もう迷わない!はじめてのドライブレコーダーの選び方【保存版】

もう迷わない!はじめてのドライブレコーダーの選び方【保存版】
車のある生活には、事故、あおり運転、当て逃げ、いたずら、車上荒らしなど、さまざまな危険が潜んでいます。
このようなトラブルに見舞われた際に役立つのがドライブレコーダーです。いまやドライブレコーダーは、車に乗るうえで必須アイテムのひとつとなります。
とはいえ、多くのメーカーがさまざまな種類の製品をリリースしているため、何を選べばいいのか迷ってしまう方もいるかもしれません。
そこで今回は、初めてドライブレコーダーを購入する人に向けて、基礎知識や重視する機能、おすすめ製品を紹介します。ドライブレコーダー選びに必要な情報をインプットし、自分にあった製品を選びましょう。

ドライブレコーダーを選ぶ際に知っておきたいポイント5つ

ドライブレコーダーを選ぶ際に知っておきたいポイント5つ

ドライブレコーダーを選ぶ際は、次で紹介する5つのポイントをしっかりと理解したうえで、好みや使いやすさ、予算と相談することが大切です。

  • 種類
  • 画質
  • 撮影範囲
  • 逆光補正機能(HDR/WDR)
  • 記録方式

それぞれ、詳しく紹介していきます。

ポイント1 種類

まずは、ドライブレコーダーの種類を知ることから始めましょう。ドライブレコーダーは、大きく分けて「カメラ一体型」「カメラ分離型」「ルームミラー型」の3つのタイプがあります。

なお、ルームミラー型の中にも「一体型」と「分離型」があり、それぞれの特徴は次の通りです。

ドライブレコーダーの種類 イメージ 特徴 メリット デメリット
カメラ一体型 カメラ一体型 カメラとレコーダーが一体になったタイプ
  • ・映像をその場で確認できる
  • ・設置しやすい
  • ・比較的安価
  • ・サイズが大きい
  • ・設置場所が限られる
カメラ分離型 カメラ分離型 カメラ、モニター、レコーダーがそれぞれ分かれているタイプ
  • ・視界を妨げにくい
  • ・配線が増えやすい
ルームミラー型
(一体型)
ルームミラー型(一体型)
  • ・ルームミラーとドライブレコーダーが一体になったタイプ
  • ・フロントカメラとモニターが一体になっている
  • ・視界を妨げにくい
  • ・設置が簡単
  • ・カメラの向きを変えると、ルームミラーの角度が変わる
ルームミラー型
(分離型)
ルームミラー型(分離型)
  • ・ルームミラーとドライブレコーダーが一体になったタイプ
  • ・フロントカメラとモニターが分かれている
  • ・ルームミラーの角度もカメラの向きも自由に変えられる
  • ・配線が増えやすい

それぞれのメリット・デメリットを見て、自分に合うものを選択しましょう。

カメラ一体型

カメラ一体型は、カメラとレコーダーが一体になったタイプです。背面にモニターのあるものが多く、映像をその場で確認できます。

また、配線がすっきりしているため設置がしやすく、比較的安価であることも魅力です。

ただし、機能が一体化していることでサイズがかさばり、設置する場所が限定されるデメリットがあります。

<カメラ一体型のドライブレコーダーの例>

カメラ分離型

カメラ分離型は、カメラ、モニター、レコーダーがそれぞれ分かれているタイプのドライブレコーダーです。カメラが独立しているため、フロントガラスに装着した際、視界を妨げにくいことが特徴。

一方、カメラとレコーダーをつなぐ必要があるため、配線が多くなりやすいデメリットがあります。

<カメラ分離型ドライブレコーダーの例>

ルームミラー型

ルームミラー型は、ルームミラーとドライブレコーダーが一体になったタイプです。そのなかでも、「フロントカメラとモニターが一緒になっている一体型」と、「フロントカメラとモニターが分かれている分離型」があります。

一体型は、フロントカメラがミラー部分の背面に付いているため、視界の妨げを防ぐことができ、設置方法も簡単です。ただし、カメラの向きを変えると、ルームミラーの角度が変わってしまうデメリットもあります。

<ルームミラー型:フロントカメラ+モニターの一体型>

分離型はフロントカメラが独立しており、ルームミラーの角度もカメラの向きも自由に変えることが可能です。一方で、独立している分配線が増えることにより、設定や設置方法が少し複雑になるデメリットがあります。

<ルームミラー型:フロントカメラとモニターの分離型>

ポイント2 画質

画質は、記録される映像の鮮明さを表すものであり、ドライブレコーダーを選ぶうえで大切です。

ドライブレコーダーの画質は「解像度」と「画素数」で決まり、出力できる映像の細かさの限界値が「解像度」、入力できる映像の細かさの限界値が「画素数」となります。

事故の際に、相手のナンバープレートが読み取れるレベルを求める場合は、フルHD(解像度)・200万画素(画素数)が目安です。

ポイント3 撮影範囲

撮影範囲とは、ドライブレコーダーが録画できる範囲のこと。「フロント(前方)のみ」「フロント(前方)とリア(後方)」「360度」の、3つのタイプがあります。

死角が多い「フロントのみ」のタイプよりも、後方からの追突やあおり運転にも対応した「フロントとリア」タイプがおすすめです。より安心感を求めるのであれば、車の周りをほぼ完全にカバーできる「360度」タイプを選びましょう。

