自治体として「全国初」になることを次々に行い、飛騨市を元気にしている飛騨市長の都竹淳也さん。その発想力、行動力はとてもパワフル。2016年、飛騨市と楽天はネットでの地域経済活性化を目的に、手を結びました。飛騨市のふるさと納税は、インターネットモールを営む楽天がお手伝いしているのです。

都竹さんと楽天の最初のつながりは、2009年の「まち楽」スタートアップです。その際に「面白いことができそうだ」と考えたそうですが、どんなイメージが沸きましたか?

当時の私は岐阜県庁にいたのですが、県内の商業を盛り上げる方法に関しては「決め手がないなぁ」と頭を悩ませていました。そんな時、楽天から岐阜県庁の広報課に「出店セミナーをやりませんか」と連絡をいただいたのです。私は直感的に「そうか、ネットがあったか!」と感じました。ネットなら岐阜県内だけじゃなく、県外にもマーケットを広げられる。「すぐやりましょう!」と返しました。
おかげさまで出店セミナーは大変好評で、受講者が610人も集まってくれました。終了後の相談申し込みにも100人の方が来てくださり、楽天本社が「普通じゃあり得ない」と驚いたと聞いています(笑)。

その後、飛騨市長に就任しましたが、飛騨市役所では「前例通り」という言葉が禁句なのだとか。

はい、「以前の通りに淡々とやっていてはダメだ」と、ずっと言っています。私がとにかく言うのは、「問題・課題を大切にして報告しなさい」ということ。これを定番にしておけば、失敗を恐れなくなるんです。当たり前ですが、うまくいかないことはいくつもあります。でも改善し続ければ、成功しかない。うまくいかないことを止めた時点で、それは失敗です。改善し続ければ、最後は成功しか残っていませんからね。

飛騨市長さん

飛騨市はたくさんの面白い試みを実現していて、特に気になるのが「飛騨市ファンクラブ」です。

楽天と提携した時から、「どうしてもやりたい」と話していた企画です。目的は「飛騨市に心を寄せてくれる人を増やすこと」。飛騨市に対して意識を向けてもらう仕組みを作ることに力を注いでいて、例えばオリジナルのファンクラブ会員証は楽天Edyがついていて、使用すると0.1%が市に寄付されます。これで財政が楽になるわけではありませんが、楽天Edyを使うだけで市に貢献できると思えば会員証を持ち歩くでしょう。「このカードを使うだけで飛騨市のためになる」と思ってもらうことが大事なんです。

ふるさと納税でも、飛騨市は面白い試みをしています。例えば「みまもり訪問サービス」は、郵便局の人が飛騨市に住む親御さんのご自宅などを毎月訪問して、状況を家族に伝えるサービスです。まさに「愛情」がお礼の品だな、と感じました。

他の地域でこういうサービスをしていると知った職員が「うちでもやりたい」と言うので、すぐにゴーサインを出しました。おっしゃる通り、言わば「親孝行」がお礼の品です。おかげさまで郵便局さんも、大変喜んでくれました。
東海エリアでは飛騨市が初めて採り入れたんですが、発表された数日後に市長会で他市長さんから「どうやったの?」「うちにも教えて」などと声をかけられ、反響は大きかったです。この案を採り入れた結果、職員の頭が柔らかくなったこともいい影響で、現在考えている新たなサービスの発想はここからつながっていると思います。

楽天でふるさと納税を行うことの意味は、どこにあると思いますか?

2016年の初頭くらいまではこの納税自体があまり知られていなかったので、コツコツとチラシを送ってお伝えしていました。しかし税制改正によって、ふるさと納税は爆発的に広まりました。ほとんどの人がネットを使って納税しているところがポイントで、飛騨市の商品を少しでも多くの人に知ってもらいたい自治体としては、どうやって商品の魅力をウェブ上で表現していくかを重視しています。ネットモールの蓄積がある楽天と組むことで、ノウハウを採り入れられることが大きなメリットだと思いますね。

