設営が簡単な初心者向けテントの種類

テントの種類は大きく分けると、以下の6つの種類があります。
テントの種類 | 特徴 | 例 |
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ドームテント |
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ツールームテント |
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ワンポールテント |
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ワンタッチテント (ポップアップテント) |
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シェルターテント |
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ロッジ型テント |
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このなかで、設営や撤収が比較的簡単な種類は、ドームテント、ワンポールテント、ワンタッチテントの3つです。
以下では、ドームテント、ワンポールテント、ワンタッチテントの特徴について、詳しくご紹介していきます。
ただし、これら以外の種類のテントでも、モデルによっては設営・撤収がしやすいものもあるため、そのほかのテントの特徴が気になる方は、以下の記事を確認してみましょう。
関連記事:テントにはどんな種類がある?タイプ別の特徴や選び方、おすすめ商品もご紹介
ドームテント
ドームテントは、しなやかなポールがテントの生地を持ち上げることで設営できる、半球状のテントです。
ペグを打ち込まずに自立するタイプもあり、アウトドア初心者でも比較的簡単に扱えます。
ドームテントの基本的な設営手順は、以下の通りです。
<ドームテント設営の手順>
- グランドシートを敷く
- テントを広げてポールを通す
- テントを立ち上げる
- ペグを地面に打って固定する
- フライトシートを整える
ワンポールテント
ワンポールテントとは、中央に1本のポールを立てて支えるテントのことです。とんがり屋根のデザインが特徴的で、愛着が湧きやすいタイプです。
ペグを打ち込む必要がありますが、ワンポールテントも簡単に設営できます。基本的な設営手順は以下の通りです。
<ワンポールテント設営の手順>
- テントを地面に広げる
- テントの周囲をペグ打ちする
- テント中央のポールを立てる
- ロープをペグ打ちして地面に固定する
- ロープを引っ張ってテントを立ち上げる
ワンタッチテント
ワンタッチテントは、フレームと生地が一体となったテントです。キャンプだけではなく、公園でのピクニックやプール、海辺などのレジャーシーンにもよく使われます。
ワンタッチテントの設営は非常に簡単で、基本的な設営手順は以下の通りです。
<ワンタッチテント設営の手順>
- テントを袋から出す
- テント上部にあるフレームを広げる
- 必要であればペグを打ち込む
また、ワンタッチテントとよく似たモデルに、ポップアップテントがあります。ポップアップテントは袋から取り出すだけで、「ポン!」と広がってテントの形になるため、設営に時間がかかりません。
初心者向けテントの選び方

設営が簡単かどうか以外にも、テントを選ぶときは以下のポイントを確認しましょう。
- 使用人数とテントの大きさ…テントの収容人数をチェック
- 重さと運びやすさ…家からキャンプ場まで運ぶので軽いものがおすすめ
- 耐水圧…最低1,500mm以上が目安
- 予算…安すぎるとテントがすぐ壊れる恐れもあるので、機能性とのバランスが大事
設営が簡単な初心者向けおすすめテント6選
ここからは、おすすめのテントを収容人数別にご紹介していきます。
今回は、上記で解説したドームテント、ワンポールテント、ワンタッチテント以外の種類も含めてご紹介するので、ぜひ気になるテントを探してみてください。
【ソロ用~2人用】おすすめテント
まずは、ソロ用~2人用の設営が簡単なおすすめテント2選をご紹介します。
Coleman(コールマン)|インスタントアップドーム/S

通常価格(税込) | 8,400円 ※2024年9月26日時点 |
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種類 | ワンタッチテント |
重さ | 約4.3kg |
収納サイズ | 約17cm×65cm |
耐水圧 | 約1,500mm |
Colemanのインスタントアップドーム/Sは、センターフレームを持ち上げて調整するだけで設営できる、ソロキャンプに適したコンパクトなワンタッチテントです。
撤収はボタンを押すと傘のように閉じるため、すぐに畳めます。初心者が一人で組み立てや撤収を行った場合でも、比較的スムーズに取り扱えるでしょう。
Point
- コンパクトで軽量性の高いワンタッチで設営・撤収できるテント
- ソロキャンプ向けながら広い前室を確保できるのが特徴
- 前室のためのサイドフラップ開閉機能やベンチレーションにより空気がこもりにくい
QUECHUA (ケシュア) |キャンプ ワンタッチテント 2 SECONDS EASY FRESH&BLACK 2人用

通常価格(税込) | 31,900円 ※2024年9月26日時点 |
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種類 | ワンタッチテント |
重さ | 4.7kg |
収納サイズ | 59cm×20cm×20cm |
耐水圧 | 2,000mm~5,000mm |
QUECHUAのキャンプ ワンタッチテント 2 SECONDS EASY FRESH&BLACK 2人用は、2秒で設営ができる2人用のワンタッチテントです。
両側から紐を引っ張るだけで設営できる仕組みなので、2人でのキャンプに向いています。
また、両サイドについたボタンを押せばテントを畳めて、撤収にも時間がかかりません。
Point
- 2人で設営・撤収すれば最短2秒しかかからない手軽さ
- デザイン性も高く2人が楽に寝られるほど居住性が広い
- 防水性と耐風性が高く、ワンタッチテントでも耐久性が優れている
【3人~4人・ファミリー用】おすすめテント
次に、3人~4人やファミリー用で、設営が簡単なおすすめテント2選をご紹介します。
Snow Peak(スノーピーク)|アメニティドームM

