母の日に贈るお花とその花言葉

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  発祥については不明瞭な部分が多いですが、17世紀のトルコで「花は神様からのメッセージが込められている」という考えから、自分の想いを込めたお花を恋人に贈る「セラム」という習慣があり、それが花言葉のはじまりという説があります。その後、18世紀に入るとトルコ大使夫人によって花言葉の文化がヨーロッパに伝わり、花言葉が盛んになりはじめました。
  19世紀には、草花を擬人化した詞華集が人気となり、花言葉がヨーロッパで大ブームとなります。そして、西洋貴族の間ではその日の出来事などを草花に例え、手書きの詩作ノートを回し読みするという遊びが流行したのです。
  日本に伝来したのは明治初期で、その当時は西洋から伝わった花言葉がそのまま使用されていましたが、花言葉が広まるにつれて日本人の風習に合わせた独自のものに変わっていきました。

母の日のお花ギフトとして定番のカーネーションは、「無垢で深い愛」という花言葉を持っています。カーネーションにはさまざまな色がありますが、
その色によって花言葉が異なるので、母の日のプレゼントとしてお母さんへの伝えたい想いに合ったものを選びましょう。

このように、色によってはポジティブな意味と、ネガティブな意味を持つカーネーションがあります。母の日に適している色はポジティブな意花の言葉を持つ、「赤・ピンク・オレンジ・紫・青」が最適でしょう。一方、白のカーネーションは純粋な愛という花言葉がありますが、亡くなった母に宛てて贈るお花なので、母の日には適していません。黄色は明るい色の反面、ネガティブな花言葉ばかりとなりますので避けましょう。

母の日の定番であるカーネーション以外で、母の日に適している花言葉を持つお花は次のものがあります。

5月が旬のバラは、カーネーションと並ぶ母の日に人気のお花です。バラ自体の花言葉は「愛・美」ですが、花の色によって花言葉が異なります。

母の日には「ピンク、白、オレンジ、紫」などが最適でしょう。さまざまな色を組み合わせると、見た目も華やかで喜ばれるはずです。 バラの香りは女子力をアップさせる効果もありますので、いつまでもきれいでいてほしいお母さんへのプレゼントには最適ではないでしょうか。 ただし、バラは値段が少々高めですので、コストを抑えたいという方はアクセントとして数本入れるのがおすすめです。

高価なお花の代表格といえる胡蝶蘭は、母の日の贈り物でも喜ばれます。
花言葉は「純粋な愛・幸福が飛んでくる」となり、花の色によっては以下のように意味が異なります。

「今年はちょっと奮発して、高価なお花のプレゼントをしたい」と考えている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
また、胡蝶蘭は花持ちが良いのが長所ですが、大きな大輪胡蝶蘭などを贈ると、その大きさから持て余してしまう可能性があります。そのため、置き場所を考えた上で胡蝶蘭のサイズを決めるようにしましょう。
温度管理ができていれば長持ちするので、高価でも比較的コスパに優れているのがメリットです。

紫陽花の花言葉は、「浮気・無常」とネガティブな意味になりますが、花の色によって以下のような意味になります。

母の日のプレゼントとして、アジサイの人気が上昇しています。最近では、さまざま種類があり、母の日のお花の定番になりつつあります。
特にピンクは、お母さんにいつまでも健康でいて欲しい、という願いにぴったりでしょう。

チューリップの花言葉は「思いやり」ですが、こちらも花の色によって花言葉が異なるのが特徴です。
母の日にぴったりの花言葉を持つ色には、次のものがあります。

一方で、白は「失われた愛」、黄色は「望みのない恋」となり、ややネガティブな意味の花言葉となってしまうので、母の日には適さないことを覚えておくとよいかもしれません。
チューリップは、品種も色も豊富なお花です。アレンジメントの中に入っていると、可愛らしさと華やかさを演出してくれますので、お母さんにも喜ばれるでしょう。

大輪の花を咲かせるガーベラは、「希望・前進」といった花言葉があります。母の日に適した、ポジティブな意味を持つ色は次の通りです。

黄色は、他のお花ではネガティブな意味が多いものの、ガーベラでは一転してポジティブな意味に変わります。
これらの色をさまざまに組み合わせて、華やかなブーケにするのもいいでしょう。

太陽に向かって咲くひまわりは、飾るだけで雰囲気が一気に明るくなるのが魅力です。ひまわりが太陽の位置によって向きを変える性質から、「あなただけを見つめる・憧れ」といった花言葉があります。愛を伝えるお花として活用されているため、母の日にこれまでかけてくれた愛情を感謝するのに最適です。

つる性植物の女王と呼ばれる「クレマチス」は、近年人気が上昇しているお花で、大輪の花を咲かせるのが特徴です。赤、パープルや白など、色もバラエティに富んでいます。
花言葉は「精神の美・美しい心・策略」となり、ネガティブな意味も少し含まれていますが、クレマチスの凛とした美しさから、母の日のギフトとしても喜ばれるでしょう。

