駐車監視機能が付いたドライブレコーダーおすすめ8選!必要な理由や選び方も

駐車監視機能が付いたドライブレコーダーおすすめ8選!必要な理由や選び方も

ドライブレコーダーの駐車監視機能は本当に必要か、気になっている方も多いのではないでしょうか。駐車監視機能は、車上荒らしの防犯対策やドアの当て逃げの証拠を押さえたいときなどに役立ちます。

今回は、ドライブレコーダーの駐車監視機能が必要な理由や選び方について、詳しく解説していきます。駐車監視機能が利用できるおすすめのドライブレコーダー8選もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ドライブレコーダーの駐車監視機能は本当に必要?

ドライブレコーダーの駐車監視機能は本当に必要?

ドライブレコーダーの駐車監視機能とは、車を駐車している間も周辺の様子を撮影・記録できる機能のことを指します。

便利な機能ですが、駐車監視機能付きのドライブレコーダーは価格が高い傾向にある上、本体にオプション機能として追加するモデルもあるため、本当に必要なのか悩む方も多いです。

そこで、ここではドライブレコーダーの駐車監視機能が必要な2つの理由についてご紹介していきます。

関連記事:駐車監視機能付きドライブレコーダーとは?メリット・デメリット・選び方をご紹介

必要な理由1.車上荒らしの防犯対策になる

ドライブレコーダーの駐車監視機能は、車上荒らしの防犯対策につながります。

車上荒らしとは、車内の金品や積んでいる荷物を窃取することです。警視庁の資料によると、2023年における車上荒らしの認知件数は、約25,000件に上り、万引きに次いで2番目に多い非侵入窃盗であることがわかりました。

車上荒らしを防ぐために、駐車監視機能付きのドライブレコーダーを設置しておくと、トラブルの抑止が期待できます。また、万が一被害にあった場合でも犯人の顔を記録でき、証拠として活用できるでしょう。

参照:警視庁『令和5年の刑法犯に関する統計資料』

必要な理由2.ドアパンチの証拠を押さえられる

ドアパンチの証拠を押さえたい場合にも、ドライブレコーダーの駐車監視機能は役立ちます。ドアパンチとは、隣の車からドアをぶつけられて逃げられてしまうトラブルのことです。当て逃げの罰則対象になる可能性があります。

車を停止している駐車場などに防犯カメラが設置されていない場合、当て逃げ犯の特定は難しいでしょう。しかし、駐車監視機能があると、当て逃げする様子をドライブレコーダーで記録できるので、相手の車体やナンバーの特定が可能です。

ドライブレコーダーの記録映像を証拠資料として警察へ提出すれば、ドアパンチに巻き込まれた場合でも解決できる可能性が高まるでしょう。

駐車監視機能付きドライブレコーダーの選び方

ここでは、駐車監視機能付きドライブレコーダーの選び方のポイントをご紹介します。注目したいポイントは、主に以下の7つです。

  • 録画方式
  • バッテリー方式
  • 駐車監視する時間設定機能の有無
  • 駐車監視機能を停止する電圧設定ができる機能の有無
  • 専用フォルダに保存される機能の有無
  • 撮影範囲
  • 画質

それぞれひとつずつ、みていきましょう。

録画方式

録画方式とは、ドライブレコーダーの録画機能が作動するタイミングのことです。録画方式には、動体検知録画、衝撃検知録画、常時録画の主に3種類があります。

それぞれの概要やメリット・デメリット、おすすめのケースについては、以下の表を参考にしてみてください。

録画方式 動体検知録画 衝撃検知録画 常時録画
イメージ
概要 ドライブレコーダーの近くで人が動いたら、検知して撮影を開始する 車に何らかの衝撃が起こったら、検知して撮影を開始する 専用配線を使って車両バッテリーに接続し、常に録画する
メリット 車上荒らしやイタズラの様子を記録しやすい 当て逃げやタイヤの盗難などの様子を記録しやすい 車の周りの様子を常に記録しているため、撮り逃す心配がない
デメリット 人が多いところではほぼ常に作動するため、バッテリーが消耗しやすい 衝撃前の様子は記録できない 長時間使用により、車のバッテリーが消耗しやすい
こんな場合におすすめ! 人が多い場所での駐車中に、車上荒らしやイタズラ対策をしたい場合 駐車場が狭く、ドアパンチなどの衝撃対策をしたい場合 駐車場や周辺に防犯カメラがなく、常に録画しておきたい場合

車上荒らしやイタズラの様子を確実に記録したい場合には、常時録画がおすすめです。しかし、車のバッテリーが消耗しやすいため、人や衝撃を検知したときに撮影を開始する動体検知録画や、衝撃検知録画の使用も検討してみましょう。

