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KonMari’s Columns

2020.07.30
Volume.8
「片づけ祭り」を楽しむ

「片づけは『お祭り』です。」
この言葉を初めて聞く方は、きょとんとされていることと思います(笑)。
私の本を読んでくださっている方にとっては、おなじみの言葉でしょうか。

片づけというと、”毎日ちょっとずつするもの””永遠に続くもの”だと思っている方もいるかもしれませんが、それは誤解です。
片づけには2種類あると私は考えています。それは「日常の片づけ」と、「祭りの片づけ」。

前者「日常の片づけ」は、モノを使ったら元の場所に戻すこと。これは一生ついてまわりますよね。
おそらく片づけというとこの「日常の片づけ」をイメージされる方がほとんどだと思います。
けれど、私がこのコラムでお伝えしてきたのは、後者「祭りの片づけ」のほうです。

なぜ「片づけ祭り」と呼んでいるかというと、私がお伝えしている片づけ法は、ある程度短期間に、集中して、最後までやり切ってみることが大切だからです。

「祭りの片づけ」で目指すのは、「片づけの習慣を少しずつ身につける」のではなく、「一度でいいので”片づけが終わった状態”を体感することで、劇的な意識の変化をもたらすこと」。
今持っている全てのモノに対して、ときめくかどうかを問いかけ、選びきる。
その経験をすることで、「自分でも片づけってできるんだ」「もう2度と元の状態には戻りたくない」と強く思うことです。

そういう意味で、片づけは人生を丸ごと変えるかもしれない、一大プロジェクト。
だから一生に一度でいいので、片づけをしようと思い立ったら、期限を決めて期限内にやり切る気持ちで進めてほしいのです。

「片づけ祭り」を盛り上げるのは、この5つのプロセスです。

1.「理想の暮らし」を考える
片づけたあとにどんな暮らしをしたいのか、じっくり思い浮かべてみましょう。具体的な方法は、ぜひ前の章を参考にしてくださいね。

2. 触ったときに「ときめくモノ」を選ぶ
一つひとつを手にとって、ときめいたモノを残し、ときめかないモノは手放します。手放すものには感謝をするのもお忘れなく。

3.「モノ別」で片づける
収納場所が分散しているモノを一か所に集めて選別し、「モノ別」に片づけを進めましょう。今日はキッチン、明日はリビング、など「場所別」で片づけるのはリバウンドの元です。

4. 「衣類→本類→書類→小物類→思い出品」の順番で片づける
実はこれ、手放す難易度が易しい順。カテゴリーがはっきりしているので、残すか手放すかの判断がしやすく、整理がラクだからです。片づけの順番を守るだけで、そのスピードも格段に速くなります。

5. モノの定位置を決める
すべてのモノに向き合い、残すモノを決めたあとにするのは、定位置を決めること。リバウンドを防ぐ大切なポイントですし、モノたちをねぎらい、休まる場所を作ってあげる意味もあります。

この原則さえ押さえれば、あとは自分のときめく感覚にしたがっていくのみです。
それはまるで大好きなお店の陳列棚から、とっておきのモノを選ぶように。
「片づけ祭り」は、楽しんだもん勝ちです。

片づけ祭りをやり遂げたあとの景色は大きく変化していて、部屋の中はときめくモノだらけ。思い描いていた理想の暮らしにたしかに近づいています。
だから、1日でも早く片づけを終わらせましょう。未来の1日でも多くの日が、ときめくモノに囲まれた人生にするために。

最後に。
実はもうひとつ、私が片づけを「お祭り」と呼ぶ由縁があります。
片づけは、家を出ていくモノたちの門出を祝うお祭りだとも思っているのです。
きちんと「ありがとう」を伝え、労い、送り出してあげる日。
私が片づけのときにジャージやデニム姿ではなく、ワンピースやジャケット姿でのぞむのは、そんな理由もあるのです。
みなさんもぜひ、そんな日にふさわしい自分がときめく服を着て、片づけを始めてみましょう。

ここまでのコラムを読んで、片づけ祭りをさっそく始めたり、モノと向き合うきっかけに繋がっていたら嬉しいです。
次回は、片づけを終えたあとのモノとの付き合いかたについてお話しします。


近藤麻理恵

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