2023.12.1
ヘアセットをできるだけ崩さないために、
スタイリング剤の使用を検討している方は多いでしょう。
しかし、種類が多くて「自分に合うスタイリング剤がわからない…」
という方もいるかもしれません。
今回は、ヘアスタイル別のセットの仕方、
メンズのヘアスタイリング剤とその使い方をご紹介します。
INDEX
ヘアスタイル別のセット方法をご紹介します。ヘアスタイルによってセットの仕方が異なるため、ポイントを押さえておきましょう。
マッシュのヘアセットはタオルドライした後にドライヤーで乾かすことから始まります。
弱めの温風で根元部分にしっかり風を当てて、放射状に乾かしていきましょう。トップやバックにボリュームをもたせるように乾かすことで、マッシュらしい丸みを出せます。
10円玉ほどの量のワックスを手に取り、指の間までしっかり伸ばして手になじませて全体につけていきましょう。前髪とトップはつまむようにしながら、重点的につけていきます。つける量が多すぎると髪がぺたっとしやすくなるので注意が必要です。
マッシュのヘアセットには、ツヤ感や束感が出て、ある程度のホールド力がある以下のワックスがおすすめです。
【おすすめのスタイリング剤】
センターパートのヘアセットをする際は、前髪を根元から立ち上げることがポイントです。
まずはブローで、分け目の立ち上がり部分にボリュームをもたせながらふんわりと乾かします。中間から毛先にかけて内巻きになるように乾かしていきましょう。前髪の立ち上がりをキープするために、ドライヤーを当てたあと5秒間ほど冷ましてクセをつけます。サイドとバックの髪も、根元からしっかり乾かしましょう。
全体が乾いたら、適量のスタイリング剤を分け目の根元と前髪の毛先に重点的につけていきます。センターパートには、ツヤ感の出る以下のようなワックスを使用するのがおすすめです。
【おすすめのスタイリング剤】
ツーブロックのヘアセットは、毛先までしっかりワックスをなじませるのがポイントです。
まずは髪をしっかり濡らしてクセを直し、ドライヤーで形を整えていきます。ボリュームを出したい部分は根元から立ち上げるように乾かしていくのがコツです。反対に、ボリュームを抑えたい部分は根元を手で引っ張りながら上から下に風を当てましょう。
全体が乾いたら、量を調整しながらスタイリング剤をつけていきます。束感のあるショートスタイルのツーブロックならハードタイプのワックス、オールバックならジェルやグリースなどがおすすめです。
ショートのヘアセットは、まず髪を濡らしてタオルドライし、ドライヤーで髪を根元から立ち上げていきます。適当に風を当てるのではなく、形を整えながら乾かすのがポイントです。
全体が乾いたら、少量のワックスを手になじませ、後ろからトップにかけてつけていきましょう。トップの根元からワックスをつけることで崩れにくくなります。
【おすすめのスタイリング剤】
ひとくちに整髪料といっても、さまざまなブランドや種類があります。ここでは、メンズのヘアスタイリング剤や整髪料の種類とその使い方をご紹介します。自分の髪型や髪質、トップの長さなどに適したスタイリング剤選びの参考にしてみてください。
髪にボリュームや動きを出したいときに使うのがワックス。セット力が強いもののガチガチに固まることはなく、手直しがしやすいのが特徴です。ファイバータイプ・ドライタイプ・クリームタイプ・スプレータイプなどの種類があります。
【使い方のコツ】
・つける前に髪をしっかり乾かしておく
・手のひらでよく伸ばしてから使う
・束感を作りたいときは指先に少量ワックスをつけ、指でよく伸ばしてから毛束をねじるようにしてつけていく
水分量の多いムースは、パーマヘアと特に相性が良い泡状のスタイリング剤です。仕上がりのイメージでサラサラ系、ウェット系、ハード系などの種類があります。
【使い方のコツ】
・ピンポン玉1個分ほどの量を出し、手のひらに伸ばしてからつける
・後頭部や襟足から、サイド、トップの順番につけていく
・最後は自然乾燥し、手でほぐして調整する
パーマを強く出したい部分は、髪の毛をクシャっともみ込むようにするのがポイントです。ムースは速乾性が高いので、できるだけ早くつけていくようにしましょう。
ツヤ感を出しつつハードに固定できるのがジェルの特徴です。濡れたような質感でパリッと髪をホールドします。七三分けやオールバックなど、しっかりと髪を固めたいときに適したスタイリング剤です。
