【2025年】ポータブルナビのおすすめ6選!カーナビとの違いや選び方のポイントも

【2025年】ポータブルナビのおすすめ6選!カーナビとの違いや選び方のポイントも

カーナビには「ポータブルナビ」と呼ばれる種類があります。通常のカーナビと何が違うの?種類が多すぎてどれを選べばよいかわからない…という方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ポータブルナビの特徴や選び方を詳しく解説します。おすすめのメーカーやモデル6選もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ポータブルナビとは?

ポータブルナビとは?

ポータブルナビとは、車のダッシュボード上に設置するタイプのカーナビのことです。車種に関係なく設置可能で、カーナビを選ぶ際に車に対応しているかどうかを確認する必要がありません。

また、細かな配線をつなぐ必要がないため、取り付け・取り外しがしやすいメリットがあります。コストパフォーマンスがよいモデルも多く、はじめてのカーナビとして比較的導入しやすいでしょう。

さらに、比較的サイズが小さく、持ち運びがしやすい点もポータブルナビの特徴としてあげられます。ポータブルナビを設置する際は、視界の妨げやエアバッグ作動の妨げにならないような位置を選ぶことが重要です。

ポータブルナビとカーナビの違い

ポータブルナビとカーナビの違いには、主に「取り付けのしやすさ」「ナビ機能の精度」「価格」「液晶サイズ」があげられます。

それぞれの詳しい違いとメリット・デメリットについては、以下の表を参考にしてみてください。

種類 違い メリット デメリット
ポータブルナビ
  • ・取り付けがしやすい
  • ・ナビ精度は少し落ちる
  • ・価格は比較的安い
  • ・液晶サイズは小さめのモデルが多い
  • ・車種に関係なく設置できる
  • ・比較的リーズナブルで導入しやすい
  • ・ナビゲーションの精度が落ちる可能性がある
カーナビ
  • ・取り付けは複雑
  • ・ナビ精度は高い
  • ・価格は比較的高め
  • ・液晶サイズは小さめのモデルから大きめのモデルまで多数
  • ・機能性が高いモデルが多い
  • ・カーナビの精度が比較的高い
  • ・車種に合っていないカーナビは設置できない
  • ・設置には時間がかかる

上記のような特徴から、まずは手軽にカーナビを試してみたい場合はポータブルナビ、車種に合った機能性の高いカーナビを利用したい場合はカーナビがおすすめです。

なお、おすすめのカーナビや選び方などについては以下の記事でも詳しくご紹介しているので、あわせてご確認ください。

おすすめのカーナビ6選!メーカーの特徴や選び方も解説

ポータブルナビの選び方のポイント6つ

ポータブルナビを選ぶときに押さえておきたいポイントとして、主に次の6つがあります。

  • 液晶サイズ
  • 地図更新サービス
  • 位置精度
  • 渋滞情報サービス
  • ドライブレコーダー機能
  • バックカメラ対応

それぞれのポイントについて、詳しくみていきましょう。

液晶サイズ

ポータブルナビの液晶サイズは、主に以下の3種類です。

  • 5インチ…高さ約6.2cm×幅約11.1cm
  • 7インチ…高さ約8.7cm×幅約15.5cm
  • 9インチ…高さ約11.2cm×幅約19.9cm

ポータブルナビでは7インチが主流なサイズで、メーカーによっては8インチ(高さ約12.2cm × 幅約16.3cm)を展開していることもあります。

5インチは、コンパクトカーや軽自動車におすすめで、7インチ以上は標準サイズの車におすすめです。9インチ以上の液晶サイズは、比較的サイズの大きな車に向いているといえます。

なお、ポータブルナビの液晶サイズは、メーカーやモデルなどによって5インチは「5V型」、7インチは「7V型」と記載されていることも覚えておきましょう。「◯V型」の「V」は「ビジュアルサイズ(Visual Size)」を意味し、液晶部分の映像が映る対角寸法を指しています。

