今回使用するドライブレコーダー:コムテック ZDR036

通常価格(税込) | 26,800円 ※2024年7月22日時点 |
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種類 | カメラ一体型 (カメラとレコーダーが一体型になったタイプ) |
画質 | WQHD370万画素 |
撮影範囲 | 前後2カメラ |
HDR/WDR | HDR対応 |
記録方式 | 常時録画・衝撃録画 |
駐車監視機能 | 有(オプション:HDROP-14が必要) |
GPS機能 | 有 |
スマートフォン連携機能 | 無 |
商品詳細 | 詳細をチェックする |
前後カメラ共に画質は「WQHD約370万画素」と、フルHDの約1.8倍の画素数を誇ります。従来のドライブレコーダーよりも、高精細な映像記録が可能です。
後方から接近する車両を検知し、アラームまたは音声で知らせてくれる「安全運転支援機能」を搭載しています。
他にも、先行車の発信を検出して知らせてくれる「先行車発信お知らせ機能」や、先行車への接近を検出して知らせてくれる「先行車接近お知らせ機能」などの5つの機能で、快適なドライブをサポートしてくれます。
Step1:事前準備

まずは、取り付け前の準備についてお伝えします。
今回用意したドライブレコーダー「コムテック ZDR036」は、取り付けが比較的簡単なシガーソケット電源のタイプです。
取り付ける車は、フィアット社の「パンダEasy(2014年モデル)」というイタリア車となります。
ちなみにシガーソケットについて、国産車と外国車はもちろん、普通車は12V、トラックは24Vなど、車種によって対応電圧が異なる点に注意が必要です。
ドライブレコーダーを購入する際は必ず、取り付ける車の「対応電圧」を確認しましょう。
付属品の確認

取り付けの作業に入る前に、まずはドライブレコーダーの箱から付属品を取り出し、すべて揃っているかを確認してください。
万が一足りない部品などがあれば、メーカーもしくは購入した店舗に連絡をとりましょう。
また、確認する際はすべての付属品を並べておくと、各パーツがどこにあるのか把握しやすくなり、後の作業がしやすくなります。
ドライブレコーダーの組み立て

続いて、ドライブレコーダー本体と取付ステーを合体させます。
その後、付属の脱脂クリーナーで取付ステーの底部を拭き、乾かしたら底部に両面テープを貼り付けます。
SDカードの挿入

本体の組み立てが終わったら、SDカードを挿入します。
挿入する際は、SDカードの「向き」に注意しましょう。向きを間違えると、故障の原因につながります。
Step2:初期設定&本体(液晶画面)の取り付け

事前準備が終わったら、次に本体の設定に取りかかりましょう。
まず、シガーソケットに付属のシガープラグコードを挿し込みます。
その後、液晶画面を見て電源が入ったことを確認したら、日時などの設定を行ってください。

GPS搭載機種の場合、GPS衛星を受信すると自動的に正しい日時が設定されます。しかし、いつ受信が行われるかわからないため、まずは手動での設定がおすすめです。

設定が終わったら、ドライブレコーダー本体を取り付けます。取り付ける位置は、運転者の視界を妨げない場所であればどこでも自由です。
ただし、取付ステー底部の両面テープは、落下防止のために粘着力が強力になっています。
一度付けたら取り外すことが難しいため、ドライブレコーダーの取り付け位置は慎重に決めましょう。
Step3:フロントカメラの取り付け

フロントカメラ(車の前方の映像を記録するカメラ)を取り付ける際はまず、取り付ける場所をシミュレーションすることが大切です。
実際にカメラをガラスに配置し、上下左右のバランスが良く、運転者の視界を妨げない位置を探してください。ダッシュボードに取り付ける場合も同様です。
また、フロントガラスへのカメラの取り付け位置には、国土交通省の定める保安基準により制限があります。位置のバランスだけでなく、このような「ルール」にも注意して取り付けましょう。