バッテリー方式

バッテリー方式とは、ドライブレコーダーの起動に必要な電源を確保する方法のことです。バッテリー方式には、内蔵バッテリー、外部バッテリー、車両バッテリーの主に3種類があります。

それぞれの概要やメリット・デメリット、おすすめのケースについては、以下の表を参考にしてみてください。

バッテリー方式 内蔵バッテリー 外部バッテリー 車両バッテリー
概要 ドライブレコーダー本体に搭載されている方式 サブバッテリーやモバイルバッテリーに接続する方式 専用配線を使って車両バッテリーに接続する方式
取り付けやすさ
本体の設置のみ

配線が必要

配線が必要
価格
本体価格のみ
(約5,000円〜約2万5,000円)

ケーブルと外部バッテリーが必要

ケーブルが必要
車両バッテリーへの影響
影響なし

影響なし
×
バッテリー上がりが起こる場合もある
こんな場合におすすめ! コンビニなどちょっとした立ち寄りに使用するため、なるべく簡単に設置したい 常時録画をする機会が多く、車のバッテリーが上がるのを避けたい 充電の心配をせず、なるべく低コストで設置したい

駐車監視する時間設定機能の有無

駐車監視機能付きドライブレコーダーを選ぶ際は、時間設定機能の有無も確認しましょう。

24時間監視して周囲の様子を記録できるのが理想ではありますが、常にドライブレコーダーを起動させているとバッテリー上がりの原因となります。車へのイタズラなどが気になる時間帯がある場合、ご自身で時間設定ができると効率よく映像を記録できて便利です。

設定できる録画時間はモデルによって異なり、30分、1時間、3時間、6時間、9時間、12時間など、決められた時間から選べます。

駐車監視機能を停止する電圧設定ができる機能の有無

モデルによっては、駐車監視機能を停止する電圧設定ができる機能が搭載されています。これは「常時電圧監視」「電圧カットオフ」などと呼ばれる機能です。

電圧設定機能では、車のバッテリーが設定値以下になった場合、駐車監視機能を自動停止させられます。ドライブレコーダーのデータ破損やバッテリー上がりなどを防止するためにも、時間設定機能とあわせて電圧設定ができるかどうかも確認しましょう。

設定できる電圧はドライブレコーダーによって異なり、たとえば11.7V〜12.2Vで設定できるモデルがあります。

専用フォルダに保存される機能の有無

駐車監視機能で記録されたデータが、専用フォルダに保存されるかどうかも確認しましょう。専用フォルダに保存されると、重要なデータが削除されるリスクを減らせるからです。

通常、ドライブレコーダーのデータはSDカードに上書き保存され、SDカードの容量が大きいほど保存できる時間が長くなります。8GB、16GB、32GB、64GBの容量を持つSDカードの使用時における、目安となる録画可能な時間は以下の通りです。

  • 8GB…約1時間〜約1.5時間
  • 16GB…約2時間〜約3時間
  • 32GB…約4時間〜約6時間
  • 64GB…約8時間〜約12時間

利用環境やモデルによって異なりますが、上記の録画時間を超えてしまうと、上書き保存していたデータは削除されることがあります。しかし、ドライブレコーダーの映像が専用フォルダに保存される機能があると、データをそのまま残すことが可能です。

車上荒らしなどのトラブルが起こったときにデータが残っていないというリスクを防止できるため、データ削除が不安だという方は確認しておきましょう。

撮影範囲

ドライブレコーダーの撮影範囲には、主に「前方のみ」「前方+後方」「360°」の3つがあります。それぞれの撮影イメージは、以下の通りです。

さまざまな状況で漏れなく映像を残したい場合は、撮影範囲が広い360°または前方+後方をなるべく選ぶことをおすすめします。

ただし、撮影範囲が広いモデルは、前方のみ撮影するドライブレコーダーに比べて価格が高くなりやすい傾向があります。予算や使用シーンにあわせて適切なモデルを見つけましょう。

画質

駐車監視機能で記録されたデータの画質も確認しましょう。ドライブレコーダーに映像を記録できたとしても、犯人の顔や車のナンバーがぼやけていて見えなければ、トラブルが起きたときの確実な証拠として使えません。

そこで、目安として200万画素以上のドライブレコーダーを選びましょう。また、光の強い日中や、暗い夜間でも映像が飛ぶリスクの少ないHDR搭載のモデルを使うと、より鮮明な映像を記録できます。