地図更新サービス

次に、カーナビの地図更新サービスをチェックしましょう。工事によって道路状況は変わってくるため、正確な道案内をするためにも、カーナビの地図更新は重要です。

しかし、ポータブルナビはメーカーやモデルによって、地図更新ができないタイプがあります。また、更新はできるものの、更新費用が有料のものもあるので、コストを抑えるためには無料更新のカーナビがおすすめです。

購入予定のポータブルナビの地図更新サービスが有料の場合は、更新時にいくらかかるかをチェックしておきましょう。

位置精度

ポータブルナビを快適に利用するためには、位置精度が高いかどうかのチェックも重要です。

一般的にカーナビは、地球上空の人工衛星から電波を受信して、現在地を割り出す仕組みとなっています。モデルによっては複数の人工衛星が使われていて、地下駐車場や山間部などの電波が届きにくい場所でも安定して利用できるでしょう。

カーナビの位置精度の高さを調べる際は、カーナビが対応している衛星の種類を確認することが大切です。カーナビと対応している主要な衛星の種類は、以下の通りです。

種類 特徴
みちびき 日本の準天頂衛星システムで、カーナビの精度向上に寄与している。高精度な位置情報を提供し、都市部や山間部でも安定したナビゲーションを実現。
グロナス ロシアが運用する衛星測位システムで、24機以上の衛星で構成される。とくに高緯度地域での精度が高い。
SBAS 衛星測位システムの精度を向上させるための補強技術で、誤差補正情報や不具合情報を提供する。これにより、位置情報の精度を向上させ、カーナビによる案内の正確性や安全性を高めている。

渋滞情報サービス

次に、渋滞情報サービスがついているかどうかをチェックしましょう。「VICS(ビックス)」に対応しているカーナビは、一般的に渋滞情報サービスを兼ね備えているモデルで、渋滞や交通規制など、詳細な道路交通情報をカーナビから把握できます。

最近では、VICSの新サービス「VICS WIDE」が利用できるモデルもあるので、より正確かつ最新の情報をキャッチアップしたい方におすすめです。

VICS WIDEは、従来のVICSよりも細かな交通情報をリアルタイムで反映し、最適なルート選択をサポートする交通情報システムを指します。VICS WIDEによって、さらにスムーズな運転が実現するでしょう。

ドライブレコーダー機能

カーナビと一緒に「ドライブレコーダー」の購入も検討している場合は、ドライブレコーダー機能が搭載されたモデルを選ぶと別で購入する必要がなくなるのでおすすめです。

ドライブレコーダー機能を利用するメリットや役割については、以下の表をご確認ください。

役割
  • ・車両前方の映像を記録、確認できる
  • ・自動録画や手動録画、イベント録画などを利用して、映像を記録できる
メリット
  • ・ドライブレコーダーをカーナビから操作できる
  • ・カメラがコンパクトなタイプが多く、ドライバーの視界を妨げにくい
デメリット
  • ・ドライブレコーダー連動機能を備えたカーナビは少ない
  • ・単体機能のモデルと比較して、価格が高い傾向

バックカメラ対応

ポータブルナビのなかには、バックカメラ(リアカメラ)に対応しているモデルもあります。バックカメラ付きのポータブルナビでは、車体後方の様子も確認でき、駐車時のサポートまでできる点がメリットです。

なお、2024年5月以降の新車において、バックカメラの装着は必須です。バックカメラは配線が必要で取り付けに時間がかかるモデルもありますが、目視による死角を補い、後方確認不足による事故の防止にもつながるでしょう。

ポータブルナビのおすすめメーカー

ここでは、ポータブルナビのおすすめメーカーをご紹介します。今回取り上げるのは、「Panasonic」「KENWOOD」「DreamMaker」の3メーカーです。

Panasonic(パナソニック)