飛騨市長さん

また楽天と飛騨市は、ネットでの地域経済の活性化を目的にした協定を結びました。ふるさと納税以外にも、いろんな構想があるそうですね。

ドローンを活用したプロジェクトを起こし、物資の輸送実験をしています。そして今一番面白いのが「ローカル・イノベーション・キャンプ(L・I・C)」という活動。東京大学の学生さんと楽天社員、飛騨市職員が一緒になって、地域が抱える問題の解決法を考えます。全く接点のなかった東大生と楽天社員、飛騨市職員が協力してアイディアを出しあったら何が生まれるのか、私も楽しみです。

最後に、今後の抱負を教えてください。

飛騨市ファンクラブはどんどん進化していますし、楽天と連携していくことでもっと新しい発想が出てくると思うので、期待しています。また飛騨市内の県立高校では、楽天のサービスを活用して地域の課題解決を目指すプログラムを行いました。このプログラムは、今後も教育そのものに大きな影響を与えると思います。他に農業プロジェクトなどもありますし、幅は無限に広がりそうなので、ますます面白いことをやりたいですね。

飛騨市長さん

飛騨市で人気のふるさと納税の返礼品を教えてください。

飛騨市産飛騨牛

飛騨市産飛騨牛
飛騨牛の中でも特別なこだわりのある飛騨市の返礼品。標高1,000mの高原で生まれ育った『山勇牛』は絶品で、年々人気を増しています。飛騨の広葉樹の森から湧き出るミネラル豊富な水を飲み育った飛騨牛の、肉質の違いをお楽しみください。

全国トップブランドへ急成長中の『飛騨の米』

全国トップブランドへ急成長中の『飛騨の米』
冬は厳しく、夏は暑く、また夏の夜は涼しいのが飛騨の特徴です。そんな寒暖の差がはっきりしている飛騨市では、どんな農作物も美味しく育ちます。中でも全国トップブランドに急成長中の飛騨の米。品種は、『コシヒカリ』と、コシヒカリより大粒で珍しい『いのちの壱』を返礼品としており人気を博しています。

言わずと知れた『飛騨の地酒』

言わずと知れた『飛騨の地酒』
雄大な北アルプスの伏流水と、寒暖差の大きい気候で育った酒米、酒造りに適した寒冷な気候の中で仕込まれた飛騨の酒は、雑味が少ないがキレが良く、味わい深いんです。また、雪深い冬季の飛騨人の楽しみといえば酒宴。そのため飛騨の酒蔵は競い合ってきた歴史があり、老舗酒蔵の造る味の良い日本酒ばかりです。

飛騨の地酒を巡るこんな事件も・・・?
▼飛騨市の隠し酒〜事件発生編〜

都竹淳也さん

都竹淳也(つづく・じゅんや)さん

1967年生まれ。1989年、筑波大学社会学類を卒業し、
岐阜県庁に入庁。2001年、梶原 拓 岐阜県知事秘書。
2005年、古田 肇 岐阜県知事秘書。2008年、総合政策課課長補佐。
2009年、商工政策課課長補佐。2013年、障がい児者医療推進室長。
2016年3月、飛騨市長に就任。

飛騨市のオススメ

飛騨市産飛騨牛

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飛騨牛の中でも特別なこだわりのある飛騨市の返礼品。
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冬は厳しく、夏は暑く、また夏の夜は涼しいのが飛騨の特徴です。
そんな寒暖の差がはっきりしている飛騨市では、どんな農作物も美味しく育ちます。中でも全国トップブランドに急成長中の飛騨の米。品種は、『コシヒカリ』と、コシヒカリより大粒で珍しい『いのちの壱』を返礼品としており人気を博しています。

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雄大な北アルプスの伏流水と、寒暖差の大きい気候で育った酒米、酒造りに適した寒冷な気候の中で仕込まれた飛騨の酒は、雑味が少ないがキレが良く、味わい深いんです。
寒冷な気候の中で仕込まれた飛騨の酒は、雑味が少ないがキレが良く、味わい深いんです。また、雪深い冬季の飛騨人の楽しみといえば酒宴。そのため飛騨の酒蔵は競い合ってきた歴史があり、老舗酒蔵の造る味の良い日本酒ばかりです。

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