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KonMari’s Columns

2020.07.30
Volume.9
「ときめくモノ」との出合いかた

こんまりメソッドの片づけの基本は、「ときめくモノを選ぶこと」です。

持ちモノ一つひとつを手にとって「私、今ときめいてる?」と自分に問いかける。
その答えがイエスであれば手元に残し、そうでないモノは手放します。

これは、ただ単に残すか捨てるかを仕分ける作業ではなく、
モノを通して、これまで送ってきた人生とこれから過ごす未来に向き合うことでもあります。
だからこそ片づけの過程では、
顔から火が出るほど恥ずかしい過去を掘り起こすことになったり、
「結局1度しか着なかったなあ…」と服に申し訳なく肩を落としたり、
はたまた「一目惚れだったけれど今も好き。一生そばに置いておく!」と、モノとの関係をより深めたりと、さまざまな感情に向き合うことになるはず。
こうして一つひとつのモノに思いを抱くのだから、「短期間で、お祭りのように片づけを終わらせてくださいね」とは言ったものの、一筋縄ではいかないことは申し添えておきます。

けれど、もしたった一度だけ諦めずに片づけをし終えて、本当にときめくモノだけに囲まれた部屋を見渡したとき、きっと決意するのではないでしょうか。
「もう、“なんとなく”モノを持つことは、やめよう」と。
片づけを進める中で、あまりにたくさんの「なんとなく持っているモノ」に囲まれて生きていたことに気づいたはずだから。

だから片づけを終えたあとには、「モノの買い方」も大きく変わります。

適当なモノは買えなくなり、選ぶときから慎重になる。
デザイン、使い勝手、これからの人生に寄り添ってくれるか、片づけたあとの部屋にフィットするか、そして心からときめいているか。吟味に吟味を重ねて選ぶようになります。

そして、買いモノの助けになるように私自身がしているのは、
「理想のときめくモノリスト」を作っておくことです。

やり方は簡単で、思いついたときに手帳にメモしたり、スマホのメモ機能に追加していくだけ。
すぐに買えるモノか、一点モノのようなスペシャルなモノか、優先順位も明確になるので、
いざお店でときめくモノに出合ったときに、欲しかったモノを迷わず選べるようになるのです。
それに、片づけを終えた部屋に似合うモノを考えるだけで、ワクワクしませんか?
私はこのメモを見ながら、いつか出合える理想のモノたちを想像して、ニンマリしています。

運命のモノとの出合いは1年後かもしれないし、10年後かもしれない。
出合ってから実際におうちに迎え入れるまでにも、さらに時間がかかるかもしれない。
でもその時間さえ、自分のときめきの判断力を磨く大切な時間だと、私は考えています。
(じっさい私も、モノを迎え入れるまでに数ヶ月以上かかることもしょっちゅう)

自分のときめく感覚に導かれて、こだわってモノを選ぶことができる。
それってとても素敵なことですよね。

そうして出合えたモノこそ、長く大切にできる「愛用品」へと育っていきます。

未来の「愛用品」に出合うためにも、
まずは片づけを通して持ちモノに向き合い、モノとの関係を見直してみましょう。
それを経てようやく、迎え入れるモノに迷いがなくなり、理想の暮らしへと向かっていけるのです。


近藤麻理恵

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