ポイント4 逆光補正機能(HDR/WDR)

逆光補正機能(HDR/WDR)とは、白とびや黒つぶれすることなく、逆光時や夜間映像もキレイに録画できる機能のこと。

白飛びしにくい「HDR(ハイダイナミックレンジ)」機能、もしくは明るい場所や暗い場所でも鮮明に記録できる「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」機能を備えた製品であれば、逆光時やトンネルなどの暗所でも安心です。

ポイント5 記録方式

ドライブレコーダーの記録方式は、主に「常時録画」タイプと「衝撃録画(Gセンサー録画)」の2つタイプに分けられます。

「常時録画」はエンジンをかけてから、止めるまで録画し続けるタイプのこと。撮影漏れが少ないことが特徴で、古いデータは上書きされていきます。

一方、「衝撃録画(Gセンサー録画)」は衝撃や急加速、急ブレーキなどを感知した際に、その前後の様子を録画するタイプです。

防犯カメラのように常に録画をしておきたいと思う方には、「常時録画」タイプをおすすめします。

搭載されていたら安心!おすすめのドライブレコーダー機能3選

搭載されていたら安心!おすすめのドライブレコーダー機能3選

これまで紹介した5つのポイントは、ドライブレコーダー選びの基本のキ。

ここからは、車生活をより安心・安全に楽しみたい方におすすめの3つの機能を紹介します。

  • 駐車監視機能
  • GPS機能
  • スマートフォン連携機能

3つの機能は、ドライブレコーダーを選ぶときにチェックしておきたい内容です。それぞれ、詳しく見ていきましょう。

駐車監視機能

駐車監視機能は、エンジンを切って駐車している間も、車の周りを録画してくれる機能です。

大型駐車場での当て逃げや車上荒らし、いたずらなどを監視し、被害にあった場合には有力な証拠として活用できます。

GPS機能

GPS機能は、人工衛星から発信される電波を受信する機能。スマートフォンにも採用されている機能であり、車のあらゆるデータを正確に記録してくれます。

撮影された位置情報や日時情報、速度情報が自動的に記録されるため、手動による設定の手間が発生しません。

スマートフォン連携機能

Wi-Fi(無線LAN)を搭載した製品であれば、ドライブレコーダーで撮影した映像をスマートフォンやタブレットへ送ることができます。

このような「スマートフォン連携機能」をドライブレコーダーに搭載していれば、もし事故があった際に、わざわざ車内に戻って映像を確認する必要がありません。

さらに、スマートフォンやタブレットの大きい画面で事故状況を把握できるため、当事者同士の話し合いも、よりスムーズに進められる可能性があります。

初心者におすすめドライブレコーダー5選

初心者におすすめのドライブレコーダー

ドライブレコーダーに搭載しておきたい機能として、「駐車監視機能」「GPS機能」「スマートフォン連携機能」の3つを紹介しましたが、これらの性能すべてを兼ね備えた製品となると、どうしても価格は高くなってしまいます。

できれば、必要条件を満たし、懐にもやさしい範囲で製品を選びたいところです。

そこで今回は、3つの機能はもちろん、高コスパで信頼性も兼ね備えた、5つのおすすめ製品を紹介します。

COMTEC(コムテック)|ZDR035

COMTEC(コムテック)|ZDR035

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通常価格(税込) 25,970円 ※2024年7月22日時点
種類 カメラ一体型
画質 200万画素 フルHD
撮影範囲 前後2カメラ
HDR/WDR HDR・WDR対応
記録方式 常時録画・衝撃録画
駐車監視機能 有(オプション:HDROP-14が必要)
GPS機能
スマートフォン連携機能

COMTECのZDR035は、200万画素 フルHD、前後2カメラの一体型ドライブレコーダーです。2つのカメラで、前後の映像をしっかり記録します。

逆光補正機能(HDR/WDR)や駐車監視機能など、搭載しておきたい基本的な性能・機能を備えています。また、記録方式は常時録画・衝撃録画の選択が可能です。

スマートフォン連携機能はないものの、一体型であるため、配線がすっきりしやすいメリットがあります。さらに、シガーソケットタイプで、初心者でも簡単に取り付けることが可能です。

Point

  • 前後2カメラのカメラ一体型で、前後の映像をしっかり記録
  • 200万画素・フルHD、逆光補正機能(HDR/WDR)で映像を鮮明に記録可能
  • シガーソケットタイプで初心者でも簡単に取り付けできる

