ワンタッチテントとは?

ワンタッチテントとは、フレームと生地が一体になっているテントのことです。傘を開くようにフレームを押し上げるだけで設営できるので、テントの扱いに慣れていなくても心配ありません。
テントを組み立てるための備品がとくになく、数分で設営できることから、公園遊びや運動会、ピクニック、海水浴などのレジャーシーンにも向いています。
ワンタッチテントの種類
ワンタッチテントには主に、オープンタイプとフルクローズタイプの2種類があります。それぞれのイメージや概要、使い分けについて以下の表にまとめました。
種類 | イメージ | 概要 |
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オープンタイプ | ![]() |
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フルクローズタイプ | ![]() |
|
ワンタッチテントとポップアップテントの違い
ポップアップテントとは、ワンタッチテントと同様にフレームと生地が一体になっているテントのことを指します。
ワンタッチテントとの大きな違いは、袋から取り出すだけで「ポン!」と広がり、テントの形が形成される点です。そのため、ポップアップテントはワンタッチテントよりもスムーズに設営できます。
しかし、ポップアップテントの強度はワンタッチテントに比べて弱い傾向にあります。天候が変わる可能性のある泊まりのキャンプでは、ワンタッチテントを選びましょう。
ワンタッチテントのメリット・デメリット

ここでは、ワンタッチテントのメリット・デメリットをご紹介します。ぜひ、テントを選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
ワンタッチテントのメリット3つ
<ワンタッチテントのメリット>
- 折り畳み傘のように開くだけなので、一人でも設営・撤収しやすい
- 軽くて持ち運びしやすい
- キャンプだけでなく公園遊びなど幅広い用途で使える
ワンタッチテントは自立式のテントで、折り畳み傘のように開くだけで設営が完了します。ドーム型のような組立式では、テントによってはポールをテントに通してペグを打ち込んで地面に固定させる必要があるため、一人では簡単に設営できません。
ワンタッチテントは、初心者の方が一人でも設営・撤収しやすくなっています。また、軽くて持ち運びしやすいため、キャンプだけではなく公園の日除けやプールなどにもぴったりです。
ワンタッチテントのデメリット3つ
<ワンタッチテントのデメリット>
- 組立式テントに比べて、フレームの強度が劣る
- 壊れてしまうと修理が難しいものもある
- 冬場は防寒の観点から使いにくい可能性も
ワンタッチテントは、フレームが一体化されていて設営しやすいものの、組立式テントに比べてフレーム強度が劣ります。一度壊れてしまうと修理不可のものも多いので、風が強い日などはとくに注意し、壊れないようにしてくださいね。
タイプによってはテント内の寒さが厳しくなってしまうものもあるので、冬場の使用やテント泊を考えている場合は、購入時にワンタッチテントの保温性などをよく確認しましょう。
ワンタッチテントの選び方

ワンタッチテントを選ぶときは、「人数に合った大きさか」「前室があって荷物も置ける広さか」「通気性は確保されているか」などを確認しましょう。
加えて、次のようなポイントをチェックすることも重要です。
- 価格:予算に合っているか
- 収容人数:適切な人数か
- 耐水圧:雨に耐えられるか
- 重量:使いやすく持ち運びやすい重さか
- 収納サイズ:持ち運びやすく管理しやすいサイズか
- 素材:燃えにくかったり換気しやすかったりする素材か
以上のポイントを総合的に判断し、ご自身に合ったワンタッチテントを選びましょう。
【1人・ソロ用】おすすめのワンタッチテント
ここでは、ソロキャンプに慣れていない初めての方でも使いやすいワンタッチテントを3つご紹介していきます。
QUICKCAMP(クイックキャンプ)|ダブルウォール ツーリングテント 1人用

通常価格(税込) | 8,910円 ※2024年9月26日時点 |
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タイプ | フルクローズタイプ |
収容人数 | 1人 |
耐水圧 | 3,000mm |
重量 | 約3kg |
収納サイズ | 52cm×17cm×17cm |
素材 | ポリエステル |
QUICKCAMPのダブルウォール ツーリングテント 1人用は、バイクの荷幅制限にも対応したコンパクトサイズのワンタッチテントです。強度の高いアルミフレームを採用していながらも、重量は3kgと一人でも持ち運びやすくなっています。
耐水圧も3,000mmと高いので、天候の変わりやすい山での使用を想定している方などにもおすすめです。
Point
- バイクの荷幅制限にも対応したコンパクトなフルクローズタイプ
- 素早く設営できるワンタッチテント
- 耐水圧3,000mmで雨にも強くアルミフレーム強度も高い
DOD(ディーオーディー)| ライダーズワンタッチテント T2-275

