チートデイとは?

ダイエットにおけるチートデイとは、「ダイエット中も、好きなものを自由に食べてよい日」のことです。チートデイのチート(cheat)とは、英語で「騙す」「ズルをする」ということを意味します。
通常、ダイエット中は食事制限を行うことが一般的です。しかしチートデイは、普段我慢している甘いものやご飯、麺類など、何でも自由に食べてかまいません。
ダイエット中にもかかわらず食事制限を解除することから、「反則してもいい日」「ズルしてもいい日」として、チートデイと呼ばれるようになりました。
ダイエットにおけるチートデイの役割・効果
ダイエットにおけるチートデイの役割・効果として、主に次のようなことがあげられます。
- 基礎代謝を維持する
- ストレスを発散する
- 栄養バランスを整える
それぞれ、詳しくみていきましょう。
基礎代謝を維持する
チートデイの目的のひとつに、「ダイエット中の基礎代謝を維持すること」があります。
ダイエットで食事制限をすると、体重がある程度落ちたところで停滞する「停滞期」が訪れることが一般的です。停滞期は、肝臓に蓄えられている糖質である「肝グリコーゲン」が減り、「体が飢餓状態にある」と脳が勘違いしてしまうことで起こります。少ないカロリーで体を維持しなければならないと思い込んだ脳が、基礎代謝を落とすように指令を出してしまうのです。
チートデイは、「体は飢餓状態にない」「十分カロリーが取れている」と脳をだますことで、基礎代謝が落ち、痩せにくい体になってしまうのを防ぐ目的で行います。
ストレスを発散する
チートデイは、ダイエット中のストレスを効果的に発散する役割もあります。
ダイエット中は、糖質や脂質が多いものを控えるケースが多いため、好きなものを好きなときに食べられない日々が続き、精神的ストレスがたまりやすくなりがちです。
しかし、チートデイを設け、普段はガマンしているケーキやピザなどを思う存分楽しめば、食事制限によるストレスを解消できます。さらに、次のチートデイをモチベーションに、前向きな気持ちでダイエットを継続できるでしょう。
栄養バランスを整える
チートデイを設けると、ダイエット中の栄養バランスを整える効果も得られます。
食事制限をともなうダイエットをしていると、炭水化物やタンパク質はもちろん、食物繊維やビタミン、ミネラルなどが不足する傾向があり、栄養バランスが偏りやすくなるのが課題です。これらが不足すると、代謝や免疫力の低下を招く可能性があります。
チートデイを取り入れると、普段の食事制限で不足しがちな栄養素を補いながら、ダイエットを継続できるようになるのです。
チートデイはいつ始める?正しいやり方のポイント

ダイエットに多くのプラスの効果をもたらすチートデイですが、自由気ままに取り入れてよいわけではありません。
ここでは、チートデイを始めるタイミングと、正しいやり方をご紹介します。
停滞期に入ったタイミングで始める
チートデイは、停滞期に入ったタイミングで始めるのが最適です。
停滞期は、「ダイエットを開始しておよそ1ヶ月経過した頃」「体重が5%程度落ちたあたり」で始まる傾向があります。毎日体重と体脂肪をチェックすると、停滞期に入ったかどうかを判断しやすくなるため、次のような「体組成計」を備えておくのがおすすめです。
OMRON|体重体組成計 HBF-214

OMRONの「体重体組成計 HBF-214」は、体重だけではなく、体脂肪率や骨格筋率、内臓脂肪レベルなど7項目を測定できるアイテムです。
1台で4人分まで登録できて、家族みんなで使えます。薄くてスリムなコンパクトサイズで、収納場所や置き場所にも困りません。設置するお部屋のトーンにあわせて4色から選べます。
InField|AI×体組成計 アプリ連動体重計

InFieldの「AI×体組成計 アプリ連動体重計」は、専用のアプリと連携し、スマートフォンで体調管理ができるアイテムです。体重や体脂肪率、内臓脂肪、筋肉量など、全13項目を測定できます。
登録人数は無制限なので、大家族でも一台で健康管理が可能です。トレーニングや食事管理など、ボディメイクについての問合せにも、パーソナルトレーナーの有資格者が対応してくれます。
体脂肪を確認すると、減っているのが体脂肪なのか、筋肉なのかがわかります。体重が停滞していても体脂肪が減っているのであれば、筋肉が増えていると考えられるため、停滞期ではありません。
停滞期を判断するために、基礎体温を測るのもおすすめです。基礎体温が普段より0.2℃~0.3℃下がっていれば、代謝が低下しているとわかります。
停滞期は2週間~1ヶ月続くことが多いため、兆候を感じてからチートデイを取り入れるのがおすすめです。
チートデイは週1の頻度で始める
チートデイは、まずは週に1回、曜日を決めて取り入れましょう。気まぐれに行うと、週に何度もチートデイを設けたり、「食べ過ぎたから今日はチートデイだったことにしよう」とご自身を甘やかしたりして、ダイエットの失敗につながりやすくなるためです。
そこで、たとえば平日は仕事で忙しい方が毎週日曜日にチートデイを設定すると、比較的時間に余裕があるのでたくさんのカロリーを摂取でき、満足度も高まります。そのあとは、ダイエットの進捗をみながら、2週間に1回、1ヶ月に1回と、実施回数を減らしていきましょう。
チートデイには何を食べる?食べ物と摂取量の目安

