特定非営利活動法人 キッズドア
日々の生活をまわすことで精一杯な状況で経済的余力のない家庭の子どもが、高校を中退してしまい、それに伴い就職にも不利となり、その子どもたちの次の世代にもつながる貧困の連鎖が起こるケースが多くあります。パソコンに触れる環境がないことから、就職にも必要な基礎的スキルを学ぶチャンスがなく、職業選択の幅を狭めてしまっている現状も。パソコンを使っての情報収集もできず、頼れる場所を探すことも難しくなっています。
本プロジェクトへの寄付金総額は500,000円でした
(お客様:11,616円、賛同ショップ:2,001円、楽天市場:486,383円)
たくさんのご支援ありがとうございました。
前回のパワーポイント講座第1弾で受けたレクチャーを復習しながら更なるステップUPに入りました。 最初は使い方すらわからなかったパワーポイントも少しの情報で習得し、もう何年も使っているかのような感じで作業を進めます。出来上がった資料が写真のものになります!
ワード講座、エクセル講座、そしてパワーポイント講座と3段階のレクチャーで大学や就職先ですぐに実践的に使える技能を習得しました。 PCスクールに有料で通って学ぶような講座内容を生徒たちのために創ってくださったボランティアスタッフの皆さんのお力があったからこそ実現できました。 そしてこの企画にご支援いただいた全ての皆さまに感謝いたします。
パワーポイント作成へ突入しました! パワーポイントはほとんどの生徒たちにとって全く馴染みがありません。まずはどんな内容の資料を作るのか決め、資料作成に必要な項目の洗い出しをしていきます。 資料作成はワード講座やエクセル講座の復習と発展です。資料に必要な材料や写真などを集めるのも大分スムーズになりました。
データや資料の材料、写真画像などをどのようにパワーポイントシートに落とし込んでいくのかをまずレクチャーをけました。 「ワードよりも使いやすい!」と言った声もあり、これまでの講座内容がかなりパワーポイント講座に生きてきているようです。 30分から40分もすると自分たちでどんどんレイアウトができるようになってきました。若い生徒たちの力は素晴らしいです。
前回までのワード講座が終了しいよいよエクセル講座へ突入! 「エクセルは全く使ったことがない」という生徒達が、初めてのエクセルに挑戦です。なんだかとっても複雑そうなイメージですが、ボランティアさんの分かりやすい説明にサンプルと同じ 表を次々と完成していきます。たった2時間ほどでキッズドアのエクセル技術をすでに超えていきました!若さってすごいですね。
まずはデータを作成し、それを図表にしたりデザインしたりすることを学びます。 はじめは「関数が・・・?」なんて言っていた生徒たちがコツをつかむのが早いことったらありません。 すごいスピードで吸収していきます。写真のような表はいとも簡単に作ってしまいます。 進学したとしても就職したとしてもかなり役立つ知識であることは間違いありません。
このプログラムの運営はキッズドアが行っていますが、実施するプログラムの中身を作りこんだり、指導にあたってくださるのはボランティアの方々です。 ベースになるものを作ってくださっているのは民間企業にお勤めの社会人ボランティアさんです。プログラム構成はWord、Excel、Power Pointといったオフィス系の内容です。 Wordでのレポート作成は地味ですが、大学進学しても就職しても必須です。事前に何度もプログラムを作りなおしてくださり、ようやっと当日を迎えることができました。
初回は参加した生徒たちのPCスキルがどのくらいかを確かめるところからスタートしました。ほとんど初心者の生徒もいれば、なんと自分でプログラミングできるくらいのスキルを持っている生徒もいました。生徒のレベルに合わせてグループ分けし、生徒に必要なスキルを考えながら指導していきます。目標はお手本と同じ文章をレポートにしてみること。「こういうのって大学に入っても、社会に出てもすぐにできるが当たり前になっているけど、きちんと基礎を教わっておくことって大事だよなぁ・・・」と改めて感じました。
皆さまの温かいご支援のおかげでIT教室で使用するPCを購入させていただきました。生徒たちの多くが自宅にPCやWifi環境がないため必要最低限のPCスキルもままならないのが現状です。しかしこの場所に来ればPCが使える、ネットから必要な情報を得ることができるという環境を作ることができます。これからWord、エクセル、パワーポイント等の講座を開講していきます。大学進学した後、社会人になった時に他者との間で差を感じなくてもすむように支援していきます。応援本当にありがとうございました。
IT教室の講座プログラムは、IT関係に詳しい一般の社会人ボランティアの方にお願いしました。12月から数回に渡り講座内容の検討を進めています。写真は講座初回に行うアイスブレイクの内容をスタッフ、ボランティアさんとでシミュレーションしているところです。実施日までにシミュレーションを繰り返し、当日参加する生徒たちにより良いものを提供できるよう準備しています。弊団体の活動は多くのボランティアさんの応援によって運営されています。当日サポートで関わってくださるボランティアさんも決定し、皆でワクワクしています。
家庭が経済的に苦しく、教育のためのお金や時間を割けないことで、結果的に学校の勉強に付いていけなくなり、ドロップアウトしてしまう子。まわりとうまくコミュニケーションが取れず、学校を去ってしまう子。東京都の高校中途退学者数は5088人(2015年東京都調べ)。たった一度のつまずきや家庭環境のハンディキャップが、その後の進学や就職などの社会生活に不利に働き、貧困は連鎖してしまいます。学び直すための支援が彼らには必要です。
特に、家にパソコンがなく触れる機会がないと、「Enterキーの場所はどこか」といった、最低限の知識を持ち合わせることも難しくなります。履歴書ですらパソコンで制作しなくてはならない時代にあって、このことがさらに職業選択の幅を狭くしています。加えて、そうした子どもにとっては、情報収集がしづらく、頼れる場所を探すことも難しいという現状もあります。彼らにとって、高校中退後に再び学び直すチャンスを得ることは非常に困難です。
私たちは、高校を中退した生徒や通信制・定時制高校に通う生徒を対象に「学び直し」を支援し、貧困の連鎖を断ち切る活動をしてきました。今後は、将来の進学・就職におけるキャリアの選択肢を増やすため、最低限のパソコンスキルの習得をするIT教室を開催したいと考えています。パソコンスキルの獲得は情報収集力の向上にもつながり、生徒が新たな可能性を見出せるようになると考えています。
IT教室を立ち上げるためには、設備投資・環境投資が必要です。集まった資金によって開校の準備を整え、3回構成で1プログラムとなる授業スケジュールを作成して、週1回のペースで実践的なパソコンスキルを教えられるようにしたいと考えています。彼らに、ワードやエクセル、パワーポイントといったOffice系の基礎知識を学ぶ機会を提供し、進学や就職における基本的なスキルを教えていきたいと思います。
彼らが基本的なパソコンスキルを習得することで、進学や就職におけるハンディキャップをなくし、さらに、多くの情報を自分で獲得し、さまざまな人生の選択肢に挑めるよう支援していきたいと考えています。こうした活動で、困難を抱えている子どもたちが将来に希望を持って活躍できるようになることは、ボランティアで教える講師にとっても喜びです。
2007年の設立以来、日本国内の子どもの支援に特化し活動を続けてきました。経済的に苦しい家庭、ひとり親家庭、児童養護施設や被災地で暮らす子どもたち。困難な状態にあっても夢をあきらめず、すべての子どもが将来に希望を持って活躍できる、それがあたりまえの社会になるように、企業・行政・法人・個人・学生の皆さまと手を携えながら、広く活動しています。
http://www.kidsdoor.net/