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―m-floデビュー10年を振り返って。
1998年に3人でデビューして、2003年からのLoves時代。そして、今はLovesに終止符を打った後でm-floとしての活動はほとんどしてなくて、今回のベストアルバムに入っている『SOUND BOY THRILLER』が久々の新曲ですね。僕自身、最近はプロデュースやったり、DJやったり、自分のブランドやったり、裏方的な仕事をやってます。☆Takuは海外のアーティストのリミックスやったり、クラブ的な動きが多くて、それぞれで活動してますね。僕も海外のアーティストと絡む事が多いので、今後のm-floは世界に向けた動きが多いのかな。新曲にも今のm-floが反映されていると思いますよ。
―m-floとしての活動を再開する予定は?
僕も☆Takuも音楽活動の母体はm-floではあるんですけど、一人でやった方が良い時はそれぞれで動くし、「二人だからこそ出来る」って時、それがm-floという形になる。それが今回の新曲だったりする。だから、今までのm-floの動きと違うはず。上手く行ってるからって、何でもかんでもしがみついてたら、次に繋がらないし、フレッシュじゃない。「Loves」もなんで止めたかっていうと、マイケル・ジョーダンがいい時に止めて伝説になったように、衰退してから止めても誰も恋しく思わない。安室ちゃんや倖田來未ちゃんとも曲を作りましたが、自分たちでも惜しいって思うくらいが次への燃料になるんです。
―「Loves」で多くのアーティストと曲を作られてますが、印象的だった方は?
たくさんいるし、みんな特別。Lovesの凄かったのは、音楽作る意味でも、もちろんなんですけど、他のレコード会社やアーティストの制作方法、アーティストの人と成り、スタッフ間との絡み方、芸能的な動きなど、今まで知らなかった部分を見る事ができてすごく勉強になった。
その中でも象徴的なのは和田アキ子さん。アッコさんのおかげで、知らなかったテレビの世界を自分の目で見ることができた。トップの方の動きを間近で感じられたし、誕生日会に呼んでいただいたり。いきなり電話かかってきて、「お前ら紅白でたいか?じゃあ出よう」って。え、それで出演できちゃうんですか!?みたいな(笑)。レコーディングも全然違っていて、今の子ってスタジオにとりあえず入って、「じゃあどうしようか?」って感じで始めたりするんだけど、アッコさんの場合はスタジオに入ったらパッと2時間でやっちゃう。なぜかって言うと、レコーディングの日まで2週間ぐらいずっとその曲ばかり聴いて、スタジオに来たら一発で決める。今のレコーディングのように、悪ければ「あとで直そうか」っていうやり方とは違って、「一曲入魂」。40年以上のキャリアが成せる技とも言えますね。
音楽的な部分で勉強になったのは、新人アーティストとのコラボ。melody.とRyoheiで作った「miss you」や、YOSHIKAに歌ってもらった「let go」。この2曲ってLovesの中でもトップセールスをあげたんですよ。もちろんセールスが全てではないんだけど、たとえ無名の新人アーティストが歌ってたとしても、良い曲っていうのは人の心に届くんだという意味で勉強になった。そういう音楽的に勉強になったり、ビジネス的に勉強になったりが曲によって違って、いろんな意味で世界が開けたプロジェクトでしたね。
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―これからチャレンジしたいことは?
洋楽とか邦楽とか関係なく日本の人に好い音楽を提供していきたい。日本の人って洋楽を聴く時かまえちゃうじゃないですか。ブラックミュージックが好きだったら黒人ファッションをしなきゃいけないみたいな(笑)。音楽って気持ちよければいいし、どこの国の音楽だとか関係ない。そういう偏った聴き方を変えたい。
以前、TERIYAKI BOYZでミュージックステーションに出た時に、カニエ・ウェストと出てたんだけど、世界的なアーティストなのに、皆あまり知らない感じでした。でも曲が好いから流行ってるわけで、ブラック・アイド・ピーズもNe-Yoも、あっちで有名ってのはあるけど、やっぱり曲が好いからみんなの心に届くわけじゃないですか。そういう海外のアーティストや好い音楽を日本のマーケットに、スムーズに流通するシステムを作りたい。
―具体的なプランがあれば教えてください。
今って人を紹介するメディアが曲をつくる以外にもある。例えばブログとかのネットのメディアでも発信できるし、パーティも簡単にできる。本業が何かわかんなくなってるけど(笑)、最近はパーティオーガナイズもやってる。そういうイベントをやれば、アーティストを紹介することもできるし、新しい音楽の聴き方を伝えられると思う。国とか関係なく、いろんな人を巻き込んでいくって言う意味で、m-floは"フェス"なグループなんだと思う。Lovesで、巻き込んでいくフォーマットは提示したんだけど、一層その傾向が強くなっていく感じ。今はCDだけだと潤わない世知辛い世の中なんで、そうした方が興行的にも成り立つしね。曲は作ってないけど、「m-flo」というイベントには出る。そんな方向に行くんだと思います。
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