通常価格(税込) | 23,580円 ※2024年9月26日時点 |
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タイプ | フルクローズドタイプ |
収容人数 | 1人~2人 |
耐水圧 | 3,000mm〜5,000mm |
重量 | 約4.3kg |
収納サイズ | 62cm×20cm×20cm |
素材 | ナイロン、ポリエステル |
DODのライダーズワンタッチテント T2-275は、ツーリングにおすすめのコンパクトサイズのワンタッチテントです。ヒモを引っ張るだけでテントの設営が完了します。
通気性や耐水性に優れているため、さまざまな天候でも快適に過ごせるでしょう。
Point
- 吊り下げ式のワンタッチテント
- バイクに積載しやすいコンパクトサイズ
- 耐水圧が高いだけでなく通気性も高く快適
Coleman(コールマン)|インスタントアップドーム/S

通常価格(税込) | 8,400円 ※2024年9月26日時点 |
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タイプ | オープンタイプ |
収容人数 | 1人 |
耐水圧 | 1,500mm |
重量 | 約4.3kg |
収納サイズ | 17cm×65cm |
素材 | ポリエステル |
Colemanのインスタントアップドーム/Sは、一人専用ながらも前室が作れる広々としたサイズのワンタッチテントです。入り口はメッシュ素材となっていて開け閉めできるので、フルクローズタイプとしても使用できます。
また、ベンチレーションで換気がしやすかったりサイドフラップ開閉機能がついていたりと機能性も高いので、ソロキャンプを快適に過ごしたい方にもおすすめです。
Point
- 前室が作れる広々としたワンタッチテント
- ベンチレーション付きで換気ができテント内は快適に
- ワンタッチで設営できるコンパクトサイズ
【2人〜3人用】おすすめのワンタッチテント
ここでは、2人~3人用のおすすめのワンタッチテントを厳選して3つご紹介します。
QUECHUA(ケシュア)|キャンプ ワンタッチテント 2 SECONDS EASY FRESH&BLACK 2人用

通常価格(税込) | 31,900円 ※2024年9月26日時点 |
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タイプ | オープンタイプ |
収容人数 | 2人 |
耐水圧 | 2,000mm〜5,000mm |
重量 | 4.7kg |
収納サイズ | 59cm×20cm×20cm |
素材 | ポリエチレンテレフタレート |
QUECHUAのキャンプ ワンタッチテント 2 SECONDS EASY FRESH&BLACK 2人用は、2人で両側のヒモを引っ張ると設営できるワンタッチテントです。フライシートに独自の「FRESH&BLACK」素材を採用していることが特徴で、遮熱・遮光に優れています。
耐風性や防水性も高く、夏のキャンプを快適に過ごしたい方はぜひチェックしてみてください。
Point
- 2人いれば、最短2秒で設営が可能
- 独自のFRESH&BLACK素材で高い遮熱性と遮光性を確保
- 耐風性・防水性も高く夏のキャンプにおすすめ
DOD(ディーオーディー)|ワンタッチカンガルーテント M

通常価格(税込) | 23,580円 ※2024年9月26日時点 |
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タイプ | フルクローズタイプ |
収容人数 | 3人 |
耐水圧 | 5,000mm |
重量 | 約4.9kg |
収納サイズ | 21cm×77cm |
素材 | コットン、ポリエステル |
DODのワンタッチカンガルーテントMは、全面がオールメッシュ素材となった快適性に優れたワンタッチテントです。ポール側の素材は透湿性の高い100%コットン生地を採用しているため、テント内は結露ができにくくなっています。
またカンガルーテントにはグランドシートが一体となっているので、シートを敷く手間もかかりません。
Point
- 全面メッシュで通気性がよく快適
- 100%コットン生地により結露ができにくい
- テントとグランドシートの一体型で設営・撤収の手間がかからない
LOGOS(ロゴス)|ソーラーブロック Q-TOP フルシェード-BA