ドライブレコーダーを取り付ける場所が決まったら、ガラス面を付属のクリーナーで掃除します。
ガラス面が乾いたことを確認した後、慎重に取り付けましょう。

エアバッグの妨げになる場所は避けましょう。作動範囲内に取付けてしまうと、エアバッグが展開した際にカメラが飛ぶなどして危険です。
法令(※)に則り、フロントガラスの縦の全長の上部20%の範囲内に取り付けましょう。
(※)法令(道路運送車両の保安基準第29条(窓ガラス)、細目告示第195条)
ワイパーの拭き取り範囲内に収まるよう設置しましょう。
Step4:リアカメラの取り付け

リアカメラ(車の後方の映像を記録するカメラ)の場合も、フロントカメラと同様に、貼り付ける前に取り付ける場所をシミュレーションしましょう。
ガラスではなく、リアトレイなどに取り付ける場合も、運転者の視界を妨げないポイントを探してください。

取り付け場所が決まったらガラス面を付属のクリーナーで掃除し、ガラス面が乾いたことを確認した後、慎重に取り付けましょう。
また、フロントとリアともに両面テープの固定を安定させるため、貼り付け後24時間は引っ張ったり無理な力をかけたりしないようにしてください。
貼り付ける面が電熱線と重ならないように注意しましょう。
フロントカメラの場合と同様、ワイパーの拭き取り範囲内に収めるようにしましょう。
Step5:電源ケーブルの配線
いよいよ、最後の配線作業です。配線作業を行う前には必ずエンジンを停止し、シガープラグコードを抜くようにしましょう。
また、配線作業を行ううえで、次の写真のような「内張り剥がし」があると、配線を押し込む際に大変便利です。
内張り剥がし…車の内装やドアの内張りなどを外す際に使用するアイテム

また、100円ショップなどでも手に入る「ケーブルフック」は、配線をゆるめたり曲げたりすることなく、真っすぐ導くことができます。
本体の配線

続いて、ドライブレコーダー本体からシガーソケットまでのケーブルを配線していきます。本体側から出たケーブルを、ダッシュボードとドアの間に押し込んでいきましょう。

そのまま助手席の下まで這わせて、シガーソケットまで持っていけば完成です。

ケーブルが余った場合は、フロアマットの下やグローブボックスの中に収めると見た目もきれいになります。
また、ケーブルフックを要所要所で利用すれば上手くまとめることができるのでおすすめです。
フロントカメラの配線

次に、本体とフロントカメラをつなぐケーブルの配線です。フロントカメラ側のケーブルを、フロントガラスと天井の間に押し込んでいきます。

ここで、内張り剥がしを使うと作業がスムーズに進みますが、強く押しすぎてガラスや配線を傷つけないように注意してください。

本体同様に、余った配線はグローブボックスの中などに収納しましょう。
リアカメラの配線
続いて、本体とリアカメラをつなぐケーブルの配線です。本体側のケーブルから、天井と窓枠の間に配線を押し込んでリアカメラまで持っていきます。




リアカメラ側のケーブルについて、この車のように「跳ね上げ型のハッチバックドア」を開いて作業する場合は、ケーブルがピンと張りすぎないように注意しましょう。 ドアを閉じた時に、引っ張られずたわみすぎず、ちょうどいい加減を見極めてください。
これで、ドライブレコーダーの取り付けは完了となります。

まとめ:初心者の方は工程を1つずつ丁寧に確認して進めよう
今回のドライブレコーダーの取り付け作業を一言でまとめると、「本体とカメラの位置を決めて固定し、配線を隠してスッキリさせること」だけです。
しかし、これだけ簡単に取り付けができた理由は、シガーソケットから電源をとるタイプの製品ならではといえます。
「運転席や助手席の足元にあるヒューズボックスから電源をとるタイプ」もしくは「オーディオ裏から電源をとるタイプ」の製品は、作業がかなり複雑になり、難易度が一気に上がります。
自分でドライブレコーダーを取り付ける場合は、今回のように「シガーソケットから電源をとるタイプ」の中から、製品を選ぶのがおすすめです。
最後に、無事に取り付けが終わったらカメラの位置を調整し、本体の細かな設定を行います。また、ドライブレコーダーがちゃんと作動するか確認することも忘れないようにしましょう。
自分で取り付けたドライブレコーダーとともに、安心安全な車生活を過ごしてくださいね。