Panasonic(パナソニック)では、ポータブルナビブランドとして「Gorilla(ゴリラ)」を展開しています。「Gorilla」は先進的な機能を搭載したカーナビシリーズで、大画面のタッチパネルを採用しているので、直感的な操作が可能です。

また、モデルによっては地図更新サービスが無料で利用できる上、さらに高精度な測位システムを複数備えているため、道に迷うことなくドライブできるでしょう。

KENWOOD(ケンウッド)

KENWOOD(ケンウッド)では、ポータブルナビゲーション「ココデス」を取り扱っています。ココデスは使いやすさと高精度な地図情報を重視し、初心者でも操作しやすいことが特徴です。

また、次に曲がるポイントまでの距離をカウントダウンして表示する機能を搭載しているので、ストレスのないスムーズなドライブが実現します。さらに、助手席の同行者がナビを手にとってテレビ視聴ができる点もメリットです。

DreamMaker(ドリームメイカー)

DreamMaker(ドリームメイカー)では、使いやすさと機能性を重視したカーナビを展開しています。直感的に操作できるタッチパネルを搭載し、運転中でも必要な情報にアクセスできる点が特徴です。

また、モデルによっては大型通行禁止標識に対応するトラックモードも利用でき、車高や車幅、重量などの車両情報を設定すると、トラックが通行できるルートを案内する機能を備えている点も魅力です。

おすすめのポータブルナビ6選

ここでは、おすすめのポータブルナビ6選をご紹介していきます。各モデルの価格や特徴を説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

Panasonic(パナソニック)|CN-G1500VD

Panasonic(パナソニック)|CN-G1500VD

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通常価格(税込) 120,878円 ※2025年2月18日時点
ディスプレイサイズ 7インチ
地図の更新頻度・費用 最大3年間・0円 ※2025年2月18日時点

PanasonicのCN-G1500VDは、高精度なGPSナビゲーションを搭載したポータブルナビです。大画面のタッチパネルディスプレイを使用していることから視認性に優れているため、直感的な操作ができます。

また、交通情報をリアルタイムで取得し、最適なルートを提案するVICS WIDE機能も備えているので、安心してドライブを楽しめるでしょう。

Point

  • VICS WIDEに対応し、渋滞や事故情報をリアルタイムで取得し、最適なルートを提案
  • 7インチの高解像度ディスプレイを搭載し、視認性が高く操作もスムーズ
  • 明瞭な音声案内により、運転中でも正確な道路情報が聞き取りやすい

DreamMaker(ドリームメイカー)|PN0907A

DreamMaker(ドリームメイカー)|PN0907A

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通常価格(税込) 37,950円 ※2025年2月18日時点
ディスプレイサイズ 9インチ
地図の更新頻度・費用 対応なし

DreamMakerのPN0907Aは、先進的なナビゲーション機能を備えたポータブルナビです。9インチの大画面タッチパネルを備えていることから、視認性が高く直感的な操作ができます。

また、「交差点拡大案内」や「ハイウェイガイド」、「高速分岐点ガイド」が利用できるなど、使い勝手の良さも本製品の魅力です。

Point

  • 事故多発地点や一時停止など、注意すべきエリアを音声とアイコンで通知
  • 鮮明な9インチのタッチパネルを搭載し、視認性が高く操作がしやすい
  • 観光スポットや飲食店の情報を表示し、旅行をサポートする機能(※)が備わっている

(※)「るるぶ観光データ収録」によるもの

DreamMaker(ドリームメイカー)|PN0907AT

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通常価格(税込) 41,800円 ※2025年2月18日時点
ディスプレイサイズ 9インチ

DreamMakerのPN0907ATは、先にご紹介した「PN0907A」にトラックが通行できるルートを案内する「トラックモード」が搭載されたポータブルナビです。みちびきとグロナス対応の高精度なGPSナビゲーションを提供することで、リアルタイム交通情報を反映した正確なルート案内が特徴です。9インチの液晶画面を備えているため、鮮明な地図表示と直感的なタッチ操作により、使いやすいことがメリットです。