通常価格(税込) | 17,820円 ※2024年9月26日時点 |
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タイプ | フルクローズタイプ |
収容人数 | 3人~4人 |
耐水圧 | 1,000mm |
重量 | 約3kg |
収納サイズ | 12cm×69cm |
素材 | グラスファイバー、ポリタフタ等 |
LOGOSのソーラーブロック Q-TOP フルシェード-BAは、UVカット率99.9%以上と遮光率100%(※)が特徴的な、フルクローズタイプのワンタッチテントです。
とにかく日差しに強い設計となっており、夏場の着替えや荷物置きとしてプールやキャンプなどのシーンで重宝します。
フルクローズタイプながら入り口は開けられるので、オープンタイプとしても使用可能です。
(※)生地性能
Point
- UVカット率99.9%以上で紫外線の強い夏場にもおすすめ
- 遮光率100%でテント内は快適な温度に保たれる
- オープンタイプにもできるフルクローズタイプで汎用性抜群
【4人以上・ファミリー用】おすすめの大型ワンタッチテント
ここでは、ファミリーや友人同士などのグループで使える大型ワンタッチテントを、3つご紹介します。
Bears Rock(ベアーズロック)|ビッグベアーテント AXL-601

通常価格(税込) | 29,800円 ※2024年9月26日時点 |
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タイプ | フルクローズタイプ |
収容人数 | 4人~6人 |
耐水圧 | 2,000mm |
重量 | 約14.4kg |
収納サイズ | 124cm×25cm |
素材 | ポリエステルタフタ |
Bears Rockのビッグベアーテント AXL-601は、最大6人で使用できる高さも横幅も広々としたワンタッチテントです。前後室が確保でき荷物置きも十分なスペースがあるため、大人数でも圧迫感なく過ごせます。
雨風に強いだけでなく4箇所の開口部で換気もしやすい仕様なので、どんな気候でも快適なキャンプをしたい方はぜひ選んでみてください。
Point
- 最大6人で使える大型サイズのワンタッチテント
- スチール製の骨組みがフレームとなっていて雨風に強い
- 4箇所の開閉口で換気・出入りがしやすい
FIELDOOR(フィールドア)|ワンタッチテント300

通常価格(税込) | 18,700円 ※2024年9月26日時点 |
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タイプ | フルクローズタイプ |
収容人数 | 4人~6人 |
耐水圧 | 1,500mm以上 |
重量 | 約10.5kg |
収納サイズ | 103cm×20cm×20cm |
素材 | ポリエステル |
FIELDOORのワンタッチテント300は、跳ね上げできるフライシートがついた最大6人で使用可能な大型サイズのワンタッチテントです。インナーテントが300cm×300cmと広々としているため、大人が複数人で寝ても圧迫感がありません。
前室やベンチレーション、収納ポケットなど機能が充実した設営しやすいテントなので、大人数のキャンプが初めての方はぜひチェックしてみてください。
Point
- フライシートを跳ね上げしてリビングスペースが確保できる
- 300cm×300cmのインナーテントで大人6人でも広々
- 前室やベンチレーションなど細かな工夫があり機能性抜群
DOD(ディーオーディー)|キノコテント

通常価格(税込) | 39,600円 ※2024年9月26日時点 |
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タイプ | フルクローズタイプ |
収容人数 | 2人~4人 |
耐水圧 | 3,000mm |
重量 | 約11.2kg |
収納サイズ | 90cm×25cm×25cm |
素材 | ポリエステル |
DODのキノコテントは、DODならではのデザイン性が特徴的な、大型サイズのワンタッチテントです。前方の入り口が大きく開閉できる構造をしており、日中は開けて過ごして夜は閉めて過ごせるなど、汎用性に長けています。
また、換気窓が左右と上部についていて夏場でも快適。ほかにはないデザインで、おしゃれなキャンプを快適に楽しみたい方におすすめです。
Point
- ほかにはない特徴的なキノコ型デザインのワンタッチテント
- 前方の入り口が開閉でき出入りしやすい
- 換気窓が複数ついていてテント内がこもりやすい夏場でも快適
キャンプ場や公園でも使える「ワンタッチテント」でアウトドアを楽しもう!

ワンタッチテントは、テントを使い慣れていない初心者の方でも設営・撤収しやすい点が大きな特徴です。サイズも1人用から6人用まで幅広いので、人数や利用シーンなどに応じて選べます。
ただしワンタッチテントは、ドームテントやポールテントなどに比べて耐久性が劣る傾向があるため、注意が必要です。
キャンプやプールサイドなど、ワンタッチテントを使用するシーンに合わせて、適したものを選ぶようにしましょう。