化粧水と乳液の使い方

化粧水 適量を取り手の平に広げてから、叩いたりこすり付けたりせずに肌全体に押し入れるようになじませていく。

乳液 額、鼻、両頬、顎にそれぞれ小粒パール大を置き、中心から外へ、下から上へと優しくマッサージするように塗りのばす。乾燥しやすい部分には押し入れるように。首やデコルテも忘れずにうるおいを与えて。

お悩み別スペシャルケア

丁寧に手をかけた分、美肌に差がつくのも事実。毎日の基本ルーティンに加えて、気になる部分にアプローチするスペシャルなスキンケアをときどき取り入れてみて!

毛穴や角栓が気になるときのコットンパック

多くの人が悩んでいる毛穴。詰まった皮脂や角栓を指で押し出したり剥がし取るのは、肌を傷つけたりさらに毛穴が広がってしまう危険大。クレンジングオイルを使ってクリーンにした後、化粧水や美容液でしっかり保湿することで、肌を引き締め毛穴を目立ちにくくします。

1

クレンジングオイルを手に取り、毛穴の気になる部分に数回くるくるなじませて洗い流す。

2

ビタミンC誘導体配合など肌の引き締め成分配合の化粧水をたっぷりコットンに含ませて軽くパッティング。

3

そのまま鼻から小鼻、他に気になる部分があればコットンで覆って数分間パック。お手軽だけどしっかり保湿&肌の引き締めができてオススメです!

お疲れ肌に週1〜2度のシートマスク

美容成分たっぷり、ヒタヒタに肌をうるおしてくれるシートマスク。色々な種類があるので、疲れてハリや弾力がないとき、日焼けした後の鎮静など、肌の調子に合わせて選んで、10〜15分のリラックスタイム。ただし長時間つけっぱなし、ましてや寝落ちはタブー。シートが乾いてしまうとかえって肌を乾燥させてしまいます。またあまり頻繁にすると肌に負担になる場合もあるので適度な使用を心がけましょう。

1

マスクの端を持って広げ、額の際から顔全体を覆うようにぴったりと肌にのせる。

2

10〜15分置いたら外し、手に残った美容成分は首まわりにもなじませて。

エイジングサインには
美容液で早めのケアを

いつの間にか現れている肌の老化サイン。シワ改善成分として注目のビタミンA(レチノール)、肌の弾力にアプローチするL-カルチニン、皮脂コントロールやバリア機能を強化するナイアシンアミド、セラミドやヒアルロン酸などもエイジングケア成分として知られています。医薬部外品か、どんな成分が配合されているかもチェックして適切なアイテムを選びましょう。

1

美容液は少量を手に取り、少しずつ気になる部分に置くようにしてなじませる。

2

皮膚が薄くエイジングサインが現れやすい目元はとりわけ丁寧に。指先でそっと押し付けるようになじませる。

シェービング
もうシェービングで
肌を傷めない

シェービング もうシェービングで肌を傷めない

髭剃りのたびに肌が荒れるのは悩ましいもの。原因は、剃刀で肌を守っている角質層がはがれ、うるおいやバリア機能が低下してしまうから。ヒリヒリ、カサカサして辛いだけでなく、見た目も痛々しくなってしまうことも。炎症や痛みがあるときはなるべく髭剃りを控えた方が良いけれど、それでも剃らないわけにはいかないなら、できるだけ肌を傷めないシェービングを身につけて習慣に。

シェービング剤の種類と選び方

シェービング剤は、肌荒れを防ぎ、剃刀の滑りを良くして摩擦を軽減するのが役目です。洗顔と兼用できるアイテムも。テクスチャーによって特徴が違うので目的に合わせてチョイスして。

  • テキストテキスト

    ジェルタイプ

    肌をしっかり保護したい人にオススメ。ベトつきがあるので、肌も剃刀も洗い落とすのに時間がかかりがち。サラサラしたタイプもある。

  • テキストテキスト

    フォームタイプ

    素早くつけられ洗い流しも簡単。忙しい朝にオススメ。髭が見えにくいが剃り跡(トラッキング)によって同じ部分を何度も剃ってしまうのが防げる。

  • テキストテキスト

    ジェルフォーム

    肌になじんで保護するジェルが肌にのばすと泡状に変わる。両方のいいとこどり!

  • テキストテキスト

    アフターシェイブローション

    髭剃りで傷ついた肌を保湿して保護、鎮静するために使う。刺激になる成分や余計なものがなるべく入っていないアイテムを選ぶのが賢明。より保湿力の高い乳液タイプも。

正しいシェービングメソッドを
習慣に

肌にダメージを与えにくいシェービングのポイントは3つ。
1.まめに剃刀を交換して切れ味の悪くなった剃刀を使わない
2.必ずシェービング剤を使う
3.シェービングの前も後もしっかり保湿する
加えて、剃り残しなくキレイな仕上がりももちろん大事。

正しいシェービング
メソッドを解説

1

洗顔をして肌を清潔にしてからホットタオル(濡らしたタオルを絞り電子レンジで30秒加熱すると簡単)を肌にあて髭を温める。時間があれば60〜90秒程度じっくりと。髭が柔らかくなって剃りやすくなる。

