キャンプマットおすすめ9選!寝心地や軽量性など機能を比較

キャンプマットおすすめ9選!寝心地や軽量性など機能を比較

キャンプマットは、寒暖差が激しいキャンプ地での睡眠を快適にする、キャンプ泊に欠かせないアイテムです。

なかには、キャンプマットは本当に必要なのか、また他のマットと何が違うのかがわからないと思う方もいるでしょう。

そこで今回は、キャンプマットの役割や利用するメリット、種類についてご紹介します。キャンプマットの選び方やおすすめのマットもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

キャンプマットとは?

キャンプマットとは?

キャンプマットとは、キャンプギアのひとつである、シュラフ(寝袋)の下に敷くマットのことです。シュラフマットやスリーピングマット、テントマットとも呼ばれています。

キャンプ泊にキャンプマットを使用することで、より温かくベッドに近い状態を作り出せる点が大きなメリットです。

とくに、夜や朝方の気温が低い秋~冬のキャンプでは、快適な睡眠を確保するためにキャンプマットは欠かせません。

グランドシート・インナーマットとの違い

キャンプで使うマットには、キャンプマットのほかにもグランドシートやインナーマットがあります。

グランドシートとは、テントの下に敷いて地面の湿気からテントを守るものです。また、インナーマットは、テントの床全体に敷くことで快適性を高める、カーペットのようなものを指します。

キャンプマットは、シュラフの下に使って睡眠の質を高めるためのアイテムなので、睡眠以外の用途では基本的に使用しません。

それぞれの役割や使用箇所を図で表すと、以下のようになります。

グランドシート・インナーマットとの違い

キャンプマットを使うメリット

キャンプマットを使うメリット

キャンプマットを使うメリットは、以下の通りです。

  • 地面の凸凹や硬さが感じづらくなる
  • 秋~冬のキャンプでは地面の冷えから守る
  • 夏のキャンプでは地面の熱を遮断する

キャンプマットがなくシュラフだけで横になると、地面の硬さや凸凹、冷え、熱が直接体に伝わってしまい、体への負担が大きくなってしまいます。

そこで、断熱・防水機能などが備わっているキャンプマットを利用すると、キャンプ地でも快適な睡眠ができるでしょう。

キャンプマットには3つの種類がある

キャンプマットには、「インフレーターマット」「エアマット」「クローズドセルマット」の3種類があります。ここでは、それぞれの特徴をご紹介します。

種類 インフレーターマット エアマット クローズドセルマット
イメージ キャンプマットを使うメリット キャンプマットを使うメリット キャンプマットを使うメリット
特徴 ウレタンフォームが入っていて、空気で膨らむ ポンプや口で空気を送って膨らませる 軽量のポリエチレンフォームを使用したマット
寝心地
軽量性
収納サイズ
設営しやすさ
断熱性
価格 高い やや高い 安い

インフレーターマット

インフレーターマットとは、ウレタンフォームが中に入っている点が特徴の、空気で膨らむ仕組みのマットです。インフレーターマットには、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット デメリット
  • ・マット全体が柔らかく、寝心地がよい
  • ・バルブを開くと自動でマットが膨らむ
  • ・価格が比較的高い
  • ・サイズが大きいものが多く、持ち運びにくい

マットが柔らかいため寝心地がよいことが大きなメリットですが、サイズが大きいので車で移動するファミリーキャンプなどにおすすめです。

エアマット

エアマットとは、ポンプや口で空気を送り込んで膨らませるマットを指します。エアマットのメリット・デメリットは、以下の通りです。

メリット デメリット
  • ・コンパクトで軽量性に長けている
  • ・空気の弾力で、寝心地がよい
  • ・空気を送り込む仕様では、設営に時間がかかる
  • ・空気で膨らんでいるので、パンクする危険性がある

エアマットはコンパクトに畳めるだけではなく、弾力があり寝心地がよい点も特徴ですが、パンクの危険性を考慮する必要があります。そのため、芝生の上や車内など、地面の凸凹がない場所での使用を心がけましょう。

クローズドセルマット

クローズドセルマットとは、ポリエチレンを使用した空気を入れずに使用するマットのことです。クローズドセルマットには、以下のメリット・デメリットがあります。

メリット デメリット
  • ・汚れにくく、汚れても落としやすい
  • ・軽量で持ち運びやすい
  • ・弾力性が低く、寝心地はあまりよくない
  • ・断熱性など機能面で比較的劣る