「チートデイは何を食べてもよい日」とされていますが、食べた方がよいものや摂取量に制限はないのか気になる方も多いでしょう。ここではチートデイにおすすめの食べ物や、摂取量の目安をご紹介します。
チートデイに食べるもの
チートデイは、基本的に何を食べてもかまいません。しかしチートデイの目的は、肝グリコーゲンを補充することで、「糖質は足りている」と脳に勘違いさせることです。そのためには、糖質や炭水化物をたくさんとる必要があります。
ダイエットで糖質を制限している場合、「チートデイとはいえ、糖質を取ると太るのでは?」と心配してしまう方もいるでしょう。しかし、チートデイで摂取した糖質は、普段不足している分の補充に充てられるため、脂肪になりにくい傾向にあります。
チートデイは好きなものを食べてよい日ではありますが、糖質を摂取し脳を騙すことが目的であることを意識しておくと、より効果が得られるでしょう。
チートデイ中の摂取カロリーの目安
チートデイに摂取するカロリーの目安は、基礎代謝の3倍程度です。たとえば、基礎代謝が1,200kcalの方であれば、チートデイには3,600kcal程度を目安にしましょう。
「3,600kcal」と聞くととても多いように感じますが、基礎代謝を大きく超えるカロリーを摂取しなければ、「カロリーは足りている」と判断し、脳を騙すことはできません。
基礎代謝は「体組成計」を持っていると算出できますが、持っていない場合は「体重×40kcal~45kcal」を目安にしましょう。体重60kgの方であれば、2,400kcal~2,700kcalが摂取カロリーの目安です。
ただし、この目安はあくまで参考値として考えておき、ご自身の体調や目標に応じて調節するようにしましょう。
チートデイを取り入れるときの注意点

チートデイを取り入れるときは、次のようなポイントに注意しましょう。
- チートデイが必要かを見極める
- 普段はきちんと食事制限を行う
- 当日は運動を控える
- アルコールは摂取しない
それぞれ、詳しく解説していきます。
チートデイが必要かを見極める
効果的にダイエットするためには、チートデイの必要性を判断する必要があります。
チートデイは停滞期に行うものであるため、まずはご自身が今本当に停滞期なのかを見極めなければなりません。たとえ体重の変動がなくても、体脂肪が減っていれば停滞期ではないので、チートデイは不要です。
また、元々体脂肪率が高い方も、チートデイは必要ありません。具体的に、体脂肪率が男性25%以上、女性35%以上の方は体が飢餓状態になっていないので、チートデイの効果を感じられない可能性が高いからです。
このように、ご自身にとってチートデイが本当に必要かどうかをチェックすることから始めましょう。
普段はきちんと食事制限を行う
チートデイはカロリー制限をしていることが前提なので、普段はきちんと食事制限をしていないと、本来の効果が得られません。つい食べ過ぎた日を「今日がチートデイだったことにしよう」としてしまいがちですが、それは避けましょう。
チートデイが先なのに食事制限がつらいと感じる場合は、腹持ちがよい置き換え食やダイエット食を取り入れるのがおすすめです。カロリーコントロールしながら空腹を満たせるので、罪悪感なく次のチートデイまでダイエットを続けられます。小腹がすいたときには、プロテインドリンクをとるのもおすすめです。
マイクロダイエット|リゾット&パスタミックスパック

マイクロダイエットの「リゾット&パスタミックスパック」は、1日に必要な栄養の3分の1を1食に詰め込んだ「完全栄養食」です。
本場イタリア仕込みのおいしさでボリューミーなのに、わずか280kcalなのもうれしいポイント。ダイエット中でも心置きなく食事を楽しみたい方におすすめです。
快適空間222|こんにゃくラーメン

快適空間222の「こんにゃくラーメン」は、スープまで飲み干して完食できる、低糖質・低カロリーのこんにゃく麺です。1食あたりのカロリーは、種類によって27kcal~79kcalなので、ダイエット中の置き換え食としておすすめです。
熱湯を注いだスープに、水洗いして湯通しした麺を加えるだけなので調理も難しくありません。しょうゆやみそ、とんこつ、しおなど7種類の味が用意されており、味の組み合わせ別に11種類のセット内容(24食)から選べます。
BAMBI WATER|プロテインシェイク

