髭剃りで肌荒れしてしまう原因と対処方法

2023.11.1

身だしなみを整えるために毎日髭剃りを行っている方は多いでしょう。
しかし、人によっては髭剃りをすると肌が赤くなってヒリヒリする、
ブツブツが気になるなど、肌トラブルに悩まされている方もいるかもしれません。

そこで今回は、髭剃りによる肌荒れの原因と、
キレイな肌を保つための対処方法をご紹介します。

髭剃りで起こる肌荒れの原因

滅多に肌荒れはしないという方でも、髭を剃るときはより慎重に行う必要があります。髭剃りでよくみられる肌荒れの症状として、赤みやかゆみ、ニキビのような発疹や炎症などが挙げられます。

まずは、髭剃りによってなぜ肌荒れが起きるのか、その原因について確認していきましょう。

シェービングで肌が傷つく

髭剃りで肌が荒れてしまう原因のひとつにシェービングが挙げられます。カミソリで知らず知らずのうちに肌に傷がついてしまうと、肌荒れが発生しやすくなるため注意が必要です。

肌表面は凹凸状になっており、目で見るだけでは確認しにくい突起部分があります。カミソリで肌表面を往復するときに、無意識のうちに突起物に接触して傷つけてしまうおそれがあるため気をつけましょう。

また、傷をそのままにしていると、そこから細菌が侵入して炎症やニキビの原因になりかねません。肌を傷つけないよう、丁寧に髭剃りを行うことが大切です。

肌のバリア機能低下

皮膚の角質は髭剃りなどで外から力が加わり擦れると、傷つきやすくなります。皮膚の角質が傷ついてしまうと、肌荒れを引き起こしやすくなるため注意が必要です。

肌表面の最も外側にある角質層には、外部刺激から肌を守る「バリア機能」と肌内部の水分を維持する「保湿機能」があります。髭剃りをすると、髭だけでなく角質層も削られてしまいます。角質層が削られると、肌のバリア機能や保湿機能のはたらきが低下してしまうのです。

角質層が薄くなると肌の乾燥が進みやすくなり、肌トラブルの原因になりかねません。さらに、髭剃りをすると摩擦が生じ、肌へのダメージが蓄積されてしまいます。

カミソリ負けしないための肌荒れ対策

ここでは、髭剃り負けをしないためにおすすめの肌荒れ対策を6つご紹介します。

髭剃りは入浴中にする

髭剃りを行うタイミングは入浴中がおすすめです。入浴中は蒸気や湯船に浸かることで髭が柔らかくなるほか、毛穴が開きやすくなるためスムーズに髭剃りを行うことができます。

また、入浴中であれば肌に付着した汚れが流され、皮膚に細菌が入りづらくなります。

シェービング剤を使用する

何もつけずにそのまま髭剃りを行うと肌荒れの原因になりかねません。摩擦が起こりやすいことで、肌荒れを引き起こしやすくなります。

そのため、シェービング剤を使って肌表面を保護しましょう。シェービング剤を使用することで、刃が直接肌に接触することを防げるため、肌荒れの予防になります。

また、シェービング剤には髭を柔らかくするはたらきがあるので、髭が剃りやすくなり、肌への負担を軽減できます。

カミソリの刃はこまめに交換する

カミソリの刃は使う度に劣化してしまうので、定期的に交換することをおすすめします。劣化した刃を使い続けていると、剃り心地が悪くなるだけでなく、肌を傷つける原因になりかねません。

カミソリの刃が劣化する前にこまめに交換することで、安全に髭を剃ることができます。

カミソリの刃は、2週間に1回交換するのが目安となります。ただし、メーカーによって交換時期が異なるものもあるため、確認してから対処しましょう。カミソリの刃と本体が一緒になっているタイプのものは、適宜買い替えることをおすすめします。

髭剃り後はローションやワセリンで保湿する

髭を剃ったあとの肌はダメージを受けやすい状態なので、ローションやワセリンでしっかりと保湿することが大切です。そのまま放置していると皮膚から水分が失われやすくなり、肌荒れの原因になってしまいます。

肌にうるおいを与えることで、肌トラブルの予防になります。髭剃り後に生じたダメージを落ち着かせる成分入りの保湿剤や、専用の「アフターシェーブローション」の使用がおすすめです。