クローズドセルマットは、ほかの種類と比べてとくに軽量のため、ソロキャンプやバイクキャンプなど、身軽に移動したい方におすすめです。しかし、弾力性が低く快適な寝心地はあまり期待できません。

キャンプマットの選び方

キャンプマットの選び方

最適なキャンプマットを選ぶには、種類以外にもサイズや軽量性など、さまざまなポイントをおさえる必要があります。

以下では、主な選び方のポイントをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

サイズ

キャンプマットのサイズは、テントの大きさやご自身の身長にあわせて選びましょう。

快適な寝心地を確保したいなら、身長より大きめサイズを選ぶと足がはみ出ることなく寝られます。また、収納サイズもチェックして、使用しないときに保管しやすいかどうかも確認が必要です。

軽量性

キャンプマットが持ち運びやすいかどうかも重要なポイントであるため、軽量性をチェックしましょう。

一般的に、インフレーターマットがもっとも重く、続いてエアマット、クローズドセルマットの順に軽くなります。ソロキャンプやツーリング、登山などでキャンプマットを使用する際は、持ち運びやすいクローズドセルマットがおすすめです。

ただし、クローズドセルマットは、軽量性が高い分、厚みが薄くなっていて、寝心地はあまりよくない場合があるので、他の選び方ともあわせて検討しましょう。

断熱性(R値)

キャンプ地では、冬はもちろん夏でも夜や朝方に冷え込むことがあるため、断熱性が十分かどうかの確認も必要です。

断熱性はR値という指標で表され、R値が高いマットほど断熱性や保温性に長けています。R値の目安は、以下を確認してみましょう。

R値 おすすめのシーズン
0~1.9 夏の使用がおすすめ
2.0~3.0 春・夏・秋の使用がおすすめ
3.0~4.0 オールシーズンで使用できる
4.5以上 冬(極寒)の使用がおすすめ

防水性

十分な防水性があるかどうかもチェックしましょう。キャンプなどのアウトドアでは、突然の悪天候や飲み物をこぼすなど、キャンプマットが濡れてしまう可能性があります。

キャンプマットが濡れると体が冷えて、睡眠の質が低下しやすくなるため、防水・撥水加工が施されているものがおすすめです。

防水・撥水加工のあるキャンプマットは手入れしやすく、カビの発生を抑制できるので、比較的長く使い続けられます。

価格

予算内に収まるかどうか、価格のチェックも重要です。3種類のキャンプマットの価格の目安は、以下の表を参考にしてみてください。

キャンプマットの種類 価格の目安
インフレーターマット 10,000円前後
エアマット 3,000円~12,000円
クローズドセルマット 2,000円~10,000円

とくにインフレーターマットの価格が高い傾向にあるため、睡眠の質をなるべく落とさず予算内に収めたい場合は、エアマットがおすすめです。

おすすめのキャンプマット9選

ここからは、インフレーターマット、エアマット、クローズドセルマットの種類別に、おすすめのキャンプマットをご紹介していきます。

上でご紹介した選び方のポイントも参考に、ぜひご自身にあうアイテムを探してみてください。

インフレーターマット

まずは、おすすめのインフレーターマットをみていきましょう。

LOGOS(ロゴス)|(ダブルバルブ・高密弾力)100セルフインフレートマット・SOLO

LOGOS(ロゴス)|(ダブルバルブ・高密弾力)100セルフインフレートマット・SOLO

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通常価格(税込) 12,650円 ※2024年12月10日時点
サイズ 約186.5cm×61cm×10cm
収納サイズ 約φ20cm×60cm
重さ 約2.8kg
断熱性(R値) -
防水性加工 -

LOGOSの(ダブルバルブ・高密弾力)100セルフインフレートマット・SOLOは、厚さ10cmでキャンプでも贅沢な寝心地を実現するインフレーターマットです。

「ワイドバルブ」が採用されているため、バルブをまわすだけで空気が自動で注入され、準備もスムーズにできます。圧縮するとコンパクトにまとまるので、付属の収納袋に入れると持ち運びや保管もしやすいです。

Point

  • 「ワイドバルブ」付きで空気の出し入れが早い
  • 約10cmの厚みでクッション性が高く、快適な寝心地
  • 畳むとコンパクトになり持ち運びや保管がしやすい