COMTEC(コムテック)|ZDR058

COMTEC(コムテック)|ZDR058

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通常価格(税込) 26,625円 ※2024年7月22日時点
種類 カメラ分離型
画質 200万画素フルHD
撮影範囲 前後2カメラ
HDR/WDR HDR・WDR対応(リアカメラはHDRのみ)
記録方式 常時録画・衝撃録画
駐車監視機能
GPS機能
スマートフォン連携機能

COMTECのZDR058は、200万画素 フルHD、前後2カメラタイプのドライブレコーダーです。4G LTE通信機能搭載で、走行中や駐車中の画像・映像がクラウドに自動保存。記録した映像は、スマートフォンで確認が可能です。

また、エンジンのON・OFFがスマートフォンへ通知される「みまもり通知機能」も搭載されています。

Point

  • 前後2カメラのカメラ分離型で、200万画素・フルHDの高画質
  • 記録した映像はクラウドに自動保存され、スマートフォンで確認可能
  • 「みまもり通知機能」でエンジンのON・OFFがスマートフォンへ通知される

Panasonic(パナソニック)|CA-DR03HTD

Panasonic(パナソニック)|CA-DR03HTD

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通常価格(税込) 36,850円 ※2024年7月22日時点
種類 カメラ分離型
画質 200万画素フルHD
撮影範囲 前後2カメラ
HDR/WDR HDR対応
記録方式 常時録画*イベント録画モード有
駐車監視機能 有(駐車録画モード)
GPS機能
スマートフォン連携機能

PanasonicのCA-DR03HTDは、対応したストラーダ(カーナビゲーション)とHD-TVIで接続することで、録画した映像の再生はもちろん、画面の切り替えやファイル操作などを、ナビの大画面で行うことが可能です。

さらに、後方の危険運転なども、大画面でリアルタイムに確認できます。

Point

  • 前後2カメラのカメラ分離型で、200万画素・フルHDの高画質
  • 対応したカーナビとの連携で、映像を大画面で再生するなどが可能
  • 駐車監視機能、GPS機能などが充実

ALPINE(アルパイン)|DVR-C320R

ALPINE(アルパイン)|DVR-C320R

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通常価格(税込) 35,757円 ※2024年7月22日時点
種類 カメラ分離型
画質 200万画素フルHD
撮影範囲 前後2カメラ
HDR/WDR HDR・WDR対応
記録方式 常時録画・衝撃録画
駐車監視機能 有(コマ録り)
GPS機能
スマートフォン連携機能

ALPINEのDVR-C320Rは、フロント(前方)・リア(後方)ともに、フルHDの解像度による高画質な録画が特徴的です。周囲を広く映す広視野角カメラを搭載しているため、車両の周囲を広範囲で録画できます。

また、アルパインディスプレイオーディオ(Zシリーズ)(カーナビゲーション)との連携も可能です。

Point

  • 前後2カメラのカメラ分離型で、200万画素・フルHDの高画質
  • 「高視野角カメラ」で車両の周囲を広範囲で録画できる
  • 「駐車監視機能」「GPS機能」のほか、「スマートフォン連携機能」も搭載

Yupiteru(ユピテル)|Y-401DI

Yupiteru(ユピテル)|Y-401DI

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通常価格(税込) 32,800円 ※2024年7月22日時点
種類 カメラ分離型
画質 200万画素フルHD
撮影範囲 前後2カメラ
HDR/WDR HDR対応
記録方式 常時録画・衝撃録画
駐車監視機能 有(タイムプラスモード中のみ)
GPS機能
スマートフォン連携機能

YupiteruのY-401DIは、フロントとリアに超高感度センサー「STARVIS」を搭載しています。昼間はもちろん、夜間も鮮明に映像記録を残すことができるので安心です。

また専用のモバイルアプリをダウンロードすることで、無線LAN接続できます。記録映像の確認はもちろん、マップ表示や速度表示など、さまざまな情報を同時に確認することが可能です。

Point

  • 前後2カメラのカメラ分離型で、200万画素フルHDの高画質
  • 超高感度センサー「STARVIS」搭載で、夜間の映像も鮮明に記録
  • 「駐車監視機能」「GPS機能」「スマートフォン連携機能」を搭載しており、無線LAN接続も可能

ドライブレコーダーで安心安全なカーライフを!

ドライブレコーダーで安心安全なカーライフを!

ドライブレコーダーは、楽しい車生活を送るために、安心・安全に向けた対策を行ううえで、必要不可欠のアイテムです。

最近では、走行中はもちろん、駐車している間の監視機能やスマートフォン連携型など、より便利な製品が続々と登場しています。しかし、それらすべての機能が必要なわけではありません。

基本的な機能を理解し、毎日の車生活や駐車環境などにあわせて、自分や愛車にピッタリのドライブレコーダーを見つけてください。

なお、ドライブレコーダーの種類によっては、設置方法が複雑な製品もあります。配線などの調整に自信のない方は、業者へ取り付け依頼する選択肢も検討しておきましょう。