【使い方のコツ】
・500円玉ほどの量を手にとってしっかりと伸ばす
・サイドの髪は前から後ろに向けてつけていく
・最後に手のひらに残ったジェルで前髪を整える
1か所に大量につけてしまうとそこだけウェット感が強くなるため、なるべく全体に均一になじませていきましょう。
髪をすこやかに保ったり、髪の水分や油分を補って保湿したりする効果があるのがヘアオイルです。ドライヤーやヘアアイロンをしても髪のうるおいを保つことができます。髪を染めていたり、ブリーチをしていたりして髪のうるおいやつやが気になる人には特におすすめです。
【使い方のコツ】
・1回につき1滴ほどを目安にする
・手のひらになじませてからつける
・根元ではなく毛先から順につけていく
ヘアオイルは主にウェットなヘアスタイルに仕上げたいとき、髪のうるおいを保ちたいときなどに使います。
セットした髪をしっかりと固めてキープするのがヘアスプレーです。ハードタイプのワックスもホールド力がありますが、皮脂や汗、風などによってヘアスタイルが崩れることもあるでしょう。そんなときにヘアスプレーが重宝します。
【おすすめのスタイリング剤】
【使い方のコツ】
・頭上から20cmほど離してからスプレーする
・崩れやすいトップは、毛束を持ち上げて根元付近にスプレーする
・前髪に毛束をつくる際は、スプレーを指に吹きかけてからつまむようにしてつける
ヘアミストは主に寝癖直しを目的としたミスト状のスタイリング剤です。香りにこだわったものや保湿力が高いものなど、種類も豊富にあります。
【おすすめのスタイリング剤】
ジェット噴射で寝癖を速攻でリセットできます。かっちり崩れないヘアスタイルにおすすめです。
水では直しにくい寝癖も速攻でリセットできます。速乾性があり、忙しい朝に最適です。
【使い方のコツ】
・朝の寝癖に吹きかけ、ドライヤーで乾かす
・ほかのスタイリング剤の前に使い、うるおいを与えてセットしやすいようにする
・匂いつきのものは、食後やタバコなど髪のニオイが気になるときにも
水溶性(水性)ポマードとも呼ばれるグリースは、水分量が多くセットを修正しやすいスタイリング剤です。ツヤ感にも優れ、髪をしっかり纏めたいときに適しています。水で洗い流しやすく、気軽に使えるのもポイントです。
【おすすめのスタイリング剤】
【使い方のコツ】
・7〜8割ほど乾いた状態の髪に使用するのがおすすめ
・500円玉大ほどの量を手にとって伸ばし、髪全体になじませる
・ナチュラルに仕上げたいときは手ぐしで、かっちり仕上げたいときはコームで整えると良い
前述したように、メンズ用のヘアスタイリング剤は種類が多く、それぞれ機能性が異なります。自分には何が合っているかわからない、何を選べば良いかわからない人も多くいるでしょう。ここでは、メンズヘアスタイリング剤の選び方をご紹介します。
まずは自分がしたいヘアスタイルを明確にすることが大切です。そのうえで、仕上げたいヘアスタイルに合ったタイプの整髪料を選びましょう。
スタイリング剤は髪の長さのほか、仕上がりによって適したものが異なります。ボリュームを出したいのか、ツヤ感を出したいのか、マットに仕上げたいのかなど、なりたいスタイルに合ったスタイリング剤を選んでみてください。
スタイリング剤は生え方のクセや毛量、太さといった髪質に合ったものを選ぶことも重要です。評価の高いスタイリング剤が必ずしも自分に合うとは限りません。自分の髪質や状態を把握し、適したスタイリング剤を選んでみましょう。自分ではわからない場合は、担当の美容師さんに相談するのもおすすめです。
スタイリング剤を長時間つけたままにすると、成分が毛穴に詰まったり、それにより抜け毛の原因になったりします。軽いシャンプーでは落ちないスタイリング剤もあるため、落としやすいかどうかにも注目して選ぶと良いでしょう。
【おすすめのクレンジングシャンプー】
セットの仕方はヘアスタイルごとに異なり、それぞれの仕上がりに適したスタイリング剤があります。スタイリング剤を選ぶ際は、なりたい仕上がりになれるか、自分の髪質や状態に合っているか、シャンプーで簡単に落とせるかに注目して選ぶのがおすすめです。ご紹介したおすすめのスタイリング剤もぜひ試してみてください。
※掲載の内容には「BRAND BEAUTY MEN」の対象ではないブランドも含まれます。予めご了承ください。