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衛星放送を観よう!こんなにすごいコンテンツ(2015/01/23)

衛星放送、観ていますか？　録画していた海外ドラマや話題の映画を観るのも立派なレジャーです。地上波では決して入手できない優れたコンテンツを数多く持つ衛星放送の魅力を紹介します。

衛星放送って何？

そもそも衛星放送と、無料の地上波デジタル放送はどう違うのでしょうか。

地上波デジタルとは、各放送局が電波を出し、地上のデジタル方式の無線局を経由して観る無料放送です。
かわって衛星放送は、人工衛星を使って各家庭の受信アンテナを経由して観る有料放送です。

衛星放送の目的

当初の目的は、地方の「TV難視聴地域」の解消でした。
しかし、衛星放送は、電波塔を建てる必要がなく、災害に強く、その上、大容量情報伝達能力を持つことから、しだいに地上波では放送できない専門性の高い番組を提供するようになったのです。

衛星放送の種類

BS放送（Broadcasting Satellite放送衛星の略）
CS放送（Communications Satellite通信衛星の略）

元々、BSは放送専用、CSは通信専用として打ち上げられましたが、1992年CSでもテレビ放送が可能になり、今でははっきりとした区別はありません。
一応、CSは専門チャンネル、BSは、総合編成チャンネルという区分けがありましたが、それも2011年、専門チャンネルを持つ新BS放送が始まった為、BSとCSの区別は人工衛星の違いだけになりました。

代表的な衛星放送

BS放送＝NHK-BS　BS民放　WOWOWなど

CS放送＝スカパー（最多チャンネル放送局）時代劇、アニメ、音楽、スポーツなど各専門チャンネル

BS、CSを含む衛星放送のチャンネル数は300以上にも及び、さらに拡大しています。

どうして衛星放送なの？

近年、地上波番組の質の低下が指摘されていますが、なぜなのでしょうか？
番組の質の低下の主な原因として、以下の理由が考えられます。

1． 2008年のリーマンショックによる景気悪化

2． 2011年東日本大震災による景気悪化

3． 2011年地上デジタル放送開始

NHKを除く地上波放送のメリットは、無料で視聴できることです。
これは企業による広告収入を主な財源にしているからですが、デメリットは景気に左右されやすいことです。
2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災などでCM収入は激減しました。

しかし、最大の理由は、「地上デジタル放送の開始」です。
デジタル無線方式にするには、伝送路と局内設備の大幅な設備投資が必要でした。
2011年7月発行の赤旗によると、全民放127社でその費用は総額1兆440億円に及ぶとされています。
その為、放送局は、人件費、制作費を抑えるようになり、結果的に「TVが面白くない」という事態に陥っているわけです。

衛星放送が優れている理由は？

低迷する地上波に代って元気なのが衛星放送です。BS、CS共に加入者が視聴料として毎月一定額を支払う有料放送ですから、基本的に景気に左右されることも、スポンサーの意向に左右されることありません。
その結果、質の維持が保たれるのです。

衛星放送の目的は、地上波ではできない番組を提供することです。
コンテンツは、1．世界的イベントの放送　2．専門的多チャンネル　3．質の高いオリジナル番組に分けられます。

魅力的なコンテンツ

衛星放送は、グラミー賞やロードバイク全試合完全生中継など世界的なイベントの放送、好きなジャンルをとことん極める専門チャンネル、オリジナル番組の制作など、地上波では決して得られない魅力的なコンテンツが満載です。
専門的知識を深めたい方、世界のトレンドを知りたい方、斬新な番組を視聴したい方にとって衛星放送はもう欠かせない存在なのです。「もう衛星放送なしでは生きられない」、そんな声が聞こえてきそうです。

参考
衛星放送のしくみ
http://www.eiseihoso.org/guide/howto.html
視聴者の満足度を最優先、システム刷新で個客に対応
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130822/499587/
放送局の地デジ化巨額投資　制作費や人件費を圧迫　ツケは質の低下で視聴者に
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-07-17/2011071714_01_1.html
第二回衛星放送協会オリジナル番組アワード
http://eiseihoso.org/award/2012/index.html