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髭剃りしない日を設ける

肌荒れが気になるときは、肌をいたわるために髭剃りをせずに肌を休めることも大切です。髭剃りを毎日行うことで、肌への負担が蓄積されてしまいます。肌トラブルを引き起こしやすくなるため、休日などを活用して髭剃りの頻度を調整しましょう。

また、肌荒れしやすい方は、あえて髭を生やすという選択肢もあります。肌への負担が軽減できるので、しばらく肌を休めることができます。

肌を守る正しい髭剃り方法

正しい髭剃り方法を覚えれば、肌のトラブルを未然に防げます。正しい髭剃りの方法や、髭剃り後の対処法についてご紹介します。

洗顔&髭を温める

肌についた汚れを落とすために洗顔をして、肌を清潔にしておきましょう。肌を清潔な状態にしてから髭剃りをすると、細菌感染のリスクが軽減できます。

また、髭の剃り残しをなくしたり、肌荒れを防いだりするために、洗顔後に髭を温めて柔らかくし、剃りやすい状態にしておくことも大切です。蒸しタオルやぬるま湯を髭に含ませると、閉じていた毛穴が開きやすくなり、より剃りやすい状態になります。

濡らしたタオルを軽めに絞り、電子レンジで30秒ほど温めれば蒸しタオルの完成です。肌に触れても熱すぎない温度に冷ましてから使用しましょう。

シェービング剤をつける

シェービング剤には以下のような成分が含まれているため、肌荒れ防止に役立ちます。

・抗炎症成分:グリチルリチン酸2K
・保湿成分:ヒアルロン酸

シェービング剤は3つの種類に分類されているので、自分の肌質に合ったタイプのものを選ぶようにしましょう。シェービング剤の種類や特徴と併せておすすめのアイテムをご紹介します。

1.ジェルタイプ

ジェルタイプはしっかりと肌を保護してくれるので、肌への負担を軽減したい方におすすめです。

2.フォームタイプ

フォームタイプは軽いつけ心地で洗い流しやすいため、髭剃りをささっと済ませたい方におすすめです。

3.ジェルフォームタイプ

ジェルフォームタイプは、ジェルから泡状に変化するため、肌に馴染みやすく落ちやすいのが特徴です。肌をしっかり保護したいけれど、落ちにくいのは嫌という方に向いています。


シェービング剤には洗顔料としても使えるシェービングフォームもあります。
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他メンズコスメページで取り扱い中のシェービング剤については、こちらでご紹介しています。

3つの剃り方を使い分ける

髭剃りの方法には「順剃り」「逆剃り」「張り手」の3つがあります。順剃り→逆剃→張り手の順に髭剃りを行うと、肌ダメージを最小限に抑えることができます。

【順剃り】
毛の流れに沿って髭を剃る方法なので、肌に負担がかかりにくい特徴があります。剃るときはなるべく力を抜いて、ゆっくりと肌を滑らせるように行います。

【逆剃り】
毛の流れとは反対にカミソリを動かすため、深剃りが可能です。はじめから逆剃りを行うと髭が刃に引っかかりやすく、肌を傷つけやすくなるので順剃りの後に行いましょう。

【張り手】
髭剃りの仕上げにおすすめの方法です。カミソリを持っているのと反対の手で、首の根元部分の皮膚を伸ばすように引っ張り、逆剃りしていきましょう。深剃りができて、きれいに仕上げることができます。

しっかりケア・保湿する

髭剃り後は、肌を保湿するためにローションやクリームなどを顔全体に塗布することをおすすめします。化粧水を選ぶときは、グリチルリチン酸2K(抗炎症作用)やヒアルロン酸(保湿作用)のような成分が含まれているものを選びましょう。髭剃り後専用の「アフターシェーブローション」も活用してみてください。

シェービング後の肌ケアができるメンズアイテムについては、こちらでご紹介しています。

まとめ

髭剃りで肌荒れが発生してしまう原因には、シェービングによる刺激や肌のバリア機能の低下が関係しています。

肌荒れを予防するには、肌を温めて髭を柔らかくしたり、シェービング剤を使用したりして髭を剃りやすくしておくことが大切です。髭剃り後は、肌を乾燥から守るために、保湿対策を徹底しましょう。

ほかにも、シェーバーの刃を定期的に交換したり、髭剃りをしない日をつくったりすることもおすすめです。