母の日にお花を贈る際は、以下の注意点があります。お花を喜んで受け取ってもらうためには、これらを把握しておきましょう。

先ほどご紹介した通り、同じ種類の花でも色によって花言葉が異なります。「この品種なら問題ないだろう」と適当に選んでしまうと、母の日にふさわしくないものを選んでしまう可能性があるので注意が必要です。

お花と一口にいっても鉢植えと切り花があり、それぞれのメリット・デメリットを把握しておく必要があります。鉢植えは、切り花より長持ちする、次の年も花が咲くというメリットがある一方、「手入れをしなければいけない」「子供たちにもらったから枯らせてはいけない」という思いが負担になるケースがあります。ただし、ガーデニングが好きなお母さんなら、鉢植えも喜んでもらえるでしょう。一方、切り花は鉢植えより世話が簡単ですが、花瓶を持っていることが前提になります。お花にあまり興味がないと花瓶を持っていないケースも珍しくないため、実家に花瓶があるかを確認してから贈るのがおすすめです。

母の日のお花をどこで買うかも、迷ってしまうところですよね。まず考えておくべきは、花束にするか、鉢植えにするかです。鉢植えを店頭で買うのなら、種類を豊富に揃えているお店を選びましょう。ここでは、お花屋さんで花束を買う場のメリットとデメリットについてご紹介します。

店頭で花束を買う場合には、まず店員さんに予算を伝えた上で、「華やか」「可愛い」など花束の完成形イメージを伝えます。そして、お母さんの好きな色やメインで入れたい色も伝えましょう。花束は、通常20分ほどで作ってもらうことが可能です。店頭で買うメリットとしては、花の種類を決めていなくても、見ながら選んでラッピングしてもらえるという点があります。思いがけず、店頭できれいな花を発見することも。

一方で、デメリットとしては、希望していた花が入荷していない可能性があることです。事前に購入するお花を決めていても、その日に入荷していなければ、花束に入れてもらうことはできません。また、店員さんは花束を作るプロですが、当日ある花で作るのでイメージと違う形になる可能性もあるかもしれません。

店頭まで行かなくても、インターネットショップでお花を買うことも可能です。インターネットショップでお花を買うメリットをご紹介します。

お店まで行ってお花を選ぶ時間がない方や、行きやすい場所にお花屋さんがない方もいるでしょう。また、直接渡したいけれども母親が遠方に住んでいる、という方もいらっしゃるかもしれません。しかしインターネットショップなら、忙しい人や遠方にお住まいの方も希望のお花を注文することができます。

インターネットショップは、1回の注文で配送まで行ってくれます。インターネット上で入力するだけなので、店頭で注文をするよりも簡単です。

「インターネットだと、自分で確認できないから不安」と思う方もいるでしょう。しかし店頭で買ったとしても希望通りに行くとは限りませんし、インターネットショップでも店頭と同じようにある程度の要望に応えてくれます。ラッピングをしてくれたり、メッセージカード付のギフトもあります。

インターネットショップのサイトでは、お花の種類や色など、希望の商品をあらかじめ探すことができます。店頭であれこれ迷うより、満足できるお花を選べる可能性が高いでしょう。

インターネットショップでも購入できる、おすすめのフラワーギフトをご紹介します。

母の日には、ハズさないギフトを贈りたい！という方には、定番のカーネーションがおすすめです。赤はもちろん、ピンクや紫、黄色など色とりどりのカーネーションが選べます。

胡蝶蘭にはサイズや色、値段など、さまざまな種類があります。豪華な胡蝶蘭をプレゼントしたいという方は、種類を豊富に扱っているショップで選びましょう。

母の日のフラワーギフトとして、トレンドを取り入れたおすすめの商品は次のものがあります。

吊り下げる花束であるスワッグは、新しいお花の贈り方として人気があります。バラを使ったタイプが多く、カーネーションとは違ったお花を贈りたいときに最適です。また、生花タイプは吊るしておくとドライフラワーになって長期間楽しめる上に、花瓶も必要ないのでどなたでも喜ばれるでしょう。

お花をラッピングするフラワーアレンジメントは、カーネーションはもちろん、バラ、紫陽花、ガーベラといった良い花言葉を持つお花を贈ることができます。かごなどの器に入れてあるため、そのまま飾ることができるのがメリットです。

クレマチスは色別の花言葉がないため、好きな色を自由に選べるのが魅力です。代表的な色はピンクや紫、白で、女性らしい柔らかな印象が母の日にぴったりでしょう。価格も3,000~5,000円程度なので、カーネーションに変わるフラワーギフトとしておすすめです。

母の日はカーネーションが定番ですが、お花の色によって花言葉が異なります。
他にも、色によってはネガティブな花言葉になってしまうお花もあるので、お花を選ぶ際は母の日に合った花言葉を持つ色や品種を選びましょう。
また、母の日に贈るお花選びをするポイントは、予算と好みを合わせて考えることです。
日頃の感謝の気持ちを込めてプレゼントするのですから、お母さんに喜んでもらえるお花を贈りたいですよね。お花の種類や値段を考慮しながら、母の日のプレゼントに最適なお母さん好みのお花を選びましょう。