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KonMari’s Columns

2020.07.16
Volume.2
「残したモノ」を大切にする方法

ゴミ袋、何十個分にもなる量のモノを手放した。

でもどうか、モノを粗末にしてしまったな…と自分を責めすぎないでほしいのです。

ご縁があってあなたの元にやってきたモノたちには、一つ一つに違う役割があります。
もちろん、全てのモノがキッチリ使い切られてお役目を終えるのが理想ではありますが、現実的にはなかなか難しいのも事実。
だからこそ大事なのは、モノが果たしてくれた役割に向き合い、手放すときは感謝をすること。

たとえば、買ったときはときめいていても結局ほとんど袖を通さなかったワンピースには、
「買ったときのときめきをありがとう」「私に似合わないタイプの服を教えてくれてありがとう」と感謝をしてから手放します。

どうしても読みきれなくて、今持ってもときめきを感じない本があるなら「ここまでで必要な情報を与えてくれてありがとう」と感謝を。その本は「途中まで読む」ということがあなたにとってのお役目だったのです。

モノを手放すときに学んだことと湧いた感情をしっかりと味わうことで、今後新たなものを迎え入れるときには、本当にときめくものだけを選べるようになります。
そうして最終的に手元に残したモノこそ、あなたがこれから大切にするべきモノ。
本当に大切にしたいモノを大切にするために、役割を終えたモノを手放すのです。

こんまりメソッドの片づけには、残した大切なモノたちに、必ずやるべきことがあります。
それは、どんなに小さなモノでも一つ残らず「モノの定位置を決めること」。
住所不定のモノをゼロにすることは、片づけのリバウンドを防ぐための大事なポイントでもありますし、同時に、モノをねぎらうことでもあるのです。

ちなみに私は外から帰ったら、モノを定位置を戻すときに「ありがとう」のお礼を伝える儀式を日課としています。
腕時計をドレッサーに戻しながら「今日もありがとう」。
ジャケットをハンガーにかけながら「いい仕事したね」。
バッグをクローゼットに戻しながら「お疲れ様」。

もちろん、疲れた時は無言でササッと済ませてしまうこともありますが、こんな風に”折に触れてモノをねぎらう”という心がけだけは忘れないようにしたいのです。

モノは毎日、持ち主を支えるために役割をまっとうしています。
1日頑張ったあとは、私たちが自分の家に帰ってホッとするように、モノだって、いつもの場所に帰ると安心するのです。ちゃんと定位置があって、そこに毎日戻してもらえるモノたちは、輝きが違う。
汚れや小さな傷にも気づけるので、放っておかずに済むのです。

人はそんなに多くのモノを大切にはできません。
私だってみなさんと同じです。だから、自分にとって本当に大切なモノだけをせめて大切にするために、片づけにこだわって生きてきました。

でも、片づけ自体が人生の目的ではありません。
あなたが本当に向き合いたいことへ向かっていくための手段の一つです。
片づけに悩まされる日々を終わらせて、「あなたが本当にときめくこと」に時間と情熱を注いでください。「片づけの先にあるときめく暮らし」は、自分の未来を大切にすることでもあるのです。

【vol.3】では、改めて「ときめくこと」についてお話します。
今じっくりモノと向き合うことで、未来の暮らしは大きく変わっていきます。


近藤麻理恵

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片づけの先にある ときめく暮らし

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