また、モニターを横だけではなく縦にも設置できるので、縦画面では先までの経路を広く見渡せます。

Point

  • トラックモードを搭載しているので、トラックが通行できるルートを案内
  • みちびきとグロナス対応で正確な位置情報を提供し、迅速かつ適切なルート案内を実現
  • 日本全国の詳細な地図を搭載し、観光地や飲食店情報も表示可能

KENWOOD(ケンウッド)|EZ-550

KENWOOD(ケンウッド)|EZ-550

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通常価格(税込) 19,800円 ※2025年2月18日時点
ディスプレイサイズ 5インチ

KENWOODのEZ-550は、操作がしやすいインターフェースを備えているポータブルナビです。メリハリのある見やすい地図やくっきりとした映像を再現し、ユーザーがスムーズにナビゲーションの操作を行えるように設計された「静電容量式パネル」が採用されているため、運転中も必要な情報を確認しやすいでしょう。

また、microSDメモリーカードに保存した音楽や動画、画像ファイルも再生できる上、助手席からコンテンツを楽しめる「助手席モード」も搭載されています。

Point

  • わかりやすく見やすいナビ案内を提供
  • 「静電容量式パネル」と呼ばれる、メリハリのある地図や映像が再現されるパネルを採用
  • スマートフォンのように、指先で地図を拡大したり、タッチして画面を切り替えたりするなど、操作がしやすい

MAXWIN(マックスウィン)|NV-A001I

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通常価格(税込) 13,800円 ※2025年2月18日時点
ディスプレイサイズ 7インチ
地図の更新頻度・費用 1年・0円(3年間無料) ※2025年2月18日時点

MAXWINのNV-A001Iは、高輝度液晶を採用しているため、昼間の明るい車内でもナビが見やすいポータブルナビです。本体にGPSが内蔵されている上、コンパクトのため設置スペースにも困りません。

さらに、年に1回、最新の地図データを無料で更新できる点も魅力のひとつです。3年間は無料で地図を更新できるため、コストを抑えて最新のデータを取得したい方におすすめします。

Point

  • 最新のGPS技術の搭載により、迅速で正確な位置情報を提供
  • 3D表示や詳細地図の選択ができるので、視覚的にわかりやすいナビゲーションをサポート
  • 地図拡大・縮小は、12段階で切り替えが可能

OVER TIME(オーバータイム)|OT-N707K

OVER TIME(オーバータイム)|OT-N707K

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通常価格(税込) 9,999円 ※2025年2月18日時点
ディスプレイサイズ 7インチ
地図の更新頻度・費用 1年・0円(2回まで) ※2025年2月18日時点

OVER TIMEのOT-N707Kは、見やすく使いやすい、7インチのディスプレイで設計されたポータブルナビです。ワンセグ放送を視聴できる機能があるので、移動中でもテレビ番組を楽しめます(※)

さらに、走行中に速度制限の警報が表示されるなど、安全な運転をアシストする機能も利用できます。

Point

  • 音声による案内で、運転中でも視線を大きく逸らさずにナビゲーション可能
  • 地図データは3年間更新が無料で、2回まで利用できる
  • ワンセグ視聴だけではなく、SDカードに保存した音楽や動画も楽しめる

(※)運転中のテレビ視聴には十分お気をつけください

ポータブルナビを選ぶときは、ディスプレイサイズや機能をチェック!

ポータブルナビは、取り付けがしやすい上さまざまな車種に対応しているため、初めてカーナビを導入するという方におすすめです。選ぶ際には、液晶サイズや地図更新サービス、位置精度などの機能を確認しましょう。

ポータブルナビでは、とくにPanasonicやKENWOOD、DreamMakerなど信頼性の高いメーカーの製品がおすすめです。本記事でご紹介した内容も参考に、ご自身の目的に合ったモデルを購入してみてください。