2

シェービング剤をヒゲの部分につけたら、広い部分から髭の生えている方向に沿って剃る(順剃り)。順剃リは肌に負担が少ない分、深剃りがしにくい。

3

口元など範囲が狭く凹凸のあり剃りづらい部分は、順剃りでは剃り残しやすくなるので、髭の方向に逆らって剃刀をあて逆剃りする。剃る方向と逆に肌を引っ張りながら剃るのがコツ。

4

首から顎にかけても、手で首元を下方向へ引っ張るようにしながら逆剃りする。

5

シェービング剤が肌に残らないようにぬるま湯でよく洗い流し、最後に冷水で冷やすと毛穴が引き締まって◎。すぐにアフターシェーブローションでしっかり保湿する。

UVケア
UVケアで今と将来の肌を守り抜く

UVケア UVケアで今と将来の肌を守り抜く

紫外線が肌の大敵なのは周知の事実。乾燥や老化を加速させ、色素沈着やシミやシワの原因になります。健康にも様々な影響を及ぼすことが知られていて、紫外線は今や、徹底的に防ぐべきものなのです。多くの女性が毎朝のメイクの時に必ずUVコスメを使い、5分の外出でも窓越しに光が入る屋内でも日焼け対策をしているのに対して、男性はまだまだ無防備かも。今のUVケアが、5年後、10年後の肌にも影響することも考えて、万全の紫外線対策をくれぐれも怠りなく。

UVアイテム基礎知識

日焼け止めやUVコスメの紫外線防止効果は、SPF、PAという指標で表示されます。SPFは紫外線の中でも悪影響が強いとされるB波の防止効果、PAは、肌の奥まで到達し肌老化につながるA波の防止効果を+の数で表すもの。日本での最大値はSPF50、PA+++++です。日常生活ではSPF15・PA+程度で十分に防止できますが、真夏や日差しの強い屋外に長時間いる場合は、より効果の強いアイテムを選びましょう。
多くの製品に使用されている紫外線吸収剤は防御力が高く肌なじみにも優れていますが、アレルギーを起こす人もいます。敏感肌の人は紫外線散乱剤を使った製品を選ぶと良いでしょう。また使用後は、クレンジングなどでしっかり落とすことも大切です。

日焼け止め、
UVコスメの種類と選び方

UVアイテムにも、効果や成分の違いだけなく、色々なテクスチャーのものがあり、顔とボディでは使いやすいものが違うこともあります。化粧下地やBBクリームも高いUVカット機能を備えたアイテムがたくさんあるので、上手に使いましょう。

  • テキストテキスト

    ジェルタイプ

    みずみずしくべとつかないので使用感が良い。透明なテクスチャーのものは紫外線吸収剤が使用されている場合が多い。

  • テキストテキスト

    ミルク(乳液)タイプ

    紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)の日焼け止はミルクタイプに多い。敏感肌の人にもおすすめ。しっとりサラサラのバランス良いテクスチャーでのびがよく、全身にも使いやすい。

  • テキストテキスト

    クリーム

    日焼け止めの他、UV下地やBBクリームがこのテクスチャー。保湿力、肌へ密着感が高く汗や水にも強い。紫外線防止効果が高いものが見つかる。落としにくいのでクレンジングを。

  • テキストテキスト

    スティック

    固形で肌に直接塗って使うので手を汚さず、携帯や塗り直し、重ね塗りにも便利。肌にぴったり密着し、汗や皮脂にも強い。

  • テキストテキスト

    スプレー

    広い範囲に手を使わずにさっとスプレーできて背中や手の届かないところにも重宝。軽い使用感で心地良いけれど、その分落ちやすかったりムラ塗りになりやすい。こまめに塗り直しを。

日焼け止めの正しい
塗り方

1

スキンケアで保湿した肌に、適量を両頬、額、鼻、顎、顔に5点置き。保湿していない素肌に直接塗るのは、皮脂や汗でよれたり浮いたりしやすくなる。

2

両手の中指と薬指の先で、中央から外に向かってのび広げていく。生え際や輪郭、小鼻脇、目元も隙なく丁寧に。

3

首にも伸ばした状態で付け根から上へ向かって塗る。短髪男子は無防備に晒されるうなじ、耳の後ろも塗り忘れのないように。屋外では2、3時間置きに、汗をかいて流れたりしたら都度塗り直す。

まとめ

スキンケア上手なメンズが急速に増え、男性の肌の特徴に合わせた”優秀アイテム”もどんどん登場してきています。自分に合ったお気に入りコスメを見つけると、手応えもあってますます美肌が磨かれるはず。何より洗顔や保湿ケアは、爽快さや心地よいリラックス感が気分も良くしてくれます。一方で、適切なシェービングやUVケアで肌の守りを固めることもスキンケアの重要なエレメント。楽しみながらもちょっと真剣に、素の肌からキレイになる毎日のスキンケアを実践して、さらに上級レベルのイケメンを目指して!