BAMBI WATERの「プロテインシェイク」は、ビタミンやミネラルなどの栄養機能食品が11種類も入ったプロテインドリンクです。たくさんのサプリを飲まなくても、プロテインシェイクを1杯飲むと、ビタミンやミネラルを補給できます。
味や甘みにも徹底的にこだわっているから、まるでご褒美ドリンクのようなおいしさです。
当日は運動を控える
チートデイ当日は、運動を控えましょう。運動すると、せっかく摂取したエネルギーが消費されてしまい、脳を「カロリーが足りている」と騙せません。また、しっかり食事をしたあとすぐに運動すると、内臓に負担がかかりやすいというデメリットもあります。
チートデイ当日は体を休ませ、摂取したカロリーを効果的に活用する日であると割り切ることをおすすめします。運動を控えることで、体だけではなくメンタル面もリフレッシュできるので、翌日からまた前向きにダイエットに取り組めるでしょう。
アルコールは摂取しない
チートデイであっても、アルコールの摂取は控えましょう。
アルコールには、脂肪の分解を抑制したり筋トレ後に筋肉量が増えるのを妨げたりする働きがあります。そのため、チートデイだけではなく、普段のダイエットの効果も下げてしまう可能性があります。
また、お酒を飲むと食欲を抑えるのも難しくなるのでつい食べ過ぎてしまい、チートデイの目安量を超えてしまうことも考えられます。さらに二日酔いになると、チートデイの翌日にも影響が出ることもあるため、アルコールの摂取は控えるのが賢明です。
チートデイ翌日の過ごし方

チートデイは、翌日の過ごし方も重要です。ここでは、具体的な過ごし方を解説していきます。
水分をしっかりとる
チートデイの翌日は、前日の食べ過ぎで体内の水分バランスが崩れていたり、摂取した塩分で体内に水が溜まりやすくなったりしている可能性があります。そのため、水分をしっかり摂取することが重要です。
水分の目安摂取量は1日1.5L~2Lとされていますが、チートデイの翌日はできれば2L以上の水を飲むことをおすすめします。一気に飲むのではなく、こまめに水分補給すると効果的です。
水分の適切な摂取は、体内の老廃物を流し、むくみの解消や代謝の向上にもつながります。
カロリーを消費するための運動をする
チートデイの翌日は、適度な運動を行うと、前日に摂取しすぎたカロリーを効率よく消費できるのでダイエット効果が高まる可能性があります。運動することで汗をかけば、水分が排出されてむくみも解消できるでしょう。
具体的には、ウォーキングやヨガなどの有酸素運動や、負荷の高い筋トレをするのがおすすめです。そうすれば、チートデイで多く摂取した糖質を、効率的に消費できます。
体内の循環を活発にすることでストレスの改善につなげることも、運動するメリットです。
Soomloom|ヨガマット10mm

Soomloomの「ヨガマット」は、凹凸加工が施されて汗をかいても滑りづらく、クッション性に優れていることが特徴です。極厚10mmの断熱構造が採用されているため、床の冷たさが伝わることもありません。
収納袋とストラップ付きで、持ち運びにも便利です。61cmと80cmの2サイズから選べます。
BAR WING|フィットネスバイク

BAR WINGの「フィットネスバイク」は、ペダルを漕ぐときの重さを16段階に調節できる室内用バイクです。サドル部分の角度もワンタッチで変えられるので、家族みんなで共用できます。
時間や速度、カロリー、心拍数などの自動測定機能もついているので、運動を「見える化」できるのもポイントです。使用しないときにはコンパクトに折り畳めて、キャスターで移動できるなど、収納もしやすいように設計されています。
チートデイを取り入れてダイエットの停滞期を乗り切ろう!
チートデイは、ダイエットの停滞期を乗り越えるための強い味方です。適切なタイミングと頻度で取り入れて、糖質を中心にご自身の基礎代謝に応じたカロリーを摂取しましょう。
チートデイまで空腹を耐えるのがつらいときには、本記事でご紹介したような「ダイエット食」を活用してお腹を満たすのもおすすめです。チートデイを正しく過ごして、健康的で持続可能なダイエットを行ってみてくださいね。
監修者

中路 幸之助(医療法人愛晋会中江病院 内視鏡治療センター)
1991年に兵庫医科大学を卒業後、兵庫医科大学、獨協医科大学を経て、1998年 医療法人協和会に所属。2003年から現在まで、医療法人愛晋会中江病院の内視鏡治療センターで臨床に従事している。専門分野はカプセル内視鏡・消化器内視鏡・消化器病。学会活動や論文執筆も積極的に行っており、日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本消化器病学会専門医・指導医・学会評議員、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・学術評議員、日本消化管学会代議員・近畿支部幹事、日本カプセル内視鏡学会認定医・指導医・代議員を務めているほか、米国内科学会(ACP)の上席会員(Fellow)でもある。