通常価格(税込) | 52,800円 ※2024年9月26日時点 |
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種類 | ドームテント |
重さ | 8kg |
収納サイズ | 74cm×22cm×25cm |
耐水圧 | 1,800mm |
Snow PeakのアメニティドームMは、設営しやすいようフレームが色分けされている、初心者向けのドーム型テントです。
一般的にドームテントの設営は、フレームを生地に差し込んで組み立てるので、ワンタッチテントよりも時間がかかります。しかし慣れると簡単で、風や衝撃などに強い耐久性がある点がメリットです。
アメニティドームMは入り口が広く移動しやすいように設計されていて、ファミリーキャンプでも広々と快適な時間を過ごせるでしょう。
Point
- 色分けされたフレームにより設営しやすく管理もしやすい
- 設営・撤収がしやすい構造ながら4人家族でも広々と余裕があるほど広い
- 耐久性にも優れているため悪天候時でも安心してキャンプを楽しめる
LOGOS(ロゴス)|ナバホ Tepee 300-BB

通常価格(税込) | 27,830円 ※2024年9月26日時点 |
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種類 | ワンポールテント |
重さ | 約4.1kg |
収納サイズ | 18cm×52cm×18cm |
耐水圧 | 1,600mm~3,000mm |
LOGOSのナバホ Tepee 300-BBは、ペグで外側を固定して真ん中にポールを立てて設営できる、個性的なデザインが特徴的なワンポールテントです。
ペグの打ち込みにさえ慣れてしまえば、あとはポールを立ててロープを引っ張るだけで簡単に設営できます。撤収もロープを外してポールを取り、生地を収納バッグに入れるだけなので、複雑な作業はありません。
Point
- 好デザインと高い耐久性を誇りつつもコストパフォーマンスが高い
- ワンポールで設営しやすく撤収も素早く行える
- 多彩なベンチレーションにより換気がしやすく快適
【5人以上・ファミリー用】おすすめテント
最後に、5人以上やファミリー用の、設営が簡単なおすすめテント2選をご紹介します。大人数でのキャンプには、小屋のようなロッジ型という種類のテントがおすすめです。
なお、今回は設営が比較的簡単なテントを厳選しましたが、大型テントの組み立ては慣れが必要になるので、慣れないうちは2人以上で設営を行うようにしましょう。
DOD(ディーオーディー)|エイテント

通常価格(税込) | 59,720円 ※2024年9月26日時点 |
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種類 | ロッジ型テント |
重さ | 約11.2kg |
収納サイズ | 60cm×28cm×28cm |
耐水圧 | 350mm~5,000mm |
DODのエイテントは、大きなロッジ型ながらペグとポールの扱いに慣れればスムーズに設営・撤収ができる、シンプルな構造のテントです。
四角形の床面の四隅をペグで打ち込み、6本のポールをロープで固定して設営します。天井が高く面積も広く取れるため、複数人で利用できるテントを探している方はぜひ選んでみてください。
Point
- ペグを抜き差して設営・撤収ができるため、取り扱いやすい
- クラシックなデザインかつ広い居住スペースで、まるで家のような快適さが味わえる
- メッシュ窓を配置し、夏は涼しく冬は暖かでオールシーズン快適に過ごせる
ogawa(オガワ)|ティエララルゴ

通常価格(税込) | 217,800円 ※2024年9月26日時点 |
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種類 | ロッジ型テント |
重さ | 22kg |
収納サイズ | 80cm×45cm×40cm |
耐水圧 | 1,800mm~10,000mm |
ogawaのティエララルゴは、使いやすさから丈夫さ、居住性まですべてのクオリティが高いロッジ型テントです。
設営はペグを打ち込んでテントの外側を組み立て、インナーテントを吊り下げるようにして行います。大型で重さもありますが、複数人で作業すると負担は減らせるでしょう。
また、ティエララルゴはリビングスペースとベッドスペースが分かれた2ルームタイプのテントのため、大人数でも快適なキャンプが行えます。
Point
- 耐久性や居住性、使いやすさのすべてのクオリティが高いロッジ型テント
- インナーテントは吊り下げ式で、慣れるとスムーズに設営・撤収できる
- 換気しやすく耐水圧も高いため、どんな天候下でも快適なキャンプができる
これからキャンプを始めるなら設営が簡単なテントを選ぼう!
テントの設営を簡単に行いたいなら、ワンタッチテントやワンポールテントなどの種類を選びましょう。大人数でキャンプを行う場合は、ドーム型テントやロッジ型テントもおすすめです。テントによっては、スムーズに設営・撤収できるタイプもあります。
アウトドアが初心者の方は、テントの設営・撤収は大変というイメージがあるかもしれませんが、慣れると簡単に取り扱えます。今回の記事では設営・撤収しやすいテントをご紹介したので、ぜひご自身にあったテントを見つけてみてください。