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「早寝早起き朝ごはん」で子どもが授業に集中できる!(2014/12/17)

成長期の子どもたちが健やかに育つためには、早寝早起きをし、朝ごはんをしっかり食べるという、基本的な生活習慣を身につけることが大切と言われています。また、こうした基本的な生活習慣の乱れが、学習意欲の低下や気力の減退につながると指摘されています。

早寝早起きが成長期の子どもに大切な理由は以下の通りです。

早寝・早起きが必要な理由

1. 成長に必要なホルモンは夜寝ている時にたくさん分泌されます

人間は、生後4ヵ月くらいから夜寝ている時に集中的に成長ホルモンが分泌されるようになります。
4~6歳ごろからは、寝入ってすぐ、深い睡眠に入っている時に成長ホルモンが多く分泌されます。
この分泌が充分でないと、脳や体の成長に影響が出ると言われています。

2. 体温リズムの乱れが昼間の活動に影響します

体温は明け方に低くなり目覚めると上昇して、脳や体を目覚めさせ、活発に動くためのリズムを作ります。
睡眠が乱れるとこの体温のリズムも乱れ、午前中に疲れやすくなったり、集中できなくなったりすると言われています。

3. 人間は朝の光を浴びて体内時計をリセットします

人間の脳には「視交叉上核(しこうさじょうかく)」という部分にいわゆる「体内時計」があり、朝の光を浴びることでこれを地球時間に合わせています。
明るいところで遅くまで起きていたり、朝の光をしっかり浴びていないと、体内時計のリズムをしっかり刻むことができません。
また朝の光には、心を穏やかに保つ神経伝達物質「セロトニン」の動きを高める効果があります。

朝ごはんを食べないと体も頭も働かない

朝起きるのが遅いと、時間に余裕がなく朝ごはんを食べずに学校に行ってしまうこともあるでしょう。
朝ごはんを食べると体の中で熱が作られ体温が上がります。
一方、朝ごはんを食べないと、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足し、集中力や記憶力が上がらない原因になります。

文部科学省は、家庭における食事や睡眠などの乱れを社会全体の問題としてとらえ、「早寝早起き朝ごはん」全国協議会を設立しています。
これを契機に、国は多くの地域や学校とともに、子どもの基本的生活習慣の確立や生活リズムの向上につながる運動を積極的に展開しています。

「早寝早起き朝ごはん」の効果を実証した小学校

東京都品川区のとある小学校では、早寝・早起き・朝ごはん、3週間比較調査を行い、7時20分までに登校し、学校で全員が朝食を食べる条件を整えたクラスと、日常通りの生活をするクラスとの違いを検証しました。

条件を整えたクラスでは、体温の上昇や歯肉の状態が健康的になるといった身体的変化が起こりました。
「早寝早起き朝ごはん」には、身体の状態を整える効果があるといえるでしょう。

子どもの毎日の生活を充実させ、授業への集中力が増す「早寝早起き朝ごはん」。
まずは家庭で子どもに習慣づけさせたいものです。


参考
「早寝早起き朝ごはん」国民運動の推進について:文部科学省
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/asagohan/
乳幼児期からの 子供教育支援プロジェクト
一日のスタートは朝ごはんから -朝ごはんが大切なわけ-
http://www.nyuyoji-kyoiku-tokyo.jp/food_start.html
生活リズム向上のための取組み事例集
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/katei/08060902/007.pdf

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