【駐車監視機能付き】おすすめのドライブレコーダー8選

ここでは、駐車監視機能が付いたおすすめのドライブレコーダー8選をご紹介します。

KENWOOD(ケンウッド)|DRV-EM4800

KENWOOD(ケンウッド)|DRV-EM4800

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通常価格(税込) 54,100円 ※2025年2月25日時点
撮影範囲 前方+後方
録画方式 衝撃検知録画モード、タイムラプスモード
バッテリー方式 車両バッテリー
画素数 約207万画素

KENWOODのDRV-EM4800は、ルームミラーに取り付けるタイプで、運転中でも後方が確認しやすい駐車監視機能(※1)付きドライブレコーダーです。衝撃を検知してから録画を始めるモードと、エンジン停止後からタイムラプスで録画するモードの2種類から選べます。

なお、駐車監視機能を利用するには、別売りの車載電源ケーブル「CA-DR550」が必要です。あわせて用意しておきましょう。

車載電源ケーブルCA-DR550を探す

Point

  • 電圧監視機能で、使用中のバッテリー上がりを防止できる
  • 2時間、4時間、6時間、8時間、24時間の時間設定機能も利用でき、効率よく映像を記録できる
  • 録画した映像はWindowsやMacなどのパソコン(※2)から確認できる
  • (※1)駐車監視録画時の衝撃検出は、メインユニットが検知した場合に作動します。また、車載電源ケーブル「CA-DR550」(別売)による電源接続が必要です
  • (※2)OSのバージョンなど使用環境はダウンロードページをご確認ください

Yupiteru(ユピテル)|Y-3100

Yupiteru(ユピテル)|Y-3100

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通常価格(税込) 33,000円 ※2025年2月25日時点
撮影範囲 前方+後方(リアカメラで左右の撮影も可)
録画方式 タイムラプス、動体検知、Gセンサー記録、通常録画
バッテリー方式 車両バッテリー
画素数 200万画素

YupiteruのY-3100は、追加費用なしで駐車監視機能を利用できるコストパフォーマンスに優れたドライブレコーダーです。録画方式も4種類あり、自身の駐車環境に応じて適切な方法を選べます。

また、カメラ自体はフロントカメラ・リアカメラの2種類ですが、リアカメラには後方用と左右用の2つのカメラがあるため、ほとんど死角はありません。

Point

  • 電圧監視機能付きで、車両バッテリーにかかる負荷を軽減できる
  • 200万画素かつHDR搭載で鮮明な映像を記録できる
  • エンジンを停止するだけで自動的に駐車監視モードに切り替わるから便利

Pioneer(パイオニア)|DZ800DC

Pioneer(パイオニア)|DZ800DC

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通常価格(税込) 34,800円 ※2025年2月25日時点
撮影範囲 前方+後方
録画方式 衝撃検知録画
バッテリー方式 車両バッテリー
画素数 約200万画素

PioneerのDZ800DCは、24時間365日駐車監視できる前後2カメラタイプのドライブレコーダーです。衝撃を検知すると記録が始まる録画方式が採用されているため、検知後から1分間の映像を記録します。

また、映像をスマートフォンから確認できる専用アプリ「ドライブレコーダーインターフェース」がPioneerから提供されているので、映像確認も便利です。

Point

  • 駐車監視機能用のケーブルが付属していて別売りのオプション購入は不要
  • 電圧監視機能や時間設定機能付きで効率よく映像を記録できる
  • 高解像度約200万画素のフルHDカメラを採用し夜間や暗闇でもナンバープレートの文字まで録画可能

COMTEC(コムテック)|ZDR059

COMTEC(コムテック)|ZDR059

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通常価格(税込) 39,969円 ※2025年2月25日時点
撮影範囲 360°(フロントカメラ)+リアカメラ
録画方式 衝撃検知録画
バッテリー方式 車両バッテリー
画素数 フロントカメラ:460万画素、リアカメラ:200万画素

COMTECのZDR059は、460万画素の360°カメラによって、鮮明かつ広範囲の映像が記録できる駐車監視機能付きドライブレコーダーです。駐車中の衝撃を感知して映像を記録する仕組みで、画像または映像(※)は自動的にクラウドの専用フォルダに保存されるため、映像が消えてしまう心配がありません。

また、映像は専用アプリからすぐに確認できるので、必要なときにいつでも証拠映像を提示できます。

Point

  • 駐車監視機能で録画されたデータは専用フォルダに保存されるためデータが消える心配なし
  • 電圧監視機能が備わっているため、車両バッテリーが上がることを防ぐ
  • 360°の映像はもちろん、垂直視野角も240°と広範囲の撮影が可能