DOD(ディーオーディー)|ソトネノキワミS

DOD(ディーオーディー)|ソトネノキワミS

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通常価格(税込) 24,370円 ※2024年12月10日時点
サイズ 208cm×80cm×10cm
収納サイズ 91cm×23cm×23cm
重さ 約4.6kg
断熱性(R値) -
防水性加工 圧着式接合で水の侵入を防止

DODのソトネノキワミSは、自動で膨らむオートマチックエアバルブ機能が特徴的な、寝心地に長けたインフレーターマットです。

10cmの分厚さが特徴で、凸凹の激しい地面や砂利の上でも快適な寝心地を確保できます。マットに加えて枕やシーツもついているのが、ソトネノキワミSの嬉しいポイントです。収納も小さくまとまるので、持ち運びやすいです。

Point

  • 自動で膨らむので複雑な作業が発生しない
  • 10cmの高さまで膨らむためどのような環境下でも快適に寝られる
  • 収納バッグや枕、シーツがついていてキャンプでもベッドが作れる

WAQ(ワック)|インフレータブル式マット 8cm

WAQ(ワック)|インフレータブル式マット 8cm

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通常価格(税込) 6,980円 ※2024年12月10日時点
サイズ 190cm×65cm×8cm
収納サイズ 65cm×20cm
重さ 約2.5kg
断熱性(R値) 6.0
防水性加工 -

WAQのインフレータブル式マット 8cmは、厚さ8cmでコストパフォーマンスの優れたインフレーターマットです。

R値6.0と断熱性が高い点も特徴で、冬場の寒さがきつい中でのキャンプも暖かさを保てます。また、バルブを開いて放置すれば自動的に膨らむ仕様なので、扱いやすいでしょう。

また、防水性加工ではありませんが、生地の接合には圧着式が採用されており、万が一の水の侵入を防いでくれます。

Point

  • 厚さが8cmで快適な寝心地が確保できるインフレーターマットながらコスパがよい
  • 自動的に空気が入る仕組みで設置しやすく、硬さも調整しやすい
  • 専用の収納袋がついていて持ち運びも楽チン

エアマット

次に、おすすめのエアマット3選をご紹介します。

Coleman(コールマン)|コンフォートエアーマットレス / W

Coleman(コールマン)|コンフォートエアーマットレス / W

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通常価格(税込) 6,600円 ※2024年12月10日時点
サイズ 189cm×138cm×19cm
収納サイズ 38cm×26cm×7cm
重さ 約3.3kg
断熱性(R値) -
防水性加工 -

Colemanのコンフォートエアーマットレスは、ダブルベッドに匹敵するサイズ感を誇るエアマットです。軽量ながら、キャンプ泊でふかふかの寝心地を楽しめます。

空気は抜きやすく、片付けにも時間はかかりません。また、収納袋と本体が連結しているので、袋をなくす心配もないでしょう。

Point

  • ダブルベット級の幅138cm、厚さ19cmを誇るエアマット
  • 膨らませやすく空気も抜きやすいため設置も片付けも手軽
  • 軽量性も高く持ち運びやすい

LOGOS(ロゴス)|エアライトマット(ポンプ内蔵)

LOGOS(ロゴス)|エアライトマット(ポンプ内蔵)

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通常価格(税込) 12,900円 ※2024年12月10日時点
サイズ 約185cm×52cm×10cm
収納サイズ 約φ10cm×28cm
重さ 約540g
断熱性(R値) -
防水性加工 -

LOGOSのエアライトマット(ポンプ内蔵)は、コストパフォーマンスに優れ軽量でコンパクトなエアマットです。

幅52cm、重さ540gと小さめのサイズですが、厚さが10cmもあるため寝心地は十分に確保できるでしょう。ポンプ内蔵で空気の抜き入れもスムーズにでき、収納も小さくまとめられるため、使いやすいアイテムです。

Point

  • 重さ540gと他の製品と比べて軽量なコンパクトマット
  • 収納サイズはペットボトルと変わらない大きさにまで小さくなる
  • コンパクトながら厚さは10cmと分厚く寝心地もよい

Naturehike(ネイチャーハイク)|R3.5 エアマット

Naturehike(ネイチャーハイク)|R3.5 エアマット

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通常価格(税込) 10,990円 ※2024年12月10日時点
サイズ 168cm×58cm×7cm〜196cm×64cm×7cm
※サイズはS・M・Lから選択可能
収納サイズ φ10cm×16cm〜φ13cm×26cm
重さ 約415g〜約630g
断熱性(R値) 3.5
防水性加工 耐水加工あり

