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Vol.23 柿田川名水ところてん

楽天いいモノ通信
柿田川名水ところてん

ほのかに漂う磯の香りと
やわらかなところてんの味わいを楽しみながら
伊豆の海へも思いを馳せてみてください。
もくじ
  • 5時間をかけて煮汁を搾り出す
  • 「大量生産」と「効率」に別れを告げて
  • 伊豆の天草を守り、伝えたい
chapter1

5時間をかけて煮汁を搾り出す

  • 伊豆河童のところてん作りは、一筋縄では行きません。原料である天草(てんぐさ)を釜に入れて煮続け、煮た天草に寒天質が残らないように煮汁をじっくり搾り出していく。この工程に5時間をかけ、毎日人の手で行っています。産地によって固さや粘り、色味が異なる天草を絶妙なバランスでブレンドし、「固すぎないけどコシがある」ところてんが完成。突き立ての味わいと食感を楽しんでもらうため、「ところてんと突き棒のセット」で全国へ届けます。お酒にもよく合うところてんは、お中元や母の日・父の日のギフトとしても大人気。旬の夏場には約4万セットを販売しています。
  • 5時間をかけて煮汁を搾り出す
  • 5時間をかけて煮汁を搾り出す
  • こだわりのタレは13種類。実はこれ、お客さまの声を元に生まれました。もともとはスタンダードな酢醤油と黒蜜しか選べませんでしたが、名古屋のお客さまから「からい!」という声が……。調べてみると、現地では多くの人が甘酢でところてんを食べていたのです。好まれるタレは地域によってさまざま。それを「ところてんマップ」としてサイトで見てもらえるようにしました。「インターネットでお客さまと直接やり取りできるからこそ気づけたんです」。伊豆河童の代表、栗原康浩さんはそう話します。
chapter2

「大量生産」と「効率」に別れを告げて

  • 「大量生産」と「効率」に別れを告げて
    かつては短時間で大量に製造するため圧力釜を使用していましたが、このやり方では完成までフタを開けられず、品質にバラつきが出てしまいます。一人ひとりのお客さんに最高のところてんを届けるには……?考えた結果、大きな圧力釜を捨てて小さな解放釜を導入しました。これなら、熟練の職人が粘りやコシを目で見て確認しながら煮具合を調整できます。「以前は50キロの天草を1時間で煮ていましたが、今は20キロを5時間。もちろん効率は悪いですよ(笑)」。ネットの向こうにお客さんの顔を思い浮かべながら、老舗が変わっていったのです。
  • 明治2年創業の伊豆河童。現在51歳の栗原康浩さんは4代目として、23年間ところてん作りに携わってきました。今なお現役の父・3代目はこの道60年近く。他にも熟練の職人たちが工程を支えています。もともとはスーパーなどの量販店向けに商品を卸し、個人向けの販売は一切行っていませんでしたが、約20年前にテレビの通販番組で紹介されたことをきっかけに個人向けのネット販売にも乗り出しました。
    「大量生産」と「効率」に別れを告げて
chapter3

伊豆の天草を守り、伝えたい

  • 長い年月をかけて湧き出る富士山の水に恵まれた清水町もしくは伊豆半島北部は、ところてん作りに最適な場所。そして伊豆半島・伊豆諸島は、全国1位の天草の産地でもあります。あたたかな海水温と独特の地形が、良質な天草を育てているのです。他の地域では波打ち際に打ち上がった天草を採る「寄り草」も多いのですが、伊豆産は地元の海女さんが海に潜って手摘みした「沖草」と呼ばれるものが主流。新鮮で粘りとコシのあるところてんを作るため、伊豆各地の天草をブレンドしています。
    • 伊豆の天草を守り、伝えたい
    • 伊豆の天草を守り、伝えたい
    • 伊豆の天草を守り、伝えたい
    • 伊豆の天草を守り、伝えたい
  • 伊豆の天草を守り、伝えたい
    しかし近年、伊豆の海女さんの数は減少の一途をたどっているのだとか。長年受け継がれてきた技の伝承が、天草の一大産地でも課題となっています。ならば、だからこそ、伊豆の天草をアピールしたい。栗原さんは横のつながりがまったくなかった他のメーカーに声をかけ、天草を扱う問屋も巻き込んで、「伊豆ところてんクラブ」を立ち上げました。道の駅やマルシェなどのイベントにも積極的に参加し、伊豆の天草で作られたところてんの魅力を伝えています。ほのかに漂う磯の香りと、やわらかなところてんの味わいを楽しみながら、伊豆の海へも思いを馳せてみてください。
伊豆の天草を守り、伝えたい

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