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KonMari’s Columns

2020.07.21
Volume.1
ミニマリストにならなくていい
~選ぶべきは「捨てるモノ」ではなく「残すモノ」~

「こんまりさんって“断捨離の人”でしょ?」と、言われることがあります。
今これを読んでくださっている方の中にも、「えっ、違うの?」と思う方がいるかもしれません。
たしかに私の片づけ方法は、たくさんのモノを手放します。
けれど、ただやみくもに捨てるわけではないのです。目指すのは、ミニマリストではありません。

15歳のころの私は、まさに「捨てるマシーン」でした。

5歳の頃から始まった片づけへの興味がますます強まっていた当時の私の日課は「捨てるモノ探し」。
学校から帰ると、制服のままゴミ袋を片手に、「捨てられるモノ」や「使っていないモノ」を探しては、邪魔者のようにゴミ袋へ放り込む日々を送っていました。

でもある日、雑然とした自分の部屋を見て、「もう片づけしたくない…」と思ってしまったのです。毎日何かしらを捨ててすっきりしているはずなのに、居心地は最悪のマイルーム…。
「こんなに頑張っているのになんで片づけられないんだろう?」
考え抜いた末にようやく、「選ぶべきは、“捨てるモノ”ではなく“残すモノ”だ」と気づきました。これまで邪魔者を攻撃してばかりで、本当に大切にするべき“残すモノ”に目を向けていなかったのです。

そのことに気づいて、もう一度部屋をぐるりと見渡したら、なんだか全てのモノがキラキラ輝いて見えたんです。
「そうか、今おうちにあるモノは、これから幸せな暮らしを一緒に作っていく仲間なんだ」、
ということが感覚でバシッとわかった瞬間でした。

こうした経験を経て、私が片づけで“モノを選ぶ基準”について出した結論は、
「触ったときに、ときめくか」。

モノを一つひとつ手にとり、ときめくモノは残し、ときめかないモノを手放す。

この一見あいまいな基準も、触れてみることでたしかにその判断ができるようになります。
だって片づけをする目的は「自分が幸せになるため」のはず。

だからこれからもずっと寄り添うかもしれないモノに対して、「持っていて幸せ?ときめいてる?」と自分に問いかけるのは、とても自然なことです。

何を残すか決めるのは、これからどう生きていくか考えるのと同じ。
つまり片づけをすると、人生で何が必要で何がいらないか、何をやるべきで何をやめるべきかがはっきりと見えてくるのです。こうして人生は変化していきます。

勇気は必要だけれど、覚悟をもって、選びきってください。

ときめくモノをきちんと残すことができて初めて、ときめく暮らしを手に入れることができます。

そうして、自分がときめきを感じて残したモノは、誰がなんと言おうと堂々ととっておく。
今持っているモノ、目の前にあるモノを大切にしていくことで、さらにかけがえのないモノへと変えていくことができます。モノを大切にすることは、自分を大切にすることです。

では、“モノを大切にする”とは具体的にどうすればいいのでしょう。

【vol.2】では、それをお話ししようと思います。


近藤麻理恵

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片づけの先にある ときめく暮らし

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