NaturehikeのR3.5エアマットは、R値3.5とオールシーズン使用できる断熱性が特徴の軽量エアマットです。

R3.5エアマットは4種類からサイズを選択でき、どれも軽量性が高くコンパクトな設計です。また、空気入れは二重構造になっており、空気の抜け漏れが少なく、設置や片付けがしやすい点も特徴です。

Point

  • R値3.5とオールシーズンに対応した断熱性
  • 軽量性が高くコンパクトに収納できるため持ち運びしやすい
  • 厚みは7〜9cmに調節可能で空気の抜き入れがしやすい

クローズドセルマット

最後に、おすすめのクローズドセルマットを3選ご紹介します。

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)|EVAフォームマット56×182cm

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)|EVAフォームマット56×182cm

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通常価格(税込) 6,050円 ※2024年12月10日時点
サイズ 182cm×56cm×2cm
収納サイズ 56cm×13cm×12.5cm
重さ 約270g
断熱性(R値) -
防水性加工 -

CAPTAIN STAGのEVAフォームマット56×182cmは、柔軟な性質を持つ発泡ポリエチレンと、ゴムのような弾力性を有するEVA樹脂で作られた、軽量性の高いクローズドセルマットです。

厚さは2cmと薄めですが、長さ182cm、幅56cmで簡易的な就寝スペースをすぐに確保できます。分厚い寝袋やグランドシートのあるテントスペースなどで使うと、より快適に過ごせるでしょう。

Point

  • 広げると就寝スペースが作れるクローズドセルマット
  • 緑色のデザインで自然やテントに馴染みやすい
  • 軽量で持ち運びにかかる負担が少ない

Therm-a-Rest(サーマレスト)|Zライトソル

Therm-a-Rest(サーマレスト)|Zライトソル

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通常価格(税込) 9,020円 ※2024年12月10日時点
サイズ 183cm×51cm×2cm
収納サイズ 51cm×13cm×14cm
重さ 410g
断熱性(R値) 2.0
防水性加工 -

Therm-a-RestのZライトソルは、R値が2.0と3シーズン向けのクローズドセルマットです。

表側にはアルミが蒸着されているため、クローズドセルマットとしては比較的高い断熱性を持っています。また、折りたたみ式で設置も片付けもしやすいため、キャンプ中の小休憩にも使いやすいでしょう。

Point

  • R値2.0と3シーズン使用できる汎用性の高いクローズドセルマット
  • 折りたたみ式で軽量性も高く持ち運びしやすい
  • スムーズに広げて折り畳めるので、小休憩からキャンプ泊まで幅広く使える

NEMO(ニーモ)|スイッチバック レギュラー(NM-SWB-R)

NEMO(ニーモ)|スイッチバック レギュラー(NM-SWB-R)

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通常価格(税込) 9,350円 ※2024年12月10日時点
サイズ 183cm×51cm×2.3cm
収納サイズ 51cm×13cm×14cm
重さ 415g
断熱性(R値) 2.0
防水性加工 -

NEMOのスイッチバッグ レギュラー(NM-SWB-R)は、2層の硬さが異なるフォーム素材を組み合わせた、クローズドセルタイプのキャンプマットです。

マットの裏面にはサーマルフィルムを装備しており、R値2.0の断熱性を持っている点も特徴としてあげられます。また、収納サイズが非常にコンパクトであるため、持ち運びもしやすいでしょう。

Point

  • ちょうどよい硬さで快適な寝心地を確保できるクローズドセルマット
  • 他のクローズドセルマットに比べて暖かさを保ちやすい設計
  • コンパクトな収納サイズであるため持ち運びがしやすい

キャンプマットを使ってアウトドアでも睡眠の質を高めよう!

キャンプ泊をする際は、キャンプマットを使用して快適な睡眠を確保するのがおすすめです。キャンプマットがなければ硬い地面が体にあたり、背中や腰を痛めてしまうかもしれません。

キャンプマットにはインフレーターマット、エアマット、クローズドセルマットの3種類があり、それぞれ特徴が異なるので、ご自身の好みや目的に合わせて選ぶとよいでしょう。今回ご紹介したキャンプマットを参考に、ぜひ快適なキャンプ泊を楽しんでくださいね。