(※)契約プランにより保存できるデータは異なります。映像を送る場合は、アプリから「動画・通話プラン」を別途購入する必要があります

PAPAGO!(パパゴ)|GoSafe 490G2K

PAPAGO!(パパゴ)|GoSafe 490G2K

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通常価格(税込) 24,500円 ※2025年2月25日時点
撮影範囲 490°(3カメラ)
録画方式 常時録画、衝撃検知録画、手動録画
バッテリー方式 車内バッテリー
画素数 フロントカメラ:500万画素、リア・車内カメラ:200万画素

PAPAGO!のGoSafe 490G2Kは、3台のカメラで490°の範囲で撮影できる駐車監視機能付きドライブレコーダーです。360°の撮影範囲よりも、フラットで解像度の高い鮮明な映像を残せます。

フロントカメラは500万画素、その他のカメラは200万画素の高画質を誇っている点も特徴です。

Point

  • 電源供給オフタイマー機能では、30分、1時間、3時間、6時間、9時間、12時間、24時間、常時オンから選んで設定可能
  • 映像補正(WDR)機能も搭載されていることから、白飛びがないキレイな映像を記録できる
  • 駐車監視機能はオプションで別売の配線等が必要

innowa (イノワ)|3Vision

innowa (イノワ)|3Vision

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通常価格(税込) 22,980円 ※2025年2月25日時点
撮影範囲 150°+140°+130°(前中後3カメラ)
録画方式 常時録画、タイムラプス、衝撃検知録画
バッテリー方式 内蔵バッテリー
画素数 フロントカメラ:500万画素、リア・車内カメラ:200万画素

innowaの3Visionは、内蔵バッテリー搭載の、コストパフォーマンスに優れた駐車監視機能付きドライブレコーダーです。500万画素と200万画素のカメラ3台を用いて、ほとんど死角なく撮影できます。

また、GPSも搭載されていて、走行中の位置や日時、速度などの情報も記録可能です。

Point

  • 常時録画、タイムラプス、衝撃検知機能で、駐車中の映像を記録できる
  • 専用フォルダにデータが自動保存されるから映像が消える心配なし
  • 駐車監視機能を使用するには別売の電源直結コードが必要

ALPINE(アルパイン)|DVR-C310R

ALPINE(アルパイン)|DVR-C310R

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通常価格(税込) 27,900円 ※2025年2月25日時点
撮影範囲 前方+後方
録画方式 動体検知録画、衝撃検知録画、常時録画、手動録画
バッテリー方式 車内バッテリー
画素数 200万画素

ALPINEのDVR-C310Rは、駐車中の動体検知または衝撃検知によって撮影できる仕組みの駐車監視機能付きドライブレコーダーです。撮影データは別ファイルとして保存されるため、車にイタズラしようとする様子などの証拠を確実に残せます。

また、電圧が下がると駐車監視モードは解除される機能も利用可能です。

Point

  • 200万画素かつWDR搭載で、時間を問わずキレイな映像を記録できる
  • 駐車録画モード時間機能や電圧監視機能付きで、効率的かつ安全に撮影可能
  • 専用フォルダにデータが保存される機能付きで、探しやすく便利

CELLSTAR(セルスター)|CS-54FH

CELLSTAR(セルスター)|CS-54FH

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通常価格(税込) 19,283円 ※2025年2月25日時点
撮影範囲 前方+後方
録画方式 常時録画、動体検知録画、衝撃検知録画
バッテリー方式 車両バッテリー
画素数 200万画素

CELLSTARのCS-54FHは、シンプルでコストパフォーマンスに優れた、日本製の駐車監視機能付きドライブレコーダーです。常時録画、動体検知録画、衝撃検知録画の3パターンの録画方式から選択でき、使用シーンや駐車環境に応じて使い分けられます。

また、200万画素の安定した画質とHDR搭載により、日中・夜間を問わずキレイな映像を記録できる点が魅力です。なお、本製品における駐車監視機能は「パーキングモード」と呼ばれています。

Point

  • タイマー機能や電圧監視、駐車中の映像の画質設定など、さまざまな機能を搭載
  • パーキングモードはボタンをワンタッチでON/OFFが可能
  • 駐車中に何かあった場合は、パーキングモード解除時に音声で通知してくれる

駐車監視機能付きドライブレコーダーは「録画方式」「バッテリー方式」などのチェックが大切

駐車監視機能付きドライブレコーダーは、録画方式やバッテリー方式、画質などさまざまなポイントをチェックして選びましょう。また、ドライブレコーダーによっては駐車監視機能がオプション機能として提供されているため、追加費用がかかるかどうかの確認も必要です。

また、ドライブレコーダーに記録された映像は基本的に上書きされる仕組みで、モデルによっては重要なデータを保存できないリスクがあります。そのため、定期的にパソコンなどにデータを保存し容量に余裕を持たせておきましょう。